社会福祉士は仕事柄、人の悩みには敏感ですが自分の悩みは後回しにしてしまいがちです。

そのためか、精神的に病んでしまう社会福祉士が増えてきています。

人の幸せを願う仕事の社会福祉士ですが、自己犠牲の必要はありません。

あなたが社会福祉士として働く上での悩みとはなんですか?

気持ちよく仕事に取り組むためにも、自分の悩みと向き合い、解決方法を探っていきましょう。

社会福祉士の働き方で皆が悩む5つのこととその解決方法

夢や志を持って目指した社会福祉士。

働き始めると、机上での知識や実習での経験がほとんど役に立たない…と悩むことも多いでしょう。

社会福祉士が抱えがちな、働き方の5つの悩みと解決策をチェックしてみましょう。

人間関係が面倒くさくなった

社会福祉士が受ける相談の内容は様々ですが、みなさんそれぞれ悩みや困り事から怒りや悲しみ・不安や焦りなどの感情を抱えてやってきます。

そのため、落ち着いて相談できる方ばかりではなく、感情を露にする相談者も少なくありません。

このように、全ての相談者が初めから社会福祉士を信頼しているわけではなく、人間関係や信頼関係の構築に頭を抱える社会福祉士も多いです。

また、自分より社会的地位の高い他職種と対等に仕事をしなくてはならず、常に人に気を使い続けなければなりません。

人と接する仕事なのに、人間関係が嫌になってしまうこともあるようです。

全ての人と良い関係を築くのは困難であると割り切る

「2:6:2の法則」って聞いたことがありませんか?

自分の周りに10人の人がいたとすると、自分を好きな人が2人。

自分のことを好きでも嫌いでもない人が6人。

自分を嫌いな人が2人。

と、2:6:2の割合にわかれるそうです。

社会福祉士はたくさんの人と接するため、「苦手だな…。」「面倒くさいな…。」と思う人に出会う確率が高くなってしまうのです。

人間関係がうまくいかないのは、仕方ないことでもあると覚えておくだけでも、少し心が軽くなると思います。

多忙で責任の重い仕事の割に給料が低い

社会福祉士は、福祉職の中では恵まれた給与水準だと言われていますが、他業種と比べるとお給料はやはり低めです。

初めは人の役に立ちたい。

困った人の助けになりたい。

など、強い志を持って社会福祉士を目指したものの、仕事の忙しさや責任の重さと給与のバランスが取れておらず、いつからか「ばからしい。」と感じてしまうようになった方も多いのではないでしょうか?

給料以外でのやりがいを考えてみる

この業界を目指す人であれば、福祉職の給料が一般的な平均より低いことは承知の上だったと思います。

初心に帰り、どんな気持ちでこの仕事を目指したのか?

もう一度、考えてみましょう。

もちろん慈善事業ではないので、生活していく上でお給料も大切です。

しかし、社会福祉士の仕事のやりがいを給料以外に見いだせれば、新たな気持ちでもうひと踏ん張りできるのではないでしょうか?

予定通りに仕事が進まない

相談は、必ずしもアポイントがあるとは限りません。

事前に組んでいた予定以外にも緊急で対応しなければならない案件が舞い込んでくることもしばしばです。

そのため、臨機応変に仕事の優先順位を決める判断力や決断力が求められます。

予定通りにいかず、残業が増えたり、計画通りに仕事が進められないストレスは大きいです。

臨機応変力を身に着けよう!

