世間では飲食店の仕事は、辛く厳しいイメージがあるようです。

実際、飲食店に勤めてあまりの厳しさに逃げ出す人も少なくありません。

ここでは、仕事から逃げる人の特徴と、逃げずに乗り越えるための心構えをご紹介します。

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飲食店はブラック・・・?

世間では飲食店がブラックと呼ばれる傾向があります。

社会で数ある仕事のうち、サービス業の1つである飲食店の仕事は、主に調理や接客を業務として行います。

また、飲食店の特徴として、比較的お客様の少ない時間帯であるアイドルタイムと、お食事時の忙しい時間帯のピークタイムがあります。

アイドルタイムとピークタイムの忙しさにはそれぞれ違いがあり、気持ちを切り替えず油断すると、お客様に迷惑をかけることもあります。

基本的に、アイドルタイムは仕込みや清掃など、自身のペースで行うことができる業務が多いのに対し、ピークタイムの業務はお客様の要望すべてに対応するため、自身のペースで仕事をしていてはお客様に迷惑をかけてしまいます。

仕事的にも飲食店の業務はたくさんあり、お客様のペースに合わせて仕事をしなければならないことから、従業員は大きな負担を強いられています。

さらに、飲食店の勤務時間についても、自身のペースではなく集客によって左右されることもあり精神的にも負担を感じることがあります。

例えば、シフト上がりの時間帯に大勢の団体客がご来店されたとします。

本来勤務終了のはずが、団体客のご来店の影響で、シフトが延長されることがあります。

したがって、思った通りのシフトで勤務することがなかなかできず、時間内にこなさなければならない業務も多く忙しすぎることから、飲食店の仕事はブラックといわれることがあります。

仕事から逃げる人の5個の特徴

店長として飲食店に勤めて、仕事からすぐ逃げる人たくさん見てきました。

背景にはさまざまな理由がありましたが、中には諦めずに一生懸命頑張って乗り越えた人も少なくありません。

ここでは、仕事から逃げる人の特徴についてご紹介いたします。

お客様から何か指摘されただけで落ち込む人

お客様と接する機会の多さから、飲食店はさまざまなケースからクレームが発生することがあります。

クレームの種類として、従業員からお客様に対して失礼な行為があった場合とお客様自身の勘違いから生じるクレームとあります。

いずれにせよ、クレームには変わりなく、クレーム発生時にはお客様から従業員に目が行くことも少なくありません。

基本的に、クレーム対応は店長の業務ですが、場合によっては従業員が直接お客様から文句を言われることもあります。

実際、全く知らない人から急に怒られて、そのショックは計り知れません。

従業員のメンタルによっては、その後の業務に支障をきたす人もいるくらいです。

それだけ、お客様からの指摘は従業員にとってストレスに感じるところであり、神経質にならなければならないところなのです。

飲食店の店長として勤務する中で、従業員がお客様から文句を言われて落ち込んでいる姿を何人も見てきました。

結果として、退職したり欠勤したりすることがあり、お客様から指摘を受けて落ち込むということは、仕事から逃げることであるといえます。

仕事のことについて何も文句を言わず、黙々と仕事をこなす人

飲食店の店長として、仕事に真面目すぎる従業員のことは注意しておかなければなりません。

何を言っても、文句を言わず黙々と仕事をこなしてくれる人がいると、店長は業務的にも楽に感じることがあります。

しかし、文句を言わず、黙々としているからこそ要注意なのです。

何も文句を言わず黙々と仕事をしているということは、ストレスをため込んでいるといっても過言ではありません。

人はストレスを感じると、精神的に不安定になりやる気にも影響を及ぼします。

そして、今度はストレスを貯めすぎるとストレスが爆発し、業務に支障をきたす恐れもあります。

性格の1つでもある我慢強い人に多くみられる現象ですが、上司の言うことに忠実に仕事をこなし、将来有望とされている人が、ある日突然凶変して勤務態度が悪くなったり、上司に逆らったりするなど良くない行動を起こす場合があります。

