2020年10月4日

警備員というと、会社を定年退職した人達が多いなど、年配の方々が働いているイメージがあるかと思います。

しかし、若い20代の方にも警備員という職について知ってもらいたいと思います。

そこで今回は、警備員を若い内に経験しておくべきおすすめポイントについてご紹介します。

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警備員の仕事についておさらいしておこう

警備員は、対象物の安全を守るのがお仕事となります。

普段目にすることの多い警備は、「交通誘導」と呼ばれる車や人の安全を確保する警備員や、「常駐警備」と呼ばれる人の出入りなどを監視する警備員ではないでしょうか。

どちらも体を沢山動かす肉体労働ではありませんが、人々の安全を守らないといけないという非常に重要な任務が課せられていますので、精神的にもなかなか休まることのないお仕事です。

警備員を20代におすすめしたい8つのこと

先程も述べたように若い世代のイメージが比較的少ない警備員というお仕事ですが、20代の方々におすすめしたいポイントをまとめましたので、ご紹介します。

忍耐力がつく

警備員は、体力的にも精神的に非常に厳しい環境が続きます。

その中でも最も過酷なのが、真冬の屋外における警備となります。

警備は比較的長時間となる為、真冬は警備員にとって最も過酷な季節です。

その場から移動ができない常駐警備の仕事ともなると、体は冷え切り体力的にも精神的にも辛いです。

また警備員は職場の環境に関係なく、常に集中力を切らすことなく仕事に取り組まなければなりません。

1日8時間の勤務として常に同じ場所で監視する業務では、心が折れそうになることも多々あります。

そういった環境を経験すると他の仕事や業務を行う際に非常に楽に感じることがありますので、若い内に忍耐力をつけるにはぴったりの仕事です。

体調管理が上手くなる

警備員は自身の体が全てになりますので、非常に体調管理に気を遣います。

急な体調不良で現場に行くことができないとなった場合、多くの人に多大な迷惑がかかる場合があります。

例えば工事現場の警備で代わりの人材もいなく工事がストップしてしまったとなると、施工主含め施工業者や自身の会社にも多大な迷惑がかかります。

まずは基本である体調管理の部分を真剣に考えることで、自然と身につくでしょう。

体調管理は仕事の為だけでなく必ず考えていかないといけなくなるので、若い内から身につけておくに越したことはないと思います。

警備システムについて詳しくなれる

近年、警備は機械で行うことが主流となりつつあります。

やはり人が警備を行うとなると必要となる経費も大きくなり、依頼者側にも負担となります。

そういったことを改善すべく、人員は最小限とし、様々な機械を警備対象物に設置し警備を行う仕組みが普及しています。

今後、更にこういった流れは加速していき、機械警備が当たり前の世の中になると思います。

若い内に警備員の仕事に就くと、今後更に普及していくであろう警備システムに早い段階から触れることができ、普及後にも対応していけるノウハウを身につけることができます。

また今後、新たなサービスを生み出すきっかけにすることができるかもしれません。

様々な世界を見られる

警備員は、自身の警備対象となる現場や物によって大きく仕事が異なります。

今まで入ったことのないような施設の裏側や重要書類の保管庫、重要人物の警護など、普通の仕事では見ることのない世界を垣間見ることができます。

毎日同じ仕事で同じ景色ばかり見ていることに比べれば、非常に刺激的でわくわくすることも多くあります。

それに伴い大きな責任も生じるお仕事ではありますが、日々見る景色や環境が変わるので、面白みを持って仕事に取り組むことができます。

様々な人たちと知り合うチャンスがある

警備員と聞くと様々な人達と知り合えるイメージはないかと思います。

仕事の依頼を受けた会社や個人、警備の対象となる施設の人々、街ゆく通行人などです。

業務中に話しかけられることも沢山ありますし、長期にわたって同じ現場で警備を行っているととても仲良くなり連絡先を交換することなんかも多々あります。

また、20代などの若い人材程意外だと珍しがられ、多くの人に話しかけられます。

その中で、今後の仕事に繋がる話や沢山の面白い話を聞くこともできます。

警備員でも多くの人脈を作ることは充分に可能です。

人を見る目が養われる

警備員の中でも「常駐警備」と呼ばれる警備では、常に人を監視する業務となります。

特に大きなビルやショッピングモールなどで目にすることが多いかもしれません。

常駐警備を長時間何日も行い経験を重ねると、不審な人や少し動きのおかしな人はすぐに判断できるようになります。

これは経験によって自然と養われるのですが、普段の日常生活においても少しでも早く不審者の動きを察知することができたりすると、万一の事態は避けられる可能性が高くなります。

