警備員の仕事内容10個の業務と良い面・悪い面について経験者が教えます！

警備員の仕事内容というと、建物など入り口で不審者が入らないようにチェックしたり、定期的に巡回するというものがよくイメージされるかと思います。

ですが、実は警備員の仕事には他にも様々なことがあるんです！

今回はそんな警備の仕事について詳しくご紹介していきます。

具体的な警備会社の仕事内容や良い面・悪い面を知ってから、この職業を目指してみてはいかがでしょうか？

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警備員の仕事は大きく5つの役割に分けられます。

• 1.監視
• 2.誘導
• 3.出入管理
• 4.防災管理
• 5.その他の対応

警備員の一番重要な仕事は、警備を依頼をされた対象から不審者等を遠ざけ、事故や事件が起こらないように未然に防ぐことです。

不審者に睨みを効かせ、その犯行や侵入を未然に防がなくてはなりません。

その主な方法が見張りです。

見張りと言っても様々なやり方があり、一人で事が足りるような小さなマンション等の場合は別として、警備員が数人いるような大きな施設現場では、それぞれ時間毎に役割を分担して業務を行います。

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見張りの4つの業務

ここでは、見張りの種類を幾つかご紹介します。

警備の依頼を受ける対象となる人やモノによって、警備の業務は1号から4号に分けられています。

1号警備では主に建物、3号は金目のモノや危険物、4号は要人を警備することになります。

3号と4号警備に関しては警備対象から離れないことが原則となってきますが、1号警備では建物全体がその対象となるので、見張りにも様々な種類ややり方が必要となってくるわけです。

