ここでは施設警備のお仕事について色々と書いていきたいと思います。

これからこのお仕事に就いてみようと考えている人や、何となく興味があってどうしようか考え中という人もいるかとは思います。

数ある職種の中からあなたが敢えてこの施設警備の仕事に焦点を当てたのは色々な理由からでしょう。

現在警備をやっている知人から勧められた、お金が良いと聞いた、ネットの口コミを見て興味を持った等々。

そして、実際にこの仕事はどういうものなのかもっと詳しく知りたいと考えてこのサイトを訪れた方が多いのではないでしょうか。

物事をよく知るための一番の方法は、自分が実際にそれをやってみる事で、次に有効なのはその経験者に話を聞く事だと言われています。

ただ、自分の周りに都合よく警備業務に携わった人がいればいいですが、そうでない場合はネット等の情報を参考にするのも良いと思います。

いずれにしても情報を集める際には出来るだけ多くの情報を広く集めてみる事が大切だと思います。

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施設警備の仕事はどんな仕事?

施設警備と聞いてすぐにはピンと来ない人もいるのではないでしょうか?

施設警備とは警備業務の一つで、建物(施設)の持ち主から警備を依頼された警備会社から派遣された警備員がその建物を警備するというものです。

建物内には警備員が待機したり業務を行う為の警備室がありますので、そこを中心として業務を遂行していく事になります。

では、実際の業務を一つずつ見ていく事にしましょう。

施設警備の大まかな仕事内容

警備員が警備する建物は個人所有のビルやマンション、ホテル、学校、公共施設や病院等実に様々で多岐に渡ります。

基本的に警備員はこれらの建物に泊まり込みで24時間体勢で夜も昼も日曜祝日も関係なく警備業務を毎日交代で行う事になります。

小さな建物では警備員が一人だけしかいない場合もありますが、大きな現場になってくるとそれこそ何十人といった大量の警備員が配備されます。

ただ、仕事の内容というのは何処の現場でも大抵同じなので、以前に施設警備の経験がある人であれば他にいったとしてもすぐにその現場で働けるようになるかと思います。

巡回

最も特徴的な業務の一つがこの巡回業務になります。

定期的に建物の内外を見て回り、不審者の侵入や不審物、異常が無いかどうかをチェックしていきます。

殆どの場合何も無い事が多いのですが、もし何か異常を発見したような場合には無線等を使用して警備室に連絡を入れる事になります。

ちなみに、大きな建物では必然的に巡回する範囲も広くなる為その分大変になっていきます。

巡回は大抵一人で行うものなので、たまに面倒くさがって全部をしっかりと見て回らないような事があったとしても分からないものですが、そういうズルを防ぐ為に要所要所にチェックポイントを設けてそこでカード等に記録を残してしっかりと巡回を完了したという証拠としている現場もあります。

また、最初は誰もが嫌がるのが夜の巡回でしょう。

中でも夜中の病院の巡回は別格で、夜の学校も決して良い雰囲気とは言えませんが、やはり病院だけはずば抜けて不気味です。

特に嫌なのがトイレと地下にある事が多い霊安室です。

ただし、不思議なものでこれも何ヶ月かやっている内に慣れてくるのか段々と何も感じなくなってきて、最初はそこだけ飛ばして巡回していたような人でもいつしか平気で中に入れるようになってきます。

立硝

指定の場所にしばらくじっと立ち、周りに対してニラミを利かせる為の業務です。

警備業は見せる職業とも言われていて、巡回や立硝もある意味パフォーマンス的な要素が多分にあると言えます。

つまり、事件を予防する以外にも、この建物は警備員を雇ってこんなにしっかりと警備しているわけだから安心出来るのだという事を周りの人に分かりやすくアピールしている訳です。

ちなみに現職の警備員にやるなら巡回と立硝のどちらがいいかと聞いてみると、多くの人は巡回の方がいいと答えます。

立硝は歩かなくても済むのですが、かえって色々歩き回っていた方が身体には楽に思えるようで、こういう所からも人間というのは同じ所でじっとしているだけよりも、むしろ何かをしている方を好むという心理が見えてきて面白いですネ。

