仕事の悩みに多い15個のシチュエーション。悩んでしまった時の対処法も紹介します

仕事の悩みは、絶えず人にストレスを与えており、社会的にも問題視されています。

社会で生活していくうえで、仕事との関わりは重要なものとなっています。

社会で起こるさまざまな事例に対し、それを対処する能力が問われており、ストレス社会において悩みは不可欠といわれています。

ここでは、ストレス社会における仕事での悩みが多いシチュエーションについて解説していきます。

仕事の悩みに多い15個のシチュエーション

仕事をするうえで、悩みは欠かせません。

現代はストレス社会といわれており、さまざまな要素からストレスを感じ、悩みに発展してしまうことも多くあります。

ここでは、社会に多く蔓延る悩みのうち、いくつかシチュエーションを例に取りあげながら解説していきます。

嫌な上司がいて、会社に行くのが嫌になる

会社は上司と部下の階層構造により成り立っています。

上司の指示により部下が動き、会社の利益が生み出される仕組みになっています。

社会のなかの一つの歯車として会社は存在し、そのなかで上司と部下のピラミッド構造が成り立っていることで、安定し手仕事をすることができています。

しかし、そのような構造上、嫌味な上司に逆らえず苦痛を感じている部下も少なくありません。

例えば、部下の行った仕事に対して、過去の失敗を取り沙汰してネチネチと何回もしつこく言ってくる上司や、部下の仕事にいちいちケチをつける上司です。

上司から頼まれた売上げ分析の書類提出の期限を迫られて、早急に対処し完成した売上げ分析表を提出したところ、上司から見栄えが悪いと指摘され、そこから話が脱線し過去の失敗を取りあげながらネチネチと注意してくるという場面です。

このようなシチュエーションに遭遇した方もいるのではないでしょうか。

このときの対処法としては、基本的に上司に逆らうことができないため、上司よりも目上の方に相談するとよいでしょう。

何か解決の糸口が見つかるかもしれません。

また、事故解決を望むのでしたら、上司の考え方を予測して、事前に回答する内容を考えておくことです。

つまり、上司の考え方を見通してシミュレーションを立てるということです。

やる気のない人が周りにいて仕事の妨げになる

会社には、周囲に数多くの従業員が働いていることがほとんどです。

会社は1人では運営することは難しく、複数名による協力のもと運営しています。

しかし、従業員のなかには、やる気の感じられない人がおり、見ているだけで自分までやる気を失くしてしまう。

というケースも少なくありません。

このとき、「あの人がいいのに、なぜ、自分は駄目なんだろう」と心のなかで思ってしまい、仕事に対しての意欲が低下してしまいます。

例えば、仕事中によくトイレに駆け込み、スマホをいじっている従業員がいるとします。

周囲もそれを見てみぬふりをしており、上司も注意をしません。

このようなシチュエーションで、自分がどのような心境で仕事をしていけばいいのか分からなくなってしまう場面です。

このときの対処法としては、思い切ってそのやる気のみられない従業員に対して注意をすることです。

自分がそう思っているということは、周囲も同じ気持ちである場合がほとんどです。

しかし、会社という一つのグループでの自分の立場を考えたときに、不利に感じたり、トラブルは避けたいという本能的な思考により、見てみぬふりをしてしまうという心理が働きます。

