1日24時間の内、最低でも8時間を占めるのが「仕事」。

毎日なんとなく目の前の業務をこなして、毎月決められた額の給料をもらって生活して…と流れ作業になっていませんか?

仕事に費やす時間は、人生規模で換算すると相当な時間数です。

そしてその仕事という時間の中で様々な人と出会い、様々な出来事を経験し、それらを乗り越えることで、私たちは成長しています。

つまり、「仕事」は人生の大半を占めるだけではなく、人生を決める大きなテーマとも言える大切なものなのです。

今回は、その仕事選びで後悔しないため、今からできることについて解説します。

これから就職する人、現在転職を考えている人、ぜひ参考にしてみてください。

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自分に合った仕事とは?

世の中には、様々な種類の仕事があります。

IT関係、住宅関係、医者、弁護士、レストランの店員など、その数は挙げ始めたらキリがないほど。

さらにその中でも営業、事務、人事など複数の「職種」があります。

「⚫︎⚫︎になりたい!」という夢や目標がある方は苦労せずに選べるかと思いますが、そうでない人は選び切れませんよね。

そこでまず、自分に合った仕事は何かを明確にするため、以下の項目について考えてみてください。

仕事相手は企業?それとも消費者?

仕事をしていく上で、自分のサービスや商品を提供する相手は大きく2つに分けられます。

1つ目は、企業。

いわゆるBtoB(Business to Business)と呼ばれる働き方です。

会社や小売店など、組織に対してサービスを提供します。

2つ目は、消費者。

こちらはBtoC(Business to Consumer)と呼ばれ、消費者に直接サービスを提供する働き方です。

具体的に説明すると、あるデパートに対し、「うちの会社のこの商品を売ってください」と営業に行くのがBtoB。

そのデパートにて、「この商品素敵ですよ」とお客さんを相手に商品を販売するのがBtoCの働き方です。

自分は組織を相手に仕事をしたいのか、それとも消費者を相手に仕事をしたいのか、ここをクリアにしておくとある程度職種が絞られます。

モノorサービス、どちらに携わりたい?

世の中には、物質として目に見える「モノ」を取り扱う仕事と、目には見えない「サービス」や「情報」を取り扱う仕事があります。

前者は食品メーカーやアパレルメーカー、後者であれば銀行やエステなどが該当します。

自分が働いて行く上で、どちらを対象とした仕事につきたいのかを明確にすると、さらに仕事を絞ることができます。

時間が大切?それとも給料?

上記の2つを考えるとだいぶ自分にあった仕事が絞られてきますが、もう1つ欠かせないのが「時間」と「給料」。

短時間でたくさん稼げる仕事があればいいのですが、残念ながらそんなおいしい仕事はなかなかありません。

多少給料が少なくても時間の自由がきく仕事がいいのか、もしくはガッツリ働いてしっかりと稼ぎたいのか、予め明確にしておくことで自分に合った仕事を探しやすくなります。

今からできる自分に合った仕事の探し方、選び方とは?

自分に合った仕事を探す時、または自分に合った仕事を見つけた時、重要になる基準はどのようなものなのでしょうか?

給料、時間、やりたい仕事かどうかなど、いくつかの項目を比較することで、就職後の後悔を減らすことができます。

以下を参考にしてみてください。

給料or時間の自由

「給料が高い=忙しくて自由がない」という方程式は絶対ではありませんが、かといって否定もできないのが現状。

最近では残業代が出ないという会社も見受けられ、給料も大してもらえないのに忙しくて自由がないという方もいます。

しかし、ここでは残業代はでるものとして、下記の2つを比較してみてください。

A:毎日忙しくて残業ばかり。

仕事終わりの時間を楽しむ余裕はない。

でも、残業代はでるから、給料は人よりもらえている。

B:残業はほとんどなく、手取りの給料は他の人より少なめ。

でも、退社後に時間があるから、趣味などに積極的に取り組める。

どちらの働き方がいいと感じましたか?