よって、ストレス発散は大事であり、黙々と仕事をこなす人でも店長から一言声掛けすることで気分的にも楽になることがあります。

つまり、ストレスを抱え込む人は仕事から逃げる傾向にあるといえるのです。

店長や上司から怒られて落ち込む人

従業員の中には店長や上司が怖くて仕事をやめたいという人がいます。

店長や上司はお店のために従業員に指摘を入れることがあります。

しかし、指摘するということは将来見込みがあるということです。

店長や上司は、仕事から見て、何も期待していない従業員に対しては何も指摘しません。

よって、従業員が店長や上司から指摘されるということは期待されているということなのです。

しかし、従業員にはそのことが理解できない人がたくさんいます。

店長や上位から指摘を受けて、それが理解できず極端に落ち込む人も少なくないのです。

仕事でよくミスをする人

人は誰しも完璧ではありません。

必ずどこか欠点があるのが人間です。

仕事をするうえで、飲食店ではお客様に商品提供時にこぼしてしまったり、後片付けのときにお皿を割ってしまったりすることがあります。

ついうっかりしてしまうことからミスを誘発されることから従業員は勤務中気をしっかり持たなければなりません。

人は仕事でミスをするとその場から逃げたくなります。

仕事をミスしてしまったという深層心理は自身の心の奥底で「何でこんなミスしてしまったんだろう」と思っているのです。

つまり、仕事でミスしたことで後悔しているのです。

後悔してしまってはなかなか気持ちを切り上げることは難しいでしょう。

そのまま仕事から逃げることも少なくありません。

協調性のない人

飲食店の仕事はチームワークです。

1人で仕事をするわけではなく、必ず複数人で仕事をこなします。

特に、ピークタイムのお互いの声掛けは重要です。

しかし、従業員の中には、協調性のない人がいます。

例えば、勤務中に独断で上司の指示も無視し、勝手に行動する人がシフトにいるとします。

ピークタイムの忙しい時間帯にそのような勝手な行動をとる従業員がいれば、チームワークは乱れてしまい、お客様に迷惑をかけてしまいます。

協調性のない人は、自身でもチームワークを乱していることを理解しているといえます。

理解しているが故に、実際にその場面になったときにどうしたらよいか分からなくなってしまい、結果として協調性のない人となってしまうのです。

協調性がなければみんなの輪に入ることができず、それが仕事に大きく影響を与えることから、仕事から逃げる人の特徴として挙げられるでしょう。

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逃げずに乗り越えるための心構え

仕事から逃げたいと思ったことがある人はたくさんいると思います。

しかし、中には逃げたいと思っても、逃げずに頑張って乗り越えてきた人もいることでしょう。

ここでは、逃げずに乗り越えてきた人の心構えをご紹介します。

お客様から指摘されても素直に受け入れる

飲食店に勤めていてクレームはつきものです。

長年勤めていれば意外にもクレームは頻繁に起こっているのです。

お客様から従業員に対してクレームを起こす人も少なくありません。

従業員はクレームに対して素直に聞き入れなければなりません。

基本的にお客様からクレームがあるとまずは傾聴し、どのような事例に怒っているのか、どうしてほしいのかを明確にしなければなりません。

しかし、中には、クレームを受けた従業員が「自分は悪くない」と思っていても、クレームはクレームです。

飲食店側に何か非があってお客様から要望があるわけで、お客様が勝手に怒ることはありません。

まず、お客様からクレームがあったときの心構えとしては、しっかりお客様の言うことを聞くことです。

そして、言いがかりはしないことです。

お客様からのクレームは要望として聞き入れ、心を広く穏やかに対応しなければなりません。

店長や上司から怒られても前向きな考えを持つ

従業員の中には、店長や上司から怒られて落ち込む人もたくさんいますが、怒られるということは期待されているということです。

店長や上司は何も期待していない人には何も指摘しませんし、指導もしません。