知識やスキルが伴わず、こなせる仕事の幅が狭い

仕事をしていて、なかなか覚えられないという方も多いと思います。

仕事の内容が複雑で、何をどのようにすればよいのか分からず、何回も上司や同僚に聞いてしまうというシチュエーションです。

例えば、仕事の段取りを上司から聞かされたときに、いつ、誰が、どのような流れで業務を行っていくという話があったとします。

具体的には、営業ルートの説明で複数の営業マンのなかで、ルートが確立している場合です。

上司から営業ルートとして、一日に6件のルート営業の指示が出たとします。

取引先の到着時間と流れが各営業マンに通達されましたが、順序がなかなか覚えられません。

いつ何をどのようにすればよいのかわからないという場面です。

このときの対処法として、メモをとって確実に把握できるようにしましょう。

知識やスキルが伴わないというのは、単なる勉強不足である場合がほとんどです。

その日の出来事をメモに残しておき、たまに振り返ることで勉強にもなります。

サービス残業を強いられて辛い

近年はサービス残業が問題視されています。

サービス残業とは、会社から対価として支払われる賃金とは別に、仕事が終わらなかった場合の残務として会社に残り、仕事をすることです。

サービス残業として仕事をしている時間は、会社から給与としてもらえることはなく、言葉通りのサービスで残業をするということに繋がります。

例えば、上司から膨大な書類整理を頼まれたとします。

しかし、期限までに整理できるわけでもなく、その上司は早々に帰宅してしまいました。

このようなシチュエーションで、仕事に追われ辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか。

このときの対処法として、上司から指示された期限に対して不満があれば、そのときに申し出るということもできます。

しかし、上司であるからには、それができないという方も少なくありません。

その場合は、同期や同僚にお願いして複数人で協力しながら仕事をこなしていくとよいでしょう。

給料と仕事の内容の割が合わない

仕事の内容が過酷にも関わらず、給料が少なくて不満を抱いているという方も多いと思います。

会社の給料は、売上高や実績に基づいて算出されており、会社の資金力が大きく関わってきます。

例えば、同じ業界のなかでも給料が低い会社に就職したとします。

Aという会社では、同じ業界にも関わらず、自身が働いている会社よりも給料が破格に高いとします。

このときに、なぜ、こんなにも給料が違うのだろうと疑問に思うと思います。

しかし、そこは会社の資金力が大きく影響しています。

このときの対処法として、転職を考えるのも一つの手です。

職場はそこだけという考え方ではなく、現代は転職することが個人のステータスに繋がることがあります。

そのため、給料と仕事量の割合が合わないと感じるのであれば、思い切って転職することを考えるとよいでしょう。

今の仕事よりも、もっとやりたい仕事がある

20代、30代、若しくは40代はまだまだ働き盛りの年代です。

一花咲かせたいという考え方から、仕事を日々頑張っている方も多いでしょう。

社会にはたくさんの仕事が存在し、そのなかで、やりたいこともたくさんあると思います。

しかし、一般的には、現在の生活状況を変えたくない気持ちや、結婚などで安定した生活を求めていることから、やりたいことを抑えながら、今の仕事を頑張って続けているという方も多いです。

