資格を取ったら、いよいよ社会福祉士としての勤務が始まりますね。

でも社会福祉士の仕事の大変さって、どのような点にあるのでしょう?

福祉ならではの大変さやつらさ、その乗り換え方を紹介します!

社会福祉士の仕事って大変なの??

社会福祉士は病気や障害など、何らかの理由で困難を抱えている方の支援を行うのが仕事です。

同じ病気だったとしても生活背景や家族構成などによって、本人のニーズは異なってくるので、一人ひとりに合ったオーダーメイドの支援を考えなければなりません。

慣れるまでは大変ですが、利用者さんやご家族から「ありがとう」と言われる機会も多く、人の役に立てていることを実感できるので、とてもやりがいがある仕事です。

社会福祉士がつらいと感じる3つの瞬間とその乗り越え方とは?

上司からのパワハラ

福祉職の中でも、パワハラは存在します。

他の職業と同様、上司からの暴言や威圧的な態度、無視など、働きにくさを感じたり、人間関係が理由となって退職するスタッフも一定程度います。

特に社会福祉士の特徴としては、利用者さんの支援の方向性について、ちょっとした意見の食い違いが発生するなどして、トラブルになることがあります。

プライドがありどちらかが折れないと、その後の職場内の雰囲気を悪化させてしまうことになります。

そこから、関係者会議やケア会議などで部下が上司に何を言っても、意見を聞き入れてもらえなかったり、「全然違うでしょ」と一蹴されたりすることがあります。

利用者さんのための支援ではありますが、上司との関係性も良好に保って、組織内でうまくやっていかなければならないのは、社会福祉士も他の職業と同様なのですね!

その乗り越え方とは?

建前上、上司と仲良くしておくということです。

心の中ではあまり尊敬できなくても、ずっとその人と同じ部署で働くのではないとしたら、少しの間は表面上、仕事のお付き合いを続けていくしかなさそうです。

しかしパワハラが続けば、体調を崩してしまうこともあるので、録音データをとっておくなど、対策は必要です。

我慢できないほど酷ければ、職場のトップに申し出たり、労基署の制度をうまく活用したりするほか、転職を検討してみましょう。

福祉の仕事はほかにもたくさんあります。

支援の過程が分からない

福祉職で長年勤めているベテラン職員にとっては、ごく当たり前になっている仕事の仕方が、新人職員にとっては全く分からないということがよくあります。

長年、利用者さんと関わってきて色々試行錯誤してきた結果、いまの支援方法を行っているということが多いのです。

しかし新人職員はその過程を知らないまま利用者さんと関わるよう、現場に放り出されることもしばしばあります。

そうしてベテラン職員と違う関わり方をしてしまうと、上司からの怒りを買うことになります。

普通に注意、指導してくれれば良いのですが、なかにはヒステリーになる方もいるので、要注意が必要です。

その乗り越え方とは?

これまでの支援方法について知るため、利用者さんの個別支援計画やアセスメントシートなどの各種記録を閲覧させてもらったり、質問しやすい先輩を見つけて、注意点を聞いておくことです。

燃え尽き症候群

看護師やソーシャルワーカーなど、人を相手に支援する職業を対人援助職と呼んでいます。

対人援助職の特徴として、燃え尽き症候群になりやすいと言われています。

初めは利用者さんの役に立ちたいという高い志を持って一生懸命、(時には無意識に無理して)関わり、信頼関係を持とうとします。

しかしその中で、良かれと思って行ったことが、ご本人や家族にとっては希望することと違っていたりします。

場合によってはクレームに発展し、自分のしたことの結果がかえって利用者さんにとって良くなかったということを突きつけられるので、精神的にとても辛くなります。

こうした出来事は、ちょうど仕事にある程度慣れてきて、「こう支援したら良いのではないか」と自分で考えて動いた結果だったりするので、自信を失うこともあります。

燃え尽き症候群になると、やる気を失ってしまう情緒の消耗が見られ、仕事を続けていけなくなる時もあります。

社会福祉士をはじめ、ソーシャルワーカーは、そもそも燃え尽き症候群になりやすい業務についているということ自体を自覚することが大切です。

その乗り越え方とは?

燃え尽き症候群を予防したり、乗り越えたりするには、仕事であることを割り切る気持ちを持つことと、リフレッシュするストレス解消方法をいくつか用意しておくことです。

ちなみに著者の場合も、社会福祉士になってから温泉とインドヨガという趣味を見つけ、気分的にすっきりするようになりました。

キツい時もあるけど、社会福祉士がおすすめの理由

これまで、社会福祉士の大変な点ばかり紹介してきました。

でも社会福祉士ならではの楽しいことだって、もちろんあります。

利用者さんから感謝される

基本的に困りごとを抱えている方を対象に支援するので、利用者さんから直接お礼を言われる機会が多くあります。

本当にちょっとしたことでも、感謝されることもあるので、そうしたときは少し照れてしまうほどです。

障害により、言葉のコミュニケーションが少ない利用者さんであっても、笑顔など表情から喜んでくれていることを感じ取れます。

支援の仕方に決まりはない

社会福祉学においては、「障害者に対し○○の支援をしなければならない」というルールはありません。

一般企業で働きたい、一人暮らしをしてみたい、友達が欲しい、スポーツ大会に出てみたい…などなど、一人ひとりのニーズが異なるので、社会福祉士のアイデア次第で、支援の幅が広がる、とてもクリエイティブな面があります。

同僚が基本的には優しい人が多い

福祉の職場では、基本的に誰かの役に立ちたいと思って働いている人ばかりなので、基本的には優しく、朗らかな人が多いと思います。

職場結婚も多いのは、そのためかもしれません。

体育会系の文化が苦手な人にとっては、落ち着いて働ける環境が多いと思います。

まとめ

社会福祉士の仕事の大変さと、それに負けないくらいのやりがいや、仕事の面白さがあります。

資格をすでに取った人も、これからの人も、仕事をしている以上、ご自身の成長過程で必ず壁にぶつかることがあると思います。

ぜひ乗り越えて、さらに良い仕事をするための参考にいてみて下さね。