この項目についてしっかり考えることで、理想とする働き方が鮮明になります。

給料orやりたい事

給料をとるか、やりたい事をとるか、というのも、仕事を決める上で大切な判断基準の一つ。

下記の2つを比較し、自分にとってはどちらが重要か考えてみてください。

A:大して好きではない仕事。

できなくはないけど、やりがいはあまりない。

でも、給料はそれなりにもらえる。

B:小さいころからずっと興味をもっていた仕事。

やりがいもある。

でも、給料は平均よりもずっと低い。

やりたい事ができて給料もしっかりともらえればいいのですが、なかなかうまくはいきません。

どちらを選ぶか、もしくはどちらを諦められるか、頭を整理しておくと、自分の合った仕事が見えてきます。

自分に合った仕事を見つける方法は、こちらの記事を参考に!

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陥りがちな間違った仕事の選び方とは?

では、具体的に職業を選ぶ上で、どのような点に気をつけたらいいのでしょうか?

ここでは陥りがちなミスパターンをいくつかご紹介いたします。

会社についてよく調べていない

自分に合った仕事を見つけることができたなら、同じくらい手を抜かずに調べて欲しいのが就職しようとしている会社のこと。

その会社は本当に自分がやりたいと思っていることを行なっている会社なのか、入社後は希望の仕事につけるのか、今一度よく見直してみてください。

意外にも、「イメージしていた仕事と違った」という理由での退職は少なくありません。

事前に調べればわかるようなイメージ違いで苦しまないためにも、事前にしっかりと調べておくことが重要です。

給料の額面しか見ていない

給料が高額だと、ついつい心が揺れてしまうこともあるかと思います。

しかし、その数字に裏がないか、しっかりと確認することが大切です。

例えば、毎月の給料は高額だったとしても、残業代や交通費が出ない、ボーナスがないなど、落とし穴があることも少なくありません。

希望する会社の福利厚生に関してもしっかりと確認しておくことで、就職後の後悔を招く要素を1つ潰すことができます。

通勤時間を考えていない

長時間の通勤に慣れている人なら問題ないかもしれませんが、通勤にかかる時間が現状より増えるという人は要注意。

毎日満員電車に乗るというのは、身体面だけでなく心理的にも大きなストレスがかかります。

「心を整理するために通勤時間が必要」という方もいますが、あまり長すぎるのも考えものです。

片道1時間であれば、通勤に費やす時間は1日2時間。

仕事に費やす時間は最低でも8時間。

つまり、1日のうちの10時間以上を仕事関係に費やすことになるのです。

プライベートも充実させたい方は、通勤時間の長さも考慮しましょう。

転勤の有無を確認していない

働く上で大きな転機の1つになるのが「転勤」。

予想外の地方転勤などが、退職の理由になることが多くあります。

関東のみ、関西のみなど、決められたエリア内のみ転勤があるという会社も存在しますが、極力転勤を避けたいという方は、転勤の有無に関してもしっかり確認しておくことが重要です。

業界の状況を把握していない

いくら自分に合う仕事ややりたい仕事が見つかっても、その業界の景気が振るわなければ、倒産という形で強制的に退職になる可能性もあります。

業界だけでなく、就職を希望する会社も同じ。

本当にやりたい仕事でも、会社自体が傾いていたら、すぐに退職せざるを得なくなります。

そうなってしまったとき、もう一度改めて希望の仕事を探すとなると、フィジカル的にもメンタル的にもとてつもなく負担がかかります。

希望の職種が見つかったら、その業界、そして就職を希望する会社の状況についてもきちんと把握しておきましょう。

自分の将来性を考えていない

出世欲の有無にもよりますが、その会社に入った後の自分の将来が明るいかどうかについても確認しておきましょう。

自分には出世欲がなくても、ある程度の年齢になると昔の友人はみんな役職についているということも。

その時に惨めだと感じるか感じないかは人それぞれですが、そういった状況が待っているかもしれないということを含め、就職後の将来性に関して考えておくといいでしょう。

仕事はどこで探せばいいの?

