以前に比べると「転職」に対する世間的な認識も、ネガティブなものではなくなってきた印象がありますが、そうはいっても、転職というものの人生に与えるインパクトの大きさが変わることはなく、失敗をすればそれなりのリスクを背負うことになります。

そこで、今回は転職成功のコツについての解説をしたいと思います。

この記事を参考として頂いて、失敗しない転職活動を実現していただければ幸いです。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

転職活動を成功に導くために重要なことについての解説をします。

入念な時間をかけた事前準備の徹底

転職活動を成功に導く鍵は、「事前準備」にどれだけ時間をかけることができるかということになります。

転職活動に必要な日数ですが、企業に書類を提出して、面接を受けて、入社するまで最短で60日、つまり2ヵ月程度と言われています。

これだけ聞くと、余裕見ても3ヶ月ぐらいあれば十分ではないかと思いがちですが、ここに大きな落とし穴があるので注意が必要です。

実際の転職活動と呼ばれる活動期間に必要なリードタイムだけ見れば3ヵ月程度となりますが、現実には、その活動以前の段階として企業選びであったり、自己分析といったような事前準備が必要となってきます。

また、転職をするということは、即ち現在の勤め先を辞めるということにもなります。

現職での嫌なこと、辛いことだけを考えれば今すぐにでも辞めたいという思いに駆られるでしょうが、これまで培ってきた人間関係や業務スキルなど、プラスに評価できる部分も数多く存在していますし、現在進行中の業務などもあります。

そういった様々な状況を全て加味して、それでもなお転職することが、自分自身のライフプランを考えたときに有意義であるということを心から感じてからでなければ、現職を退職して、新しい企業でゼロから出直すという覚悟は身につくものではありません。

そして、時間をかけて周囲からの理解を徐々に得ながら進めなければ、自分自身だけの問題ではなく、周りの人間にも影響がある転職を本当の意味で成功とさせることは難しいということを、しっかりと理解し、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

そのためには、少なくとも1年近く前からの準備というものが必須となります。

1年かけて自分自身の気持ちの整理や覚悟の確認、周りからの意見聴取や、退職に向けた社内調整などを行い、それでも絶対に転職をしたいと思ったときに、企業アプローチを開始するのが理想です。

また、企業選びについても一朝一夕、ホームページで企業概要を知るだけでは十分な事前準備とは言えません。

より詳細な情報収集を、現在その企業で勤務中の先輩社員などから入手する、もしくはセミナーなどに参加をして経営方針を知るなど時間をかけて、少しでも詳細な企業情報を常に入手し続け、企業理解を深めていくということが、入社後の成功を含めて重要となります。

先ずは、突発的な感情で物事を判断せずに、しっかりと時間をかけたなかで、総合的に判断するということを転職活動においても徹底しましょう。

明確な転退職理由と志望動機の作成

転職活動において、最も重要となるポイント、それが「採用面接」となります。

そして、その採用面接において、最大のキーポイントとなるのが「転退職理由」と、そこに紐づく「志望動機」となります。

なぜ今の会社を辞めて、この会社を選んだのか?

この会社で何をしたいのか?

このことが、採用面接における最大の質問であると同時に、その後のキャリアを成功に導くかどうかを決めるものとなります。

これは、そもそも転職をするのかどうか?

という原点にも関係をする内容となるのですが、今の職場において、なぜ希望するキャリアパスが実現できないのか?

そしてそれが、どうしたら実現できるのか?

ということを軸において、自分自身の長期的なキャリアパスを、妥協なく考え抜くというのが成功の鍵を握っています。

仕事において、辛いこと、嫌なこと、煩わしい人間関係というものは、どんな職場でも少なからず存在します。

大手企業においては、社内的なしがらみであったり、暗黙の了解、配慮すべき人間関係などが非常に複雑且つ重視されていてそういったネガティブ要素で言えば、もしかすると現職よりも、より過酷で理不尽な環境かもしれません。

そういった環境や条件を乗り越えてでも、成し遂げたい目標や実現したい理想のキャリアパスがなければ転職することに成功をしたとしても、新たなキャリアにおいて、同じような失敗を繰り返すリスクが残ってしまいます。

そのような転職における目標が、志望する企業で、なぜ実現することができるのか?

