今回は働くのが怖くなる原因とその対処法について、私個人の意見や体験等を交えながら色々と書いていこうと思います。

まずは始めに、働くのが怖いとは一体どういう事なのか考えてみましょう。

人によって感じ方や考え方はそれぞれですから、様々なケースが考えられると思います。

例えば、営業が苦手な人にとっては、知らない訪問先に飛び込みでいきなりセールスをかけるという事に対してとても抵抗を感じる事でしょう。

必死で売り込みをかけているにも関わらず相手に無碍も無く断られたり、中にはしつこくされて突然怒り出すような相手もいますから、メンタルが繊細な人はそういう事に耐えられず、終いには営業に出るのが怖くなり会社に行くのも億劫に感じるようになり、そしてある日突然会社に来なくなってしまいます。

これは一つの例ですが、これ以外にも仕事が嫌になったり、仕事に抵抗を感じて怖くなってしまいまともに業務を行う事が出来なくなるようなケースというのは幾つもあると思います。

仕事は決して楽なものではないし、苦しい事にじっと耐えるのも時には必要ですが、あまりに自分の性に合わない事を無理して続けているとある日突然心がボキッと折れてしまう場合があります。

いわゆる鬱になってしまう訳ですが、そうなってしまうとそこから回復して社会復帰するまでがとにかく大変ですから、我慢もほどほどにしておかないと後で後悔する羽目になりかねません。

例え鬱になってしまっても会社はあなたに対して何の責任も負ってはくれませんから、要は自分の限界が来る前に逃げ道を用意しておく事が大切なのです。

それでは具体的な例と共に働くのが怖いと感じてしまう理由とその対処法について詳しく見ていく事にしましょう。

働くのが怖いと感じてしまう6個の理由と私が取った対処法とは?

働くのが怖いと感じてしまう理由は幾つかあると思いますが、私なら大きく6つに分けて考えます。

自分自身の体験を交えながら一つ一つ説明していきましょう。

人が怖い

これは主に営業とかサービス業に就いている人が経験するケースだと思います。

他にも人が怖いというのは会社の上司や先輩が、とか言う場合もあるでしょうが、ここではとりあえずそれについては触れない事にします。

とにかくそうした業種で働いているような場合、毎日お客様を相手にする訳ですから大変な時もあるのです。

中にはクレーマー等という厄介な人種もおりますから、そういう連中に難癖やいちゃもんをつけられたりするのは、誰だって良い気分がするものではありません。

対処法:タフになれ

以前私の勤めていた会社の所長が、住民からのクレームが原因で数週間、寝込んでしまった事件がありました。

誰にでも優しくて人当たりの良い穏やかな性格のとてもいい人だったのですが、そういうメンタル面はあまり強くなかったようで、従業員達はあんなもの適当に聞き流していれば良いんだよ、等と言っておりましたが私も正にその通りだと思いました。

立場上、我々は相手が理不尽な事を言ってきたとしても、それに対して反抗的な態度をとる事は許されませんが、まともでない相手にいちいち真面目に取り合う必要もない訳で、そこら辺は上手くやり過ごしておけばいい訳です。

