どのような仕事に従事していても、仕事上の「悩み」というのは尽きないものです。

私もさまざまな職種を経験しましたが、悩みが1つもない、完全にストレスフリーな職場を見たことはありません。

実際のところ、職場によって異なる点といえば、その悩みがどれだけ深刻なのかや、一つの悩みを抱えているのかもしくは同時に複数の壁に直面しているのか、といった悩みの「質」に関する事柄でしょう。

何かしらの悩みは常に抱えているのが「仕事をする」ということだと言い換えられるかもしれません。

今回は、一般の方々よりも多くの職種を経験したであろう私自身の職歴から、仕事の悩みランキングをいくつか紹介していきます。

今現在、まさに私が経験したことと同じような仕事上の悩みに直面している方も、一読してみてください。

私は今までにこんな仕事を経験しました

高校を卒業してから大学に入学するまでの期間に始めたアルバイトが、私の初めての「就業経験」でしたが、それから現在に至るまで、アルバイト・派遣社員・契約社員・個人事業主(業務委託(受託)契約)・正社員と、さまざまな雇用形態での仕事を経験してきました。

私がこれまでに勤務してきた職場は20個以上に及びます。

あるときは7つのアルバイトを掛け持ちしていた時期もありましたし、3年以上勤務した職場もあれば1カ月ほどで離職した(もしくは契約が満了した)職場もあります。

そのような経験の中でも特に印象に残っている仕事を、いくつかピックアップして以下に簡潔に紹介しておきます。

営業職(個人宅や事業所への飛び込み営業)

「営業職」といってもさまざまな職種がありますが、私が経験した営業職の仕事は、個人宅や小・中規模事業所へ事前のアポイントなしで訪問する、いわゆる「飛び込み営業」を行うものでした。

法人営業などのその他営業職種に比べても離職率が高く、「ブラック」のレッテルを貼られることの多い職種で、私自身もこの仕事に慣れるまでは心身ともにストレスを抱えながら勤務していました。

ホテルフロント職

ホテルフロントマンの仕事は、単純にその仕事をしている姿がかっこいいというイメージを理由に始めました。

また、接客業の最高峰ともいえるサービスを提供する職場であるとも感じていたので、自身のスキルアップも兼ねて求人に応募しました。

実際は想像以上に過酷な職場でしたが、ここで培った接客スキルなどは転職後にも役立てることができました。

個別指導塾講師・家庭教師

個別指導塾講師や家庭教師として働き始めてからかれこれ8年ほどになり、その間に案件が1つもない時期も挟みつつ、トータルでの勤務期間はもっとも長い職種です。

接客・サービス業の仕事はその他にも数多く経験しましたが、教育関連業界での就業経験は、プロ意識をもって臨む姿勢や生徒との距離の保ち方など、他職種とは多少異なる点が多く、とてもいい経験になりました。

スポーツジムインストラクター

私自身が小学生の頃からスポーツをしていたこともあり、スポーツ・フィットネスジムのインストラクターの仕事は、比較的容易に職場に適応することができた職種でした。

それでも苦労したことは、お客様一人ひとりに合わせたサービスをしなければならなかった点で、対応するお客様によって「最適」なサービスは異なる、ということを学んだ職場でした。

販売職

販売職の仕事は、主に他の仕事をしながら掛け持ちで従事している期間が長かったように記憶しています。

派遣社員として複数の業種・店舗で販売職に従事しました。

家電量販店や百貨店などでの勤務を通して、現場の円滑な運営にはお客様とのコミュニケーションはもちろんのこと、従業員同士での綿密な意思疎通が欠かせないということを学びました。

