2021年4月6日

社会福祉士のやりがいを経験者がここでお話しさせていただきます。

介護業界において専門職と呼ばれている資格はいくつも存在します。

例えば介護福祉士やケアマネジャー等がこれに該当しますが、それに加えて社会福祉士という資格があります。

この社会福祉士の体験談を私の意見を交えながら「どういう仕事内容なのか」「社会福祉士にしかできないとこって何?」など様々な疑問にもお答えしていきます。

この記事で皆さんに社会福祉士の魅力を知っていただければと思います。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

社会福祉士の大まかな仕事内容について理解しておこう

介護福祉士という資格を取得した方の仕事内容は文字通り介護に関することの仕事内容に限られます。

その一方、社会福祉士という資格は名前に社会福祉という文字が付いているだけに、仕事業務は介護だけに留まりません。

社会福祉なので高齢者関係はもちろんのこと、障害者関係や児童関係、生活困窮者関係や病院関係、地域包括支援センターなど、その仕事分野は多岐にわたります。

配属されている場所において仕事内容の多少の違いはありますが、社会福祉士の仕事としては主に相談業務がメインになります。

悩み事を抱えている地域住民の方、もしくは施設利用者の方々とお話を行い、その悩みを解決していく、または解決できる関係機関にその方を繋げていくなどの仕事業務です。

別な言葉で表現するのであれば、コーディネーターや必要機関への橋渡し役等の表現もできます。

それが社会福祉士としての大まかな仕事内容です。

社会福祉士の仕事のやりがいとはどんなものか?

相談業務がメインになる仕事の為、社会福祉士の仕事における立ち位置はかなり重要なポジションになっていきます。

なぜなら相談される方にとっては、社会福祉士の対応や回答一つでその後の生活に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるからです。

その方の人生に関わりのある重要なポジションだからこそ、大変なことや苦労することも多くあります。

時には相談対応に不備があるとしてクレームに結びついてしまい、状況によっては大きなことに発展してしまうリスクも存在します。

そんな重要なポジションだからこそ、住民や利用者の悩みを解決できた時は大変な達成感に包まれ、やりがいを感じることができます。

自分がいなければ、この人の人生に進歩発展はなかったのだと強烈な自己肯定感を感じることもあります。

これらのことこそ、社会福祉士としてのやりがいに大きく結びついてくるものなのです。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

経験者の私が社会福祉士の仕事でやりがいを感じた瞬間

ここでは私の体験談を交えた社会福祉士としての仕事のやりがいを紹介していきます。

私は大学卒業と同時に社会福祉士の国家試験に合格し資格を取得しました。

その後は特別養護老人ホーム・デイサービス・高齢者福祉センター等の高齢者分野を中心に仕事をしてきました。

困っているAさんを介護保険のシステムにご案内したケース

私が高齢者福祉センターに勤務している時のことでした。

そもそも高齢者福祉センターとは地域の高齢者の方を対象に介護予防事業の運営や生きがいづくりを作ることを目的としている施設です。

基本的には自立できている方が対象となるので、元気な高齢者が来館されるような場所です。

ある日、普段から高齢者福祉センターを利用されているAさんより自宅での生活を送る上で悩みがあると相談を受けることがありました。

現在は一人暮らしのAさん、調理や掃除等を行うのですが、膝や腰の痛みが以前より増して出てきている為とても生活に苦労しているとの相談内容でした。

初めはAさんの訴えを聞きながら傾聴の姿勢を行い、話が一段落着いたところでヘルパーさん等の日常生活のサポートをしてくれる人がいることを提案しました。

Aさんからは、ヘルパーさんの存在自体は分かっていたもののヘルパーを使ってしまうことへの抵抗や、利用するにしてもどのように手続きをしたら良いか分からないという返答を頂きました。

なぜヘルパーを使うことに抵抗を感じてしまうのかというを訴えを聴いている内に徐々にそういう想いが柔らかくなっていき、最終的には本人よりヘルパーサービスを使ってみようかしらという言葉を頂くことができたので、次は介護保険の概要に関する大まかな説明をしました。

