警備員というと会社を定年退職した人たちが多いなど、年配の方々が働いているイメージがありますが、是非若い20代の方にも、警備員という職について知ってもらいたいと思います。

そこで今回は、警備員を若いうちに経験しておくべきおすすめポイントについてご紹介します。

警備員の仕事についておさらいしておこう

警備員は対象物の安全を守るのがお仕事となります。

普段目にすることの多い警備は、「交通誘導」と呼ばれる車や人の安全を確保する警備員や、「常駐警備」と呼ばれる人の出入りなどを監視する警備員ではないでしょうか。

どちらも体をたくさん動かす肉体労働ではありませんが、人々の安全を守らないといけない非常に重要な任務が課せられていますので、精神的にも中々休まることのないお仕事です。

警備員を20代におすすめしたい8つのこと

先ほどもあったように、若い世代のイメージが比較的少ない警備員というお仕事ですが、20代の方々にオススメしたいポイントをまとめましたのでご紹介します。

忍耐力がつく

警備員は体力的にも精神的に非常に厳しい環境が続きます。

その中でも最も過酷なのが、真冬の屋外における警備となります。

警備は比較的長時間となるため、真冬は警備員にとって最も過酷な季節です。

その場から移動ができない常駐警備の仕事ともなると、体は冷え切り体力的にも精神的にも辛いです。

また警備員は、職場の環境に関係なく、常に集中力を切らすことなく仕事に取り組まなければなりません。

1日8時間の勤務として、常に同じ場所で監視する業務などでは、心が折れそうになることも多々あります。

そういった環境を経験すると、他の仕事や業務を行う際に非常に楽に感じることがありますので、若いうちに忍耐力をつけるにはぴったりの仕事です。

体調管理が上手くなる

警備員は自身の体が全てになりますので、非常に体調管理に気を使います。

急な体調不良で現場に行くことができないとなった場合、多くの人に多大な迷惑がかかる場合があります。

例えば、工事現場の警備で代わりの人材もいなく工事がストップしてしまったとなると、施工主含め施工業者や自身の会社にも多大な迷惑がかかります。

まずは基本である体調管理の部分を真剣に考えることが自然と身につくでしょう。

体調管理は仕事のためだけでなく、必ず考えていかないといけなくなるので、若いうちから身につけておくに越したことはないと思います。

警備システムについて詳しくなれる

近年警備は機械で行うことが主流となりつつあります。

やはり人が警備を行うとなると、必要となる経費も大きくなり依頼者側にも負担となります。

そういったことを改善すべく、人員は最小限とし様々な機械を警備対象物に設置し、警備を行う仕組みが普及しています。

今後さらにこういった流れは加速していき、機械警備が当たり前の世の中になると思います。

若いうちに警備員の仕事に就くと、今後さらに普及していくであろう警備システムに早い段階から触れられ、さらなる普及後にも対応していけるノウハウを身につけることができます。

また今後、新たなことサービスを生み出すきっかけにすることができるかもしれません。

いろんな世界を見られる

警備員は自身の警備対象となる現場や物によって、大きく仕事が異なります。

今まで入ったことのないような施設の裏側や重要書類の保管庫、重要人物の警護など、普通の仕事では見ることのない世界を垣間見ることができます。

毎日同じ仕事で同じ景色ばかり見ていることに比べれば、非常に刺激的でわくわくすることも多くあります。

それに伴い大きな責任が伴うお仕事ではありますが、日々見る景色や環境が変わるので、面白みを持って仕事に取り組めます。

いろんな人たちと知り合うチャンスがある

警備員と聞くと、イメージはそうではないかもしれませんが、意外と多くの人々と接することがあります。

仕事の依頼を受けた会社や個人の人たち、警備の対象となる施設の人々、街ゆく通行人など。

業務中に話しかけられることもたくさんありますし、長期に渡って同じ現場で警備を行なっていると、すごく仲良くなり連絡先を交換することなんかも多々あります。

また20代などの若い人材ほど、意外と珍しがられて多くの人に話しかけられます。

その中には今後の仕事に繋がる話や、たくさんの面白い話を聞くこともできます。

警備員でもたくさんの人脈を作ることは十分に可能です。

人を見る目が養われる

警備員の中でも「常駐警備」と呼ばれる警備では、常に人を監視する業務となります。

特に大きなビルやショッピングモールなどで目にすることが多いかもしれません。

常駐警備を長時間何日も行い経験を重ねると、不審な人や少し動きのおかしな人はすぐに判断できるようになります。

これは経験によって自然と養われるのですが、普段の日常生活においても少しでも早く不審者の動きを察知することができたりすると、万一の事態は避けられる可能性が高くなります。