という志望動機とともに転退職の理由を明確にするということが、転職自体、延いてはその後のキャリアの成功に深く結びついていることを理解しましょう。

転職エージェントを活用する

転職活動のなかで、最も苦労するポイントは「今の仕事を継続しながら、転職活動の時間を作らなければいけない」という点です。

一見、簡単そうに見える、働きながらの転職活動ですが、日々の仕事をこなしながら、企業側とのさまざまな遣り取りを複数企業と行っていくのは、一筋縄ではいかない作業となります。

また、実際の転職活動ともなると、企業への訪問や担当者とのやり取りは、平日の日中に集中するため、現職での通常業務の時間帯と重なってくるので、とても全てを自分自身で管理し続けることは難しいです。

そこで役に立つ存在として、転職に関する諸業務を代行してくれるのが「転職エージェント」です。

転職エージェントは、採用活動を行う企業と転職を希望する人との仲介業務を行う企業で、基本的にサービスを利用する転職希望者は無料でサービス利用をすることが可能となっています。

転職エージェントでは、求人情報の提供から、応募企業へのエントリー、面接日程の調整などの企業側との細かなやり取りを全て対応してくれるため、日常業務をこなしながら、最低限の対応をするだけで、転職活動を円滑に進めることが可能となります。

転職活動を成功させるためには、色々な部分で、周囲からのサポートを得るということが重要となります。

1人で抱え込んだ状況では、見えてこない色々なことを、周りからの客観的な視点での判断や意見、物理的なサポートを上手に活用することで、はじめて新しいキャリアを進めることが可能となります。

転職するに当たっての必要な心構え

現状に対する不満でなく、将来に向けて実現したいことを目的とする

転職する際に、その心構え、マインドとして重要となるのが、今の不満ではなく、将来何をしたいのか?という視点で考えて臨むということです。

自分自身が、何を実現したくて、そのことがなぜ今実現することができないのか?という視点で考えなければ苦労をして転職をしたとしても、結局のところ同じような不満に直面をして、また転職を繰り返す。

そのような悪循環に陥らないためには、先ずは自分自身が実現したいものが何かを明確にすることが最優先です。

年収や労働環境などに不満がある場合でも、なぜそのような条件で働かなければならないのか?

そのような条件を改善させるためには、何をすべきなのか?

じっくりと考えてみることが重要です。

そのことが、所属企業を変えることで実現できるのであれば、転職することが重要となりますが、現時点での所属企業のなかでの、部門変更をすることで実現ができるのであれば、その道を検討することも重要となりますし、別の資格などを取得して、所属企業だけでなく、職種などを大きく変更する必要があるのであれば、転職ではなく、資格取得に向けた勉強などがキャリアチェンジに必要なアクションということになります。

現状に対する不満を持つこと自体は、決してネガティブなことではありませんが、その現状を変えるために何が必要で、どのようなアクションが最適なものであるのか、最終的な目的に応じた選択をすることが重要です。

転職活動における面接成功のポイント

採用面接なんて、企業や採用担当者によって感じ方や考え方、判定基準が異なるから事前対策なんて無駄!と考えがちですが、実はそんなことはありません。

実際のところ、中途社員の採用における面接などで、評価のポイントとされることや、質問される内容などはどの企業においても、ほぼ同じような内容となっています。

その理由ですが、採用面接でチェックしている内容が「人柄のみ」となっているからです。

中途採用に関しては、新たな人材採用が必要となっている明確なポジションがあり、そこで必要な経験やスキル、人物像というのも新卒採用とは異なり、具体的な要件が決まっています。

そのため、そのようなスキルマッチングについては、面接の前工程となる「書類選考」の時点で終了しているのです。

スペック的に問題がないというのは、大前提としたなかで、実際に会わなければ分からない「人柄」を確認する作業が面接となります。

どのような考え方や、仕事についてどのような判断軸を持っているのか、採用予定のポジションにおいて、周りのメンバーと上手く協調した仕事を行うことができそうか、すぐに辞めたりしないだろうか、そういったパーソナリティについてチェックをしています。

そのような人柄について、相手がもとめる受け答えを、適切に行うことが重要となるので、そのための事前準備が重要となってきます。

この事前準備こそが「面接対策」となります。

具体的に、面接対策として行うべき内容は以下のようなことになります。

自分自身についての棚卸し

面接の場面では、「あなた(つまり自分)は、どのような人物ですか?」ということを確認されます。

その際に、しっかりと「自分は、こういった人物です」と回答ができなければ、元も子もありません。

しかし、人間は自分自身のことを知っているようでよく知らない、また、知っていても、それを言葉として端的に説明ができないと言った形で、突然、自分自身について簡潔に説明せよ、と言われても、できないのが現実です。