ただ説明するだけでは情報量が多い為理解が追いつかないと判断し、紙1枚で簡単に図を描きながら説明をしました。

一通り概要を説明した後、介護保険申請が可能な地域包括支援センターの紹介を行い、来館し申請手続きを行うようお伝えしました。

Aさんを見送った後、地域包括支援センターにも連絡を入れてAさんの件を伝え、無事に申請に至ったとの報告を頂きました。

社会福祉士として介護保険の概要は網羅していた為、それが発揮できた事例になります。

相談業務のやりがいは、今回のケースのように困っている方の力になれた時に感じるケースが多いです。

介護予防運動教室に社会福祉士としての経験を融合させたケース

私は社会福祉士でいる傍ら、介護予防運動指導員としても地域活動を行っています。

いつまでも人の世話にならず、自分の力だけで生活を送ることができるように立位運動・座位運動などを併用しながらトレーニングを行っています。

週1回開催される運動教室で体操参加者の方を飽きさせないように様々な運動を取り入れ実践していきます。

介護予防運動指導員としてはこのような流れが一般的です。

しかし、これではある欠点が生まれてしまいます。

それは参加者が体操教室に100%依存してしまっているということです。

健康維持の為に週1回運動教室に通うことは、運動教室に全く通わずに引きこもっている人に比べるとかなり良い状態と言えますが、これで終わってしまっては本当の意味で介護予防とは呼べません。

介護予防を継続する為には、依存から主体性へとシフトさせる必要があります。

これが必要な背景として、例えば体操教室に依存してしまった場合、定員などの理由で体操教室に参加することができなかった、または参加していたとしても参加者同士の喧嘩などで体操教室に行きたくないと言って辞退されるケースは少なくありません。

更に定員を超える申し込みを頂いた体操教室において、抽選から外れてしまった方から「この体操に参加できなかったら運動する機会がないの」という電話まで頂くことがあります。

運動する機会がなくなってしまうということは、その方の廃用症候群(心身の機能低下)を進めてしまう可能性が出てきてしまいます。

体操教室だけに依存してしまっては、いつ廃用症候群になってしまうか分かりません。

そうならない為に、健康や運動に対して教室のみに依存せず主体性を持つことが求められるのです。

このような現状の中において社会福祉士の資格を取得している身として主体性を認識させるような取り組みをしてみようと思い立ちました。

色々と悩んだ結果考えついた案が、参加者の1日の生活全体をコーディネートしてみようということでした。

今までは体操教室に来たその時間だけその方のADL(日常生活動作)等を見ていましたが、その時間だけでなく生活全体を網羅して主体性を育ててみようという考え方です。

社会福祉士の資格取得の時に学んだ対人援助論に関しての知識や、ケアマネジャーなどが仕事でよく使う介護保険サービス運用に関しての流れを参考に独自にプランを作成しました。

まずは体操参加者に趣旨を説明し、希望者を募ります。

その後作成した生活記録シートを基に、その方の基本情報を把握します。

基本情報を基にその方に合った家でもできる簡単な運動を伝えると共に、ケアプランのように長期目標・短期目標を自分で設定してもらいました。

更に運動をどれだけ実践したのかを記録するシートを作成し、毎週体操教室に参加する度にその記録シートを持ってくるよう伝え、モニタリングを実施しました。

自宅で運動ができていなかった場合は再アセスメントを行い、再びモニタリングを行います。

それを体操教室の期間(3ヶ月)実施しました。

この取り組みを行うことで得られた効果は二つあります。

まずは体力測定において効力を発揮しました。

握力や片足立ちなどの記録が、このプログラムを実施する前に比べて数値が上がっているという変化が見られるようになりました。

もう一つは主体性の発揮です。

運動教室が終わった後でも定期的に私のところに記録シートを持ってきてくれるようになりました。

私が伝えた運動だけでなく、ご自身で色々と調べられ、その運動も毎日取り入れているとのこと。

自分で調べて運動を実践しているということは、まさしく主体性が発揮できていると言って良いでしょう。

感想を聞いてみると、「運動をしなくてはいけないことは知っていたが、きっかけがなかなか掴めなかった」「今回のことがきっかけで運動に対して前向きに取り組めるようになった」と好評価を頂きました。