入出管理

その建物におよそ関係の無い人物には、なるたけ入ってきて欲しくは無いものです。

何か問題が起きるかもしれないような余計な心配が増えるからです。

その為、建物の出入り口に警備室が設けられ、関係者以外は立ち入り禁止か警備室で受付等の手続きを踏まないと入れないようにする訳です。

入場にセキュリティカード等を使用する建物では警備員による手続きは必要ありませんから、こちらとしても仕事が少なくなって助かります。

監視

最近は建物内やその周辺で不審な行動をする人物や異変のチェックの為に、防犯カメラが至る所に取り付けられています。

そうしたカメラが捉えた映像は警備室のモニターに全て映し出される事になるのですが、それを常に監視するのも警備員の業務の一つで、何か異常が見られればすぐに現場に急行して対処出来るようになっています。

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施設警備の仕事はどんな人に向いている?向いている人の2個の特徴とは?

ここでは、施設警備の仕事に就くにあたって必要となる特徴を書いてく事にしましょう。

長時間拘束に耐えられる

とにかくこの仕事は拘束時間が長いのが特徴です。

24時間~48時間はごく一般的。

場合によっては3、4日の泊り込みも現場によっては存在します。

私が聞いた中ではなんと一週間の泊まり業務もやらされた事があるという人もいました。

こうなると一月の半分以上は自宅に帰れないような人も出てくるわけで、こういう勤務形態に我慢出来ないような人はこの仕事には向いていないのですが、逆に気にならないのであれば合格です。

夜勤が出来る人

日勤のみというシフトの現場もありますが、やはり多くの現場では施設警備に夜勤はつきものです。

人間は基本的に太陽が出ている昼間の間は起きて盛んに活動し、日が沈んだ後はゆっくりと眠るというように出来ていますから、夜勤等というものは人間本来の生活パターンを真っ向から否定するものです。

どうしても夜勤が無理という人にとって警備業はなかなか難しいかも知れません。

また、日勤、夜勤が交互に繰り返されるようなシフトが続くと生活のリズムも乱れがちになり、体調も崩しやすくなります。

夜型人間の人であっても、自己の体調管理には常に気を遣いたいところです。

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逆に施設警備の仕事に向いていない人の特徴は?

どんな仕事にも向き不向きがあるもので、今度はこの仕事に向いていないという人の性格や特徴について書いてみましょう。

退屈が苦手な人

常に何かしら動いていないとならないような性格の人は施設警備は向いていません。

昼ならともかく、終電後の夜中から早朝にかけての時間帯に受付を訪れるような人は誰もいませんから、こちらも特にやる事がありません。

定刻には建物の巡回やドアの施錠等もありますが、それも終わってしまえば後は交代の時間が来るまでひたすら座っているだけです。

この時間をどう有意義に過ごすか自分なりに考えなくてはならないのも施設警備の特徴です。

違った環境では眠れない人

施設警備では拘束時間が長いので特に当直の場合、何時間かの仮眠が許されています。

仮眠室にはベッドや布団も備えられているのですが、神経質な人や自宅でないとなかなか寝付けないような人だとこの仕事を続けていくのは大変です。

ただ、人は慣れるものです。

電車が毎日通るガード下の騒々しい場所で働いているような人も最初は戸惑うようですが、じきに何も感じなくなり至って普通に行動出来るようになっていきます。

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施設警備の仕事で活かせる経験

今度は施設警備の仕事をしていく上で活かせる経験というものについて見てみましょう。

何処でどういう経験がいつ何時役立つか分からない事も多いです。

多くの経験をしてきた人はそれだけ色々な事態に直面しても何とか出来るだけの対応力が身についているものですから、そうしたものはきっと警備業務を行う上でも役に立ってくれる事でしょう。

