妊娠期間を経て、無事に出産を終え、育児をしながら次は…と考えると仕事のことが頭をよぎる方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際に仕事に復帰をしようと思ったとしても、事前にやっておくべきことや職場に戻った後での悩みは尽きないものです。

ここでは、筆者自身や友人たちが実際に感じた、育休明けの仕事に向けての心配事やその対処法について紹介していきます。

私はこんな形で育休取得をしました

筆者はもともと中学校の臨時講師として勤務しておりました。

臨時講師は、勤務内容は正規職員である教諭とほぼ一緒ではありますが、雇用形態は契約社員のようなものです。

保険や給与面、福利厚生は教育公務員に準じているためしっかりとしていますが、産前休暇や育児休暇などの長期休暇は認められていません。(そもそも、臨時講師は教諭の方々が産休や育休、病気休暇に入るための欠員補充というものであるためです)

筆者は任期満了まで中学校で勤務し、次の勤務先のお話を頂戴する前に赤ちゃんを授かりましたので、育休とは異なり、専業主婦の状態での妊娠生活を始めることになりました。

育休から復帰する時に心配なこととその対処法とは?

産休から育休までの長い間、仕事から離れて育児に没頭しているお母さん方にとって、育休から仕事に復帰するのは身体的に重荷に感じることでしょう。

ここでは、育休を経て仕事に復帰する際に気がかりになることと、その対処法について紹介します。

保育園に入所することはできるのか?

育休を取得したのは良いものの、復帰するにあたり保育園に入れることはできるのだろうか…というのが、世の中のワーキングママの大きな悩みになるでしょう。

昨今では保育園に入ることのできない待機児童が増えて問題視されています。

地域によってはすんなりと入ることもできるかもしれませんが、首都圏や県庁所在地などの比較的住人が多い地域では、保育園も激選区となっています。

また、ワーキングママだけではなく、専業主婦から仕事を始めようと思っているお母さん方にとっても大きな問題となります。

保育園に入所するための活動…いわゆる保活をしながら就職活動をしなければなりません。

職場からは保育園の手続きが先、保育園からは職場の確保が先、と言われてしまうこともあるようです。

その対処法とは?

区切りの良い4月入園は特に競争率が高いですが、夫婦で話し合って入園させたい保育園を決めたのならば、申込日までに手続きを済ませましょう。

入園できるか否かは園の決定となりますが、前もって園見学に行ってみたりしておくとその保育園の様子を知ることができるでしょう。

また、認可の保育園は人気が高い傾向がありますので、無認可の保育園を検討してみたり、家から遠くなってしまうけれども入園できそうな保育園を選んでみるなども一つの策です。

家や職場から近いけれども、保育園の方針が夫婦の思い描いているものとも限りませんので、実際に多くの保育園に実際に足を運んで、その園の雰囲気を感じてみると良いでしょう。

お母さんだけが考えるのではなく、お父さんにとっても大切な問題となります。

大切な我が子のために、よく話し合って決断しましょう。

仕事のブランクがある

産休から育休の期間は、短い人の場合だと半年ほど、長い人だと約3年ほどになります。

それほどの間を仕事から離れていると、自分が仕事に戻ったときにしっかりと働くことができるのだろうかと心配になってしまうこともあるかと思います。

どのような職種であれ、長い間育児に専念していたお母さん方にとっての悩みの種となるでしょう。

戻った初日にはどのような仕事をすれば良いのだろうか、自分だけ取り残されているのではないだろうか…仕事場から離れていたブランクの期間は様々な悩みを引き起こすものです。

その対処法とは?

ブランクの期間を埋めることはできないので、対処法は、「考えすぎない」という一点に終着します。

育児休暇を明けてからの仕事に不安を抱えていることを、周りの方々も理解してくれているはずです。

最初はその気持ちに乗らせていただいて、甘えてしまいましょう。

仕事は少しずつ思い出していけば良いのです。

仕事には代わってくれる人がいますが、お母さんとしての役割を担うことができるの自分だけです。

仕事に復帰しつつも、最も大切なことは家庭のこと、我が子のことだと思うことが大切です。

母親になった女性は強いものです。

仮に周囲に理解してくれない人がいたとしても、それを乗り越えられる強い気持ちがあるはずです。

仕事と育児の両立について

いざ仕事に復帰したとしても、家に帰ると育児や家事が待ち受けています。

育休からの復帰が早い人ほど、夜泣きで夜もまともに寝ることができない場合もあるでしょう。

仕事が忙しく、家に帰っても休まる暇がなくなるのではないか、心身共に休まらないのではないか…など、仕事と育児の両立については悩みが尽きないでしょう。

その対処法とは?

