人は誰でも「強み」と「弱み」があります。

「長所」と「短所」、もしくは「得意分野」と「苦手分野」などと言い換えることもできるでしょう。

これらの「特性」を知ることは、自分自身の理解につながるだけでなく、就職・転職活動時に自己アピールする際の好材料にもなります。

今回は「自分の強み」をテーマに、その要素となり得る主な「強み」候補や、それらを見つけるための方法などを解説していきます。

一昔前に比べると、日本でもだいぶ「自己主張」や「自己アピール」という点を重視するようになってきました。

これからは、与えられた職務を淡々とこなすだけでなく、自分の強みを生かして自発的に会社に貢献する姿勢も求められていくことでしょう。

一度ご自身の強みについて時間をかけて見つめ直してみてください。

自分の強みについて考えてみよう

そもそも「自分の強み」とは何を意味するのでしょうか。

詳細は後述しますが、「自分の強み」とはすなわち「他者よりも優れている点」ということができます。

ここで注意が必要なのは、強みは決して「絶対的」でなく「相対的」な基準で評価されるべきものだということです。

たとえば、日本で日本人として生まれ育ってきた人にとって、「日本語能力がある」ということは意識しないほど「当たり前」のことで、日本語に限ったことでなくすべての「母国語」は、そこで生まれ育った人にとって当たり前に保有している能力といえます。

では日本語能力があるということが「強み」になることはあるのでしょうか。

日本で日本人を相手に日本人と一緒に働く職場では、「日本語能力」は基本的なものなのでチェックもされないことがほとんどでしょう。

就職活動で、日常会話としての日本語の試験があることはほとんどありません。

しかし、外資企業で日本の顧客を相手にしている会社の場合はどうでしょう。

「日本語を使いこなすことができる」というだけで、相当アピールすることができるのではないでしょうか。

このケースでは日本語能力が「自身の強み」になっていることは一目瞭然です。

このように、同じ能力・特性であったとしても、まわりの人が自分と同じような能力・特性を持ち合わせているか否かによって、「強み」となるかどうかが変わるのです。

これが「強みは『相対的』なものである」と考える理由です。

この点を前提に以下の内容を読み進めていってください。

強みを見つけるメリット

まず、自分の強みを見つけることにはどのようなメリットがあるのかを確認しておきましょう。

自分自身を理解することにつながる、自分自身の存在を認め自信が深まる、といった「自己啓発」的な側面もありますが、ここでは就職・転職活動に関してどのようなメリットがあるのか、という観点で考えてみましょう。

自分の適性や願望など、仕事先を選ぶときの有効なツールになる

もともと自身の進路や将来の夢・目標などがはっきり固まっている人を除き、就職・転職活動中の人は、さまざまな職種の中から自分の「適性」や「希望」などを考慮し、応募先を選択していくことになります。

この作業は想像以上に骨の折れるもので、途中で妥協して手っ取り早い就職先を選択してしまったり、応募先選びに慎重になりすぎて応募の一歩がなかなか踏み出せないケースはよくあります。

自分の強みを把握していると、このような場合にそれを一つの判断基準として生かすことができます。

たとえば、特に興味のある職種がない場合、自分の強みを基準に仕事の「適性」を把握して求人を絞り込み、応募先の選択をより簡単にすることができます。

実際、仕事に求めるものや自分の希望・願望を基準に就職・転職先を考えることは非常に大切ですが、自分の強みや適性を考慮せずに希望だけで選んでしまった就職先では「想像していた職場と違う」というような「理想と現実のギャップ」に陥りがちです。

