「サービス業とは何ですか」と聞かれて接客業と答える方は多いと思います。

どのような仕事にも善し悪しがありますが、今回は、サービス業をしていて楽しいや為になる話から、もしかしたらブラックなんじゃないの?

と疑問に思う事に対して経験を交えながらご紹介していきたいと思います。

もしかしたら思い当たる節もあるかもしれませんし、新しい発見があると思いますが、じっくり読んでいただけると幸いです。

サービス業とは?

サービス業は、何かを欲している人に物だけではなく、納得のいく結果へ導いていけるように手助けし、相手の不満を解消する為に自身を使って提供する業態の事です。

よくある職種

職種で言えば、お客さんと接する機会の多い販売職、人の運送や物の修理などの生活に関わる技術職、国家資格や専門知識を持って手助けする専門サービス職、治安維持や災害対策などの公務員が関わる公共サービス職、会社の運営に欠かせない営業職、テレビや舞台などエイターテイメントを提供するクリエイティブ職が挙げられます。

主な仕事内容

販売職からは、スーパーやコンビニの店員やホテルの従業員など、技術職からは、プログラマーや整備士に運転手など、専門サービス職からは、医師・看護師、介護士・保育士など、公共サービス職からは、警察官や消防士・教員など、営業職では事務に営業・経理、クリエイティブ職では、歌手・俳優にアナウンサー・レポーターやアミューズメント施設での仕事が該当します。

サービス業が少しブラックだなと思う10個の理由

採用が決まって働き始めて、早く仕事で戦力になろうと一生懸命に頑張って慣れてきた時にふと本当に自分に見合った仕事をしているのだろうかと考える事があると思います。

その内容にもしかしたら自分の職場はブラックな所があるのではないかと思う時があるでしょう。

捉え方は人様々ですがご紹介したいと思います。

過重労働

採用時は1つの業務専門で仕事を始めたのに働く期間が長くなり人手不足が悪化してくるにつれて複数の作業を頼まれる事があります。

スーパーを例に挙げると、レジ専任で雇われたはずなのに来店客数が少ない時は品出しに駆り出されたり、品出しスタッフとして採用されたけど、人手が足りないというだけでレジ業務や電話対応を任されたりという事もあります。

私の場合は、ベテランだからと1人で補充業務に売り場でのお客様対応・電話対応や忙しい時間帯のレジ応援、倉庫整理にスタッフ管理などを兼務していました。

会社や店舗の都合でいいように扱われる事で不満を感じると思います。

給与が安い

多くの方と接客したり、便利になるような提案をしたり、満足して気持ち良く帰って頂く為に尽くしているのに、その行動に見合った給与じゃなかった時は、疑問に思ったりします。

他の仕事をしている友達と比較してみたり、今の仕事に似たような求人と見比べてみたりと確認せずにはいられないですよね。

残業が多い

バイトやパートの場合は、事前に頼まれるので残業が多いという事はありませんが、正社員の場合は違ってきます。

定時で上がれるような場合でも上司の指示だったり、休みの同僚の仕事のカバーだったり、その日の作業は終わらなかったり、急なお客様対応で訪問したりで残業をする事が多々あります。