今回の事例は社会福祉士としての知識や経験があったからこその取り組みの一つです。

相談業務は様々な範囲で応用ができます。

人の人生に関わっていくことがこの仕事の大きなやりがいの一つに繋がります。

Bさんの体型から異常を見抜き、関係機関に繋いだケース

この事例も高齢者福祉センターでの事例です。

ほとんど毎日のように来られているBさんという方がいらっしゃいます。

毎日、おはようございます等のあいさつを交わし、時々数分お話するといった関係性でした。

ある朝、いつものようにBさんが来館され挨拶を交わすのですが、その時に何か違和感を感じました。

気のせいかと思いその日はそれで終わったのですが、翌日もBさんに会った時に違和感を感じてしまったので、違和感の正体は一体何なのか探し続けたところ、体型に関して違和感を覚えたことだと判明しました。

Bさんは元々小柄な方でしたが、いつもより更に小柄に見え、以前より痩せてしまっているのではないかと感じ、周囲に人がいないところを見計らってBさんに私が感じた違和感を正直にお伝えしました。

それを聞いたBさんから近い内に相談したいことがあると言われ、後日二人きりで施設内の部屋を借りお話を伺いました。

その結果、金銭的な理由で食べ物を毎日満足に食べられていない、こんなこと人にも言えないし誰に相談したら良いのか分からずに困っていたとの言葉を頂きました。

本人より困っているという言葉が聞けたので、本人了承の下地域包括支援センターに相談しました。

相談した結果、地域包括支援センターの担当者が対応を行うことで一度来館してもらいたいという言葉が聞けたので、本人にそのことを伝え地域包括支援センターに行って頂くようお伝えしました。

その後関係機関を紹介してもらい、援助を受けているとの報告を頂きました。

今回のケースのように、悩み事の種類にもよりますが困っていてもなかなか話してもらえないケースは多いです。

本人より聞き出すためには信頼関係をどこまで構築できているのかによります。

社会福祉士として常にアンテナを張り、様々な方と関係性を築いていくということも立派な仕事の一つです。

このような視点からも社会福祉士としてのやりがいを見出すことができます。

後輩育成

これまでに数名の社会福祉士の資格を取得している後輩達と接してきたことがあります。

私の直属のスタッフにも同じ社会福祉士の資格を取得している者がいるのですが、なぜ社会福祉士を取得したのか?今後は資格を活かしてどのようなことを行いたいのか?等のヒアリングを行いましたが、その後輩に限らず皆さん分からないと回答されたり、きちんとした方向性を持っていなかったりするというケースが多く見られました。

その内の何人かは、周りの皆が試験勉強してたから自分も勉強していたら合格した、大学の先生に取得しておいた方が良いからと言われて勉強して取得した等と言っていました。

その人達の目的は資格を取るという目的で止まってしまっている為、資格取得した後どうするかということに関しては今まで考える機会がなかったというのです。

社会福祉士は高齢者分野に関しては資格手当というものが発生する場合が多いです。

社会福祉士として雇っているのだから、無資格の人に比べたら高いお金を払うということです。

それにも関わらず専門職としての将来におけるプランがないというのはあまりにもったいないと思い、資格取得している後輩に対して接する態度を変化させていきました。

いつまでも後輩という立場ではなく、一人のプロの専門職としての態度に切り替えたのです。

具体的には、何か困難事例が起こった時に「社会福祉士としての観点からはどう考えるの?」などの問い掛けを繰り返し実施していきました。

その中で後輩の内面に社会福祉士としてのプロ意識が徐々に育ち始め、色々と勉強し直すようになっていきました。

今では積極的に相談支援などに関わってくれるようになりました。

人を援助するには、私一人の視点だけでは偏った考え方になりがちです。

様々な視点を取り入れながら支援の方向性を考えていかなければ、本当にその人に合った提案をしているかどうか分からず自己満足で終わってしまうケースも発生してしまいます。