現実的な選択をするためにも、自分の強みを理解することは非常に有益といえます。

面接時や実際に働きはじめたときのアピール材料になる

自身の強みは、就職・転職後の自身の「色付け」ともいえる作業に利用することもできます。

つまり、実際に働きはじめた段階で、自身の強みである特性をしっかりアピールすることができれば、以降にプラスに働く可能性が大いにあるということです。

人は初めて出会う他者の評価を、その「第一印象」によって決める部分が非常に多いと言われています。

初めて会ったときの表情や身だしなみなどの外見、話し方や仕草などを無意識に観察し、その人の性格や特性を捉えているのです。

そのため、最初の頃の「印象付け」は非常に重要で、特に上司に対して自身をアピールすることは、今後のキャリアアップなどにつながる大事なポイントになります。

しかし、働きはじめでいきなり、アピール材料が豊富にあるかというと、そうでもないでしょう。

まずは職場に慣れることから始めなければならないため、自身をアピールすることに頭が回らないというケースがほとんどかもしれません。

ここでもしも自身の「強み」を他者にはっきりと主張できるレベルで把握していれば、少なくとも自己紹介程度に自分が貢献できる点をアピールすることができます。

自身の強みを把握することは、求人に応募するときや面接時だけでなく、実際に働きはじめてからも「アピール材料」として有効活用することができるのです。

よくある6個の強み要素

ここでは今回のテーマである「自分の強み」を探すために、一般的に「強み」としてあげられることの多い要素を、6つに絞って紹介していきます。

本来、強みというのは人それぞれで異なり、一人ひとり違うからこそ強みになるとも言えます。

しかし実際には、会社が求めている強みには一定の偏りがあることも認識しておくべきでしょう。

以下で取り上げる強み要素は「抽象的」なものを選びました。

細かな部分では微妙に異なる特性であったとしても、大まかな分類で考えれば、ある特定の言葉に集約されるということも理解しておきましょう。

面接などの際には、抽象的な強みを主張した後に、具体的にどのような部分が自身の強みであるのかを説明する、という段階を踏めば、聞き手にも伝わりやすいプレゼンテーションとなるでしょう。

協調性

「和」を尊ぶ文化をもつ日本において、「協調性」という言葉は非常に大きな意味をもちます。

最近のグローバリズムの波もあり、「自己主張」ができなければ生き残れないといった空気も醸成されてきましたが、自分一人ですべての業務をこなす「一人親方」のような職場ならまだしも、協調性はまだまだ、会社で働く上でのコア要素の一つとみなされています。

実際には「協調性」と「自己主張」は相反する概念ではなく、協調性を尊重しつつ自己主張もしっかり実践する、という姿勢が理想的であるといえるでしょう。

結局、協調性はほとんどの職場において必須の要素であり、現時点においてそこを強みにできていないと感じているのであれば、早急に自己研鑽を積む分野であるといえます。

具体的にはどのような人が「協調性がある」とみなされるのでしょうか。

たとえば、比較的大人数で働くことの多い居酒屋などの飲食店、小売店など接客業やサービス業の現場、もしくはイベントスタッフやプール監視員など施設運営・保守等の現場を考えてみましょう。

このような職場では、一人ひとりの従業員がそれぞれ違う方向を向いて仕事をしていては業務がままならず、結果的にお客様に迷惑をかけてしまうことにつながりかねません。

職場全体のオペレーションを念頭におきつつ、「今、この瞬間に自分がしなければならないことは何か」を常に考えて行動できる人が「協調性」のある人です。

協調性を鍛えるためには、業務に優先順位をつけて働く習慣をつけ、自分自身の業務だけでなく、同僚が働く様子なども観察する余裕をもたなければなりません。

簡単なことではないですが、だからこそ、協調性のある人は会社で重宝される存在になるのです。

チャレンジ精神

日々の仕事では、業務を淡々とこなすだけでは十分でないケースも多々あります。

そのような場面を、「今以上の自分にステップアップするチャンス」ととらえる人もいれば、「苦しい現状から早く抜け出したい」と、ネガティブに考える人もいます。

捉え方は人それぞれですが、「チャレンジ精神」というのは、このように高いハードルが目の前に表れたときに、それを乗り越えようと力を振り絞る気質のことをいいます。

よく、チャレンジ精神を「ポジティブに壁にぶち当たっていく人の特性」ととらえている意見を耳にしますが、私は必ずしもそうとは言い切れないと感じています。

たとえその動機が「早く抜け出したい」「少しでも楽になりたい」という後ろ向きなものであったとしても、結果的に壁を乗り越えようと努力できるのであれば、その人は「チャレンジ精神がある人」であり、自分の強みとして堂々と主張していいのではないでしょうか。

問題は、そのような後ろ向きな動機は長続きしづらいということで、その点さえ理解していれば、必ずしも常に前向きに壁に挑む必要はない、というのが私の見解です。

話が少し横にそれましたが、このようなチャレンジ精神がある人は、どのような業種においてもますます必要とされる一方です。

なぜなら、決められたことをしていればよかった時代は過去のものとなり、同業種だけでなく他業種からも競争相手が参入してきたり、最近では人間の世界を超えて「AI(人工知能)」までをも相手にしなければならなくなったりと、競争環境が日に日に過酷になっているからです。

チャレンジ精神を全力で発揮して、今まで考えもしなかったような領域に飛び込んでいけるような人材は、これからもどんどん必要とされるでしょう。

粘り強さ(あきらめない)

上述の「チャレンジ精神」と重なる部分もありますが、「粘り強さ」つまり何事にも「あきらめない」姿勢で臨めるという特性も、自身の強みとしてアピールすることができます。