しかし、従業員の中には怒られて落ち込んでしまい、業務に支障をきたす人もいます。

このときの心構えとして、店長や上司から指摘があれば、自分のために言ってくれているという認識を持たなければなりません。

仕事に失敗してもへこたれない

私は仕事に何度失敗しても良いと思います。

失敗は成功の基という言葉がありますが、失敗から成功する秘訣を学んでいけば良いと思います。

例えば、お客様のお会計時にお釣りを渡し間違えてしまったとします。

基本的に人間は常に完璧ではありません。

したがって、何か行動を起こすということは失敗する可能性もあるということです。

失敗すると落ち込みがちですが、実際は落ち込む必要はありません。

失敗しても次があるのですから。

従業員とは仲良くする

飲食店の仕事は協調性がなければやっていけません。

心構えとして、他の従業員と仲良くなることも1つの秘訣といえます。

仲良くといっても友達のような仲良しではありません。

あくまで仕事上の付き合いですので、出勤時のあいさつ、運営中の声掛け、退勤時のあいさつなど、大人としての適切な行動をとれるようにならなければなりません。

従業員と仲良くするためには、よく話をすることです。

キツい時もあるけど、飲食店がおすすめの理由

飲食店の仕事はきついときもありますが、店長の私としてはやはりおすすめです。

ここでは、飲食店店長がおすすめする理由についてご紹介いたします。

お客様のおいしく食事する姿を見ると嬉しい

飲食店に勤めて、たくさんのお客様と接してきました。

これまで出会ってきたお客様の中には、おいしそうに食事をする人、店内で楽しそうに話しながら食事を取る人、従業員と話すことを楽しみにしている人など、さまざまな人がいます。

私は、そのようなお客様を見ると心が温かくなり、幸せを感じます。

したがって、飲食店でおいしく食事をするお客様がいるからこそ飲食店はやめられないのです。

将来独立して、飲食店のオーナーとして活躍することができる

飲食店の店長の中には雇われ店長もいることでしょう。

オーナーがおり、経営権はすべてオーナーが持っているということもあります。

飲食店店長にまで上り詰めれば、キャリアとしてオーナーを目指す人も少なくありません。

実際、店長の業務は店舗管理や運営、経営についても実務経験と並行して勉強することができます。

そして、オーナーとして独立した人も多くいます。

このように、飲食店の店長は、今後のキャリアとしてオーナーへの道があることからおすすめです。

誰よりも料理が上手になる

飲食店は常に食材に囲まれていることから、食材に関する知識やスキルは見る見るうちに上達していきます。

1年もすれば、周りに負けないほど料理ができるようになります。

初めは全く料理ができなくても、飲食店に勤めることで料理ができるようになるのは、大きなメリットといえるでしょう。

パーティやイベント時など、料理で知人や友人にアピールすることもできます。

したがって、食材に関する知識やスキル、本格的な料理を覚えることができる飲食店はおすすめです。

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まとめ

ここでは、仕事から逃げる人の特徴と、逃げずに乗り越えるための心構えをご紹介してきました。

飲食店は厳しいと世間でいわれている中、実際に現場で働いている人は逃げたくても逃げずに頑張っている人もたくさんいます。

逃げずに乗り越える心構えとして、しっかりと自信を見据えて今後のことも踏まえながら考えていかなければなりません。

飲食店の店長として、従業員にアドバイスすることがあります。

「逃げたらまた同じことの繰り返し」という言葉です。

そこで逃げれば、形を変えていつか同じような壁にぶち当たります。

さらに苦しい壁です。

したがって、逃げずに頑張って乗り切れるようしっかりサポートしていかなくてはなりません。

この記事を読んで、仕事から逃げたいと思っている人の参考になれば幸いです。


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