あまり思い詰めることはありません。

仕事に復帰することで、今までどんなときも一緒にいた我が子と離れて過ごすことになり、さみしい気持ちもあることに重ねて、育児とはまた違った忙しさに追われることになりますが、1日の中で「お母さん」としての自分ではない時間を得られたり、離れていた時間があるからこそより一層我が子を大切に思うことができるかもしれません。

育児と仕事をこなすのは大変なことではありますが、完璧を目指さずに、心身を大切にすることで乗り越えて行くことができるでしょう。

また、最も大切なことはパートナーである旦那さんとの協力です。

育児や家事は分担するなどして、互いに助け合う姿勢が必要です。

夫婦のどちらか一方が頑張りすぎるのではなく、一緒に歩んで行く気持ちを持ち続けましょう。

子どもとの時間が減ってしまう

今までずっと一緒に過ごしてきたけれども、職場復帰をきっかけに我が子を保育園に入れる必要が出てきます。

それはつまり、今までとは異なり、子どもとの時間ががっくりと減ってしまうということです。

職場復帰が早ければ早いほど、赤ちゃんの発達を側で見ていたいお母さんにとってはさみしく感じてしまうものです。

その対処法とは?

大好きなお母さんと離れて寂しいと感じるのは、子どもたちも一緒です。

最初のうちは慣れずに泣いてしまうでしょう。

しかし、子どもたちも親がいないなりに頑張らなければと思うもの。

家に帰ってきたらたくさん抱きしめ、たくさん話し、その日1日のことを分かち合う時間を作りましょう。

そのようにすることで親だけでなく子どもたちも安心します。

どうしても我が子との時間を大切にしたい場合は、職場に連絡をしてその旨を伝えて育休を伸ばしてもらえないかを相談してみるのも良いでしょう。

周囲の理解が得られるか

育休から仕事に復帰して育児との両立に頭を悩ませるお母さんやお父さん方にとって、必要不可欠なものが周囲の理解です。

0歳から小学校に入学するまでの間は、日々の育児にイベントにと何かと忙しいものです。

そのような中で、職場の方々からの理解が得られないと、大変です。

残業が多くなってしまったり、定時退社に対して文句を言われたり、何かにつけて文句をつけられたりなど、自分一人で解決できることからそうではないものまで、周囲との関わりが重荷になることもあるものです。

その対処法とは?

残業を多くしないためにも就業中は集中して仕事に取り組むことが、言わずもがな大切です。

また、周囲の方々にもさりげなくサポートをしたり、できることを手伝ったりすることで、嫌な気持ちをすることなく過ごすことができるでしょう。

自分が支えてもらっている分、周りの方々のことも支えるという、持ちつ持たれつの姿勢を持っておくと良いでしょう。

どうしても仕事を休まなければならないときのこと

保育園に入園すると、今まで風邪とは無縁だった子どもも、たくさんの子どもたちとの集団生活が始まることで何かしらの体調不良を訴えることが多くなります。

発熱したり風邪気味になったり、嘔吐するなどすると、保育園では帰宅させるようになっているので、その迎えから看病までをする必要が出てきます。

有給休暇はすぐに使い切ってしまうかもしれませんし、仕事中の場合はすぐにその仕事を切り上げられるとも限りません。

必然的に仕事を休む回数も増えるのが悩みのタネとなってしまうこともしばしばです。

その対処法とは?

仕事中に抜けなければならないときは、周囲の方々への連絡を徹底して行いましょう。

また、急に休まなければならないときは、当たり前のことですが、しっかりと職場へ連絡することが大切です。

後日、しっかりとお礼を言うことを忘れずに、そしてしっかりと自分のできることをこなしていけば大丈夫です。

ここで重要なのが、「すみませんでした」だけではなくしっかりと「ありがとうございました」と伝えることです。

これは筆者が勤務していたときに、どうしても子どもを発熱で職場を抜けて休まなければならなくなった方が言っていたことです。

確かに、帰宅した後のサポートをした方としては謝罪されるよりも、「ありがとう」と言われたほうがスッキリとした気持ちになるものです。

保育園での子どもの様子

親が職場復帰すると同時に、子どもたちは幼稚園や保育園に入園する場合がほとんどです。

時が経てば慣れてくるものではあるのでしょうが、最初のうちは我が子はどのように保育園で過ごしているのか心配なものです。

周りの友だちと仲良くやっているだろうか、怪我はしていないだろうか、体調は悪くないだろうか。

だれかにいじめられたり、逆に意地悪をしていたりしていないだろうか…など、心配の種は尽きません。

育休中はずっと側でその様子を見ていただけに、自分の目が届かないとことに行くと不安な気持ちになるものです。

その対処法とは?