粘り強く物事に取り組めることは、それだけでれっきとした強みです。

人は誰でも、困難なタスクに向き合うと逃げたくなるもので、そのような場面においても、自信をもって粘り強く、一つひとつ物事を解決に向かって進めていけるような人材は、特に現在、順風満帆とはいえない経営状態の会社において必要とされています。

社会人として世に出ると、自分の力ではどうしようもないような場面がいくつも出てきます。

「自分のせいでこんなことになったんじゃない」「自分一人が気を吐いたところで何も変わらない」。

そのような気持ちになってしまうこと自体は自然で、その意図するところが理解できる場面もあります。

しかし、そうやって過酷なシチュエーションから逃げ続けていては「逃げ癖」がついてしまい、本当に大事な場面でも、チャンスを取りこぼしてしまうことになりかねません。

粘り強さは、自分自身のためにもとても大切な要素といえるのです。

リーダーシップ

日本には真の意味での「リーダー」が少ないといわれます。

「リーダーシップ」の重要性や経営に与える影響を以前から認識していたアメリカでは、リーダーシップに関する学問が発達し、専門の授業を行う大学も多く、リーダーシップ関連の書籍も数多く世に出回っています。

一方日本では、リーダーシップとマネジメントという言葉の境界もあいまいなことが多く、何をもってリーダーシップといえるのかがはっきりしていない印象を受けます。

話がややこしくなりましたが、そのような背景があるので「リーダーシップ」を強みとする人材は、会社にとってより魅力的に映るようです。

実際に面接などで自身のリーダーシップをアピールする際には、単純に「チームリーダーを務めました」「委員会のメンバーを束ねていました」だけではなく、どのようにしてそのチームをまとめあげたか、また結果としてどのような成果を得ることができたのか、といった具体的な中身まで伝えることが大切でしょう。

適応能力

「チャレンジ精神」の項で紹介したように、日々の仕事では同じ状況が何回も繰り返されることは少なく、むしろ日常業務の過程で多かれ少なかれ状況の変化があります。

そのためどのような状況においても「適応能力」を発揮して、臨機応変に状況に対応できる能力は非常に重要です。

職場内での担当職務の変更や、人事異動による勤務先の変更などはよくあることで、日本国内だけでなく、海外に転勤しなければならない状況も出てくるかもしれません。

「適応能力」とはまさに、このようなシチュエーションにおいて自身の力を最大限発揮できるように、すばやくその場に自身を順応させる能力といえます。

これは単純にまわりの環境に自身を「合わせる」というよりは、自分自身の軸は保ちながら、それを与えられた状況下において最大限「なじませる」感覚に近いでしょう。

海外渡航・滞在経験はもちろん、日本国内でも一人旅をした経験や、いろいろな場所で生活したことによって培った「適応能力」は、面接時にアピールできる好材料といえます。

集中力の高さ

どのような人でも、集中力を永久に持続させることは不可能です。

母国語と外国語を同時に使用し、脳に過度の負担をかける「同時通訳」の現場では、常に最高のパフォーマンスを発揮し続けられるように、15分程度の間隔で複数人で交代しながら業務をこなしているように、「個人差はあるにせよ、集中力は切れてしまうもの」という認識はしておいた方がよいでしょう。

そのため、「集中力の高さ」を自分の強みとしてアピールする際には、ただ単に集中力をどれだけで長く保てるかという点よりも、スイッチのオンオフをうまく使いこなして、メリハリのある仕事ができる、という点を前面に押し出した方がよいでしょう。

集中力がずっと続くというのは現実的でないことに加え、最近のはやりである「働き方改革」に沿った考えだと、なるべく短時間で高品質な仕事を仕上げる「生産性の高さ」が求められてきています。

その点を踏まえて、自身の集中力の高さを強みとしてアピールすることができれば、面接時に有利に働くことでしょう。

自分の強みを見つけるためにやるべきこと

ここからは、自分の強みを見つけるためにやるべきことに着目していきます。

以下の方法を参考に、意識的か無意識的かに関わらず、自身の「強み」として認識した要素を対外的にアピールできるようにしていきましょう。

過去の出来事や経験を客観的に分析する

自身の強みを能動的に発見するためには、まず自身の行ってきたこと、すなわち過去の「出来事」や「経験」を客観的に分析することが必要になります。

ここでなぜ「客観的」である必要があるのかというと、強みというのは総じて、「絶対的」なものよりも「相対的」な意味合いで捉えられることの方が多いからです。

とても大切なことなので、前述したことを繰り返しますが、自身が強みとする特性を「備えていない」人、もしくは備えているけれども「十分でない」「劣っている」人がいない限り、その特性は「強み」として主張することができないということです。