休憩時間がとれない

休憩時間が決められていたとしても、その通りに取れない事があります。

人手が不足していたり、忙しい時間が長引いていたりするとなかなか休憩が取れず、時間がずれたり、短くなったりと弊害が出ます。

休みが取れない・有給が取れない

基本、会社が繁忙期に入る時に取得する事は難しいです。

バイト・パートは基本的にシフトを出す段階で提示しておけば、反映してもらえるのであまり問題はありません。

正社員だと、1か月のスケジュールが会社によって決まるので、それに合わせて社員の休みを作っていく為、思うように休みが取れないようです。

残業代が出ない

最近の企業では、残業を無くす様に努力したり、職場の環境改善もあって残業代を払わないという事は少なくなりましたが、一部の企業ではまだあると聞きます。

自分が働いた事に対する対価が払われないのは問題なのでしっかりと給与明細を確認するようにしましょう、

ノルマが過度

バイトやパートの方には直接的には関係ないですが、販売職であれば、会社や各店舗としては売上が優先されるので毎日・毎月ごとで達成予算が与えられます。

達成予算を超えるにはどのような計画を立てて、売上に繋げていけばいいのかを考えていかなければなりません。

これが営業職でいうノルマと同じものになります。

業務内容や職務環境に違法行為がある

ほとんどこういう事を行う企業は見たことはありませんが、皆さんの周りにはあったりするのでしょうか?

最近では違法行為には厳しくなっていて、衛生面では保健所が、他の事では消防や警察が立ち入り検査を行ったりしています。

もし見かけたことがある時は最寄りの専門機関に相談するようにしましょう。

パワハラがある

会社の業務改善に効果もあり、少しずつ減ってきているパワハラではありますが、対策を講じていても起こり得る事です。

企業では予算達成を一番念頭に置いて売上重視、利益重視と考えている会社の役員や、自分に与えられた肩書を笠に着て高圧的な態度をとる人もまだまだ多いです。

サービス業だけに限った話ではありませんが、直接出くわしたのが、私が働いていた会社の上司が一緒に働いている関連会社の方の頭を、何の脈絡もなく何度も叩き始めた事です。