身につけておいて損はないスキルでしょう。

社会的に需要が高まっている

東京オリンピックに向けて、警備の需要はより一層高まっています。

これまでも警備の需要は時代の流れと共に高まっていましたが、外国人観光客の増加も伴い、今後更に需要は高まります。

また、まだまだ日本国内においては防犯の意識が非常に低い傾向にあり、今後企業や個人においても防犯に対する意識は益々増加するとが予測されています。

今は人材を使った警備だけでなく、会社の情報やシステムなども警備の対象となります。

警備の需要はITの分野にも広がっていき、今後ますます普及すると考えられます。

防犯意識が養われる

常に防犯に関する情報や知識を得つつ現場を経験していると、普段の自身の生活においても防犯に関する意識が高まります。

自分の家族や友人、知人にもアドバイスできることが沢山あります。

そういった知識を若い内に養うことで、将来ふとしたところで大いに役立つことでしょう。

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警備会社勤務の私が見た!私の周りにいたカッコいい20代の警備員

私が勤務した大手警備会社では若手警備員が多くを占め、それぞれ活躍していました。

実際に若くして活躍されていた警備員についてご紹介します。

海外勤務

海外勤務と聞けば何だかんだ「カッコいい」というイメージですが、実際自身の人生においても非常に貴重な経験となります。

東南アジアや新興国が海外の拠点となっていることも多く、物価も安い為、普段の生活にあまりお金がかかりません。

ということは、日本にいる時よりお金が貯まります。

そういった意味でも魅力的な海外勤務ですが、実際に私が勤務していた会社では、自身が望み努力すれば比較的簡単に海外勤務することができる環境にありました。

「海外で勤務するのは自分には無理だ」「英語を話せないといけない」など非常に難しそうなイメージがありますが、警備会社ではそこまでハードルが高くありません。

また、自身の経験値を上げようとモチベーションを高く持ち能力の伴った社員が海外勤務に手を挙げるので、帰国後には社内でも一目置かれる存在となります。

管理職への抜擢

大手警備会社では、警備員は20代~30代の若い世代がほとんどです。

20代で管理職となる社員も多くいました。

20代の内から警備員としての現場を経験した後、自身のチームをマネジメントするポジションも経験できるので、チャンスは非常に多くあります。

やはり、若い内からそういったポジションに就けたらかっこいいですし、今後のキャリアアップを考えても大きなメリットになります。

また、人材をマネジメントする能力は警備の業界だけに限らず重要なスキルになりますので、若い内から経験するに越したことはないかと思います。

営業職で活躍

私が働いていた会社では、大学卒業後に警備員の職に就き数年後に営業職の部署へ異動する社員が何名かいました。

その多くは、営業職という警備員とは全く異なる仕事内容であるにも関わらず、非常に営業成績も優秀で仕事のできる人でした。

まずは自身の販売する警備サービスの現場を体験し最前線でサービスを提供することで、自身が販売する側に回ったときによりリアルで信頼性の高い話をお客様とすることができます。

これは、現場を経験していない営業マンと比べると、どうしても説得力に違いが出ます。

まずは若い内に現場を経験することが重要で、全く違う職種においても活躍する姿は見ていて非常にかっこいいものでしたし、20代で将来を見据えて職を変える行動力も素晴らしいものだと思います。

広い視野を持った社員

私が働く会社では、部署ごとの関係性に少しずつ壁がありました。

そして、警備員を擁する部署は比較的他の部署と対立することが多々ありました。

警備員は体力的にも精神的にもハードな仕事であり、会社からもお客様への信頼を一手に担った職となりますので、管理も厳しく行われています。

そういった中で、現場での対応を担当する警備員には他の職からの指示も多く飛んできます。

イレギュラーな対応や急なトラブルも日常的となると、目の前の業務をこなすことで手一杯になってしまい、自身の業務を増やしたくない、面倒なことは避けたい、責任は取りたくないなどと考え他部署と対立することがあるのです。

そんな警備員が大半を占める中でも、会社として全体のサービスを考えたり、「今後の契約獲得に繋がる」と、先を見据えて動きを取ったりできる社員もいます。

どうしても自身の目の前の業務ばかり見てしまいがちですが、20代の若い警備員の中にも広く視野を持ち、全体と先を見ることのできる社員もいました。

20代で警備員を経験した後のキャリアは?