後輩という枠を卒業し一人のプロの相談員として仕事に就いた時に、育成という視点からやりがいを感じることができました。

社会福祉士の仕事でやりがいを感じる為に私がやったこと

ここでは、社会福祉士としてのやりがいを感じる為に行ったことを体験談を踏まえてお伝えします。

社会福祉士としての役割を追及する

社会福祉士として、自分がこの職場において何ができるのか、自分にしかできないことは何なのか、このことを常に自分の心に問いていました。

決められた作業や仕事をするのは正直誰でもできます。

社会福祉士として職場でどういう動きをするのかは、その人自身が意識していなければできないことです。

常に疑問を持ち、追求することで自分にしかできないやりがいに出会えることができます。

知識をつける

相談職を主とする者としては当たり前のことかもしれませんが、介護を取り巻く法律や制度はかなりのスピードで変化をしていきます。

その関係で常に知識を最新のものにアップデートしておく必要があります。

また、対人援助というのは明確な正解がない為、勉強してもしきれません。

ですので、常に勉強する姿勢が大切です。

制度を活用し、人の支えになることでやりがいを感じることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

いくつか事例を紹介させて頂きましたが、社会福祉士はとてもやりがいのある仕事です。

社会福祉士として名乗る以上は相応の責任が伴うものですが、人の明日を支える、それを間近で実感できるのが社会福祉士の特権です。

そしてそのことが一番のやりがいに繋がると思っています。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)



関連キーワード


社会福祉士求人についてもっと深堀りした情報を見る

社会福祉士で転職エージェントを使って転職活動をすべき7つの理由とおすすめのエージェントの選び方

社会福祉士として転職しようと考えている方の中には、初めての転職の際にどのように仕事を見つけたら良いのか迷う方も多いと思います。一般企業と違って求人誌を見ても全然仕事が記載されておらず、困ってしまいますよね。そんな方に朗報です。転職エージェント(人材紹介サービス)を使いこなせば、今の職場で働きながら転職が可能になります。転職エージェントのメリットや使い方、沢山の転職エージェントの中から最適なものを選ぶ際の注意点などについてお伝えしていきます。社会福祉士が転職エージェントを使って転職活動をすべき7つの理由とは?なぜ社会福祉士は転職エージェントを使うべきなのでしょうか?それには福祉の専門職ならではの

社会福祉士は楽しいばかりじゃない。辞めたいと思う6つの理由とその乗り越え方とは?

社会福祉士を辞めたいとお考えの方は必見です。老人、子ども、障害、医療、地域、公的扶助など、福祉全般の職場で働く社会福祉士。時代の変化とともに、社会福祉士が担当する案件や、社会的な問題は複雑化、そして需要が高まってきています。そんな一見やりがいの持てそうな社会福祉士を辞めたいと感じる瞬間は、どのような時でしょう。直面する問題と、その乗り越え方について、実際に現場で働く社会福祉士の忙しいというリアルな声をもとにご紹介します。社会福祉士を辞めたいと感じた6つの理由と乗り越え方とは?社会福祉士の仕事は、生活上に問題を抱える相談者や施設の利用者、時にはそのご家族に寄り添う仕事です。相談技術はもちろん制度

社会福祉士は女性に向いている?向いている点、できること・大変なことなどを解説します

社会福祉士は女性に向いている職業なのでしょうか?福祉の職場は、女性が多いイメージが強いですが、社会福祉士も女性が活躍できる職業です。女性だからできることについてや、向いている人の特徴、社会福祉士の大変なことなど、この職業に興味のある女性に役立つ情報を解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。社会福祉士とはどんな仕事? 社会福祉士は、生活する中での様々な困り事や悩み事を解決に導くお仕事です。困り事や悩み事の相談にのり、どうしたら解決できるのかを一緒に考え、使える福祉サービスや制度を提案していきます。相談の内容や対象者は、多岐にわたり、高齢者の介護の問題障害者の方の生活上の悩み虐待や家

