看護師として自分が今の病院に合っているのか、もっと他に自分に合っている所があるのではないかと感じる事は多々あるでしょう。

しかし看護師として転職する事は容易な事ではありません。

今の病院で頂いている役職やお給料をまた1から考えて行かなければならない為です。

看護師が転職する場所も病院だけではありません。

クリニックや診療所もあれば高齢者施設も看護師は必要となってきます。

自分の働ける時間を考慮しながら、人生設計も考える事も大切です。

いくら自分が看護の仕事が好きでも自分の時間を全て看護師の仕事に費やす事は出来ません。

自分の事も考えながら転職を考えなければなりません。

ここでは私の経験から、熊本の看護師としてどのような転職を行ってきたのか、いま看護師として働いていますが、看護師として考える事を経歴を含めてご紹介しましょう。

看護師として就職(20歳~22歳)

看護師として就職

私が初めて看護師として就職したのは、准看護師の免許を取って、正看護師の学校に通いながら特別養護老人ホームの看護師として勤務しました。

准看護師の学校に通っている時は、地元の病院で看護助手をしながら学校に通っていました。

そこでは、看護師の先輩や看護学校の先輩からたくさんの看護業務の見学をさせてもらっていました。

その為初めて看護師として就職した特別養護老人ホームでは、経管栄養や臨時の点滴などを任される事もありましたが、特に間違う事も無く、スムーズに行う事ができました。

この時に病院への就職を考えなかったのは、自分の看護師の学校の時間を大切にしたいという考えからです。

慣れない土地で働きながら学校に行く事は無理をすると自分が辛くなってしまうのではないかと思った為です。

この時の年収などの待遇

ここでは週3日は学校に行かなくてはならない為、派遣の会社を通して働いていました。

週3回の学校と週4回の出勤で、時給は1300円でした。

しかし地元ではなく他の県に出ていた為、1300円の時給で准看護師で働きながら、一人暮らしが出来ていました。

元々学校に行きながらの状態を理解して頂いていたので、週4回以上の勤務をする事はありませんでした。

学校行事がある時も優先的にお休みを頂いていたので、とても良い待遇で働く事ができました。

1回目の転職(22歳)

どうして転職しようと思ったか?

慣れない1人暮らしをしながら、田舎からいきなり都心部の暮らしをしてしまった為に、自分の体が環境の変化に耐えられず、体調を崩してしまい、学校の単位を取得する事が難しくなってしまい、金銭的な問題から地元に帰る事になり、転職する事となりました。

転職する時、どういうことをやったか?

まず自分が考えたのは准看護師として働ける場所がどこにあるのかを確かめる事でした。

自分の地元は通勤に車が必要な所だった為、車の通勤時間を考えながら、高齢者施設ではなく「病院」を探しました。

また、准看護師としてのスキルをアップさせる為、まずは病院の経験が必要だと感じた為です。

看護師となったからには、病院で自分の看護師としての可能性も試してみたいと感じていました。

その為今まで勤務していて慣れていた高齢者施設ではなく病院に勤める事を前提に就職先を探していました。

使った転職サイト

この時は転職サイトは利用せず、地元のハローワークに行く事にしましたが、元々看護助手でお世話になっていた病院が看護師が足りていないとの事で、戻っておいでと声をかけて頂き、御好意に甘える形で地元の中規模病院に就職する事ができました。

この病院では転職サイトは利用していないようでした。

その為ハローワークでの求人募集しかありませんでした。

1回目の転職先に入社して働く(22歳~26歳)