そのために、しっかりと「棚卸し」を行って、自分自身がどのような人物であるかを確認し、整理しておくことが重要です。

自分自身を客観視する

自分自身について棚卸しをして、自分がどのようなパーソナリティを備えた人物であるのか、自分なりに整理ができたら、それを別の第3者に評価をしてもらうことが重要です。

自分自身で思う自分と、他人が感じている自分への評価には、概ね大きな違いが存在します。

自分への評価というのは、大体、過大もしくは過少に評価してしまうケースが多く、公正公平に、フラットな評価を自分自身で与えることはほぼ不可能だということを、先ずは理解しておきましょう。

そのうえで、自分自身で整理した自己評価について、他人である第3者に見てもらい、面接で回答するのにふさわしい内容であるか客観的な評価を、事前に得ておくということが、非常に重要です。

万が一、このときの第3者評価が、自分が思うよりもネガティブなものであった場合、実際の面接であれば、そのまま不合格の結果を招くことになってしまうということを理解しましょう。

自分のクセを直す

当たり前のこととして、ピンとこない人も多くいるかと思いますが、面接対策として重要なことが「クセ」を直すことです。

人間誰しも「クセ」を持っているものです。

この「クセ」が怖いところは、自分自身では気が付かないのに、他人には非常に気になるというところです。

そして、この「クセ」というのは、多くの場合、相手にネガティブな印象を与えます。

さらに、面接の場における「クセ」に関しては、単なる仕草や言葉遣いだけでなく、「考え方」に関して発生をします。

そして、面接官はこのような「ネガティブな考え方のクセ」を見つけようとしていることを忘れてはいけません。

例えば、よく見受けられるネガティブな考え方のクセが「退職理由」の部分です。

転職をして、新しい会社に移ろうとしているということは、少なからずどこかに、現職に対する「不満」があって「退職」する訳です。

この「不満」に対する考え方には必ずその人の「ネガティブな思考」が潜んでおり、ここを上手く対処できないと、そこからの質問全てにおいて、「ネガティブな思考」が「考え方のクセ」として回答に現れるようになるので、注意が必要です。

不満を感じない人はいませんし、退職をしている以上、何等か不満があるということも決してネガティブなことではありません。

ですが、常にそのような感じ方をし、不満があると辞めてしまうという風に捉えられると評価はネガティブとなりますので、事前に、自分自身がどのようなことに不満を感じているのかを整理しておき、その不満に対する自分自身の対応も考え、回答できるようにするということが、面接の場では非常に重要です。

現在の不満を解決するために、転職することを考えており、それが面接されている企業であれば実現できるというポジティブな志望動機に置き換えるという訓練が、面接対策で最も重要なポイントとなります。

面接を受けるときは、こちらの記事も参考に!

転職の採用過程で、企業側がチェックしていること

転職を成功させるためのコツは、相手となる企業側の心理をよく理解することと言えます。

採用過程のなかで、どのようなことを確認しているのかをここでは解説をします。

人柄について

企業側が最終的に気にしているのが、その人の「人柄について」です。

如何に優秀で、どんなに素晴らしい経歴の持ち主でも、組織にフィットして、その実力を発揮できなかったり、周囲のメンバーに対して悪影響を及ぼすような人柄であれば、望ましい人材とは言えません。

そのような人柄が原因でのミスマッチを防ぐためにも、採用過程のなかで人柄を確認することが重視されています。

そして、その確認の場となるのが採用面接の場です。

そこで、代表的な面接時の質問から、どのようなことが確認されているのかを解説します。

志望理由

転退職理由と併せて、必ず質問され、同様にとても重要なものが「志望理由」つまり、「なぜこの企業で働きたいのか?」というところです。

前段からの続きとなりますが、「転退職理由」に関してはネガティブに陥りがちなので、「志望理由」のような、これからのことについてポジティブに回答するように、転換した対応を心がけることがとても重要となります。

この転退職理由と志望理由の質問で、採用担当者が確認している内容は以下となります。

  • 根本的な考え方について:ネガティブ思考で、苦難から逃げ出す人間性でないかどうか?
  • 自分自身のキャリアについて軸をもっているか:しっかりとしたキャリアパスを考えていて、成長の余地があるかどうか?
  • 即戦力としての企業理解があるか:企業への理解がしっかりと形成されていて、転職後、しっかりと環境に順応できるかどうか?

概ね、上記3点についての確認を行っています。

実績の部分やスキルなどについては、書類上で確認ができているので、面接においては、人間性に問題がないか、企業カラーに適合性があるかどうか、採用後にしっかりと組織に定着をして、長期間活躍ができるかどうかを評価しています。

そのような場で、いつまでも現職に対する不満を述べていたり、将来のキャリアパスが不明確で、なぜこの企業を選んだのか理解できないような人物像が浮かんでくれば、採用には至らないというのにも、納得ができるのではないでしょうか?

