「転職したい……」常にそう感じている看護師の方は多いと思います。

実際に私が看護師専門の転職エージェントに勤務していた時も1年を問わず多くの看護師の方がご登録をされていました。

しかし、看護師にとってベストな転職時期というのはいつなのでしょうか?

一般的な会社では4月と10月が大きな人事異動や人の入れ替わりがあるため転職のタイミングとしてはおすすめと言われています。

しかし、看護師も同じなのでしょうか?

そこで今回は看護師の転職時期についておすすめ、かつベストなタイミングをご紹介します。

就業年数や就業月数などの切り口でも解説していきますのでご自身のご経験と照らし合わせてチェックしてみてくださいね!

看護師の転職にベストな時期やタイミングはあるの?

一般的な会社では4月と10月が大きな人事異動や人の入れ替わりがあるため転職のタイミングとして求人も多く、採用の可能性もアップすると言われています。

これは看護師の転職でも同じことが言われますが、メインのタイミングとしては4月入職での求人の募集が多く、1~2月頃から転職活動を開始し、4月に入職するのが最もベストタイミングです。

1~2月といえばちょうど新しい年を迎え、「今年こそは新しい環境でスタートしたい!」「転職して自分の理想の働き方を実現したい!」と考える方も多いのでちょうど良いのではないでしょうか。

看護師の転職にベストな時期とは?  

それでは就業年数で細かくベストな時期を見ていきましょう。

ご自分のキャリアや経験、現在の職場の就業期間と照らし合わせながら確認してみてくださいね。

おすすめな時期

新卒バーン、もしくは22歳以下の方……新卒で入職したものの半年~1年以内で離職してしまった方や、まだ22歳以下の方は、一般企業で言うところの「第二新卒」のような扱いを受けることが多いです。

そのため、病院などに入職する場合には他の新卒で入職する方と一緒に研修を受けることができるタイミングである4月入職をすることがおすすめです。

5年以下の経験の方……経験が5年以下の方は、新卒ほど研修は必要ないとはいえ、新しい環境になれるためにある程度先輩について指導を受ける必要があります。

そのため、4月の忙しいタイミングで入職してしまうと、他の新卒への研修や教育にばかり周囲も時間を取られてしまい、あまりしっかりと指導を受けられない可能性もあります。

新卒の受け入れが終わった6月以降のタイミングで求人があればしっかりと指導を受けることができ安心です。

10年以上の経験の方……ベテランともいえる10年以上経験の方は特にタイミングを気にし過ぎる必要はありません。

もし求人数が多いタイミングを狙いたいのであれば4月入職を目指して転職活動をするのが良いでしょう。

しかし、ブランクなどもなく、専門分野などに特化しているのであれば、求人を出していない場合であっても転職が可能な場合もありますので、タイミングや時期を問わず転職が叶うかもしれません。

看護師専門の転職エージェントの担当コンサルタントに相談してみましょう。

転職のタイミング

転職のタイミングとしては、それぞれ事情があるかと思いますが、「あまり職歴を刻まない方が良い」ということだけお伝えしておきます。

前回の転職から1年もたっていないのに、説得力のある理由もなく転職をしたいと言っている場合、「長続きしないタイプなのかもしれない」と懸念されてしまいます。

人間関係やちょっとしたことなどですぐに嫌になってしまうのではという余計な詮索を避けるためにも、「結婚のため」「介護のため」など「それならこのタイミングでの転職もやむをえない」と思ってもらえる理由を添えましょう。

転職おすすめスケジュール

  • 入職の半年前~5か月前:自分の理想の働き方や転職したい理由・キャリアプランを考える
  • 入職の4か月前:転職における優先順位を考える
  • 入職の3か月前:看護師専門の転職エージェントの担当コンサルタントとの面談、書類応募
  • 入職の2ヶ月前:書類通過、面談、内定
  • 入職の1ヶ月前:内定承諾の返事、入職準備

転職をスムーズに進める3個の方法とは?

とはいえ、上記のように自分の思い描いていた通りに転職活動が進まない場合もあります。

転職をスムーズに進めるためにはどうすればよいのでしょうか。

もし「4月入職をする!」と決めてそれに合わせて3月末退職で現職での退職交渉などを行なっていた場合、スムーズに転職活動が進まないと大変なことになります。

できるだけ転職をスムーズに進めるためにも準備しておくべき以下の内容をしっかりと行いましょう。

応募先は病院・クリニック・介護老人保健施設・治験など種類を統一する

どのような医療機関に転職したいのかはそれぞれあると思いますが、あまり病院・クリニック・介護老人保健施設・治験など幅広い医療機関をまんべんなく応募することはおすすめできません。

なぜなら、それぞれに対し説得力のある志望動機を考えて作らなくてはならないため、手間がかかるだけでなく自分でも「何のために転職したかったのか」混乱してしまいがちです。

できるだけ志望動機を統一しやすい「循環器系の病院に絞る」など、照準を絞って書類応募先を決めるようにしましょう。

志望理由は自分のキャリアプランや理想の働き方との整合性を意識する

志望理由に説得力がないと、どんなに優秀なキャリアを持っていても「給料がいいから決めたのかな」「そこまで熱心にうちの病院を志望していないならすぐにやめてしまいそうだな」などと内定が出ないこともあります。

そのため、自分がこれまでやってきた医療と、これから目指す医療・あるいはこれから理想とする働き方を話した上で、その内容と整合性のある志望理由を話すことができるようにしましょう。

全て逆算して進めることはもちろん、可能な限り早め早めに動くことを意識する

上記で転職おすすめスケジュールをご紹介しましたが、これはあくまで最低限のラインです。

逆算して動くことも大切ですが、転職活動というのは採用先の先方の返答や面接のスケジュールなどによっても1週間単位でズレこむこともあります。

余裕を持って早め早めに動くことが大切です。

万が一少し想定よりも早めに内定が出てしまった場合でも「2か月後の入職」など待ってもらえることもありますし、早すぎた場合には看護師専門の転職エージェントの担当コンサルタントが調整してくれることもあります。

余裕をもったスケジュールをたてましょう。

複数の医療機関の応募をしている場合には、担当コンサルタントが最終面接のタイミングなどを合わせて調整してくれることにより、内定が出た医療機関を全て同じテーブルに載せて給与などを比べることができるようにしてくれます。

転職する上で注意すべきこととは?