社会福祉士として働くメリットとは?私が感じた良いところをまとめました

福祉職はまだまだ、「きつい・きたない・きけん=3K」と言うイメージが根強いお仕事です。しかし一方で福祉職を目指したくなるような魅力溢れるお仕事でもあります。私は、社会福祉士として10年間、様々な職場で経験を重ねてきました。人間を相手にするお仕事ですので、人間関係に悩まされること。自分の力の無さに福祉職を辞めようと考えたことも何度もありました。それでも、社会福祉士として働き続けてきた理由は何なのか?私が感じた、社会福祉士として働くメリットと、働いてきて良かった点をご紹介していきます。社会福祉士の仕事ってどんな仕事?社会福祉士の仕事の軸となるのが「相談業務」です。問題や悩みを抱えた人の相談にのり、

社会福祉士の派遣が向いている人の4つの特徴や必要なスキル・適正、働く上での注意点まで。

社会福祉士も、正社員やパートなど、様々な働き方があります。他の職業と同様に派遣会社から出向いて働く派遣社員の社会福祉士ももちろんいます。派遣社員は、正社員が育休中で人手が足りない時などに来てもらうことが多いようです。今回は、社会福祉士として派遣社員になったらどのような仕事をするかを一緒に見ていきましょう。社会福祉士の派遣社員として働くのが得意な人の4つの特徴とは?社会福祉士の中にも、派遣社員として働くことが得意な人と、不得意に感じる人がいると思います。どのような人が派遣社員としての働き方が得意と感じやすいのでしょうか?仕事内容が職場によって異なるので、職場のタイプごとに見ていきます。障害福祉施

社会福祉士の服装ってどうあるべき?様々な会社における服装から、あるべき姿まで

社会福祉士の国家資格を取得している者の仕事の一つに相談業務というものがあります。高齢者分野で言えば、地域の高齢者の方、もしくは高齢者の方を介護しているご家族より生活に関する相談が寄せられます。その相談内容について伺い、既存のサービスを提案することで解決するきっかけを作っていく重要な役割を担っているのが社会福祉士です。相談業務ということは、相手との信頼関係をどれだけ築けるのかがポイントになってきます。関係性を築くためには当然相談援助スキルなども必要になってきますが、それ以前に服装などの外見もとても重要な部分になります。ここでは、社会福祉士の服装などを中心に記していきます。社会福祉士の服装ってどう

社会福祉士になりたい!そのために必要な資格や勉強、適性の見分け方、働き先の見つけ方を実体験を元に解説します!

社会福祉士になりたい方はぜひ最後までご一読ください。福祉系の職業と聞くと、介護福祉士やケアマネージャーを思い浮かべる方が多いと思います。しかし福祉の需要が高まるにつれ、介護福祉士やケアマネージャー以外にも社会福祉士の必要性が見直されつつあります。そこで今回は、今後活躍が期待されるであろう「社会福祉士」についてまとめてみました。あなたの参考になれば幸いです。社会福祉士になるには?社会福祉士になるためには、国家試験を受ける必要があります。そして、国家試験を受けるためには、受験資格を得なければならず、最短でも4年かかるため決して楽な道のりとは言えません。そこで現役社会福祉士の私が、社会福祉士としての

社会福祉士の仕事ってないって本当?就職事情を徹底解説!

社会福祉士は仕事ないって本当なのでしょうか?「求人雑誌を見ていても、社会福祉士の求人ってあまりないんですけど…」と心配になる方がいらっしゃるかもしれません。社会福祉士を目指すご本人だけでなく、これからお子さんが社会福祉士になるという方にとっても、気になるテーマかと思います。決して社会福祉士のニーズが少ないという訳ではないんです!今回はそう言われてしまう原因やリアルな実情をお伝えしていきます。社会福祉士の仕事ってないって本当???  学生の皆さんは求人雑誌を開いてみると、社会福祉士を募集する求人の少なさに愕然とするかもしれません。求人誌に載っているのは、営業や事務、飲食店や不動産など一般企業が多

