初めて自らお金を稼ぐ。

今まで経験したことのない新しい業種に飛び込む。

色々な理由でアルバイトを始める、始めようとしている方もいらっしゃると思います。

しかし、新しいことに挑戦したり、今までのキャリアが通じるかも分からない他業種に足を踏み入れるのは中々勇気が必要です。

今回は、これから居酒屋でアルバイトをしてみたい、アルバイトから始めてみようと興味を持って踏み出そうとしている方に、居酒屋で数年アルバイト経験のある私の経験談も織り交ぜながら居酒屋バイトのコツをご紹介します。

居酒屋バイトは慣れるまで辛い?

居酒屋に限らず新しい環境は今までの経験や知識では対応出来ないことが多いです。

そもそも考えても答えが出ないことも少なくありません。

例えば焼酎にはいくつ飲み方があると思いますか?

日本酒に合うおつまみは何ですか?

お造りの鰯と鯵の区別はつきますか?

どうでしょう、考えても答えが出なかったり、ネットを使ったりして調べたとしても自信を持ってオススメできる程にはならないはずです。

さらに詳しく説明して欲しいとお願いされたとき、あたふたしてしまいます。

居酒屋バイトは慣れないとつらいと言う意見もあると思いますが、私としては慣れるのも大事ですが実感、実体験、自分の意見や好みを積み重ねていくことが大切だと考えています。

その積み重ねていく期間には当然失敗もあるはずですが、その失敗からも新たな考え方が生まれるきっかけになることもあります。

慣れていく過程で自分の意見や考え方を育んで、それがダイレクトにお客様に届くのが居酒屋バイトです。

経験が浅いときは苦戦することも多いかもしれませんが、その苦戦している時間がまさに積み重ねている最中であり、後々自分を支えるスキルになります。

なので最初の慣れるまでの時間も実は慣れてから以上に大切な時間なのです。

居酒屋バイトでよくある悩みは

とは言え、苦戦が続くと居酒屋バイト自体辞めたくなってしまうことも多々あります。

実際に私も何度も辞めよう、辞めてやろうと思ったか分かりません。

しかし、そこで辞めてしまってはスキルになるかもしれないせっかくの時間が、ただのしんどかった時間、居酒屋バイトに対するつらい思い出になってしまうだけです。

それだともったいない!

そこで踏みとどまることが出来れば今後の様々なシーンで役立つ力になるかもしれません。

そうならないためにもまず居酒屋バイトで最初につまずきやすいポイントを紹介します。

つまづきポイント①:メニューが多く覚えるのに時間がかかる

居酒屋に行ったことがある方なら、メニューの豊富さにワクワクしたという経験が一度はあるのではないでしょうか?

ドリンクが豊富、おつまみの食べ方や種類が沢山、日替わりのメニュー、本日のオススメメニューが魅力的、など良いお店ではワクワクも多いですよね!