こういうのは、真面目で繊細な人程真剣に受け取ってしまいますからそれだけ深いダメージを負ってしまうのですが、そんな事では長く仕事を続けていくのは不可能です。

精神的なタフさと、良い意味での適当さが求められます。

しょうもない能書き等は、右の耳から左の耳に流しておけば良いのですが、再度クレームを受けない為にも後の対応というか処理はきちんとやっておきましょう。

危険な仕事が怖い

危険を伴うような仕事は怖いものです。

何もSPとか警察官のような職業に限らず、危険と隣り合わせの仕事というものは身近にも存在します。

私の場合はドライバーの仕事がそうでした。

勿論、最初は全然恐怖等感じる事は無く、他の多くの人達同様に毎日普通に仕事をしていました。

あの日あそこで事故を起こすまでは。

ある日私は車で荷物を届ける為に都内の高速道路を運転中にちょっとしたミスと慣れによる油断が重なって、ガードレールに衝突事故を起こしてしまいました。

幸い誰も巻き込む事は無く、私自身が多少の怪我をした程度で済んだのですが、それ以来しばらくの間は怖くて車を運転するのも困難な状況だったのです。

対処法:トラウマを克服する

あの事故以来、車を運転していると突然あの時の事故の状況が頭に鮮明に蘇り、恐怖からまともにハンドルを握って運転する事さえ困難になってしまいました。

あまりにそういうフラッシュバックが酷いので精神科を受診したところPTSDと診断され、カウンセリングや治療薬の使用を続ける事で今ではそれをすっかり克服出来たものの、あの時は能天気でいい加減な性格の私でさえも、このままずっとこの状態だったらどうしようとかなり真剣に悩んだものです。

車の事故に限らず、生きるか死ぬかのような極限の経験をしたような人はそれが原因となって、突然何の前触れも無くあの時の恐怖感が蘇ってしまう事があると思います。

そうしたトラウマを乗り越える為には何よりも時間の経過が必要となります。

私の場合、完全に回復するまで5年はかかりました。

人によってはもっと短かったり長かったりすると思います。

いずれにしてもこうなってしまった場合、無理は出来ませんから時間をかけてゆっくりと心の傷を癒すしか方法は無いと思います。

恐怖の転勤

ある日突然海外赴任を言い渡されてしまったような場合、人によっては喜ぶ人もいるのでしょうが、これを全く良く思わない人もきっといる事でしょう。

飛ばされる場所にもよっても様々です。

例えば、イタリアとかギリシャに数年間行ってこいと言われるのであれば私だったら喜んで行くのでしょうが、これがアフリカとか中央アジアの何処かの国とかいう話になるとさすがに難色を示さざるをえません。

というか、私なら明日にも辞表を提出していると思います。

ですが、そうも行かずに渋々会社の命令に従わなくてはならないとしたらこれは大変です。

当然の事ですが、他の国では習慣も風習も宗教も日本とは異なりますし、ましてそこに何年も住み込んで仕事を毎日言葉もろくに通じないような現地の人達とやるというのは余程のガッツがなければ到底務まりません。

毎日仕事終わりの一杯をささやかな幸せとして楽しんでいる人が、お酒を宗教で禁止されているような国に赴任する事が決まったらと思うと最早同情するしかありません。

これはもう運次第と言えますが、万一自分の意にそぐわない国へ転勤が決まってしまったような場合、場所によっては治安の心配もありますから、これからのそこでの生活を考えると、仕事が怖いというよりも生活そのものに不安と恐怖を強く感じてしまう事でしょう。

対処法:転職する

いわば島流し的な転勤であればいっその事会社を辞めてしまうのが良いです。

大抵会社側は1~2年程度ですぐこっちに帰ってこれるから大丈夫、とか上手い事言いますが、その手に乗せられて何年経っても日本に戻って来れない人を私は何人も知っています。

まして、あなたが独身者であれば尚更注意が必要となります。

退屈な外国での生活に嫌気が差し、つい遊んだ現地の女性と出来婚とでもなったらもうその地に永住となってしまうパターンに嵌ってしまった事になります。

勿論会社はそれも計算の内。

そもそも誰もが行きたがるような人気の場所なぞ、始めから誰かに押し付けなくとも自分から行きたいと希望する人が自然と現れるものなのです。

失敗の許されない仕事

仕事にミスは許されないものですが、特に大きな金が動くような仕事というのは、ちょっとした気の緩みからあっという間に多額の損失が生じてしまう場合もあり、例え一瞬たりとも気を抜く事が出来ませんから非常に大変で疲れます。

知り合いに銀行の為替ディーラーをしている人がいますが、一日にそれこそ何十億もの金を一人で動かしています。

投入する資本が個人の投資家とは比べ物になりませんから、たった数秒でそれこそ何千万円も儲かったり大損したりするような世界なのです。

それ故責任も重大で、その緊張感たるや半端なものではなく、上手く成績が出せない時は胃が痛くなってしまい、パソコンの取引画面をみるのも怖くなってしまうと言っていました。