臨機応変とは、その場に応じて対応することとされています。

誰しも他人を完璧に操ることはできません。

なので、人を相手にする社会福祉士の仕事は、予定通りにいかなくて当然と思っておきましょう。

しかし、期限があったり、後回しにできないこともあるでしょう。

そのため予定は、あらかじめ思い通りにいかない場合を想定して立てておきましょう。

それも1つのパターンではなく、先を見越して様々なパターンを仮定しておくと、「予定が狂う」ではなく、「想定の範囲内」として余裕を持って対応できるでしょう。

将来性が見えない

社会福祉士は、医師や看護師・ケアマネージャーなどの専門職と連携し仕事を進めていきます。

それぞれの分野のスペシャリストを相手に仕事をしていると、社会福祉士の地位の低さや専門性の曖昧さを痛感することがあるでしょう。

看護師やケアマネージャーから格下に扱われることも多く、社会福祉士の資格の将来性に自信が持てなくなってしまいがちです。

他の資格も目指してみる

社会福祉士として自信を付けるには、他職種と対等に渡り合えるだけの知識と経験が必要です。

まず、看護師やケアマネージャーと連携する際は、そこから知識やノウハウを盗み取ってやろう!と言う気持ちで挑みましょう。

勉強会や研修に参加するのも良いですが、ケアマネージャーなど他の資格を目指してみるのも良いでしょう。

社会福祉士からケアマネージャーを目指す方は、たくさんいます。

ケアマネから上から目線でこられても、学ばせてもらっている!と思うと感じ方も変わってくるのではないでしょうか。

日々、勉強が必要でモチベーションの維持が大変

社会福祉士は、様々な制度や法律などたくさんの知識を必要とします。

福祉の制度や法律は、改正や見直しの頻度が多く、常に情報を集め新しい知識を身につけていかなければなりません。

改正や見直しの度に、変更事項の対応にも追われます。

ただでさえ多忙な業務に加え、新しいことを学んでいく向上心が必要となり、頑張りすぎて疲れてしまう人も多いようです。

思考の転換をしてみよう

みなさんは「リフレーミング」をご存知でしょうか?

リフレーミングは、自分に好ましくない物事もプラスの考え方に置き換えてみようと言う心理学の手法です。

例えば、制度の改正に伴い、勉強会に参加しなければならなくなりました。

「忙しいのに嫌だな…。」と思うのではなく、「また、知識が増えてレベルアップできる!」と考えてみましょう。

もちろん、最初は本心でなくても大丈夫です。

常にマイナスな感情や思考をプラスに変えていくだけで、今までの価値観を変えていくことができるのです。

ただし、やるかやらないかは自分次第!

すぐに効果が出るわけではありませんので、コツコツ習慣化していきましょう。

転職という選択は?

社会福祉士の主な仕事は、相談業務です。

人を気遣い、人の気持ちに共感し、寄り添い、導くことが仕事ですので、自分自身の心の余裕が何よりも大切になってきます。

良い相談援助を行うには、まず自分の心の健康が第一です。

もしも、ご紹介してきた方法では悩みは解決できないが、今の職場を変えることで悩みが解消されるのであれば、ぜひ転職も検討してみてください。

実は、筆者も福祉業界に入り10年で4回の転職を経験していますが、転職活動で苦労した経験はありません。

1ヶ所に長く勤めることが良いとも限らない世の中になってきています。

転職を逃げとは思わず、キャリアアップやステップアップ、自分のためなどとプラスに考えてみてください。

今の自分に合った働き方とは?

みなさんは、「ワークライフバランス」と言う言葉をご存知ですか?

例えば、休日にリフレッシュできた次の日は、いつも以上に仕事がはかどる気がしませんか?

すると仕事が順調に終わり、残業せずに早く帰宅することができます。

早めに自宅へ帰れたため、余裕を持って家事や子育てができ、1日を笑顔で終わることができます。

そして、次の日の目覚めも良く、今日も頑張ろうと言う気持ちで仕事へ行く。

このようにワークライフバランスとは、仕事と生活は調和しており、一方が充実するともう一方も相乗的に充実すると言う考え方です。

仕事も生活もどちらかを犠牲にするのではなく、双方のバランスを保つことが望ましいとされています。

仕事中心の生活になると、私生活にも良くない影響が出てしまいます。

仕事だけ頑張る!私生活だけを楽しむ!と分けて考えるのではなく、どちらも両立できる範囲を見極めることが大切です。

もしも仕事重視になってしまっていたら、プライベートの充実を意識してみましょう。

そうすることで、自ずと仕事の効率も上がってくるでしょう。

まとめ

この記事を最後まで読んでくださった方は、悩みを抱えてはいるけれど、社会福祉士を続けていきたい!と願っている方たちだと思います。

自分が笑顔で過ごせるように、ぜひ色々な解決方法を試してみてください。


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