20個以上の仕事を経験した私の「仕事の悩み」5選

ここからは、私が経験した仕事上の「悩み」を5つ選紹介していきます。

一般的に「悩み」の代表例とされることが多いものから、そんなことで悩むの?と疑問に思われるようなものまで、なるべく広範囲にピックアップしてみました。

なぜ私が以下のようなことで悩んでいたのか、なるべく詳細まで記すように努めましたので、何か仕事上でストレスを感じている方は一度目を通してみてください。

もしかしたら私やまわりの方々も同じ悩みを抱えているかもしれませんよ。

目標やノルマを達成しなければならない

おそらく「仕事の悩みランキング」を作成したときに、常に上位にあがってくるのは「目標・ノルマの達成に追われる日々がつらい」といった項目でしょう。

特に営業職や販売職などノルマ設定が当たり前とされる職場においては、「職場で悩みがありますか?」という問いに「ある」と答える方のほとんどは、目標・ノルマについての悩みをあげるのではないでしょうか。

そのように感じるのは、私自身がとても悩まされただけでなく、営業職に従事していた頃の同僚や現在営業職としてバリバリ働いている友人に話を聞いても、ほぼ例外なくノルマに追われる話になるからです。

中には、目標やノルマを設定されることが仕事へのやりがいややる気の喚起につながっており、むしろノルマに感謝している、というスタンスで働いている方もおられますが、おそらく少数派でしょう。

「目標」や「ノルマ」という言葉にあまりなじみがない方に単語の説明を付け加えておくと、両者にはほぼ違いはありません。

あえて色付けするならば、「ノルマ」は絶対に達成しなければならない数字や成績を意味し、「目標」はなるべくなら達成しましょうという程度にトーンダウンしているというイメージでしょうか。

ただ実際は「目標」も必達であることがほとんどで、見た目の柔らかさや精神的な負担の軽減から「ノルマ」よりも「目標」という単語を使用している会社が多いのではないかと思います。

つまり、両者は実質的には同じ意味だけれども、対外的な面を考慮して「ノルマ」よりも「目標」という単語を使用する会社が多い、というのが私の見解です。

なぜ悩むの?

なぜ目標やノルマで悩む人が多いのでしょうか。

それは先述のようにこれらが実質的に「必達」のハードルであり、目標・ノルマの「未達」は許されない、という空気が醸成されている会社が多くを占めるためと考えられます。

万が一、目標・ノルマを未達のまま次の期に移行してしまうと「赤字社員」のレッテルを貼られ、社内で肩身の狭い思いをすることになりかねません。

そもそも、目標・ノルマの未達が視野に入ってきた社員には、上司や同僚からの圧力がかかり始め、なんとか達成させるためにあの手この手でストレスを掛けてくるようになります。

もちろん目標・ノルマが達成できない理由は千差万別で、その社員自身に理由があることも考えられます。

加えて、未達のときの処置についても会社によってさまざまではあるでしょう。

そのため一概に目標・ノルマの良し悪しを述べることは簡単ではありません。

しかしそれがないときに比べ、必達の目標・ノルマが設定されているときの方がストレスがかかるという点は間違いないでしょう。

営業職に従事している方にとっては避けては通れない道であり、その他の職種においても何かしらの個人目標やチーム目標などが設定されている職場の方が多いでしょう。

楽しみながら意欲的に目標達成に向けて励むことが理想ではありますが、なかなかそんな気になれないもので、それが多くの方を悩ます理由といえます。

どんな状況においてもお客様のことを考えなければならない

「お客様は神様です」という言葉にも表れているとおり、どんな職場でもお客様がいなければ運営が成り立ちません。

お客様のこと(立場や視点)を常に考えることはとても大切です。

特に「接客・サービス業」はお客様との距離が近いことも多く、より敏感にお客様の気持ちを汲み取る能力が必要とされます。

「顧客目線」というのは言葉通りに実行するだけでは十分でない、という意見もあります。

たとえば、「お客様はこう考えているだろう」「自社の商品・サービスはこんなイメージで捉えられているはずだ」という考え方は、ときに「会社側の視点」から見た「顧客目線」になりがちです。

