1990年代のバブル崩壊後、ブラック企業という言葉が急速に広がりました。

さらに、就職難や不景気が続いたことから、次第に企業だけでなく上司にもブラックという言葉が使われるようになりました。

ブラック上司の印象はよくないと思う方も多いでしょう。

一方で、ブラック上司がどのような人のことを指すのか分からないという方もいます。

ここでは、そんなブラック上司の特徴について解説していきます。

あなたのまわりにもいる?こんなブラック上司

ブラック上司とは、企業の規則に則った仕事をしていなかったり、ハラスメントによって部下を傷つけることが当たり前の環境を作り出していたりする上司のことを指します。

他にも、部下の評価を意図的に下げたり仕事以外のことで部下を利用したりする行為もブラック上司に当てはまります。

一見するとブラック企業と類似していますが、ブラック企業を人に置き換えたと考えればイメージしやすいでしょう。

ブラックなイメージに良い印象を持つ方はほとんどいません。

どちらかというと、悪意があって不利益を被るような印象を受ける方の方が多いでしょう。

そんなブラック上司ですが、あなたのまわりにもいませんか?

ブラック上司という概念を知らずに、いつも「なぜか私にだけ無理難題を言ってくる上司がいる」、「何で私だけそんなにハラスメント的なことするのだろう」と思っている方は必見です。