社会福祉士が向いていない人の5つの特徴。向いていない場合の乗り越える方法も紹介

社会人として仕事を行う以上、ある程度の成果だったり仕事の質が求められます。それはお金を頂き雇われている以上当然求められてくるものだと思いますし、当たり前のことだとも思っています。しかし、人は皆必ずしも完璧ではありません。時には失敗を繰り返しますし、怒られることも皆さん経験があることでしょう。失敗をしながら自らの限界を突破していくことが一般的ですが、どの仕事に対しても「向いているタイプ」と「向いていないタイプ」が存在することもまた事実としてあります。今回は、社会福祉士の仕事に向いていない方の特徴をいくつか紹介した上で、乗り越え方も併せてお伝えしていきたいと思います。社会福祉士の仕事とはどんな内容

社会福祉士は未経験でも出来る?未経験でもスムーズに仕事に就く方法をご紹介します

福祉職と言えばケアマネージャーが有名ですが、相談援助の専門職である社会福祉士も高齢化に伴い注目度が高まりつつありる資格です。多業種から社会福祉士へと転身する方も多く、「未経験だけど社会福祉士を目指したい!」という方も増えています。そこで今回は、未経験から社会福祉士として働き始めたいと考えている方へ、社会福祉士の仕事内容スムーズに仕事に就くためのポイント社会福祉士として働く上での注意点社会福祉士に活かせる経験など、未経験社会福祉士の就職に役立つ情報をまとめてみました。社会福祉士は未経験でもできるの?社会福祉士の仕事は、未経験でもできるのか?その答えは「YES」です。しかし、社会福祉士の仕事は経験

社会福祉士の転職を成功させるために!狙い目な会社の3個の特徴と上手に転職するための注意点

安定した仕事に就きたい、人の役に立ちたいなどといった理由から、社会福祉士を目指す社会人の方は多いですよね。福祉の仕事の経験がなくても、社会福祉士に転職することは可能なのでしょうか?著者も会社員を続けながら大学に通い社会福祉士の資格を取ったので、その経験を基に解説していきます。社会福祉士がなぜ転職先におすすめかという理由を知りたい方や、社会福祉士の年収をアップさせたいという方もぜひ参考までにご一読ください。社会福祉士へ転職する際、狙い目な職場の特徴とは? 社会福祉士の職場と一口に言っても、多種多様な仕事があります。転職する際はどのような職場を狙ったら良いのでしょうか?具体的に見ていきましょう。前

社会福祉士の魅力を徹底紹介!あなたも社会福祉士を目指してみては??

社会福祉士の魅力をここで詳しくお教えしたいと思います。福祉にこれまで縁がなかった人でも、社会福祉士という資格の名前くらいは聞いたことがある人が多いかもしれません。実はとっても面白く、そして奥深い仕事なんです。そして、福祉の世界では、有資格者は重宝されるので、一度社会福祉士の試験に合格してしまえば、それを強みに転職して、どんどんステップアップできます。あなたも社会福祉士のやりがいを知って資格を取ってみませんか?社会福祉士の大まかな仕事内容とは?社会の中で困りごとを抱えている方々の希望を聞きとり、ご本人が暮らしやすい環境を整えていくために、各種関連機関と連携、調整を行うのが、社会福祉士の業務です。

社会福祉士の面接で訊かれる3個のことと受け答えのコツ、服装などの注意点とは!?