例えば、10代の頃目指していた仕事に就けなくて、思っていた職種とは別の職についていたとします。

しかし、20代を迎えて再度、10代目指していた職に就こうと奮闘しているとします。

年代的にまだまだ時間はたくさんあり、多くの経験を積むことで将来の糧となります。

しかし、実際は本来やりたいこととは別の仕事に就いているケースが多く、途中で諦めたという方も数多くいます。

今の仕事よりも、もっとやりたい仕事がある場合は、現在の生活環境を考慮してどうするか検討してみるとよいでしょう。

転職するのは簡単ですが、現在の生活状況が変化することで、将来的にどうなるのかシミュレーションを立てながら考えていかなければなりません。

とにかく忙しすぎて嫌になる

日々の生活のなかで、仕事の割合が大変多く、とにかく毎日が忙しすぎるという方も多いと思います。

社会で生活していくうえで、仕事は大切ですが、労働基準法で定められている週40時間以内の労働時間を厳守することが望ましいとされています。

しかし、仕事が忙しすぎて、労働時間を超過して残業を強いられたり、勤務時間内の過剰な多忙により、精神的、肉体的に疲労が蓄積している方も少なくありません。

例えば、飲食店の仕事で、店舗内に40名のお客様が座れる座席があるとします。

しかし、ある日の昼食時、1時間の来客数が70名を超えたとします。

このときの、飲食店の従業員は5名だとした場合、店舗内ではお客様の混雑により対応が難しく、とにかく忙しすぎるという状況が続いてしまいます。

このときの対処法として、まずは考え方を変える必要があります。

仕事は忙しくて当たり前です。

楽をして給料をもらえる仕事はほとんどないでしょう。

とにかく仕事が忙しいと思うのではなく、仕事は忙しいほうがいい、忙しいことを楽しさに変えて仕事に専念するようにしましょう。

上司から贔屓されている人がいて妬んでしまう

会社の従業員のなかの人間関係で、妬みややっかみがみられる場合があります。

人間である以上、あの人が羨ましいとの思いから妬んでしまう傾向にあるようです。

人の妬みは場合によっては恨みに変わることもあり、とてもやっかいです。

例えば、上司から贔屓されている部下がいて、どんな失敗をしても怒られず、成功すれば大いに評価してくれるとします。

その光景を周囲はどんな気持ちでみつめるでしょうか。

決して快く思う人は少ないと思います。

このようなシチュエーションで、周囲からの冷ややかな目を気にせず、上司とのうのうと仕事をしていることを不快に思う方も多いのではないでしょうか。

このときの対処法として、上司から贔屓されている部下のことを妬むという考え方自体を変えていく必要があります。

あくまで、仕事をするうえで他人は他人であり、自分自身に課せられた仕事を適宜こなしていくことによって、個人の評価に繋がることがあります。

例え、上司から贔屓されている人のことを妬んでいてもどうしようもありません。

自分が考え方を変えていくことが大切だといえます。

同僚に好きな人がいる

社内に好きな人がいるという方もいると思います。

仕事柄、男女混合の社内で恋愛に関する悩みは数多くあります。

しかし、恋愛と仕事を混合してしまうと、仕事に影響を及ぼしてしまうことがあるため、社内恋愛禁止を掲げている会社も少なくありません。

しかし、人間である以上、男女間の恋愛は少なからず自然発生してしまいます。

例えば、ある部署の男性が、別の部署の女性に一目ぼれしてしまったとします。

しかし、社内恋愛は禁止とされています。

このようなシチュエーションで、仕事をとるか恋愛をとるかを迫られたときにどのようにすればよいのでしょうか。

このときの対処法として、あくまで仕事は優先すべきですが、恋愛に陥ってしまった以上、この気持ちはどうしようもありません。

このシチュエーションでいえば、別の部署なのでお互い同意のもと、仕事を続けながら社外で恋愛関係を深めていけばよいと思います。

恋愛は人間の本能であり、誰にも止めることができないためです。

仕事にプライベートを持ち込んで迷惑している

仕事に家庭の事情を持ち込んでいる従業員がいて、大変迷惑している人がいるとします。

このときの悩みとして、仕事は仕事、プライベートはプライベートと区別できればよいのですが、人の性格上それが難しい場合があります。

例えば、夕方の仕事が終わる前になると、必ず夕食の話をしてくる人がいるとします。

自分としては最後まで一生懸命仕事をしていきたいのに、仕事が終わってからでもよい話を業務中に行うシチュエーションです。

この場合、他人のモチベーションに直接影響を与えてしまっているため、大変迷惑な行為といえます。

このときの対処法として、まず上司に相談することです。

上司に仕事中の私語を慎むようお願いと、自分自身の熱意を伝えればよいと思います。

同じ従業員同士が注意しあうと、周囲との人間関係や悪評だけが響き渡り、悪影響だけが残る場合があります。