立哨警備

決められた地点で、ずっと立ったまま行う警備です。

主に、施設の出入り口やゲートや要人の部屋の前等でやっている事が多いです。

座ったまま行う座硝と比べると、やはり体力的には辛いものがあることでしょう。

特に、外での立哨の場合は天候や季節は重要で、真冬の雨の日や真夏の晴天の日等での業務はできれば避けたいのが本音なのです。

しかし、一度その業務に就いた以上は、責務を果たさねばならないのが辛いところです。

座哨警備

施設の出入り口等に設けられている、部屋の中で座ったまま行う警備です。

立哨や巡回と違って、来客の受付や鍵の貸し出し、遺失物の対応等も行ったりするので、人と接することが多いのが特徴です。

立哨と比べて体力的には楽ですが、やることが多いのも特徴として挙げられます。

巡回警備

建物内に不審者がいないか、不審物がないか、何か異常はないかをチェックする為に歩いて回る業務です。

建物内だけではなく建物周辺も行います。

現場の建物が大きい所だとかなり歩き回ることになるので大変ですが、じっと立ったままの立哨よりは良いと考える人もいます。

モニター監視

建物の中にある防災センターで防犯カメラの画像を見ながら、不審な人やモノをチェックする業務です。

また、火災等の事故に対してもチェックや監視を行っています。

施設警備の4つの業務

1号警備の主な仕事は、依頼を受けた対象から不審者等を遠ざけ、事故や事件が起こらないように見張ったりすることです。

この業務が、ほぼ中心となります。

見張りについては既に述べましたので、今度はそれ以外の業務についてご紹介していきたいと思います。

実は、配属される現場によって覚えなくてはならない仕事の内容が違ってきます。

基本的な仕事は監視や警備であることに変わりないのですが、場所によって雑用があったりなかったりするからです。

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防災管理

建物を火災等の事故が起きないように監視することも、施設警備においては重要となります。

大きな建物には防災センターがあり、防災盤が設置されていて、何処で異常が起きているかを常にチェックできるようになっています。

もし火災報知機が発報したとなれば、警備員はすぐさま現場に急行して処理にあたることになります。

人や車の出入り管理

関係者のみが入ることが許されているような施設では、その入出チェックや手続きをします。

駐車場があるような場所では車で来た人に対して案内や車の誘導、管理も行いますが、大きな施設では2号警備専門の人がその業務に就くことも多いです。

遺失物の処理

実は、警備員の仕事の中で最も多く出くわすのが、遺失物の処理かもしれません。

不審者が建物に入って何か事件が起こったとか、爆発物が仕掛けられたとかそういう物騒なことは滅多に起こりません。

火災報知機も時々鳴ることがありますが、大抵は誤報であり、実際の火災が起こるようなケースはハッキリ言って少ないです。

例えそれが誤報であっても、警備員はすかさず現場に行って確認することになっています。

しかし、それよりもとにかく遺失物の対応は頻繁に起こります。

届けられるものはビニール傘やバッグ、財布等が多いですが、いちいち書類の手続きをしなければならないので面倒なのです。

クレーム対応

マンションの警備等では、住民のクレームが警備室に入ることも多いです。

駐車場で若者がたむろしているとか、バイクが変なとこに停めてあるとか、大抵はそういうものです。

施設警備の仕事はどんな人に向いている？得意な人の2個の特徴やキャリアについて解説します

2号警備の2つの業務

混乱や事故が起こるのを防ぐ為、人や車を適切に誘導するのも警備の仕事の一つです。

これは、主に2号警備が行う業務となります。

交通誘導

大きな駐車場や工事現場の出入り口等では、事故の防止と車の出入りがスムーズに行われるように、警備員による交通誘導が行われます。

但し警備員は警察と違って、特別な権限が与えられているというわけではありません。

なので、あくまでも誘導の範囲内において行われます。

つまり強制力はないのですが、だからと言って警備員の制止を無視するような運転は事故やトラブルの元にもなりかねないので、こちらもできる限り協力する姿勢が大切でしょう。