重要なのは実際に「顧客になってみる」ことです。

そのためには会社側の論理やフィルターを排除して、純粋なお客様になろうとする姿勢が欠かせません。

これが想像以上に難しく、新商品・サービスが見込んでいた売り上げを上げられないケースは、このような「顧客目線になったつもり」という姿勢が原因の一つと考えられます。

お客様のためと思い提供しているそのサービスが、実際はお客様にとって不要・不快なものではないか。

需要があるだろうと決め込んで進めている新商品の企画が、本当にターゲット層の消費意欲を喚起するものなのか。

本当の意味での「どんな状況においてもお客様のことを考える」という姿勢は、常に謙虚な姿勢で、自分よがり・会社よがりの目線を排除してお客様に「なりきる」ことだといえるのです。

なぜ悩むの?

お客様のために、お客様の視点に立って、真にお客様のために仕事をしようとすると、結局は「答えのない」問いに常に対峙しなければならないことに気がつきます。

学生時代に経験した試験勉強のように、一度答えの導き方を覚えればあとはそれを実践するだけ、という単純なことではないのです。

常に最善の答えを探し求め続けるというのは、想像するだけでもストレスがたまる状況でしょう。

真摯に現在の仕事に向き合っている方ほど、この点で悩むことになるかもしれません。

しかし、この悩みはネガティブに捉えるべき事柄ではないとも考えられます。

なぜなら、常に向上心をもって仕事に励むことこそが、その仕事に対する「やりがい」を引き出してくれるものであり、反対に答えがすぐに見つかってしまうような仕事であれば、その「単調さ」に嫌気がさしてしまうこともあるからです。

「お客様のことを常に考えなければならない」という悩みは、どのような職場においても真面目に取り組むほど直面するものですが、それは同時に「『仕事』とはそういうものだ」という真実に向き合うチャンスでもあります。

実際に現在の仕事にやりがいを感じている方々は、この点に関してある程度のストレスは感じているものの、その「悩み」はむしろポジティブなものであると捉えている方が多いようです。

同じ悩みでも考え方の違いによって、ネガティブなものをポジティブに変換することができる好例といえるでしょう。

身だしなみや一つひとつの振る舞いにも注意しなければならない

「身だしなみ」や「アピアランス」などとよばれる「外見の適切さ」も、ほとんどの職種において注意を払わなければならない点とされています。

中には就業前にアピアランスチェックがある職場や「髪の色は〇まで」「爪の長さは〇cmまで」といった細かい規定を設けている会社もあります。

また、規則として文書化されてはいないものの、暗黙の了解として「清潔さ」や「さわやかさ」を感じる身だしなみをしなければならない、というような空気を強く感じる職場もあります。

基本的な考え方として、従事する職種や会社の業種のイメージを崩さない身だしなみを意識しておけば、どのような職場でも勤務することができるでしょう。

私が経験した仕事の中には、他業種と比べてもより厳格に身だしなみや振る舞いを意識しなければならないものがありました。

たとえば家庭教師や塾講師などの教育関連業種の職場では、お客様は生徒の保護者様ですが、実際に現場で相対するのは学生・生徒です。

彼ら・彼女らには勉強を教えるだけでなく、将来社会に出たときに恥ずかしい思いをしないよう、教師自らが大人としての「正しい」振る舞いや身だしなみを実践することが求められます。

自分では気づかずに無意識でしているような些細な行動も、敏感な生徒の脳裏には刺激として焼き付いてしまうことがあります。

このような職種に従事する方には、身だしなみや振る舞いに対してより一層の注意が必要になるでしょう。

なぜ悩むの?