また、場合によってはトラブルに発展する恐れもあるため、上司から注意してもらうのが最善の考えです。

職場に恋人が来て迷惑している

集中して仕事がしたい、仕事と恋愛をしっかり区別したいという方も多いと思います。

仕事と恋愛はしっかり区別すべきであり、恋愛はその人の環境を劇的に変えてしまうことがあります。

例えば、職場に毎日のように恋人が来て迷惑しているとします。

恋人としては優しさと不安で迎えにきているだけなのに、それを迷惑がっているというシチュエーションです。

恋人の気持ちも分かりますが、仕事中に他人が顔を出すこと自体よくありません。

場合によっては、周囲からの評価を落としてしまうことも考えられます。

自分自身を守るため、また、職場での立ち位置を確立するためにも、職場に他人が来るということはなるべくしないようがよいでしょう。

このときの対処法としては、恋人の考えも考慮しながら、言葉を選んで職場に来ないよう説得することです。

このときに、きつい口調で「もう来ないで」と話してしまうと、恋愛関係にヒビが入ってしまう危険性があります。

恋愛と仕事を両立するためにも、恋人への言葉選びは大切です。

また、恋人を大切に思っているのであれば、尚更自分の気持ちをしっかり伝えなければなりません。

仕事中に同僚がスマホをいじっている注意したいけどできない

仕事中に、上司に隠れてしょっちゅうスマホをいじっている同僚がいるとします。

一般的には仕事中の携帯やスマホ、タブレットの私用は禁止している会社がほとんどです。

このような背景から、プライベートと仕事を区別せずに、仕事中にも関わらずスマホをいじっている同僚がいるとします。

例えば、事務職の仕事で8名ほどの事務員が机に座って仕事をしていますが、そのなかの1名が書類でスマホを隠しながらLINEを打っているとします。

上司からは見えない位置ですが、同僚からはしっかり見えています。

仕事に集中したいのに、スマホをいじっている同僚がどうしても気になって集中できないというシチュエーションです。

この場合の対処法として、直接その同僚に注意するのはよくありません。

仮に、直接注意してしまった場合、人間関係にヒビが入ってしまう恐れがあるためです。

こういうときは、上司に相談し、上司から注意してもらうのが最善の策です。

仕事中どうしても眠たい

普段睡眠はよく取れていても、昼食後や単調な同じ内容の仕事を継続して数時間していれば、眠くなることもあります。

ただ単に眠たいだけなら簡単に対処できますが、仕事中に眠ってしまうという方もいると思います。

一般的には、仕事中に寝てしまうことは、社内での評価に繋がりよくありません。

例えば、いつもの昼食後に書類整理など単調な作業を2時間していたとします。

すると、だんだん眠たくなってきて、ついに寝てしまったとします。

このときの、周囲の反応は「仕事中に寝た」という非常識さだけが残り、評価上よくありません。

場合によっては減給などの処分を被ることもあります。

このときの対処法として、毎日の睡眠はしっかりとることは前提ですが、毎日規則正しい生活を送ることです。

また、特に眠くなる時間帯として、昼食後が多いと思います。

昼食後、職場がガムを噛める環境にあれば、ガムを噛むことで睡眠予防に繋がります。

ガムを噛んでいると、咀嚼することで脳に刺激が行き渡り、眠りにくくなります。

また、ガムを噛めない環境であれば、定期的に顔を洗うなど自己対応していかなければなりません。

仲のよい同僚から退職したいという相談を受けた

同じ会社で同僚とともに、十数年一緒に働き続けるということはほとんどありません。

いつかは、どちらかが退職して別々の道を歩むことが多いと思います。

同僚から「辞めたい」という相談を受けたことのある方も多いのではないでしょうか。

同僚はあくまで他人であり、他人の人生をどうこう言える立場ではないのは分かっていると思いますが、同僚である以上何かしてあげたいという気持ちが働くのは事実です。

このときに、何も手をさし伸ばさなかったら、後で後悔してしまうでしょう。

例えば、入社当初から同期として同じ道を歩んできた同僚から、ある日、「仕事が嫌になったから辞めたい」と相談を受けたとします。

このときに、同僚の気持ちを考えると、仕事で嫌なことがあって辞めたいという気持ちと、どうにかして辞めないで仕事を続けたいという気持ちが葛藤していると思います。

また、場合によっては、「辞めないで」と辞めるのを止めて欲しいという願望が垣間見えます。

しかし、先程述べたとおり、あくまで他人の人生なので、とやかく言うことはできません。

このときの対処法として、同期であることから、まずは一緒に頑張ってきた経緯とこれからも共に頑張っていこうという話をしながら、最終的には「辞めないで一緒に頑張ろう」と励ますのがよいでしょう。