社会福祉士を採用する人事担当者にとって、社会福祉士の方々に期待を寄せているのは相談業務をメインにして頂けるかどうかです。高齢者福祉分野で当てはめて考えた時に、例えば介護士は利用者の方に対して接することがメインですが、社会福祉士はそれに加えてご家族や関係機関との密接な関係づくりが必要になってきます。採用面接を行う際には、そういった視点から見た時に果たしてこの人で大丈夫なのだろうか等の判断が下されます。ここでは、社会福祉士を取得し生活相談員として採用される際の内容を記載していきます。社会福祉士の採用面接で訊かれる3個のこと採用面接において訊かれることの多い事項をまとめましたので、参考にして頂ければ

社会福祉士の働き方で皆が悩む5つのこととその解決方法

社会福祉士の働き方の中で皆さんが抱える悩みをここでお話しさせていただきます。社会福祉士は仕事柄、人の悩みには敏感ですが自分の悩みは後回しにしてしまいがちです。そのためか、精神的に病んでしまう社会福祉士が増えてきています。人の幸せを願って働く社会福祉士ですが、仕事で自己犠牲をする必要はありませんよねあなたが働く上での悩みとはなんですか?気持ちよく働くためにも、社会福祉士の働き方をここで見直していきましょう。社会福祉士の働き方で皆が悩む5つのこととその解決方法夢や志を持って目指した社会福祉士。働き始めると、机上での知識や実習での経験がほとんど役に立たない…と悩むことも多いでしょう。社会福祉士が抱え

社会福祉士は男性でもできる?その理由と男性ができること、大変だったこととは?

福祉の仕事は女性の割合が多いイメージがありませんか?確かに、福祉業界では圧倒的に女性の割合が多い職場も存在するのは確かです。しかし、職場によっては男性の方が多かったり、男性だからこそ活躍できる仕事もあります。社会福祉士を目指す男性の皆さん、ぜひこの記事を参考に福祉の現場で活躍されてみてはいかがでしょうか。社会福祉士の仕事についておさらいしておこうそもそも社会福祉士の仕事とは、どのようなことをするのでしょうか?簡単に言うと、社会で「困りごと」を抱えている人たちや地域を対象に、困りごとが解決できるよう支援する仕事です。主に障害者や高齢者、患者さんなどが対象となることが多く、彼らやご家族からの相談を

社会福祉士はブラック?そう感じた2個の瞬間とそれでもやりがいを感じる3個のこと。

社会福祉士はブラックな職業なのでしょうか?どういう職業であれ、業務が自分に合わない、キツいと感じるとブラックだと思ってしまう人はいらっしゃると思います。ここでは「社会福祉士はやめたほうがいい」と言われてしまうようなブラックな仕事だと感じる原因について、経験者が解説します。そこに加え、それでも社会福祉士を続けられるやりがいについても併せてお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。経験者が紹介!社会福祉士がブラックと感じた2個の瞬間とは?経験者だからこそ感じる、社会福祉士がブラックな職業と感じてしまった点をお伝えします。これからお伝えする内容はあくまで個人の主観的部分に当てはまるところなので、ご了承

社会福祉士の仕事内容30個の業務と向いている人・向いていない人の特徴

介護業界の人手不足が騒がれる中で社会福祉士の需要は高まりつつありますが、社会的認知度はまだまだ低い現状にあります。名前は知っているけれど、具体的にはどんな仕事をする人なのか?どんな役割を担っているのか?どんな所で働いているのか?詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。今後ますます活躍が期待される社会福祉士のお仕事。目指してみたい!興味がある!という方のために、仕事の内容や活躍の場、やりがい、向いている人・向いていない人の特徴などを詳しくまとめてみました。社会福祉士の大まかな仕事内容社会福祉士の主な仕事内容は、相談援助業務です。生活をする上で生じる様々な問題の相談に乗り、必要な制度

社会福祉士の募集はココを見て!良い求人、悪い求人の見極め方を教えます

社会福祉士の募集のポイントについて今回はご紹介させていただきます。社会福祉士の仕事は福祉全般を範囲とします。介護分野、障害分野、子ども分野、地域分野、最近ではNPO団体や学校での有資格者の求人も多くなっています。そんな中で気をつけたい、社会福祉士を活かせる仕事の求人の見極め方を、実際の社会福祉士の声をもとにお話しさせていただければと思います。福祉業界で働いてみたい方はぜひ参考までにご一読ください。社会福祉士の募集ではどんな求人が募集されているの?福祉といっても範囲は広く、仕事内容も様々。社会福祉士には、どんな求人が募集されているのでしょうか。社会福祉士の募集でよくある募集条件とは?社会福祉士の