また、スタントマンやレーサー等も毎日死の恐怖と戦いながら命を張って金を稼いでいる訳ですから、収入も良い代わりに大変なのはこれはもう仕方の無い事なのです。

対処法:覚悟を決める

こういう仕事を目指すような場合、相応の覚悟が必要だという事です。

興味や憧れだけで仕事を選んでしまうとこのような厳しい現実にぶち当たり、悩む事になります。

実際にこのような現場の第一線で長年バリバリと働いているような人達でさえ、毎日大変な苦労をしているのですから。

怖い場所での仕事1

安全な国日本でも危険な場所というのは存在します。

最近は特に日本が安全だというようなお花畑のような感覚の人はあまり居ないと思いますが、いずれにしても怖い場所での仕事をやらざるを得ない場合というのはあります。

例えば配達ですが、大抵自分が受け持つエリアの中に治安の悪い場所があったりすることもあります。

また、外国人街やドヤ街等はお世辞にも治安が良い場所とは言えません。

そういう所に正月早々年賀状を配達したりするのも仕事ですからこれは仕方の無い事です。

対処法:要注意リストを頭に叩き込む

そういう場所というのは要注意エリアとして会社や従業員はよく知っていますから、何も知らない新人には最初によく注意するように教えられる筈です。

トラブルを起こさないやり方とか、万一揉める事になってしまった場合の上手な対処法等、今迄散々苦い経験をしてきた会社がノウハウやマニュアルを独自に作っているのでそうしたものをよく頭に入れておきましょう。

怖い場所での仕事2

昔大きな事故があったようないわゆるいわく付きの現場での仕事というのはやはり怖いものがあります。

昔某建築会社からある現場の解体作業を請け負った時の事ですが、そこは都内超一等地にある物件にも関わらず、いざ工事を進めようとすると必ず何かしらの事故が起こる為、長年手付かずで放置されていたのです。

確かに下見に訪れた時何とも嫌な雰囲気がして背筋が寒くなるのを感じたものでしたが、神主を呼んだりしていろいろとお払い等をして何とか無事に工事を終える事が出来ました。

AIが人間に取って代わろうとしているこのご時勢に何を下らない、と一笑に付す方もいらっしゃるかも知れませんが、建築業界ではこういう話はごくありふれたもので、工事の前にはかなり真剣にお払いや祈祷というのを必ずやります。

こうした儀式をやらずに工事を始めてしまい、事故が起こった例というのが実際に多くあるからなのですが、私が友人から聞いた話では工事で銀杏の木を知らずに切ってしまった為、事故が起こって怪我人が出たようで、たまたまその現場にはそういう古い話も知らないような若い人達しかおらず、後で年配の作業者に聞いてみた所その人は慌ててお祓いをしたようです。

対処法:霊の世界は存在する

こうしたケースは、どれだけテクノロジーが進歩したとしても決して科学が万能ではないという証になるのではないでしょうか。

我々が証明出来ない未知の世界や不可思議な現象というものがまだまだきっとどこかに存在するのだと思います。

まとめ

私は今迄正社員からアルバイト、日雇い労働まで色々な職を経験してきました。

といってもそれが何の自慢になる訳でもなく、早い話がそれだけ仕事を転々としてふらふらした生き方を送ってきたという事になります。

しかし同時に多くの職を経験した事により、色々な仕事の長所や欠点も感じ取れる事が出来るようになったのではないかと今では考えます。

他の仕事と比較する事で物事を判断する物差しが出来たように感じている訳です。

よく言われるように、例え何千万円もするような高価なスピーカーの音を聴いたとしても、それ以外のスピーカーの音を知らなければ果たしてそれが本当に良い音なのかどうか判断がつきません。

ですから、高価なスピーカーの音だけでなく、チープなスピーカーや中程度のスピーカーの音についても知っていなければ比べようが無い訳です。

物事をきちんと判断する為には色々な比較する対象を持っていなければならないのです。

ですから働くのが怖いと感じてしまうような場合も、他にもっと辛い嫌な仕事をやってきた経験があると、何だ、前の仕事に比べればまだマシだと思えるようになるので、ぜひいろいろな仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?