身だしなみや振る舞いに関する意識を保ち続けることは、ときにストレスとなり結果的に悩みの種となるケースもあります。

いくつか具体例をあげて考えてみましょう。

ホテルのフロントマンといえば、シティホテルかビジネスホテルかといったホテルの規模や格式によらず、「丁寧な仕事をする人」というイメージで捉えられていることが多いと思います。

私自身、ホテルフロントの仕事にアルバイトとして従事した経験がありますが、その仕事を始める前にさまざまなホテルを利用した経験から、ホテルのフロントマンは「サービス業の最高峰」といえるサービスを提供する方々である、というイメージを抱いていました。

実際にホテルの利用者の中にはこのような見方をしている方も多く、ホテルフロント職には、常にその期待に応えるサービスの提供や接客姿勢が求められます。

その際、身だしなみや細かな振る舞いに関してもお客様は意外に観察しているもので、ホテルのフロントで働く際には、このような「常に見られている」職場で業務をこなすのだという自覚が必要になります。

加えて、上述したように家庭教師や個別指導塾講師などの教育関連職種で働く場合にも「生徒に見られている」という意識を常にもって、業務に取り組まなければなりません。

言葉遣いや仕事への取り組み方、教室長などの上司や一緒に働く講師・同僚への接し方など、例を挙げ出すときりがないほど、生徒に観察されているポイントは多数存在します。

「いくらなんでもそこまで観察していないだろう」と思う方もおられるかもしれませんが、生徒の観察力はなかなかあなどれません。

さらに言うと「先生」と呼ばれる存在であることからも、生徒が講師たちに求める姿のハードルは、高めに設定されていると心得た方がよいでしょう。

友達感覚で生徒と接して距離を縮め、信頼関係を構築することはとても大切なことですが、あまり行き過ぎてしまうと、生徒の乱暴な言葉遣いやラフな態度などが目に付くことがあります。

私がこの仕事における「身だしなみ」「振る舞い」の大切さを思い知ったのも、そのような瞬間でした。

もし教育関連業種に従事するのであれば、他職種で働くケース以上に、身だしなみ等には注意を払わなければならないでしょう。

お客様一人ひとりに合わせた接客をしなければならない

工場内でベルトコンベヤーに乗って流れてくる品に対して一律に作業していくような、いわゆる「単調作業」の仕事と異なり、接客・サービス業に代表されるような、お客様と直に接する仕事に従事する場合には、「お客様それぞれに最適な接客を心がける」という点も非常に大切です。

多くの場合、どのような業種の会社でも接客マニュアルが完備されていたり、研修期間中に先輩・上司から接客姿勢や顧客対応のノウハウを学ぶことができます。

しかし、実際の現場で真に求められるものは、マニュアルに記載されていることを完璧に再現するだけでなく、その意味を正しく解釈して、自分のスタイルやお客様一人ひとりの個性に合わせて柔軟に接客方法を変化させていく姿勢です。

この点に気づき実践できている方ほど、お客様からの評価が高く、結果的に営業成績も上位である傾向にあります。

ここで取り上げている「お客様一人ひとりに合わせた接客」とはどういうことかという具体例を、私自身の就業経験から紹介しておきます。

私は以前、スポーツジムにおいてフィットネスインストラクターという職に就いていました。

この仕事は、主にランニングマシンやトレーニング器具などが設置されている「フィットネスエリア」とよばれる場所に常駐し、お客様のトレーニングのサポートを行ったり、施設・器具のメンテナンスや清掃を行うというもので、学生からフリーターまで男女問わず、また過去のスポーツ暦もさまざまな方々が働いています。

近頃の健康志向の高まりも追い風に、スポーツジムはどこも盛況のようですが、私が働いていたジムも例外でなく、就業時間中はひたすら動き回っているような忙しい職場でした。

お客様の属性も幅広く、健康維持のためにジム通いを始めた高齢の方々もおられれば、肉体改造や体力向上を目的とした若年層の方々や、競技力向上を目指すアスリートやボディビルダーの方までさまざまでした。

このような職場において、施設の案内やお客様との何気ない会話においても「一人ひとりに合わせた接客」という姿勢が欠かせません。

たとえば、普段あまり運動する習慣がないお客様には、基本的なことから丁寧に説明していきますが、日常生活にトレーニングが含まれているような、習慣化されたジム通いをされている方には、簡単な施設案内をする以外はとくに運動指導などは行いません。

マニュアルにおいては、すべてのお客様に安全な施設利用をお願いすることになっていますが、「安全」という指標も、現実的にはお客様の体力レベルにより一律ではないので、結果的に接客姿勢も臨機応変に適応させていかなければならないのです。

なぜ悩むの?