社会福祉士に高卒でもなれるの?社会福祉士になるまでの方法やおすすめの就職方法教えます

社会福祉士の資格を取得するには、大学や専門学校、養成校を出るなど、いくつかのルートがあります。では、高卒でも資格は取れるのでしょうか?これから、高卒の方が社会福祉士になるための方法や、資格取得後に大卒とはどう違ってくるのかについてご紹介します。福祉の仕事を目指している高校生の皆さんとその保護者や教員の方々などにとって参考になれば幸いです。社会福祉士って高卒でも大丈夫?率直に言って、社会福祉士は高卒でも取得することができます。しかし、大卒の方とは取得までのルートが異なってきます。詳しくは、公益財団法人「社会福祉振興・試験センター」のホームページに取得までのルート図が掲載されています。自分自身はど

社会福祉士の将来性とは?私が考えるこの仕事をずっとやっていたいと思う8個の理由

「福祉」について、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?昨今、話題となることの多い福祉。社会福祉士は、問題を抱えている方のサポートをしていく仕事です。今回は、実際に働く社会福祉士の現状・意見を基に、社会福祉士を続けていきたい理由・将来性についてご紹介していきます。社会福祉士の仕事内容とは?福祉と一口に言っても、分野は様々です。高齢者や子供、病院から地域、最近ではNPO団体での活躍も増えてきました。介護の問題・児童虐待・貧困・病気によって生計が立てられない・ボランティアや地域との繋がりなどの問題に対し、支援を行うのが社会福祉士の仕事です。主な仕事内容は、相談援助です。問題を抱えている相談者(

社会福祉士の仕事がつらい…と感じる3つの瞬間とその乗り越え方

社会福祉士はつらいって本当?福祉仕事は辛いというイメージが強く、社会福祉士の仕事はきついのでは?そう感じている方がたくさんいらっしゃるかと思います。実際はどのような点なのでしょう?資格を取ったら、いよいよ社会福祉士としての勤務が始まりますよね。今回は、この職業で頑張っていきたい方が知っておくべき社会福祉士の大変さや、その乗り換え方を紹介します!社会福祉士の仕事って大変なの??社会福祉士は病気や障害など、何らかの理由で困難を抱えている方の支援を行うのが仕事です。同じ病気だったとしても生活背景や家族構成などによって、本人のニーズは異なってくるので、一人ひとりに合ったオーダーメイドの支援を考えなけれ

社会福祉士の悩みで多い5個のこととその解決法。

人の悩みを聞くことが仕事の社会福祉士は、とてもストレスを感じやすい職種と言われています。人の役に立ちたい!と高い志を抱いて社会福祉士を目指したものの、理想と現実のギャップに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?人の相談に乗るばかりで、自分が悩みを抱えてしまっては本末転倒です。世の社会福祉士はどのようなことに悩み、どう解決しているのでしょうか?社会福祉士に多い悩みとその解消法をまとめてみました。社会福祉士の悩みで多い5個のこととは?まずは、社会福祉士がどんな悩みを抱えやすいのかを見てみましょう。孤独を感じやすい社会福祉士は施設や病院に何人もいるわけではなく、1人で業務をこなすケースも少なくあり

社会福祉士の年収はどのくらい?給料の相場や正社員など雇用形態の違いについてもご紹介!

社会福祉士の年収事情をここでお教えします。誰かの役に立ちたい! という高い志を持って社会福祉士を目指しても、実際のところ低賃金ではなかなか仕事を続けられない…と考える人は多いと思います。将来結婚したり子育てをしたいと考えている人にとって生涯年収はご自身のライフプランに密接に関わってきますので、当然のことだと思います。資格を取得してしっかり稼ぐことで、理想のライフプランに近い人生を目指しましょう!社会福祉士の給料の相場はどのくらい?社会福祉士の一般的な年収は350万円~500万円程と言われており、残念ながらそれほど高給取りとは言えません。しかし、勤務地や勤続年数などの条件によっては年収アップも見