整形外科に配属

この時にお世話になった病院は内科病棟と整形外科のある病院でした。

2カ月程で一定の研修期間を得て、整形外科に配属となりました。

病棟内では患者さんが30人程で、あまり多くはありませんでしたが、手術後の患者さんも含め、管理が必要な患者さんがいらっしゃいました。

もちろん若い患者さんだけではなく、高齢者の骨折も多かったです。

高齢者が多いという事は認知症の患者さんも多かったです。

骨折後や手術後は安静が必要となりますが、認知症の高齢者の患者さんはいつの間にか夜の間にベッドからいなくなってしまっている事もありました。

ここでは、整形外科の担当の医師と相談しながら患者さんの状態を観察し、診療の方針を医師と一緒に考える事ができました。

医師との関係も良好で、看護師として勉強しながら、医師に患者さんの状態を相談する事が出来、医師からたくさんの事を教えてもらう事も出来ました。

この時の年収などの待遇

この時期の年収は夜勤無しで手取り15万ほどでした。

夜勤が入るようになると夜勤の手当が1回7000円程付きましたので手取りも高くなり20万~22万程になりました。

福利厚生もよく、通勤手当や皆勤手当もありました。

ですが残業手当は無く、自分の仕事が終わらない時は先輩看護師が手伝ってくれる事もありました。

この時期の先輩看護師は自分が新人の時が残業が多く、大変だったと話しながら私の仕事を手伝ってくれました。

病院の待遇と言うよりも、先輩看護師や看護師長も忙しい事を理解してくれていました。

内科に配属

整形外科の後に内科に配属になりました。

内科は手術こそありませんが、肺炎の患者さんから、緊急的な脳梗塞や、夜間のアルコール中毒の患者さんが1晩入院する事もありました。

また、高齢者のターミナルの患者さんもたくさんいらっしゃいました。

看取りの看護もあり、警察から自殺者の検死があったりしました。

この検死も昼間だけではなく、夜中に警察から連絡があることもありました。

この時の年収などの待遇

この時期の年収は、同じ病院内の為、基本給は変わらずでしたが、2年間で基本給が500円程上がりました。

その他の手当は特に変わらずでしたが、病院に慣れてきていた為、夜勤が多くなり、手取りは22万~23万になりました。

2回目の転職(26歳)

どうして転職しようと思ったか?

この時の転職は結婚が理由でした。

結婚して半年ほどは病院で勤務していましたが、主人の転勤に着いていくという形で、病院から高齢者施設での看護師として転職しました。

転職する時、どういうことをやったか?

転職の際は他の県に着いて行く事になりましたので、まずは自分がこれから住む所も地域性を勉強しました。

どのような病院があるのか、何処に病院があるのか、自分はこれからどこに住んで勤務する高齢者施設に通勤が可能かを調べました。

使った転職サイト

ここではサイトを利用する事は無く、主人と共に高齢者施設で働くことになっていたので、特にこの転職で苦労はしませんでした。

しかし自分が勤務する高齢者施設の基本給がどの程度なのか、どんな特色を売りにしているのかをハローワークのインターネットサービスから調べました。

2回目の転職先に入社して働く(27歳~31歳)

有料老人ホームの看護師として高齢者施設で働く

この転職ではまた地元に帰り、有料老人ホームの看護師として働く事を選びました。

ここで有料老人ホームの看護師を選んだ理由は、結婚し看護師として働いていて、毎日充実した毎日を過ごしていましたが、自分の人選で仕事だけをしていたくないと感じたからです。