「お客様に合わせた接客を行う」という点において悩む原因には、「そもそもお客様が求めているサービス内容がつかみづらい」ケースや、「従業員側から感じる『最適』とお客様が求める『最適』が異なる」ケース、もしくは「従業員間でどこまでマニュアル通りに業務をこなすかの基準が異なる」ケースなどが考えられます。

順に確認していきましょう。

まず、そもそもお客様が求めるサービス内容自体が捉えにくいケースがあります。

たとえば、家電量販店や百貨店などで「販売員」として従事する場合、基本的な職務は来店するお客様に商品を購入してもらうことなので、「最適なサービス」とはお客様が求めているものを提供することになります。

ではお客様が欲しいと思っている商品よりもおすすめできる商品がある場合はどうでしょう。

そのままお客様の希望通りに商品を購入してもらうことが最善のサービスなのか、はたまたそれよりもお客様の希望に沿うであろう商品を紹介することが大切なのか。

正直なところ、答えは「お客様次第」ということになります。

つまり、一律に答えを出せる問題ではないため、この点で悩む販売員が少なくないのです。

同じ現場を例にして「従業員の考える『最適』とお客様の求める『最適』が異なる」ケースも考えてみましょう。

この場合、従業員がこのお客様に最適であると考える商品を少々強引におすすめして、結果的にお客様を納得させて購入していただいたとします。

これは従業員からすれば「最適なサービス」かもしれませんが、お客様がどのように感じるかはわかりません。

帰宅後に実際に商品を使用してみて、想像以上の使用感に大満足するかもしれませんし、押し売りされたという気持ちがどこかに残っていて、少し違和感を感じているかもしれません。

実際、従業員がよかれと思って提供したサービスが、お客様からのクレームにつながるケースもあります。

そのような経験が従業員にとって「お客様一人ひとりに合わせたサービス」をさらに難しくさせるのです。

最後に、「従業員同士での基準の不一致」も、ときに悩みの種になります。

自分の判断でお客様に最適だと思って実行した行動が、同僚・上司から見れば「マニュアルの逸脱」であり看過できない、という状況も起こり得ます。

自分は「お客様に合わせた最適なサービス」を提供したにすぎないと思っている一方で、上司からすればそのようなサービスを一人のお客様にしてしまえば、他のお客様も「平等」に扱わなければならない、という観点から「過剰なサービス」を他の従業員にも課す状態になりかねない、というような基準の不一致です。

私自身も実際にこの点で悩むことが多く、どこからどこまでがマニュアルを尊重すべき業務で、どこからが自身の裁量で行うことができるものなのか、という線引きはそう簡単にできるものではないことを思い知らされました。

職場での人間関係の構築にも気を使わなければならない

ここまでは仕事上の悩みとして「対顧客」目線でいくつか紹介していきましたが、最後に「同僚」との関係性における悩みについても一つあげておきます。

複数人で業務に取り組む職種や、雇用されている従業員の絶対数が多い事業所で働くケースでは、お客様との良好な関係性だけでなく、職場における良好な「人間関係の構築」も非常に重要な要素になります。

職場での人間関係がぎくしゃくしていると、お客様への対応もおろそかになりがちで、そのような現場は営業成績などの数字で見ても、芳しい結果を残せていないことが多いようです。

一方で、それぞれの従業員が互いの存在を尊重しつつ適度な競争関係があるような、まさに「理想的」な職場環境を実現している現場は、成績トップクラスのモデル事業所である傾向にあります。

なぜ悩むの?

