社会福祉士の国家資格を持っている方の仕事の一つに相談業務というものがあります。

高齢者分野で言えば、地域の高齢者の方もしくは高齢者の方を介護している家族より生活に関する相談が寄せられます。

その相談内容について伺い既存のサービスを提案する事で、解決するきっかけを作っていく重要な役割を担っているのが社会福祉士です。

相談業務という事は相手との信頼関係をどれだけ作れるのかがポイントになってきます。

関係性を作るためには当然相談援助スキルなども必要になってきますが、それ以前に服装などの外見もとても重要な部分になります。

ここでは社会福祉士の服装などを中心に記していきます。

社会福祉士の服装ってどうあるべき?

地域の高齢者もしくは高齢者を介護している家族の方と接する機会が多いのが社会福祉士です。

信頼関係を構築するためにもしっかりとポイントを抑えておきたいところになります。

派手な服装は控える

高齢者の生活上の悩みを聞く場合に重要なのは話しやすい雰囲気作りが一つとして挙げられます。

当然、話し方だったり表情なども大切なのですが、出会って最初に目につくのが服装などの部分です。

服装選びに失敗してしまうと相手との関係性を構築するのに障害になりかねません。

高齢者の場合、自分たちの価値観に合わないような服装は控えたほうが良いでしょう。

特によく話が出てくるのは戦争中や戦後などの思い出や印象が強く残っている方もまだまだ数多く存在します。

その観点から考えた時に今時のようなファッションや服装は当時にはありませんでした。

まずは色合いから考えていくと良いでしょう。

派手めなものは控え、落ち着いた雰囲気の色を主軸にコーディネートしていくことをお勧めします。

もちろんジーンズや必要以上の指輪やネックレスなどの装飾品も控えたほうが無難でしょう。

制服を貸与してくれるケースもある

服装に関してそんなに知識なども無く、自信がない方でも大丈夫です。

会社にもよりますが、たいていの場合制服を貸与してくれるケースがほとんどです。

貸与される制服を身につけていれば服装の問題はクリアできます。

中には制服貸与が無いケースもありますが、結婚式やお葬式などといった特別な服装でなければいけない訳ではありません。

あまり難しく感じること無く、最低限のマナーを守っていればたいていの場合は問題ありません。

社会福祉士であるべき姿とは?

服装以外の観点から社会福祉士として利用者と接する際に、あるべき姿をお伝えします。

主役は目の前の利用者である事を再確認する

正直、服装くらい自分の好きなようにさせて欲しいと思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。

この服装でなければダメというようなある意味縛りつけるようなやり方だと反発を起こしてしまうかもしれません。

その時に再確認して欲しいのが主役は誰なのかということです。

私たち社会福祉士は利用者もしくはその関係者からお話を聞き出しサービス提案をしていくのが仕事です。

サービスを利用する際に発生する金額を利用者の方は支払い、そのことで私たちの収入にも反映されていきます。

種焼きは私たち社会福祉士ではありません。

主役は目の前の利用者であるということを再確認してください。

自分が主役では無く相手が主役、そのことを頭に入れて考えて行動に移すとき、それでも自分のやり方や判断基準を貫き通したいという意思が湧いてくるでしょうか。

湧いてきたとしても、そこは一歩譲る思いが生まれてくるはずです。

主役が利用者である以上、なるべく利用者の価値観に沿った服装選びを心がけるべきだと思います。

人生最後の高齢期の重要性を知る

こういう表現は失礼な部分に当たるかもしれませんが、重要なことなのであえて書かせていただきます。

特に高齢者の方々はこの先いつどうなるのか分かりません。

人間は年齢を重ねればいつかは亡くなってしまうのです。

亡くなる時にどんな思いをしながら人生の最期を迎えるのでしょうか。

私はこの高齢期の時期がポイントだと思っています。

過去にどんなに楽しい思い出があったとしても、体が不自由になった高齢期で辛い思いをしてしまったら、辛い思いを最後に抱えたまま死を迎えてしまうと考えているからです。

せっかくここまで生きてきたわけですから、残り少ない最後の時期に最高の思いを抱いたまま死を迎えてもらいたいと思っています。

そのためには私たち社会福祉士の存在はかなり重要なものになります。

そういったことを知ることで社会福祉士としてのあるべき姿に近づけるのではないかと思っています。

服装などでお客様に好印象を持っていただくために

相手に好印象を持ってもらうためのポイントをここではお伝えします。

相手の価値基準に合わせよう、もしくは合わせる努力を示していこう

高齢者分野の場合、言うまでもありませんが私たちより利用者やその家族のほうが人生経験が長い大ベテランの方々ばかりです。

大ベテランの方々は私たちの言動や外見をよく観察しています。

そして、観察することを通して私たちに指摘するような場合もありますが、ほとんどの場合は発するようなことはせず心の中に溜めておいている場合がほとんどです。

私たちは相手の価値基準に100パーセント合わせようと思って相談業務を進めていくことが本当は理想なのですが、残念ながら100パーセント完璧に相手に合わせていくことが無理な場合がほとんどです。

親子や夫婦でされ双方完璧に価値観が合うことはまずありません。

では、信頼関係が完璧に構築できないと言って諦めて妥協するわけにもいきません。

そういうときには相手の基準に合わせようとしているこちら側の動きを相手に見てもらうことで関係性構築をしていくことができます。

自分のために頑張ってくれている若者を見ると自然と応援したくなるような気持ちが芽生え、関係構築がしやすくなってくる場合も存在します。

まとめ

服装を含めて私たち社会福祉士は多くを求められてしまう立ち位置になります。

面倒くさいと感じる方も中にはいらっしゃるかもしれません。

そのような時は今一度考えてもらいたいです。

私たち社会福祉士はどうあるべきなのか、何のために存在しているのか、この記事ではいくつかポイントをお伝えしてきましたが、そこが自分なりに形成することができればあとは勝手に社会福祉士としてあるべき服装へと考えが及ぶことになると思っています。


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