同期に相談してきたということは、まだ迷っている段階といえます。

すぐに辞めたければ、直接上司に話してそのまま辞めてしまうでしょう。

しかし、それをしなかったということは、辞めたいという話をすることで、自分自身の心に溜まったフラストレーションを発散させたいという気持ちと、辞めることを誰かに止めて欲しいという気持ちが入り交ざって複雑な思いをしているということです。

功績が認められて昇格したが、責任が重過ぎて精神的につらい

同じ会社に長年勤めていると、功績が認められて昇格、昇給する場合があります。

しかし、昇格することで責任が伴ってきます。

例えば、平社員で入社して営業成績がトップクラスであったことから、課長に昇進したとします。

しかし、課長に昇進しても、年上の部下がいたり、自分が入社する前から勤務している先輩社員がいるとします。

このシチュエーションで、一番の気がかりは、身分は自分の方が上にも関わらず、年上や先輩社員を部下として使っていかなければならないということです。

このときの対処法として、まず考え方を変える必要があります。

いくら年上や先輩社員を部下に持ったとしても、実際に行う仕事内容は変わりありません。

これまでと同様、年上や先輩社員とも接していけばよいと思います。

具体的な例として、年上や先輩社員が部下になったからといって、これまで使っていた敬語を崩すようなことは避けるべきです。

先輩であることに変わりはなく、先輩を敬う気持ちは忘れないようにしなければなりません。

仕事上する会話のなかで、年上や先輩、年下に関わらず業務上のやりとりは、すべて敬語で行えば、仕事上の馴れ合いをなくすことができ、また、部下に対しても平等性、統率性がとれるためメリットは大きいです。

悩んでしまった時の対処法も紹介します！

仕事で悩みを抱えている方も多いなか、実際、どのように対処したらよいのかわからないという方も少なくありません。

誰かに相談することが最善とされていますが、果たしてそれが本当によいのでしょうか。

ここでは、仕事に悩んでしまったときの対処法について紹介していきます。

キャリアアドバイザーに相談する

キャリアアドバイザーとは、主に転職したいときに仕事に関する相談に乗ってくれる人のことです。

近年、転職することがステータスに繋がることから、さまざまな経験を通して適切な仕事を紹介してくれるキャリアアドバイザーが人気です。

転職だけでなく、その後のサポートや、現在抱えている仕事の悩みも相談できる仕組みになっていることから、誰でも手軽に相談できるツールとして利用している方も少なくありません。

キャリアアドバイザーは、数多くの職種や人間をみてきており、仕事に関するエキスパートといえます。

何をどのようにしたいのか、将来どのようなことを考えているのかなど、さまざまな視点から答えを導き出してくれることから、仕事のことで悩みを抱えている場合、キャリアアドバイザーに相談するのも一つの手です。

しかし、キャリアアドバイザーは、あくまで社外の人間であり、社内の内情までは把握しきれないのが実情です。

相談したい内容を口頭で伝えても、なかなか伝わりにくいというケースもあるため、必ずしも解決に導けるかといえばそうではありません。

直属の上司に相談する

仕事のことで悩みを抱えているのであれば、直属の上司に相談するのもよいでしょう。

その人のことをよく理解しており、社内の事情に関してもしっかり把握しているため、会社のことや個人のことを総合的に判断して、的確な答えを導き出してくれることでしょう。