職場における人間関係の構築は、想像以上に難しいものです。

そして「社内営業」ともいわれる職場内での人間関係構築が、なぜ悩みの種になるのかというと、お客様に対する営業活動と必ずしもその方法が一致しないからなのです。

顧客対応が上手でも、職場で浮いた存在になってしまう方もいますし、職場の人気者的存在であるがために、なかなか営業成績が振るわなくても、周りの同僚から多大なサポートを受けている方もいます。

私自身の経験においても、職場内での良好な関係の構築にずいぶん悩まされました。

自分の成績のことだけを考えて、周りの同僚に迷惑をかけてでもひたすら目標を追いかける人、自分より優秀な後輩が気に入らなくて何かと難癖をつける人、上司の前での態度と部下に対する態度が180度異なる人、ただただ無責任な上司、社会人としての常識から教えなければならない部下、などなど職場で出会う「苦手な人」の種類は無数にあります。

しかし、「あの人は苦手だから関わらないでおこう」という姿勢でいるだけでは、プラスは何もありません。

結局は仲の良い人だけでなく苦手な人との関係も構築していかなければ、自分の成績ばかりでなく会社の業績自体も上向いていかないのです。

職場での人間関係の構築がとても大切であることは間違いありません。

この点を理解し「社内」での営業活動をしっかり行っている方ほど成績が優秀であり、また昇進・昇給も早い傾向にあるようです。

私が尊敬する前職の上司もこのタイプで、職場での人間関係で悩んでいる私に対して「社内営業が営業マンとしての最初の仕事だよ」と教えてくれました。

職場の人間関係でよくある悩みと解決法は、こちらの記事を参考に!

悩みに対して私がやったこと

私自身は仕事上で何か悩むことがあれば、その都度自分自身の解決策を模索しながら乗り越えるよう努力しています。

たとえば、目標やノルマなどに追われる日々に限界を感じていたときには、自分自身で異なる目標を設定し、それを達成することに意識を集中させていました。

モチベーションの維持のためには「自主性」や「主体性」などがキーワードになりますが、自身で目標を設定することで、主体的に業務に取り組むように自分自身を仕向けていました。

加えて、どのような悩みに対してもあてはまりますが、「反省はしても後悔はしない」という姿勢はとても大事だと感じています。

自身の行動が原因で会社に迷惑をかけてしまった場合や、上司に叱責された時などは特に落ち込みますが、結局どうあがいても「起こってしまったことは起こってしまったこと」なので、その経験をいかに次に生かすことができるか、という方向性で考える方がずっと生産的です。

頭では理解していても実際に行動に起こすことは簡単なことではありませんが、常に意識を前(将来)に向けることで無駄にくよくよせず、失敗を経験や糧として先に進めるようになるのが理想的だと思います。

そのため、私が強く思うもっとも大切なこととは「なるべく悩まない」ことではなく、悩みが生じたときに「どのように対処するか」を考えて、「自分なりの解決方法を準備しておく」ということです。

そうすることで、少しでも前向きに自身が従事している仕事の「ポジティブ」な面に目を向けることができるようになるのではないでしょうか。

悩んでいるのはあなただけではなく、まわりの同僚や知人・友人なども同じ悩みを抱えていることはよくあることです。

自分の悩みをまわりに打ち明けることもときには必要でしょう。

まとめ

今回は、私のこれまでの就業経験をもとに仕事上の「悩み」として考えられるものを少し詳細に紹介していきました。

結局はどのような仕事に従事しても、大なり小なり何かしらの悩みからは逃れられないのではないでしょうか。

それならば最初から悩むことを恐れるのではなく、「仕事をしていたら悩みの1つや2つあって当然」くらいの心持ちで臨む方がいいのではないかと感じます。

悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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