幼稚園や保育園からの連絡帳にしっかりと目を通し、疑問に感じたことや不安に思っていることはしっかりと伝えることが大切です。

保育士の先生がたも子どもたちの様子を見て、保護者であるお父さんお母さんの不安を少しでも解消しようと一生懸命に行動してくださいます。

また、最初のうちは不安や心配でいっぱいになってしまいますが、時が経てばゼロにはならないものの、その不安な思いは少しずつ軽減されてくるものです。

時が経てば子どもたちが成長して行くように、大人たちも親として成長していきます。

これから産休・育休取得する方々へ伝えておきたいこと

赤ちゃんを授かってから産休・育休を取得するにあたり、どのようなことをしておくと良いのかを3点紹介します。

赤ちゃんと自分の体調

産休や育休取得をするにあたり、最も大切にするべきことが赤ちゃんと自分自身の体調です。

今までは元気一杯に自由に動けた体も、あかちゃんがお腹にきてくれることで、自分だけの体ではなくなります。

お腹がまだ目立たないうちはつわりに悩まされ、お腹が大きくなるにつれて倦怠感やむくみ、息切れなどの漠然とした体調不良を常に抱えることになります。

お母さんにもマイナートラブルが絶えませんが、赤ちゃんが順調に育っていることが大切です。

無理のしすぎで切迫早産などになってしまったら大変です。

赤ちゃんの成長を楽しみながら、健康にすくすく育ってくれることを願いましょう。

人生で最も幸せな時間

赤ちゃんがお腹の中にいるのは約10ヶ月。

前述の通りマイナートラブルは絶えませんが、お腹の中で成長していく赤ちゃんに思いを馳せ、胎動を感じたり、健診でエコーを見るというのは、ほかの喜びの感覚とは全く異なる幸せな思いが湧き上がるものです。

まだ見ぬ我が子はどのような顔をしているのだろう、今どのような態勢をしているのだろう、元気に産まれてきたら一緒にどんなことをしよう…など、赤ちゃんへの思いは膨らみ続けます。

パートナーと二人で過ごす、ゆったりとした時間を楽しむことができるのも妊娠期間中ならではです。

希望に満ち溢れた、純真無垢な赤ちゃんとの生活を想像して、多くの幸せを感じてください。

これからのことを考える

赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたら、これまでの生活とは一変して赤ちゃん中心の生活となります。

極端に言うと、自分の時間はほとんど取れないと言っても過言ではありません。

そのようなときに大切なのは、夫婦でしっかりと協力体制をとることです。

親のどちらか一方が頑張るのではなく、二人で子どもを育てて行こうという姿勢が重要です。

また、仕事復帰するにあたり、保育園はどのような場所が良いのか。

いざ休まなければならないとなったときに、どちらが迎えにいくのか。

毎日の送り迎えはどうするのか…など、これから先考えなければならないことは山ほどあります。

赤ちゃんが無事に元気いっぱいに生まれてきてくれたら、すぐに育児に生活のほとんどの時間を使うことになります。

もし可能なのであれば、赤ちゃんが生まれてくる前にある程度のことは夫婦で考えておいた方が良いでしょう。

実際に赤ちゃんが生まれてきてから気づくことの方が多いかもしれませんが、想像のつく範囲で方向性を固めておくことをオススメします。

まとめ

毎日の育児だけでも大変なのに、仕事に復帰しなければ…と考えると必然的に悩み事も増えます。

しかし、必ずやってくる育休明けの仕事。

保活に事前のリサーチにと、東奔西走な日々となりますが、割り切ってやるしかありません。

しかし、そこに完璧を求めるのは自分自身を苦しめてしまうことになるので、パートナーとしっかり話し合い、協力体制を作り上げ、手を抜けるところは抜いて楽をしながら乗り切りましょう。