全員が満点を獲得できるようなテストで満点を取るよりも、平均点が半分以下のテストで満点を取る方が「強み」として認識されやすい、という風に言い換えるとわかりやすいでしょうか。

そのため、面接などの際に自身の強みとしてアピールしようと考えている特性については、自身が過去に経験した出来事を今一度振り返ってみて、「なぜあの状況を打破できたのだろう」「なぜ良い結果を得ることができたのだろう」というように、客観的な目線で成功体験を分析してみることが大切なのです。

中には、今まで成功体験といえるものはしたことがない、という謙虚な人もいるかもしれません。

もしそう感じているのであれば、単純に過去の出来事の中から比較的大きなイベント(卒業、試験、発表、就職など)を振り返ってみるだけでも、意味があるでしょう。

日常で当たり前に行っていることを振り返る

過去の出来事として記憶していることを振り返ることに加え、そのような印象に残るライフイベントだけでなく、日常生活における些細なことを顧みることも、自分の強みを把握するためには有用です。

日常的に行っていることで、自分では気にもしていないようなことの中にも、他者と比較したときに自分の持ち味となり得る特性・要素が潜んでいる可能性があるのです。

たとえば、毎朝決まった時間に起きている、特に予定がない時には決まった時間に決まったことをして定時に就寝している、というような人は「時間厳守」を強みとすることができるかもしれませんし、日々の生活に忙殺されながらも一日三食欠かさず自炊している、本業に加え副業を複数こなしてさらに趣味の時間も捻出している、という人は「効率的で生産性の高い仕事ができる」というアピールができるでしょう。

しかしここでも重要なのは、これら日常生活で当たり前に行っていることが自身の「強み」となるためには、「客観的」に見て他者と比べた時に優れている必要があるという点です。

自分自身の特性に関することですので、どうしても主観が入ってしまい、客観的な姿勢で判断することには限界がありますが、なるべく自身を俯瞰して眺めてみることが大切です。

あなたの強みが客観的な視点に立ったものであればあるほど、面接などの際にアピール材料としての説得力が増すことでしょう。

友人・知人や上司などの評価を参考にする

自分の強みを見つける方法として、ここまでは過去の出来事や何気ない日常的な行動といったことを「自分自身」が判断する方法を紹介してきましたが、もう一つ有用な方法として、友人・知人や会社の同僚・上司など、「まわりの人」の評価を参考にするという手もあります。

自分自身が認識している自分の性格・特性と、まわりの人が抱いているあなたの性格・特性には、少なからず違いがあります。

「自分探しの旅」といえば、バックパッカーやヒッチハイクなどをする姿が思い浮かびますが、最も手っ取り早い「自分探し」は、「他人に自分の率直な評価を聞いて回る」ことだという意見もあります。

実際私の先輩で、今後の進路について深く悩んでいる人がいましたが、彼女は私を含め、まわりの知人にSNSで「私の良い所を教えてください」とシンプルに尋ね回っていました。

「自分のことを一番わかっているのは自分」ではありますが、同時に「自分に一番近いのも自分」なので、距離が近すぎて、どうしても主観的な評価しかできなくなるものです。

少し距離をもって客観的に見ることのできる「他者」の方が、自分自身よりも自分を理解している部分もあるといえるでしょう。

ここまで、自分の強みの見つけ方をいくつか紹介してきましたが、まとめると、これら3つの方法を組み合わせることが理想的といえます。

すなわち「過去の出来事」や「日々の行動」を自身で振り返り、さらに「まわりの人」の自身に対する評価も加えて自分の強みを探索していくことが、面接時に「客観的」で「説得力」のあるアピール材料を提示できることにつながるといえるのです。

適職に出会える?!強み要素別、それを生かせる仕事例

ここまで、強みとして取り上げられることの多い要素を6つ紹介し、さらにそれらを見つけるための方法も簡潔に確認してきました。

しかし、いくら自身の強みを見出すことができたとしても、その特性を強く求めている職場とそうでもない職場では、仕事に対する充実度や会社の対応なども大きく異なります。

そのため、いくつかの方法で自分の強みを発見し、それらを他者に主張できるところまで固めたら、次のステップとして、それらを「生かせる」仕事を考える必要があります。

上で紹介した強み要素はどれも代表的なものなので、業種・職種によらず比較的どの職場でも重宝される特性といえますが、あえて具体例をあげるとすれば、という職種を以下にあげておきます。