周囲の人間からの自分への評価

上記以外によく質問されるものとして、「周りの人から、どのような人だと言われますか?」といった周囲からの評価について聞かれることがあります。

この質問の意図も、基本的には上記同様に、あなたの人間性に関する確認となるのですが、それにプラスして周囲の人間との関係性についても確認をしているということがポイントとなります。

突然、上記のようなことを聞かれて思うのは、「そういえばなんて言われてるかな?」ということで、とっさの質問の場合回答が思い浮かばない類の質問がこの内容です。

「面白い人」とか「変わってる人」といったように、プライベートで、ごく親しい間柄のひとから、冗談半分で言われることはあってもビジネスシーンなどで、自分自身に評価を直接もらえるというのは、そう多くありません。

このようなことをしっかりと回答できるということは、それだけ協調性を持って組織業務に携わっている証拠ですし、そこから客観性を持ったポジティブな回答ができれば、人間性としても高い評価を得ることができるでしょう。

このような質問に対して、不安があるという人は、前もって周囲の人に「仕事においての印象」を確認しておくことをオススメします。

成功体験と失敗体験について

これも、よくある質問で、まさに「人間性チェック」という質問になりますが、「これまでの仕事経験のなかで、一番嬉しかったことor楽しかったこと」といった成功体験に関するものと「これまでの仕事経験のなかで、一番辛かったことor苦しかったこと」といった失敗体験に関するものを対にして聞かれるというものです。

新卒時にも、よく聞かれることになりますが、新卒の場合にはどちらかというと「成功体験の有無」に比重が置かれていてしっかりとした「勝ちパターン」を自分自身のなかにもっていて、仕事の場面においても、早期に自律できるかを判断していますが、中途採用の面接については、どちらかというと「失敗体験」について比重を置いた質問となっており、どのようなことについて「ネガティブな思考と判断」をするかということを、ある種「試している」と考えておきましょう。

ここでの回答に関する、ひとつの適切な対応は「失敗体験については回答しない」ということになります。

聞かれた内容に正直に回答するという観点で言えば、具体的な失敗エピソードを話すことが求められますが、当然のことながらそのような回答を質問側も求めていません。

かといって、これまでの体験のなかで「失敗したことがない」なんてことはあり得ないので、言い回しがとても重要となります。

ひとつの回答例ですが、「失敗ではありませんが、ある切っ掛けとなることがあって、業績における成功が作れました」という形で最終的な回答が「成功例」になるということ、何等か「困難なケース」があって、そこを乗り越えた話にするのがポイントです。

いずれにしても、中途採用での面接においては「ネガティブとなる要素」を確認しようとした目的の質問が多くなされます。

そこに対して、しっかりとポジティブな回答を行っていくということがとても重要となります。

服装

あまり表立って語らることではありませんが、「見た目(アピアランス)」というものは非常に重要です。

残念ながら、中身の前に見た目というのが、評価においてとても重視されてしまうという現実をしっかり受け止めましょう。

見た目といってもいくつかポイントがありますが、自らの努力で改善できるという点で「服装(身だしなみ)」は重要です。

しっかりと、TPOに応じた服装を選択しましょう。

無難なものは、ダークカラーのスーツの着用で、シャツは無地白、ネクタイも現職は避けて、フォーマルなものを選択するようにしましょう。

スーツやシャツについては、しっかりとアイロンがけがされていて、しわのない状態のものを着用するようにしましょう。

ベルトや靴については、黒で合わせるのが無難です。

また、靴についてはなるべく新しく、キレイなものを身につけましょう。

髪型

こちらも、あまり個性的な髪型というのは好ましくありません。

また、清潔感があって、ある程度無難な髪型というものが適切となりますので、凝ったヘアスタイルに仕上げるというよりは、清潔感が感じられるよう、長さやスタイルを整えておくことが大切です。