「警備員は経験してみたい。ただ何十年もかけてやり続けるものだろうか」「一生警備員は嫌だ」そんな疑問やお考えを持たれる方も少なくないかもしれません。

そういった方々に、20代で警備員を経験した後のキャリアアップについてご紹介します。

警備員を極める

これも一つの手です。

警備員と一口に言っても、その中には様々な業務が存在しています。

警備する対象となるものによっては、資格を要するものや複雑な知識が必要となるものなど様々です。

また、体力的にも精神的にもタフでないと、長期にわたって活躍することも難しくなります。

そういったことを踏まえても、自身を成長させながら警備員という職を極めるのも良いでしょう。

警備員を支える側(システムをつくる側)に回る

現場である警備員を経験することは、今後どのキャリアアップを選択するにしても第一に必要となる経験となります。

現場を知らないと、なかなか広い視野で自社のサービスのことを捉えられないこともありますし、現場の社員達の考えや想いを汲むことも難しくなります。

また、警備員を経験しておけば、専門の知識が必要となる部署以外であればどこでも異動することは可能です。

現場で働く警備員はその会社のサービスそのもので、最も重要な役割を担います。

実際の経験を基に、仕事の効率化や安全性など会社のより良い環境作りをするのにも必要な経験ですので、自身が管理職や仕組みを作る側になった際にはより良いアイデアが出せるのではないでしょうか。

その他にも、まずは若い内に現場を経験し、自身が興味のある部署や仕事を選択すると良いでしょう。

スキルを活かして転職する

スキルを活かして転職するという考えも一つの方法でしょう。

転職すれば自然と環境が変わるので、生活のリズムや待遇も変わります。

自身を成長させる上で最も手っ取り早い方法です。

また経験や資格によっては、より環境の良い仕事に就ける可能性も高くなります。

設備・管理会社

建物の設備や防災に関することや、それらを管理する企業への転職は有利になります。

屋内での警備をする際には、建物の防災設備などの知識やノウハウも自然と身につきます。

またビルの設備管理を行う会社では、自社で警備員を抱えていたり、ビルのメンテナンス、清掃なども一括して提供できる体制を取っている企業もあります。

まさに警備の部署も存在しているので、自身は警備員としてではなくとも、仕事をする上で役に立つことも多くあるのではないでしょうか。

工務店、建設会社

警備員をしていると必ずと言って良いほど、工事現場の警備を経験します。

建設会社などの作業を実際に目にすることも多く、どういった職場環境でどういった仕事をしているのかが分かります。

勿論そういった建設会社の社員とのコミュニケーションを取る機会もありますし、屋外で作業する部分も似たところも存在しています。

警備員も工事現場の完成まで一つのパーツを担う大事な役割であり、職人さん達との共同作業にもなります。

そういった意味でも、転職理由が見つけやすいのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、私が実際に見た若手の警備員に関してご紹介させて頂きました。

警備員と聞くと、なんとなく誰にでもできる仕事で年配の方が行うものと思われがちですが、決してそうではありません。

若くして活躍されている方が沢山いますし、いくつものキャリアアップの方法や選択肢が存在する、非常に深いお仕事です。

年齢を重ねると体力的に厳しくなることもありますので、できるだけ若い内に現場を経験して頂きたいです。

実際に警備員の仕事を探すときは、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

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ここでは、これから警備の仕事をやってみようと思っている方達に向けて、警備のバイトがおすすめな理由について幾つか書いていきたいと思います。特に若い世代の人達に関して言うと、警備の仕事に興味を持つ人の数というのは、世間一般的に見て少ない方だと思います。警備の仕事のイメージと言うのは、退屈、単純、地味、雑用が多い、やりがいがあまり無い、職場はオッサンばかりで華がない、キャリアアップ出来ない、仕事がつまらなそう、といったネガティブなものばかりが先行する場合も多いのではないでしょうか。経験者から見てもはっきり言ってこれらはかなり当たっていると思います(笑)。だったら、何故一部の人はわざわざ警備の仕事をや