そんなメニューを全て覚えるとこからスタートと言うワクワクしない立場なのが居酒屋バイトです。

居酒屋のパフォーマンスが良ければ良いほど、そこにはそれを支える従業員のたゆまぬ努力があるのだと身をもって体感することになるでしょう。

つまづきポイント②:仕事でよくミスをする

メニューも覚えきらないうちに調理場担当でもなければ早速接客をすることになると思いますが、接客の仕事は接客の仕事で覚えることが多いです。

お客様を席に案内したらまずおしぼりを持っ行き、ドリンクの注文を伺う。

ドリンクを提供したら最初のおつまみの注文を伺う。

お店によってルールは様々ありますが、お客様がのんびり寛ぎに来ているのに対して居酒屋バイトには思った以上にスピードが重視される場面が多いです。

迅速で正確な動きが求められます。

そのスピードの中では小さなミスが次のミスを生み、さらに大きなミスに繋がると言う悪循環に陥る事もあります。

ミスに対する直接的な対応力と次に引きずらず持ち直す精神的な対応力が必要になります。

つまづきポイント③:酔っぱらいの対応に困る

アルコールを扱う居酒屋で避けて通れないのが酔っ払いです。

全ての酔っ払いが厄介なわけではないのですが、中には厄介な方がいらっしゃるのも事実です。

対応を間違えると余計に事態が悪化する場合も多く、私も最初の頃はよく先輩にバックアップしてもらっていました。

居酒屋で働く以上は酔っ払いについてはある程度覚悟しておく必要があるでしょう。

つまづきポイント④:バイト仲間との人間関係

居酒屋バイトは分業された仕事、ポジションがいくつもあり、チームプレイで営業する必要があります。

しかしもともとチームプレイが苦手な方だった私はその輪に入るのに中々苦労しました。

同時に調理場と接客が分かれており、調理場を職人さんが切り盛りしている場合は調理場のメンバーとのコミュニケーションも不可欠になります。

調理の職人さんには職人気質で怖い雰囲気の方もいらっしゃるので勤務態度に要注意です。

居酒屋バイトのコツを4個のポイントで解説!

では上記で紹介したつまづきポイントに対しての私なりの対策と言うかコツを私の経験を踏まえてご紹介します。

つまづきも乗り越えれば必ず力になりますので是非参考にしてください。

居酒屋バイトのコツ1:メニューの覚え方

正直最初に全部を覚える必要はありません。

何故かと言えば実物も見たことが無いのに名前だけ覚えても意味が無いからです。

まずはどんなメニューがあるんだろう?となんとなく覚えます。

名前を見ただけでそれがどんなものか分かるモノはもう覚えた事にして良いです。

逆に名前を見ただけで分からないものは提供するときにしっかり見たり先輩に聞いて、決して自分で勝手に判断したり知ったかぶりをしないこと。

お客様に聞かれても分からないものは分からないと正直に伝え、あいまいに答えず、確認してから答えましょう。

大事なことはメニューを覚えることではなく、そのメニューがお客様の求めるものと一致しているかなんです。

一番良いのは一度食べてみることが手っ取り早いです。

私はお客様にオススメするおつまみは自分が美味しいと思ったものだけしかしませんでした。

メニューは商品知識を学ぶ最初の参考書だと思って覚えてみてください。

経験と共に必ずメニュー以上の情報を提供できるスキルを身につけるはずです。

居酒屋バイトのコツ2:ミスを恐れない

初めての居酒屋バイトでは必ず10個以上のミスをするはずです。

ちなみに私は数年の居酒屋バイトで星の数ほどミスをしてきました。

小さいものから大きなものまで様々です。

これは私が不器用だったからと言う見方も出来ますが、器用であろうと居酒屋の仕事ではミスとはいつも隣り合わせです。

ドリンク提供中に酔っ払ったお客様がぶつかってきて別のお客様にドリンクをかけてしまったなんて自分ではどうしようもない事だって起きたりするんです。

そんな不測の事態も起こりうる居酒屋バイトでミスしないように、完璧にと言う意識でいると逆に体を硬くしてしまいます。

なるべくミスをしないように、ミスをしたらしっかり謝罪できるようにと心構えを柔らかくして取り組むのがコツです。

ただ、教えられた事をいつまでも覚えられず同じミスを繰り返すようなミスは貴方の取り組み方や姿勢が疑われます。

細かな仕事も多いですから必要なくなるまでは必ずメモ帳を持参し、こまめにメモをとることをオススメします。

居酒屋バイトのコツ3:酔っ払いが常連さんの入り口

お店で気持ちよく酔っ払っているということは基本的にはお店の対応を楽しんでくれていると言うことになります。

そこでの貴方の対応がさらにお客様の気持ちを楽しくさせるものだったなら、そのお客様は再び足を運んでくれる常連様になってくれるかもしれません。

時にはお店の料理や飲み物よりも接客する君に会いたくて来た、なんてお店の看板の一つとして貴方の接客を挙げてくれるのも実は酔っ払いのお客様だったりします。

中には悪意のある言葉をぶつけてくる方もいらっしゃるかも知れませんがそう言う方に対しては毅然とした態度で対応しましょう。

自分の接客の姿勢が問われるチャンスは酔っ払った方から頂く機会が多いのが居酒屋バイトの特徴です。

居酒屋バイトのコツ4:論より証拠

居酒屋バイトはチームプレイです。

一人一人の仕事が繋がって完成します。

だからといってバイト仲間とのコミュニケーションばかりを気にかけていても仕方ありません。

チームプレイとは言っても各ポジションごとに自分のすべき事をしっかりしてそれを繋げる事が出来るかどうかにかかっています。

例えば美味しいドリンクを作り、それを運んでもらい、お客様に喜んでもらう。

この時ドリンクを作る人間とそれを運ぶ人間が如何に仲が良くてもその仕事が適当で、お客様に届いたドリンクが美味しくなかったり乱雑に手渡されていたら全く意味がありません。