その相手はブラック上司かもしれません。

ブラック上司の下で従事する部下は、いつも嫌な気持ちになっていることでしょう。

ここでは、そんなブラック上司の特徴について解説していきます。

常日頃、怒鳴られたり曖昧にされたり、その他これから紹介するいくつもの特徴が当てはまれば、その方はブラック上司かもしれません。

それでは早速、みていきましょう。

ブラック上司の12個の特徴

仕事をしていて嫌な思いをしたことでお困りの方も多いでしょう。

仕事は仕事として割り切りたくても、それができないほど苦痛を感じている方も少なくありません。

生活をしていくうえで仕事をすることは必至ですが、どうせ仕事をするなら楽しくしたいという方も多いでしょう。

しかし、そんな気持ちと裏腹に仕事で嫌な思いをしている方もいます。

もしかしたら、それはブラック上司のせいかもしれません。

ここでは、ブラック上司の特徴を解説しています。

すぐに怒鳴る

一般的にキレやすい性格の方は多いです。

そんなキレやすい人が上司だったら部下は苦痛ですよね。

仕事は伸び伸びと楽しくしたいのに、何か行動を起こせばすぐ怒鳴る上司がいたらどんな思いをするでしょうか。

すぐに逆上して怒鳴る言動は、その人の性格が引き起こす場合が多いですが、実際なかなか治りません。

指摘すればするほど逆上して見境がつかなくなってしまうケースも少なくありません。

すぐ怒鳴る上司の下で働いている部下は、グッと我慢するしかないのです。

何も悪いことをしていないのに、すぐ怒鳴られるという方もいるでしょう。

もしかしたら、それはブラック上司かもしれません。

何かと嫌味を言う

ブラック上司のなかには、何かと部下に対して嫌味を言う方もいます。

例えば、「〇〇は仕事の要領が良すぎるんだよ」、「なぜか〇〇だけ業績が良すぎるんだよなぁ」と部下に対して言ってくる上司です。

仕事はできて当たり前ですし、頑張ればそれだけ業績も伸びます。

しかし、それを認めないで何かと嫌味につけこむ上司は、人間的に少しズレていると言っても過言ではありません。

責任をすぐに人に押し付ける

仕事に責任感のない方もいますが、そのような方が上司だったらどのような対応をとるのでしょうか。

上司は仕事をサポートしてもらうために、部下を起用する場面が多くみられます。

例えば、ある報告書の作成において、部下が調べた数字をもとに書類を作成したとします。

しかし、その完成した書類を提出した矢先、「数字が間違っている」と指摘されたとします。

そのときのブラック上司の対応は「部下が調べた数字です・・・」と伝えました。

上司としてこの対応は如何なものかと思いますが、上司なら部下を立てつつ失敗は自身の責任だと受け入れる必要があるでしょう。

それを、部下のせいとして責任を押し付けるのはよくありません。

必然的に部下だけでなく上司自身も評価が下がる可能性もあるため注意が必要です。

空気が読めない

仕事をしていて、「それって今やるべきこと?」と思うような行動を取る方が周りにいることもあるでしょう。

それが上司だったら完全に空気が読めてないですよね。

周囲の忙しさに相まって、上司がどうでもよいことを持ち出して来たら部下はどう思うでしょうか。

少なからず、空気が読めない上司に対しての尊敬や負の感情がこみ上げてきて嫌悪感さえ感じると思います。

しかし、社会にはさまざまな人と性格があり、その時々の対応や考え方は千差万別といえます。

一般的に空気が読めない上司でも、案外理にかなった言動で切り返してくることもありますので、一概に言えないでしょう。

ただし、仕事をするうえで、周囲との連携や協調性は必要不可欠です。

それが上手く調整できない上司はブラック上司の可能性があります。

休暇をとらせない

仕事上どうしてもその日のうちに終わらせたいときがありますが、切羽詰った上司から休日返上で仕事をさせられるケースも少なくありません。

場合によっては、社風としてみられることもありますが、上司の威厳を上手く利用したブラックな対応である場合がほとんどです。

企業は労働基準法で定められたルールをもとに従業員を従事させていますが、ブラック上司はそのようなルールを無視して、自身のメリットになるように部下を利用します。

結果として、休日返上して休暇をとらせないことがあったり、有給休暇や欠勤を認めなかったりするケースがあります。

休憩時間に仕事を頼んでくる

一般的な企業は、昼休みや業務途中での小休憩があります。

仮に1日8時間労働のうち、全く休憩が無かったら嫌ですよね。

仕事の途中でも息抜きは大切です。

ブラック上司の特徴として、わざわざ休憩時間に仕事を頼んでくる場合があります。

「今、休憩中なのに何で仕事を頼んでくるのだろう」そう思っている方の上司は、もしかしたらブラック上司かもしれません。

上司も悪気があってのことではないケースがほとんどですが、基本的に逆らえない部下にとっては苦痛ですよね。

失敗をネチネチと引きずる

部下の失敗をネチネチと批判して、仕事中もずっと引きずる上司がいます。

人間性の問題もありますが、このような性格の悪い上司はブラック上司の特徴といえます。

仕事をするうえでストレスはつきものですが、あまり失敗を指摘され続けてもそれに耐える精神力を持った方は少ないでしょう。

誰でも失敗をネチネチと引きずられたら嫌になるのも当然です。

何かと過剰に上から目線で命令してくる

上司の指示のなかで、「自分は〇〇だから」、「自分はできる」というような自身を主体として考えて命令してくることがあります。