それでは看護師が転職する上で注意すべきことにはなにがあるのでしょうか。

全ての希望が叶う転職先はない!ということをしっかりと認識する

たまに「どの条件も絶対にゆずれないんです!」と頑なにすべての条件に合致する医療機関にしか応募をしたがらない看護師の方がいます。

しかし、自分の希望するすべての条件が叶う転職先というのは存在しないと思っていた方が良いでしょう。

むしろ「80点」くらいの場所があればラッキー、くらいの気持ちでいることが大切です。

条件が良いところは人気も高いので応募が殺到する!

もちろん、条件が良いところもあります。

しかしそういった医療機関は多くの看護師からの人気が高く、応募が殺到します。

自分のスキルや経歴によっては他の看護師の方に負けてしまう場合もあります。

また、看護師専門の転職エージェントのサイトに条件の良い求人が掲載されている場合には「釣り」の可能性もあります。

決して鵜呑みにせずに冷静に判断しましょう。

嘘をつくと内定を取り消される場合もある

服薬している場合や過去の経歴などについて嘘をついた場合、あとからバレた場合内定を取り消される場合があります。

もちろん、入職後であってもです。

看護師専門の転職エージェントの担当コンサルタントも看護師から聞いてしまった場合には応募先の医療機関に伝える義務があります。

嘘などはつかないようにしましょう。

転職アドバイス経験者が教える。転職した方がいい人としない方がいい人の特徴

転職した方がいい人

転職をしたい、と思っていてもやはり初めての転職は怖いものです。

しかし、転職アドバイス経験者から見て、この人は転職をした方がいい!と思う場合と、逆にこの人は転職をしない方がいい!という場合があります。

まずは転職した方がいい人の特徴を見てみましょう。

迷っている人は参考にしてみてください。

あきらかにおかしい職場の風習に我慢している人

たとえば、現在勤務している医療機関であきらかな違法行為が行われている場合や、過酷すぎる労働環境、またいじめなどが横行している場合には我慢せずにすぐに転職をしましょう。

もちろん、残業しているのに暗黙の了解でサービス残業をするように誘導されている場合なども含みます。

自分のキャリアビジョンに合わない働き方をしている人

しっかりと明確なキャリアビジョンを持っているにも関わらず、会わない働き方をしている場合にも転職をした方がいいこともあります。

看護師としてスキルをあげたいのに、学ぶことができない環境にいるのであれば、時間がもったいないですよね。

結婚や家族の事情などで生活環境が大きく変わった人

これまでは夜勤もこなしつつ病院でバリバリと働いていたけれど、結婚や親の介護などでそういった働き方が難しくなった場合なども転職をすることで自分自身への負担を減らすことができます。

転職しない方がいい人

それでは逆に、この人は転職をしない方がいい!という場合の特徴を見てみましょう。

転職をしたい理由が給与面の不満だけの人

どうして転職をしたいのですか?と質問すると「給与が他の人と比べて少ない気がする」という方がいます。

しかし、今生活が困窮するほどではなく特に困っているわけでもなく、仕事自体にも不満がなく人間関係も良好な場合、ヘタに転職をしてしまうことで仕事自体の満足度が下がってしまうこともあります。

仕事は給与だけの問題ではありませんので、総合的に判断することが大切です。

また、長い目で見れば転職しない方が昇給により給与アップが望める場合もあります。

自分が何をしたいのか迷っている人

自分のキャリアプランがしっかりと定まっていないのに転職をすることはゴールも決めずに走り出すようなものです。

まずは自分が何をしたいのかを明確にしましょう。

どの職場でも常に不満があって転職を繰り返してきた人

これまでにいたすべての職場に不満があって転職を繰り返してきた人は、常に「100点満点」の職場を探してさまようことになります。

自分の理想がすべて叶う職場というのは存在しない!ということを理解し、妥協点を見つけることから始めましょう。

転職に成功した人のポイントとは

転職に成功した人はどのようなポイントに気を付けて転職活動をしたのでしょうか?

これまで多くの転職を希望される看護師の方を見てきましたが、やはり常に「主体的に動くことができる」看護師の方は転職が自分の想い通りに行くことが多かったです。

しかし、転職も全て担当コンサルタントに任せっぱなしで、自分ではなにも決めることができず、ある意味では「担当コンサルタントを上手に使えなかった」看護師の方は転職した先でも「何かが違う」とまた戻ってきてしまう傾向にありました。

担当コンサルタントはあなたの転職をスムーズに進めるために上手に利用することが大切です。

決していいなりになってしまってはいけませんし、責任を取ってくれるわけではないことに注意しましょう。

まとめ

今回は看護師の転職時期についておすすめ、かつベストなタイミングをご紹介しました。

一般企業のサラリーマンと同じく、看護師の転職にもベストな時期やタイミング、そしてスムーズに転職活動を進めるためのコツがあります。

特に初めての転職の場合には看護師専門の転職エージェントの担当コンサルタントに任せることでよりスケジュール感を意識して転職を進めることができます。

また、自分は本当に転職すべきなのかどうかも併せて考えながら、「転職の成功」を目指してがんばりましょう!


関連キーワード

看護師転職