自分の看護師としてのスキルはあまりありませんでしたが、私は「妊活」の為に夜勤が無く自分に負担が少ない「有料老人ホームの看護師」を自分で選んで転職をしました。

地元に帰る事になった時に前に勤務していた病院から声をかけてもらいましたが、自分と主人の意志を選んだ形の転職でした。

この時の年収などの待遇

この時期の有料老人ホームの手取りは月に17万程でした。

この手取りは交通費と資格手当もはいった金額でした。

この有料老人ホームは個人経営の有料老人ホームでした。

その為昇給は無く、賞与も一定の金額ではありませんでした。

また資格手当も病院と比較してとても安く、病院の4分の1程でした。

特別養護老人ホームと比較しても少し安いお給料だと感じていましたが、自分の時間は病院に勤務している時よりも増やす事が出来、家庭との両立が出来ていました。

ここでの有料老人ホームの待遇の中で福利厚生の部分では、私が妊娠し出産した時、産前産後の休暇の前に残った有給休暇を消化する事ができました。

また育児休暇を1年で申請していましたが、保育園が決まらず、1年から1年半に延長申請しましたが、快く承諾して頂き、保育園が決まってからの復帰をする事ができました。

復帰後も育児に集中したいという要望を聞いて頂き、正社員のまま時間短縮し勤務させていただいていました。

しかし看護師としての仕事内容は時間短縮してはなかなかこなす事が出来ず、看護師としての雇用形態のまま、仕事の内容は毎日の入浴介助やオムツ交換や食事介助が主な業務となりました。

そして現在

現在は、他の高齢者施設に移り、看護師として働いています。

現在働いている高齢者施設は「介護付き高齢者住宅」です。

介護付き高齢者住宅は、介護度が低い高齢者が高齢者が入居し、アパートのような感覚で、1人1部屋で生活し、自分の時間を過ごしながら必要な介護を「訪問介護」と言う形で実施しています。

この介護付き高齢者住宅の良い所は、入居している高齢者が、自分の部屋で自分の時間を過ごしながら比較的自由に過ごす事が出来る事です。

有料老人ホームや特別養護老人ホームは、感染症や胃腸炎等を考慮し、家族からでも差し入れが出来ない所が多いですが、介護付き高齢者住宅では、アパートの感覚の為、差し入れは自由に行う事が出来ます。

もちろん介護度は低い高齢者でも、看護は必要です。

基礎疾患はもちろん管理していかなければいけませんが、新しい病院が起きた時の対応や救急隊員への引き継ぎの看護師の仕事となります。

脳梗塞や心筋梗塞等が起こるリスクも高齢者になればなるほど高くなります。

その管理をする継続看護は大切な看護の仕事となるでしょう。

看護師としてのキャリアを迷っている人へ

いかがでしたでしょうか。

看護師の仕事は何も病院やクリニックだけではありません。

高齢者の介護を行う事も立派な看護師の仕事です。

私は病院よりも高齢者の看護をしている方が難しく感じます。

病院では24時間医師が在住している所が多いですが、高齢者施設は看護師もいない時間帯があります。

その時に介護の職員が状態を観察しなければなりません。

介護の職員はたくさんの時間を高齢者と過ごし、信頼関係は誰よりも深く築く事が出来ますが、やはり看護の目線で観察する事は難しいです。

その際にどのような事を観察して欲しいのか、何処を注意して観察する事が大切なのかを、何度も指導しなければなりません。

看護師が指導する事はたくさんありますが、介護の職員が理解したかを確かめる術はありません。

高齢者のリスクが高い病気やいま治療している病気について指導する事が大切です。

これは自分に知識がなければ介護職員に教える事は出来ません。

また看護師から見た状態で在住していない医師に報告する事必要です。

医師がいないという事は看護師の判断が1番と言う事になります。

病院と違って血液の検査データもあまりありません。

その中でたくさんのリスクを考えながら医師に報告するのか、救急車を呼ぶのか判断する事も大切になります。

ここで看護師にとしてのキャリアで迷っている看護師に私から伝えたい事は、病院だけが看護師の仕事ではないし、病院で経験した事はたくさんの事で看護の役に立つと言う事です。

私は病院に勤務した時間は短いですが、手術やたくさんの患者さんからたくさんの事を学ぶ事が出来ました。

また自分が体験した事が今私が働いている高齢者への継続看護で役に立っています。

キャリアというのは、お給料や昇級ばかりではありません。

自分が頭に入れて来た知識そのものが「看護師のキャリア」と言えるでしょう。

病院で獲得する事が出来た看護師の知識・高齢者施設での継続看護で獲得した知識・介護職に指導する為に獲得した知識。

たくさんの知識が看護師としての自分のキャリアです。

患者さんや高齢者の為に勉強し、自分の看護師としての知識を上げ、キャリアをどんどん広げて行きましょう。


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