また誘導が下手な警備員だと、イライラしたドライバーからクレームや罵声を浴びせられるようなこともあります。

あれを警察官にやってしまうと大変なことになってしまうのはもちろん言うまでもありません。

人の誘導

大きなイベントや商業施設では人の往来もすさまじく、何も対策をしなければ混乱が起こるようなこともあります。

コンサートや舞台等では観客の規制や行列の整理や誘導は重要ですし、入場の際の荷物チェック等も防災上欠かすことができません。

規模が大きければそれだけ警備員も多く投入されますが、かなり大変な業務となることでしょう。

どんな警備会社で警備員の募集が出ているの？

1. セコム株式会社

セコム株式会社は、日本初のセキュリティ会社として1962年に創立しました。

警備員の中でも「ビートエンジニア」と呼ばれるオンラインセキュリティサービスに従事するセキュリティスタッフの中途採用を行っています。

普通免許があれば未経験でも応募可能で、全国転勤の有無も選択できます。

タイミングによっては募集が終了している場合や他の職種の募集もしていることもある為、詳細はリンク先でご確認下さい。

2. CSP セントラル警備保障株式会社

CSP セントラル警備保障株式会社は、全国に13支社以上を持つ警備保障会社です。

ターミナルの駅やエキナカの商業施設などの常駐警備を行う警備員の中途採用を行っています。

未経験歓迎、高卒以上応募可能です。

タイミングによって募集が終了している場合もある為、詳細はリンク先でご確認ください。

その他に警備員の募集は？

上記の会社以外にも、警備員の仕事は沢山募集されています。

見てみたい人は、以下のボタンからチェックしてみて下さい。

警備員の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

バイトに社会保障を払わないような制度をとるケチな会社も多い中、警備の仕事は審査や規律が厳しい分、社会保障等がしっかりとしているのが特徴です。

また給料も高めで、特に身体を張っている3号、4号警備はキツい半面お給料はかなり貰えるようです。

カッコイイ！

ビシッと格好良い制服を着て、凛と立つ警備員の姿は格好良いものです。

工事現場でも交通整備でも、制服姿で働く警備員は格好良いものです。

また、制服を着ているだけで頼りにされるので、まるで正義のヒーローです。

時間が有効活用できる

拘束時間が長いことで有名ですが、意外に自分の時間を取れる仕事です。

大忙しでバタバタ動き回るのは雑踏警備くらいのもので、施設警備や交通警備は考え事をする時間も取れるくらいです。

夢を持った人がアルバイトとして警備をしながら、本職の勉強をするということもとても多いです。

人の役に立てる

「人の役に立つ仕事がしたい」と思って警備員になる人もいます。

勿論、役に立つことができます。

定期巡回で具合の悪い人を発見して助けたり、道を教えたり、何をしても人様のお役に立てます。

但し、初めて出向いた現場で道を訊かれることもあります。

「警備員だから」知らないことすら知っていると思われがちなのです。

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面白いポイント

警備の仕事は、所属する会社や配属される現場や業務内容によって忙しさや大変さが違います。

残業が当たり前のところもあれば、全くないところもあります。

警備は座っているだけで楽だとか、忙しくて体力的にも辛いとか、人間関係が少なくて良いとか、意見が色々と分かれるところが面白いですね。

警備員の仕事で大変なこと

人の役に立つということは、常に周囲を見ていなければなりません。

交通警備がボーッとしていて事故が起きた、なんて警備員がそこにいた意味がありません。

周りに目を配り、常に人々の安全安心を一身に背負うことになります。

その他、警備ならではの大変なこともあります。

拘束時間が長い

一日４時間勤務などあり得ません。

警備員は、どんな業務でも例外を除いて長時間勤務になります。

その代わり、休憩時間が長かったり、暇な時間が長かったりします。

その時間が退屈と感じるか瞑想の時間と感じるかで、時間の長さの感じ方は変わります。

責任重大

『強制力がない』『意外に平和』と解説しましたが、やはり不測の事態は起こるものです。

交通警備の場合は、危険な誘導をしてしまったり施設警備では万引き犯を逃してしまったら、始末書ものです。

言わずもがな、輸送警備と身辺警備は失敗は許されません。

身なりに制限がある

女性の場合、茶髪でも長髪でもカーリーヘアでも、派手すぎでさえなければ大丈夫です。

但し、男性は髪は耳が出て、襟足は襟にかからない、前髪は短く、と厳しく決められています。

外見にこだわりがあったり、男性で髪を伸ばしたい人、髭を伸ばしたい人には難しいです。

交通警備だけは緩く、多少の長髪も許可されています。

警備員になるためにはどうしたらいい？

警備員は実のところ、誰でもなりやすい仕事です。

警察官のように身長、体重に基準がないので、小柄な女性でも警備員になることはできます。

しかし、警備という仕事はその責任から、絶対になれない人という決まりもあります。

警備員の仕事に就くために

特に、資格を取得したり格闘術を習う必要は全くありません。

しかし、警備員になる為には大量の書類が必要となります。

それは、警備員になりたい当人の身元を知る為です。

身分証明や給与振込の為の口座は勿論、健康診断の結果、身元保証書等、第三者の目に通るものも必要です。

それも、警備員になれない人間ではないことを証明する為です。

では、警備員になれない人とはどういう人なのでしょうか。

18歳以下の人：警備業法により、18歳以下の人は警備員になれません。

但し、結婚している16歳の女性は成人と同じ法律が適用されるので、警備員になることができます。

自己破産した人、成年後見人：「法律行為の自由が制限されている」人のことです。

端的に言うと、自己破産して財産関係の法律を利用できない人と、物事の判断が正しくできない人です。

傷害事件を起こしかねない人、暴力団関係者、5年以内に禁錮、罰金、懲役刑を受けた人（執行猶予含む）、警備業法に違反したことがある人、薬物・アルコール中毒者：人の安全を守る者として、犯罪歴はいただけません。

また、暴力行為を行う「恐れ」があるだけでもダメです。

精神疾患を持った人：軽度のうつ病ならば医師の許可があれば勤務できます。

その場合、医師が出す診断書が必要となります。

簡単に解説すると、以上のような人達は警備員として働けません。

該当する人はそう多くはないので、誰でも警備員になりやすいのです。

必要なスキルや資格、経験は？

資格は全く必要ありません。

ですがあると有利な資格は二つあります。

警備の求人にはよく「有資格者優遇」とありますが、これは警備経験者であり、警備員としての指導ができる資格のことです。

これは『警備員指導教育責任者』という国家資格です。

『機械警備業務管理者』の資格もあり、警備業務をする施設には絶対に一人はいなければならない国家資格です。

これらの資格は、警備員になりたての人でも取ることができます。

経験については、大体未経験スタートが大半です。

前職がパン屋さん、電気屋さんなど、全く関係ない人も珍しくありません。

応募方法は？

求人サイトや転職サイトで「警備」と検索してみましょう。

常に人手不足である警備業界の求人が出てきます。

あとは、普通のアルバイトと同じ感覚で応募できます。

電話やメールで応募しましょう。

繰り返しですが、警備業界は人手不足なので、返事は早く返ってきます。

チェックすべき求人内容のポイントは？

「勤務形態応相談」です。

警備会社ならば、やりたいのが施設警備なのか交通警備なのか、希望を聞いてくれるかを確認しましょう。

警備会社もその人に合った現場を提供してくれますが、面接の時点で希望を伝えられるかを見ておきましょう。

本来、警備業界でない会社が警備部を作っている場合もあります。

そういったところは、働く場所は決まっているので選びやすいです。

あとは、勤務時間です。

隔日勤務なのか長時間勤務なのかです。

24時間働いて2日休むか、1日8時間のシフト制がほとんどです。

拘束時間は長いので、「短時間でもOK」というのはあり得ません。

まとめ

以上、簡単ではありますがまとめてみました。

これらの業務内容は、実際の業務に就く前の事前研修時に警備員になろうとする誰もが一通り教わることなのです。

しかし、いざ現場に入ってみると本来ならどんな人物であっても、入退出時には記入しなければならない出入管理表を飛ばして関係者の顔パス入場が当たり前のように行われていたり、決められた順序で行うべき巡回もルートが人によってバラバラであったりというようなこともザラにあります。

運転免許の教習所で教わるような車の乗り方は、試験の時以外は誰もやらないといった感じでしょうか。

とにかく堅苦しいイメージのつきまとう警備員という仕事ですが、いざやってみると実はそういうことばかりでもないのです。

あまり最初から敬遠したりせず、気軽にどんどん応募してみましょう。

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