各ポジションがお互いの仕事を尊重でき、忙しくても暇でも同じクオリティで取り組めているかが重要です。

まずどんな些細な事でも良いのでチームの一員として欠かせない『何か』が出来るアルバイトを目指してください。

自然と輪の中に入っていることに気がつくはずです。

その頃には気難しい調理場の職人さんからも親しみを込めて下の名前で呼ばれているかもしれませんよ。

居酒屋バイトで失敗したこと

もう数え切れないほど失敗しました。

お皿も割ったし、グラスも割ったし、ビールをお客様にかけたこともあるし。

寝坊もしたし、お客様に醤油もかけたし、間違った料理を提供した事も間違ったオーダーを取ったことも、そもそもオーダーを取り忘れたことも。

どれもその時はかなり落ち込みました。

特に自分の仕事がお客様のみならず自分までパスしてくれた調理場や同じバイト仲間の仕事にまで迷惑が及ぶ場合は、今思い出しても恥ずかしかったり、申し訳なくなる失敗も結構あります。

私の経験したバイトの中でも最も失敗の多かったバイトかもしれません。

居酒屋バイトをやって良かった事

失敗だらけでしたがその失敗が役に立ったと実感するのも居酒屋バイトが一番多かったです。

細々としたものから大きなモノまで前回の失敗を糧に改善して再び挑むと言う機会も多々ありました。

またチームプレイで営業する居酒屋では年齢や経験値の違う仕事仲間の中で自分に何が出来るか、自分のやるべき事は何かを自分で考えるということが出来ました。

そしてそのチームでのコミュニケーションの基本であり大前提として挨拶やありがとう・ごめんなさいの言葉と意思表示が如何に重要かを学ぶことが出来ました。

どの経験も居酒屋バイトを離れた現在もなお実生活で大きな役割を果たす経験として生きています。

居酒屋バイトに向いているのはこんな人

と言うわけでそんな体験談を踏まえながら私が考える居酒屋バイトに向いてる方をご紹介します。

初めてアルバイトをする人

基本的には未成年でないことが前提ですが、今までバイトをしたことがない方にまず挑戦して欲しいのが居酒屋バイトです。

接客の基本が学べると同時に自発的に仕事に加わる楽しさを体感できることでしょう。

楽しすぎてバイト漬けの生活になりかねないのでそこは要注意です。

美味しいものが好きな人

居酒屋のバイトでは如何に商品に興味を持つかが仕事への取り組み方に大きく影響してきます。

産地や旬の季節、美味しい食べ方や合う薬味、一緒に飲みたいお酒など本当に覚えたり調べたりしたらどんどん深みにハマる魅力に溢れています。

そこを知識だけでなく実際に体感、食べたり飲んだことのある人のアドバイスほど効果的なモノはありません。

美味しいものが好きで、自分が扱う商品の魅力を見つけ出せる人に居酒屋バイトはとても向いています。

やりたいことが見つからない人 

もしかしたら居酒屋バイトもやりたいことではないかもしれません。

ただ私は居酒屋バイトからバーテンダーに、調理師に、すし屋に、居酒屋の経営者に、と居酒屋バイトの経験を経て様々な職種に就いた仲間が沢山います。

居酒屋バイトでは飲食のある職種の一端に触れる、学ぶ、興味を持つ機会も多く、現在ではそれに関わる特殊な資格も沢山あるので資格取得に挑戦したくなるかもしれません。

とりあえずで勤めた居酒屋バイトで本当にやりたいモノに出会えるかもしれませんよ!

まとめ

居酒屋でアルバイトと言うのはアルバイトを選ぶ上でよくある選択肢の一つです。

生活のため、叶えたい夢のため、お小遣いのためと人それぞれ理由は様々です。

ただ居酒屋バイトでは時給以上に今後の生活に役立つ、生活を豊かにする知識や経験を得ることが出来るはずです。

色々なモノに興味を持ち、失敗からも次に繋がるヒントを見つける。

くれぐれも水が合いすぎて本末転倒にならないように気を付けつつ、居酒屋バイトの醍醐味を体感してみてください。


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