しかし、上司に相談することで、逆にデメリットになってしまうと思ってしまったり、評価に繋がってしまったりしてしまうと考えているのであれば、それは間違いです。

上司は常に部下のことを把握し、気にかけています。

そのため、部下の変化にはとても敏感です。

部下が悩んでいる姿をみると、どうにかしてあげたいという気持ちが働きます。

しかし、上司としても、部下が話してくれなければ動くことができず、そのまま立ち往生してしまいます。

部下の変化に気付きながらも、何もしてあげられない自分自身にもどかしさを感じることでしょう。

仕事のことで悩みを抱えて精神的に負担を感じるよりも、直属の上司に相談して早期解決できるようにするのが最善の策だと思います。

自身でよく考えて、自己解決できるようにする

仕事の悩みは他人に知られたくない、自分で解決してみせるという方もなかにはいると思います。

悩みを表に出すか出さないかは、人の性格によるものが大きいですが、仮に相談を受けて一緒に対処するよりも、自分で何とか解決できれば他人の手を煩わせることなく、自分自身よい方向に進めると思います。

例えば、仕事をもっと円滑にしたいと考えているとします。

チームとして動きながら仕事をしているにも関わらず、業務がぎこちなくなかなかスムーズに仕事をこなせていない場合、どのようにすればよいでしょうか。

この場合は、全体としてのチームワークが問われますが、それぞれが個人的に動いていても、チームとしては限界が生じてしまいます。

そのため、自分自身がどのように動くかが重要な鍵となってきます。

仕事をしていくうえで、もっと円滑に仕事ができる環境作りが悩みとするならば、自分自身が人と人の間に入って円滑に動くようにサポートしていけばよいと思います。

本来であれば、全体として話し合いながらするのが最善ですが、思っていることを口に出せないという方もいると思います。

その場合は、自分自身が動くことによって、その悩みを自己解決に導くことができれば、それはそれでよいのではないでしょうか。

同僚に相談する

仕事上の悩みで、どうしても上司に相談できないという方もいると思います。

そんなときは、同僚に相談してみるのもよいでしょう。

同僚だと気軽に相談できて、無事解決できるという場合も少なくありません。

その場で考え込んでしまって、精神的に苦痛を強いられるよりかは、まずは同僚に相談してみてどのような反応をするかみてみるのもよいでしょう。

同僚ならではの視点で、解決策がみつかるかもしれません。

会社とは関係ない友人に相談する

仕事の悩みを、会社とは関係ない友人に相談することは関係ないと思われがちですが、実はそうではありません。

第三者だからこそ、違った視点で解決に導いてくれたり、閃いたりする場合があります。

社会で仕事をしている以上、悩みはつきものです。

しかし、会社で起こった事例から悩みに発展し、どのようにすればよいのか分からないとき、上司にも同僚にも相談できないという場合も考えられます。

そんなときは、会社とは関係ない第三者の友人に相談することも一つの手です。

会社のことを全く知らない第三者だからこそ、別の視点でアドバイスしてくれたり、解決策を一緒に模索してくれたりするため、貰えたアドバイスは解決する鍵になるかもしれません。

また、大切で身近な友人だからこそ、叱咤や激励もしてくれるのではないでしょうか。

それを励みに、悩んだ経験が将来の糧となること間違いありません。

まとめ

最後に、社会にたくさん存在する仕事の数だけ、多くの方が仕事で悩んでいることでしょう。

社会で生活していくには、仕事をして給料を貰い安定した環境を作っていかなければなりません。

そのためには、自分自身が動かなければ意味がありません。

悩んでいるときこそ立ち止まっているのではなく、先に進む必要があると思います。

しかし、なかなかその一歩踏み出す勇気がないという方も少なくありません。

悩みの一歩先へ進むためには、後ろからの後押しが必要な場合があります。

そのために、上司や同僚など、誰かに相談するということは大切なことなのです。