もしかしたら、それはブラック上司かもしれません。

その理由として、自分主体で物事を考えており、自分ができるから他人もできるだろうと思い込んでいるためです。

実際は、自分ができてもすべて他人ができるとは限りません。

つまり、上司ができる仕事でも部下にとっては難しかったり困難を生じたりするケースもあります。

このように、何かと過剰に上から目線で命令してくる上司はブラック上司の特徴といえます。

理由もなしに評価を下げてくる

「最近、会社からの評価がなかなか上がらないなぁ」と感じている方の上司は、ブラック上司かもしれません。

会社の組織のなかで、部長クラスや課長クラスの上司は、部下を評価するシステムを導入しているケースも少なくありません。

この評価は、賞与や昇給、人事に大きく影響する場合があります。

つまり、上司の権限で部下の評価を決定することができるのですが、その上司が理由もなしに故意的に部下の評価を下げてくるケースもみられます。

このように、客観的に部下の実績や物事を判断できないような上司は、ブラック上司の特徴といえるでしょう。

ハラスメントが日常茶飯事

社会には、モラハラやパワハラ、セクハラなどさまざまなハラスメントが存在します。

一般的に、ハラスメントは全体的に個人に苦痛を与える要素でしかありません。

そのため、メリットに繋がることはほぼ皆無に等しいといえるでしょう。

このような、ハラスメントを日常茶飯事に行う上司がいるのも事実です。

場合によっては、警察沙汰になったり訴えられたりするケースもありますので注意が必要です。

部下に指示を出すだけでとにかく仕事をしない

「うちの上司は仕事をしないんだよなぁ」と思っている方もいることでしょう。

上司の役割として、部下の業務管理が主な仕事ですが、実際は部下に指示を出すだけで自分は何も仕事をしないという上司もみられます。

部下の心境としては、「上司には率先して仕事をして欲しい」と思うことも多々あり、仕事中にサボっている姿をみていることで仕事に対するモチベーションの低下に繋がる危険性があります。

しかし、部下に指示を出すだけでとにかく仕事をしない上司もいますが、必ずしも仕事をしないとは限りません。

その理由として、上司も仕事をサボっている訳ではなく、人間性や性格からそのように見えるだけかもしれないためです。

実際、部下は上司がどのような仕事をしているのか、具体的には分からないケースも少なくありません。

一概にはいえませんが、一般的には部下のことを思って行動しているため、そういう点では認めてあげることも大切です。

ただし、明らかに仕事中に漫画を読んでいたり、スマホでゲームをしていたりするのは良くないですね。

部下に仕事を頼んだことすら忘れてしまう

日常的に物忘れが多い方もいますが、これが仕事で頻発すると迷惑をかけてしまう恐れがあります。

会社で仕事をしていて、上司からある書類の整理を任されたとします。

そして、整理済みの書類を上司に持っていったところ、「それ何だっけ?」と言われたらショックですよね。

部下にとっては、上司からの頼まれごとで最優先に仕事をしたのに、頼んだことすら忘れてしまうなんてありえない、と思っていることでしょう。

それだけならまだしも、上司が自ら出した指示の内容すら忘れてしまっていた場合、部下はどう動けばよいのか分からなくなってしまいますよね。

それで、「私はそんな指示は出してない」と上司から言われて怒られた部下はどのような気持ちになるでしょうか。

このようなブラック上司のもとで従事する部下は、モチベーションに直結する場面も多いため気をつける必要があります。

ブラック上司の対応策

それでは、実際にブラック上司のアクションに対して、どのように対応していけばよいのかみていきましょう。

ここでは、大きく3つに分けて解説しています。

愚痴を言える仲間を見つけてストレス発散

現代社会の特徴として、仕事でのストレスは必至です。

そのストレスを発散させるためにも、同じ境遇の仲間や同僚に相談したり、愚痴を言い合ったりすることも大切です。

しかし、愚痴を言い合うのもよいですが、あまり言い過ぎると陰口や悪口になってしまうため引き際が重要です。

異動願いを出す

ブラック上司から距離を置くための手段として、社内での異動があります。

ブラック上司の直属から抜け出す最善の方法ですが、その理由付けのところであからさまに「〇〇上司が嫌だから」というのは避けたほうがよいでしょう。

部署は変わっても同じ会社で働くので、顔を合わせることもありますので穏便に対応することをおすすめします。

転職する

部下の心理として、ブラック上司のもとで従事してきた場合、上司のブラック要素は会社のブラック要素として捉えてしまうケースも少なくありません。

「あの会社はブラックなんだよね」とよく耳にしても、「あの人はブラックなんだよね」とはあまり言わないですよね。

つまり、心理上、人よりも物の単位で物事を捉える習性があるため、考え方が固着してしまい柔軟な対応が難しくなってしまう場合があります。

そんなときは、思い切って転職して環境を変えるのもよいでしょう。

まとめ

最後に、ブラック上司は実際どの会社でもいます。

そのため、仕事で嫌なことがあっても、分かり合える仲間の存在は欠かせません。

ストレス社会といわれる現代は、ストレスと上手に向き合っていく方法を模索していかなければならないため、将来的にどのように行動していくかを考えていく必要があります。

ここでは、ブラック上司の特徴について解説してきました。

仕事でブラックな上司の対応に困っている方の参考になれば幸いです。