身につけておいて損はないスキルでしょう。

社会的に需要が高まっている

2020年の東京オリンピックに向けて、警備の需要はより一層高まっています。

これまでも警備の需要は時代の流れとともに高まっていましたが、外国人観光客の増加も伴い、今後さらに需要は高まります。

また、まだまだ日本国内においては防犯の意識が非常に低い傾向にあり、今後企業や個人においても、防犯に対する意識は益々増加するとが予測されています。

今は人材を使った警備だけでなく、会社の情報やシステムなども警備の対象となります。

警備の需要はITの分野にも広がっていき、今後さらに普及すると考えられます。

防犯意識が養われる

常日頃から防犯に関する情報や知識を得つつ現場を経験していると、普段の自身の生活においても防犯に関する意識が高まります。

自分の家族や友人、知人にもアドバイス出来ることがたくさんあります。

そういった知識を若いうちに養うことで、将来ふとしたところで大いに役立ちます。

警備会社勤務の私が見た!私の周りにいたカッコいい20代の警備員

私が勤務した大手警備会社では若手警備員が多くを占め、それぞれ活躍していました。

実際に若くして活躍されていた警備員をご紹介します。

海外勤務

海外勤務と聞けば何だかんだ「カッコいい」というイメージですが、実際自身の人生においても非常に貴重な経験となります。

東南アジアや新興国が海外の拠点となっていることも多く、物価も安いため、普段の生活にあまりお金がかかりません。

ということは日本にいるよりお金が貯まります!

そういった意味でも魅力的な海外勤務ですが、実際に私が勤務していた会社では、自身が望み努力すれば、比較的簡単に海外勤務することが出来る環境にありました。

「海外で勤務するのは自分には無理だ」とか「英語を話せないといけない」など、すごく難しそうなイメージがありますが、警備会社ではそこまでハードルが高くありません。

また、自身の経験値を上げようとモチベーションを高く持ち、能力の伴った社員が海外勤務に手を上げますので、帰国後には社内でも一目置かれる存在となります。

管理職への抜擢

大手警備会社では、警備員は20代~30代の若い世代がほとんどです。

20代で管理職となる社員も多くいました。

20代のうちから警備員としての現場を経験したのち、自身のチームをマネジメントするポジションも経験できるので、チャンスは非常に多くあります。

やはり若いうちからそういったポジションにつけたら勿論かっこいいですし、今後のキャリアアップを考えても大きなメリットになります。

また人材をマネジメントする能力は警備の業界だけに限らず重要なスキルになりますので、若いうちから経験するに越したことはないかと思います。

営業職で活躍

私が働いていた会社では、大学卒業後に警備員の職に就き、数年後に営業職に部署異動する社員が何名かいました。

その多くは営業職という警備員とは全く異なる仕事内容であるにも関わらず、非常に営業成績も優秀で仕事のできる人でした。

まずは自身の販売する警備サービスの現場を体験し、最前線でサービスを提供することで、自身が販売する側に回ったときにはよりリアルで信頼性の高い話をお客様とすることができます。

これは現場を経験していない営業マンと比べると、どうしても説得力に違いが出ます。

まず若いうちに現場を経験することが重要で、全く違う職種においても活躍する姿は非常に見ていてかっこいいものでしたし、20代で将来を見据え職を変える行動力も素晴らしいものだと思います。