ここまでで、自分に合った仕事とその選び方の基準はご理解いただけたかと思います。

続いては、実際に仕事を探すにはどうしたらいいのか、具体的な方法をご紹介いたします。

転職サイトで探す

自分の空き時間でできる、一番楽な方法です。

業界、職種、給料、通勤時間など、自分の好きな条件で検索することができるため、希望に合わせて探しやすいというメリットがあります。

しかし、大手の求人や急な募集などは、転職サイトに掲示されないこともしばしば。

探しやすさは100点ですが、実際に希望の職にたどり着ける可能性は高くはありません。

転職エージェントに登録する

よくCMなどでも目にする、人材紹介の会社などに登録するというのも一つの手です。

この場合、多くは転職エージェント企業のスタッフと面談をし、希望の職や条件を告げます。

その上で条件にあった職を紹介してもらい、実際に企業に面接へ行くというのが一般的な流れ。

転職エージェントは、転職サイトに載っていないような求人情報を持っていることも多いため、自分の力だけでは手に入れられない情報を知ることができるというメリットがあります。

また、スタッフとの面談で希望の条件を整理していく中で、自分が働く上で大切にしたいことが明確になったりすることもあります。

面談に出向く手間はかかりますが、独りよがりにならずに仕事を探すことができるのでおすすめです。

実際に転職エージェントに登録するときは、こちらの記事を参考に!

ハローワークを訪ねる

転職エージェントと似たような仕組みですが、ハローワークのほうがやや地方特化型。

全国各地に500か所以上あり、大手企業の求人よりも、地元企業の求人などに強いという特徴があります。

最寄りのハローワークであれば、通勤時間の少ない近場の企業を探すことができるため、場合によってはおすすめ。

しかし、ハローワークの窓口のスタッフは転職エージェントのスタッフとは違い、転職のプロではありません。

紹介された企業の労働状況や職場環境などについては転職エージェントのスタッフほど詳しくない可能性も高いため、提示された情報はもう一度自分自身で吟味するとよいでしょう。

希望する職種、会社のホームページで採用情報を確認する

もし、すでに自分のやりたい事が見えている場合は、この方法が一番おすすめ。

多くの企業のホームページには「採用情報」という項目があり、そこで求人の有無などを知ることができます。

転職採用を行っている場合は必要書類を用意し、あとはホームページに記されている手順の通りに手続きをするだけ。

希望が通れば面接、採用という流れになります。

転職サイトや転職エージェントは情報がまとまっているため便利ですが、そこにある情報がすべてというわけでもありません。

そこでは知り得ない情報も世の中にはごろごろところがっていますから、やりたいことが明確に見えた場合は、希望する会社のホームページをこまめにチェックするといいでしょう。

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まとめ

以上、自分に合った仕事の探し方、選び方について解説いたしました。

小さいころから夢があって、それが順調に叶えられていて、かつ給料も文句なし…という状況にあればいいのですが、それは夢物語。

まったくないことだとは言い切れませんが、かなり少ないのが現状ではないでしょうか。

そもそも、小さいころからの夢が職業に直結するパターンというのも珍しいですよね。

だからこそ、今になって「やりたいことが何かわからない」と嘆く人も少なくないと思います。

そんな時は、上記でお伝えした仕事選びの基準を参考に、今一度「働くこと・働き方」について考え直してみてください。

自分は組織を相手に仕事をしたいのか、それともお客さんと直接関わりたいのか。

モノを扱いたいのか、目には見えないサービスや情報を扱いたいのか。

給料が大切なのか、自由な時間を大切にしたいのか。

ひとつひとつを比較し、ゆっくりと考えることで、自然と自分が求めるものがクリアになることもあります。

今後の働き方や仕事に悩んでるという方、ぜひ参考にしてみてください。

自分に向いてる仕事を見分けるチェックポイントは、こちらの記事を参考に!




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