所作・マナー

新卒の場合には、「初々しさ」でカバーできますが、中途の場合には、しっかりと雰囲気を持った所作というものも重要です。

猫背であったり、どこか落ち着きがなく、常に目線が安定しない、うつむき加減で覇気がないというのもマイナス評価となります。

この部分も、動画などで撮ってもらって、セルフチェックを行っておくというのもポイントになります。

年代別の注意点

新卒で入社したばかりの場合

転職において、経歴上のチェックポイントとしてあげられるのが「転職回数」と「在籍期間」です。

もちろん、転職回数が少なく、1つの企業に対する在籍期間が長いほうが評価が高くなります。

そのため、新卒直後で転職をするということは完全にその後のキャリアを不利にしてしまう行為であることを先ず、理解しましょう。

最低でも3年、できれば5年以上勤めるということが重要です。

3年以下では、何のキャリアも身につかないので転職においても、完全な新卒社員と同じ扱いとなるのは、よく分かることと思いますので、次のキャリアを考えたときにキャリアアップができるような実力を身につけたうえでの転職を検討するようにしましょう。

20代後半の場合

新卒入社をした企業で5年以上のキャリアを積んで、先ず転職を検討するチャンスが訪れる時期ではあります。

所属している企業での、キャリアパスを考えたときに、別企業への転職を実現したほうが、キャリアアップとなることが確実視される状況であれば、積極的に転職しても問題がない時期でもあります。

注意すべきは、本当に転職がベストな選択であるのか、周りの意見も含めて検討するべきということだけです。

ネガティブな理由での転職については、場合によってはキャリアダウンを招く可能性がありますし、世代的には、数年後には管理職が狙えるポジションであることも考慮して、次のキャリアを選択しましょう。

30代の場合

30代での転職について、ポイントは「マネージメント経験の有無」です。

早い人材の場合、30代前半でチームリーダー、課長職などのマネージメント職に就くことができる世代です。

転職においてもこの点が1つの評価基準となりますので、マネージメント経験がない場合には、マーケティングや研究職などの専門職へのキャリアステップがない限りには、転職が不利になるということを踏まえておきましょう。

30代で転職するときは、こちらの記事を参考に!

40代以上の場合

現在の基準では45歳というのが1つの区切りとなります。

一般職での転職については45歳が上限となります。

その場合でも、最低課長レベルでのマネージメント経験が必須となります。

45歳以上での転職を望む場合には、部長職以上の管理職経験が必要となるので、年齢に応じた職位があるかどうかを見極めたうえで、転職を検討するようにしましょう。

元転職アドバイザーが教える、実際にあった転職成功談、失敗談

成功談:キャリア軸がしっかりとして、一貫したキャリア形成が必須!

特定の成功エピソードではありませんが、転職に成功する人に必ず共通していることがあります。

それは、キャリアの「軸」が定まっており、一貫したキャリア形成のなかでのターニングポイントで上手に転職を活用しているということです。

端的に言うと、「職種」は変えることなく、業界や所属企業を時代のトレンドに応じて変更したり、国内から海外へと対応範囲を拡大することで、自分自身のビジネスレンジを広げ続けて成長できる人が転職における成功を掴んでいます。

職業というと、所属している企業を答えてしまいますが、現実には職業とは「職種」になりますので「営業」「経理財務」「コンサルタント」「弁護士」と言った形で、自分が「何ができる人なのか?」という部分については、安易に変更せず、しっかりとキャリアを積んだうえで、ステップアップのタイミングで転職を検討するというのが重要なポイントになります。

不満が原因で転職。転職先でも別の不満で即退職。

反対の失敗談についてですが、1つ典型的な転職失敗事例を紹介します。

大手上場企業に長年勤められた方ですが、上司とのちょっとした意見の食い違いから会社を辞め転職することに。

長年培ってきたキャリアや、実績などが認められ、比較的簡単に大手企業への転職を決定することができたのですが、入社後すぐに、これまでとは異なる企業文化への適応ができず、転職活動を再開してしまいました。

このような話は珍しいことではありません。

転職活動のなかでは理解することができない企業の特徴などはいくらでもあり、入社して初めて気が付くネガティブポイントというのも、あるのが普通です。

ですが、転職した際の理由が、次の企業で実現したいことがあっての転職ではなく、単なる不満に対する感情的なものであったがために結局、次の職場に移っても同じような事象が発生すると、同じように辞めたくなってしまうということが起こるのです。

大切なことは、何を実現するための転職であるかということを、将来の目標に向けたポジティブな理由で活動するということです。

まとめ

転職活動における成功のコツについて、解説をしてきました。

一番のポイントは、自らのことをちゃんと知り、相手の企業のことを十分に理解ができれば、転職活動が成功する可能性が高くなるということと、転職における最終的な成功とは、新しい企業に入社することではなくて、新しいキャリアのなかで、自分の理想を実現することだということです。

そのためにも、自らをよく知るということがとても重要であるということを確認していただければ幸いです。

転職したい人がやるべきことは、こちらに記事を参考に!


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