参考にしてみてください。

「協調性」ー 飲食店やプール監視員など大人数でわきあいあいと仕事をする職場

まず、「協調性」を強みとしてアピールしやすい職場を考えてみましょう。

協調性は同僚など他者との関係性を良好に保ち、ひいては業績向上など目に見える結果に導くことができる能力ともいえます。

とすれば、一人で黙々と自分の仕事をこなす現場よりも、比較的大人数でわきあいあいとした雰囲気の中で業務に取り組むような職場の方が、「協調性」を強みとしてアピールしやすいといえるでしょう。

具体的には、居酒屋などの飲食店やプール監視員、イベントスタッフなどの職場が考えられます。

これらの仕事は同僚と力を合わせなければ業務を円滑にこなすことが困難であり、チームワークを発揮できるか否かが顧客満足にも直結する職場といえます。

たとえばプール監視員の仕事では、それぞれの監視員が無線で連絡を取り合って、お客様の安全を守り、迷子や落とし物の捜索を行ったりしています。

プール施設は、協調性のない従業員が一人でもいれば、お客様の命に関わる事故につながる現場です。

そのため、就業前のミーティングにおいてチームワークを高めるためにみんなで声を出したり、就業中においても現場のリーダーを中心に互いに声を掛け合ったりと、常に「協調して現場を回している」という意識をもって業務に取り組んでいます。

もともとチームワークを発揮して働くことが好きであったり、みんなで協力して何かを成し遂げることに魅力を感じる人には、「協調性」をアピールできる職場は適しているといえるでしょう。

「粘り強さ」ー 営業や販売職など高いハードルが設定される職場

目標やノルマなどが課されているのが通常であり、個人個人に高いハードルが設定されているような職場では、「粘り強さ」が強みになるでしょう。

具体的には、営業職や店頭での販売員の仕事などが当てはまります。

粘り強く目標に向かってコツコツと仕事に取り組める人材は、特に「ゆとり世代」が社会人として世に出て以降、強く求められるようになりました。

その中でも営業職や販売職などは、粘り強さがなければやっていけない典型的な職種といえるでしょう。

営業職の仕事を例に、なぜこれらの職種で粘り強さが必須なのかを考えてみましょう。

営業の仕事は顧客開拓をしなければなりませんが、既存のお客様に継続的に商品・サービスを購入していただくことはもちろん、新規のお客様に契約をしてもらうことは簡単なことではありません。

私自身営業の仕事に従事した経験がありますが、待っていればお客様が来るような職場と異なり、自分で考えて行動しない限り決して結果(成績)は伴いません。

このような職種では、接客スキルやトーク術などの「営業スキル」と並んで、「粘り強さ」などの精神的な特性もとても重要になります。

「粘り強さ」に自信がある人は、思い切って営業職にチャレンジしてみることも、有力な選択肢の一つといえるでしょう。

「適応能力」ー 警備員やジムインストラクターなど「安全・安心」がキーワードの職場

「適応能力」は、職場環境が変化に富み、またお客様の特性もさまざまに異なるような職場で、特に必要とされる能力といえます。

これが強みとして発揮できる職場は、たとえば「警備員」や「ジムインストラクター」といった、お客様の「安全・安心」を守ることを使命とする仕事です。

ジムインストラクターの仕事を例に考えてみましょう。

ジムインストラクターが働く「ジム施設」では、マシンや器具の適切な使用方法を守らなければ、負傷事故が起きてしまう危険と隣り合わせの現場です。

そのため、ジムインストラクターには、適切な使用方法をお客様に「指導」することが求められます。

この職務において難しいのは、お客様一人ひとりの体力や運動習慣などの違いにより、適切な体の動かし方やマシンの選び方など、細かい点で指導方法を変えていかなければならない点です。

つまり、マニュアル通りに一律的にお客様に対応するだけでは不十分で、一人ひとりに最適な対応をすることが求められる職種なのです。

その場に応じて臨機応変に対応する能力が必要となるため、自身の強みとして適応能力が考えられる人にはおすすめの職場といえるのです。

まとめ

今回は「自分の強み」をテーマに、よく取り上げられる代表的な強みの要素やその探し方、また強み別におすすめする職場などに関して解説していきました。

ここで取り上げた強みの要素は、あくまでも一例であり、個人個人で異なる強みを探していくことも大切です。

実際、まわりの人と似たりよったりな特性を「強み」としてあげても、よほどうまく伝えることができなければ、他者にアピールすることは難しいかもしれません。

理想は「個性的」でありつつもその職場に「適性」のある強みを見つけ出すことでしょう。

今回とりあげた「強みの探し方」も参考に、まわりの人の協力も仰ぎながら自分の強み探しを始めてみてください。


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