その方はヘルメットをかぶっていて笑顔でいましたが、年齢的に上の方を笑いながら叩いている上司を見て恐怖を感じました。

その後、そういう行為が常態化している会社と分かったので早いうちに辞職しました。

残念ではありますが、閉鎖的な空間の職場でしかも男社会の会社では未だに行われています。

夜勤が辛い

今では当たり前の24時間営業ですが、夜勤時給を高くして人材を獲得しようと考えている所は多いと思います。

ですが、高額に給与を設定したところで求人が増えるわけではありません。

若い頃なら問題ないですが、昼夜逆転が続くと身体的影響が出てくるので勤務期間が長くなり年齢を重ねてくると辛くなってきます。

この仕事は楽しいと思う7個の理由

ここまでは暗い話をしてきましたが、サービス業は悪い事ばかりではありません。

デメリットがあれば、メリットもあります。

やりがいを見つけられるかは本人次第ですが、仕事していてよかったと思ったり、自分の為になる事もあります。

人から感謝される

「ありがとう」という言葉を言われると嬉しいですよね。

相手の為に何かをしてあげてその行為に対してお礼を言われるのは、自分では思っていなくても自然と喜んでしまいます。

サービス業をやっていて一番の称賛だと思います。

感謝される為に仕事をしている訳ではないけれど、与えられた仕事、自ら進んで行っている仕事に対して言われるとモチベーションも上がり効率も良くなります。

お客様からだけではなく、従業員間で自然と言い合えるようになると楽しい職場になるでしょう。

求められるものを提供できたとき達成感がある

サービス業をしていて自慢できる事は、自身が携わっている物事に対して他の方より知識を持っている事ではないでしょうか。

お客様の中で事前に調べてこられる方はそう多くはいません。

調べていても偏っていたり、うろ覚えだったり、訪日外国人の方の場合だと日本語が話せなかったり、上手く表現できないといった場面によく遭遇します。

何を求めているのかはお客様によって異なりますので、まずは、しっかりと話を聞く事が大切です。

自分の中の知識が活用でき、お客様の為に役に立った時は達成感と一緒に自信もついてきます。

その経験は仕事への探求心をより一層深めてくれるでしょう。

コミュニケーションスキルが上がる

接客業はサービス業と同じ業種になります。

「自分にこの仕事が務まるだろうか」と不安になる方もいると思います。

私も最初は接客業を始める時は不安で仕方なかったです。

人間関係を上手く構築できる方ではないので自分のコンプレックスばかり気にしていました。

やりとりもたどたどしく大きな声を出す事さえ出来ず、自己嫌悪に陥るばかりでした。

ですが、人間とは不思議なもので場数をこなしていくと出来る様になっていきます。

前に踏み出す勇気が必要ですけどね。

無理に自分から話しかける必要はありません。

相手の話をしっかり聞いて内容を理解する事が大事になってきます。

聞かれた内容に対して分からない場合は、分からないと答えてもいいのです。

分かる人に協力をしてもらって解決し、答えられなかった事を自分で調べればいいだけなのです。

そうやって会話を積み重ねていく事でコミュニケーション能力は上がっていきます。

感情のコントロールが出来るようになる

サービス業をしているとさまざまなお客様と接する機会が多くなります。

無口な方に丁寧な方、せっかちな方に上から目線や難癖つけたがる方など接客していて気分がブルーに陥る事があります。

対応していて恐怖を感じたり、イライラしたりと感情が吹き出しそうになる場面が多々あります。

しかし、心を落ち着けて対応していくと訪れる方の言動や行動に対処できるようになり、感情の起伏が抑えられるようになります。

ですが、こちらが仕事でストレスを溜めないように気をつけましょう。

柔軟性を身につけられる

仕事を始めたばかりの頃は教えられた事をそのまま行動に移すので、相手とのやりとりが作業的になります。

1つの作業中に他の仕事を任されたとしても今のが終わらないと次の仕事に取り掛かれないといった状態になってしまいます。

コツコツと1つの作業をこなしてもらえるのは助かりますが、企業というのはわがままなので次々と仕事がやってきます。

柔軟性を身に付けるには自分がする仕事に優先順位をつける事が重要です。

人と連携して働く力が身につく

仕事は一人で出来るものではありません。

多くの人たちで成り立っている為、一緒に働いている方と協力するのは当たり前です。

あまりいないとは思いますが、指示を受けて働く事に嫌悪感を持ったことってありませんか?

自分はしてみたい仕事があるのに全然違う仕事を任されたりしてやる気があまり出ないという状態で仕事を続けたことがあります。

そういう時に限ってミスや迷惑をかけてしまうんですよね。

そして、そっと手を差し伸べられるとグッと込み上げてくるものがあります。

他の方と仕事を分担し合う事で1人分の作業量を減らし、他の所をカバーに行ける余裕を作る事で全体の仕事効率が上がります。

作業を指示する側にいた私としては、時間のあまり掛からない箇所や先に済ませないといけない箇所に振り分け、時間のかかる所や細かい指示がある所は自分でしつつ、作業が終わった所から応援に来てもらう様な感じにしていました。

手伝ってもらった際の感謝を忘れないようにしましょう。

臨機応変さが身につく

臨機応変さは柔軟性とよく似た行動になります。

優先順位をつけて仕事をしていても急なお願いをされたり、対応を求められることがあります。

柔軟性はその日の仕事を開始してから大まかに仕事の方向性を決める事で力を発揮しますが、臨機応変な対応は予測していない所から現れた物事に対処する力になります。

この力を磨く為には常日頃から周囲を観察する事が大切です。

1つに仕事に集中していては気が付く事は出来ないので、仕事をしながら周囲を見渡し、お客様の行動だけではなく、人が居る空間や同じ従業員にも気を配る事が必要です。

そして一番大事なのが職場内の状態をよく知る事です。

自分の中に多くの情報があれば、有利に動けるようになるでしょう。

まとめ

今回は、サービス業についてほんの少し切り口を変えて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

サービス業と一口で言っても幅広い職種があります。

どれも私たちの生活には欠かせない仕事で相手が居ないと成り立たない仕事ばかりです。

楽しく嬉しい思いもすれば、辛く苦しい思いもします。

働いていて自分がブラックだと感じた時は言葉を飲み込んで黙るのではなく、職場を改善するために働き手全員で声をあげましょう。

行動を起こすが大切です。

今回の記事が皆様のお役に立てれば光栄です。