東京警備員求人でおすすめな募集内容の特徴や、人気な会社・エリア・年収相場を解説します

東京警備員の求人ってさまざまな職種がありますよね。これから警備員をやってみたいと考えている方もいらっしゃることでしょう。今回は、東京の警備員求人に焦点を絞って、人気なエリアからおすすめな施設などをしっかりご紹介させて頂きます。東京警備員はバイトや正社員など雇用形態によって違った部分もあるので、都内で働く予定の方は、求人選びのコツについても是非ご参考にして下さい。東京の警備員はどんな仕事?どこであっても警備員の仕事内容は特に変わりません。しかし、東京の場合は建物が多いため、施設警備が主な仕事となるでしょう。東京には重要な施設が数多く集まるため、それだけ責任の大きい業務を任される機会も増えます。東

警備員が向いている人の4つの特徴とその力を活かせる職種・仕事とは?

今回は、警備員の仕事に興味があるという方々の為に、警備員が向いている人の特徴やその力を活かせる職種・仕事についてご紹介していきたいと思います。警備員の仕事というのは、どの求人誌や求人サイトを見ても必ず募集があるようなメジャーな職種です。その反面、実はその職に就く為には細かい手続きや面倒な審査等が数多くあり、それらを全てクリアしていかなければならないのです。その為、やってみたいけど面接で落とされてなかなか受からないとか、面倒くさくて応募しなかったという人も結構見受けられます。何故そういう仕組みになっているのかという点についても、後で解説していきたいと思います。まずは、ざっくりとこの仕事についての

警備員アルバイトの時給ややりがいは?やってて良かった2個のことやそこで身に付く力とは?

工事現場や駐車場などで見かける「警備員」の仕事は必要な資格や経験などの条件がなく、比較的応募しやすい職種といえます。しかし体力的にハードな仕事として紹介されることもあり、応募することに抵抗を感じている方もいるかもしれません。実際のところ、現場の雰囲気はどのようなものなのでしょうか。今回は私自身がアルバイトとして警備員をしていた経験から得たことや感じたこと、やりがいなどを紹介していきます。警備員のアルバイトに応募しようかどうか迷っている方は私の実体験も参考にしてみてください。私はこんなところで警備員のアルバイトをやりました警備員の仕事といってもその職種・勤務場所によって仕事内容や勤務条件は大きく

警備員の仕事内容10個の業務と良い面・悪い面について経験者が教えます!

警備員の仕事内容というと、建物など入り口で不審者が入らないようにチェックしたり、定期的に巡回するというものがよくイメージされるかと思います。ですが、実は警備員の仕事には他にも様々なことがあるんです!今回はそんな警備の仕事について詳しくご紹介していきます。具体的な警備会社の仕事内容や良い面・悪い面を知ってから、この職業を目指してみてはいかがでしょうか?警備員の仕事は大きく5つの役割に分けられます。1.監視2.誘導3.出入管理4.防災管理5.その他の対応警備員の一番重要な仕事は、警備を依頼をされた対象から不審者等を遠ざけ、事故や事件が起こらないように未然に防ぐことです。不審者に睨みを効かせ、その犯

警備員バイト求人の時給や募集内容にはどんなものがある?向き不向きややりがいなどを解説!

みなさんは「警備員の仕事」というキーワードでどのような現場を思い浮かべますか?工事現場や駐車場などクルマに関係する場所もあれば、商業施設やオフィスといった場所で人々の行動を管理しているイメージをする方もいると思います。代表的なこれらの現場もさらに細かく分類していくことができることを考えると、警備員の職場というのはとても豊富にあることがわかります。つまり警備員はみなさんの身近なところで仕事をしている人たちといえるでしょう。しかしその仕事の内容や特徴などを詳しく知っている方はそれほど多くないと思います。そこで今回は警備員という職業、とくにアルバイトとして働くことに興味を抱いている方々に有益な情報を