来客対応

特に受付業務等では意外と人と接する場面が多くある為、接客と言うほどではありませんが、そういう対応は多少身に付いていた方がスムーズに仕事が出来て良いと思います。

また、来訪者の中には性質の悪いクレーマー等も稀に見受けられるので、そういうのに運悪く出くわす事になったとしても決して感情的にならず大人の対応をして上手く対処する機転も警備員には求められます。

夜勤の経験

先にも少し述べましたが施設警備では夜勤をする場合も多いので、夜間に仕事をした経験のある人ならば、十分に対応出来るものと思います。

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施設警備で働くメリットとは?

休憩が多い

施設警備は建物に泊まりこんで業務にあたる事も多く、他の一般的な仕事に比べて拘束時間が長いのが特徴です。

先にも述べましたように、例えば当直と言われるような勤務の場合、朝から次の日の朝まで24時間の勤務となるのですが、これよりも更に長い48時間とか、場合によっては3~4日連続で泊り込むような現場もあります。

ただし、24時間ずっと仕事をしているのかと言えばそういう訳でもなく、殆どの場合何人かの警備員が交代で仮眠や休憩、食事をとるといった具合に仕事を進めていく事になります。

ですから、1時間毎に30分や1時間の休憩が割り当てられるようなスケジュールが組んであり、決して体力的に無理がかからないようになっている場合が殆どです。

暇を味わえる

普通の仕事ではあまりありえないのですが、この仕事は結構暇な時も多いです。

一般的な企業では仕事が早く終われば、今度は何か別の仕事をやるというように常に絶え間なく何かやらされるというのが常識です。

以前いた職場では仕事が予定よりもかなり早く終わってしまい、もうすっかりやる事も無いのですが、大量のバイト達の契約を早く切る訳にもいかず、かといって何もさせないでおくのはまずいという事で、わざわざやらなくていいような本当にどうでもいい仕事を無理にでっち上げてはやらせていたものですが、とにかく決して従業員をぶらぶらさせておくわけにはいかないようです。

警備の仕事でも受付に座っている時間は流石に席を外したり酒を飲んで居眠り等は出来ませんが(今ほど警備業界が厳しくない時代はそれも普通だった)、目立たないように読書をしたり音楽を聞いたりは出来ます。

何しろ深夜の時間帯等は人が訪ねてくる事も無いのですから、誰の目にも留まらない訳です。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

施設警備には幾つかの資格がありますが、施設警備の1級や警備員指導教育責任者の資格があればこの業界に限ってはかなり優遇されます。

警備の資格は単に金を払って講習を受ければ誰でも取得が出来るような比較的簡単なものも多いですが、この二つは中々に難しく、警備会社でもこれらを所持している人の数は少ないものです。

ですから、こうした資格があれば今後のキャリアアップは十分に望めますし、警備員指導教育責任者の資格を持つと警備員の指導教育も出来るようになるので現場の巡回や受付業務とかをやらなくてもいいのです。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

残念ながらこの警備の経験が他の仕事で通用する場面はあまり無いでしょう。

昔から警備業界は警察との結びつきが強く、警察の天下り先の一つとなっています。

警察官というのは他の職業に比べると業務内容がやはり特殊な為、そこを辞めたら他に行く所が無いが、警備業界は多少警察にも近いものがあるのでそこへ天下るというという話を警備会社に勤める元警察OBの人からしみじみと聞かされた事があります。

つまり逆は無いという事で、警備員の天下り先は見つかりません。

まとめ

今回は、施設警備の仕事に焦点を当てて書いてみました。

ここまでご覧になられて如何だったでしょうか。

これを読んでこのお仕事に一層興味を持たれたという方がいらっしゃいましたら、是非一度実際にやってみる事をお勧め致します。

また、警備業務は他にも交通誘導や雑踏警備業務等もあり、施設警備とはまた違った仕事のやり方を覚える必要がありますが、そちらは別の機会にご紹介したいと思います。

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