広い視野を持った社員

私が働く会社では、部署ごとの関係性に少しずつ壁がありました。

そして警備員を擁する部署は比較的、他の部署と対立することが多々ありました。

警備員は体力的にも精神的にもハードな仕事であり、会社からもお客様への信頼を一手に担った職となりますので、管理も厳しく行われています。

そういった中、現場での対応を担当する警備員には、他の職からの指示も多く飛んできます。

イレギュラーな対応や急なトラブルも日常的となると、目の前の業務をこなすことで手一杯になってしまい、自身の業務を増やしたくない、めんどうは避けたい、責任は取りたくないなどと考え、他部署と対立することがあるのです。

そんな警備員が大半を占める中でも、会社として全体のサービスを考えたり、「今後の契約獲得に繋がる」と先を見据えて動きを取ったり出来る社員もいます。

どうしても自身の目の前の業務ばかり見てしまいがちですが、20代の若い警備員の中にも広く視野を持ち、全体と先を見ることの出来る社員もいました。

20代で警備員を経験した後のキャリアは?

「警備員は経験してみたい。ただ何十年もかけてやり続けるものだろうか」「一生警備員は嫌だ」そんな疑問やお考えを持たれる方も少なくないかもしれません。

そういった方々に、20代で警備員を経験したあとのキャリアアップについてご紹介します。

警備員を極める

これも一つの手です。

警備員といってもその中には様々な業務が存在しています。

警備する対象となるものによっては資格を要するものや、複雑な知識が必要となるものなど様々です。

また体力的にも精神的にもタフでないと、長期に渡って活躍することも難しくなります。

そういったことを踏まえても、自身を成長させながら警備員という職を極めるのも良いでしょう。

警備員を支える側(システムをつくる側)に回る

現場である警備員を経験することは、今後どのキャリアアップを選択するにしても、第一に必要となる経験となります。

現場を知らないと、中々広い視野で自社のサービスのことを捉えられないこともありますし、現場の社員達の考えや思いを汲むことも難しくなります。

また警備員を経験しておけば、専門の知識が必要となる部署以外であれば、どこでも異動することは可能です。

現場で働く警備員は、その会社のサービスそのもので、最も重要な役割を担います。

実際の経験を元に、仕事の効率化や安全性など、会社のより良い環境作りをするのにも必要な経験ですので、自身が管理職や仕組みを作る側になった際には、より良いアイデアが出せるのではないでしょうか。

その他でもまずは若いうちに現場を経験し、自身が興味のある部署や仕事を選択するといいでしょう。

スキルを活かして転職する

スキルを活かして転職するのも一つです。

転職すれば自然と環境が変わり、生活のリズムが変わり、待遇も変わります。

自身を成長させる上で最も手っ取り早い方法です。

また経験や資格によっては、より環境の良い仕事に就ける可能性も高くなります。

設備・管理会社

建物の設備や防災に関することや、それらを管理する企業への転職は有利になります。

屋内での警備をする際には、建物の防災設備などの知識やノウハウも自然と身につきます。

またビルの設備管理を行う会社では、自社で警備員を抱えていたり、ビルのメンテナンス、清掃なども一括して提供できる体制を取っている企業もあります。

まさに警備の部署も存在しているので、自身は警備員としてではなくとも、仕事をする上で役に立つことも多くあるのではないでしょうか。

工務店、建設会社

警備員をしていると必ずと言っていいほど、工事現場の警備を経験します。

建設会社などの作業を実際に目にすることも多く、どういった職場環境でどういった仕事をしているのかが分かります。

勿論そういった建設会社の社員とのコミュニケーションを取る機会もありますし、屋外で作業する部分も似たところも存在しています。

警備員も工事現場の完成まで一つのパーツを担う大事な役割であり、職人さん達との共同作業にもなります。

そういった意味でも転職理由も見つけやすいのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は私が実際に見た若手の警備員に関してご紹介させて頂きました。

警備員というとなんとなく、誰にでも出来る仕事で、年配の方が行うものと思われがちですが、決してそうではありません。

若くして活躍されている方がたくさんいますし、いくつものキャリアアップの方法や選択肢が存在する、非常に深いお仕事です。

年齢を重ねると体力的に厳しくなることもありますので、出来るだけ若いうちに現場を経験して頂きたいです。

実際に警備員の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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