ニート脱却をしようと思い始めた今、不安がいっぱいというのが正直なところではないでしょうか。

ハローワークではどんなことを聞かれるの?

空白をどう埋めればいいの?

馬鹿にされるのではないか?

など、心配は尽きないと思いますが、まずは行ってみることで、何かが開けてくるはずです。

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ハローワークってどんなところ?

働いていない、無職だ、というと、ハローワークへ行くように言われたことがあるかもしれません。

実際、ハローワークとはどんなところなのでしょうか?

ハローワークは単に仕事を紹介するというだけではなく、職業・仕事に関する窓口相談が行えるところです。

職業訓練についての相談もできますし、就職に関するセミナーなども開催しています。

国の行政機関ですので、すべて無料で利用することができます。

若者支援コーナーや、学卒コーナーなどの専門窓口もあり、必要な支援が受けられます。

ニートの皆さんへ、仕事を探すために伝えたいこと

とにかく焦らないことが肝要です。

ハローワークにうっかり行くと、意にそわないスピードで就職を進めてくるのではないか?などと疑心暗鬼になる必要はありません。

就職困難者の最後のセーフティネットをうたっているハローワークには、色々な支援制度があります。

焦らずに、そして決してあきらめずに取り組んでいきましょう。

ハローワークは怖いところではない

よく知らないところに始めていくというときには緊張や不安はつきものです。

ハローワークに行ってみようとは思うものの、利用のしかたがわからないことや、ブランクが気になって二の足を踏む気持ちになってしまってはいないでしょうか?

言いたくないことは言わなくて構いません。

職員に訊かれることは、支援に必要な質問です。

興味本位で根掘り葉掘り…などということは決してありませんので安心してください。

いきなり面接なんてムリ

ハローワークの最終目標は、求職者として来所する人にできるだけ満足のいく、安定して長く続けられる職業に就いてもらうことです。

向いてない仕事を無理に勧めたり、応募の意思がないのに応募させたりということはありません。

支援される側=来所する求職者のニーズをくみ取って、そのニーズに合わせて支援をしています。

特に、就職活動そのものに不安があるような場合は、その不安を一つ一つ取り除いていけるような支援を順にしていきます。

相談窓口

わかもの支援コーナーや学卒コーナーなど、年齢や学校卒業からの年数などについて特定の条件を満たす求職者への支援に厚い窓口があり、じっくり相談に乗ってくれます。

不安な気持ちや、困っていることなどを素直に話してみてください。

その不安や困りごとを、解消する手立てを一緒に考えてくれるはずです。

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ハローワークの使い方の流れとは?

ハローワークに行ったら、最初に何をすればいいのかをわかりやすく説明します。

その後の流れについても、順を追ってみていきましょう。

どの窓口へ行けばよいのかといったことや、全体の流れがある程度わかれば、ハローワークが利用しやすくなるのではないでしょうか。

1.求職登録

支援を受けるためにはまず求職登録をしている必要があります。

近くのハローワークの場所が分からない人はこちらから確認できます。

ハローワークに入ったら、エントランスにほど近いところに総合受付がありますので、「求職登録がしたい」「登録の申し込みがしたい」という風に声をかけてください。

「初めてですか」や「以前に登録をされていたことはありませんか」のような質問をされるかもしれません。

初めてであればその旨を告げ、過去2年以内に利用したことがあれば登録データが残っているかもしれないので、登録したことがあるということを伝えてください。

ハローワークカードを持っているなど、求職番号がわかればその番号で、わからない場合は氏名と生年月日で照合をします。

はじめての登録、あるいは過去に登録したデータが残っていないという場合には、新たに求職申し込みをします。

求職申込書に氏名や住所・生年月日などの基本情報と、職種・雇用形態・賃金・就業場所などの就職に関する希望条件等を書き込みます。

ある程度記入欄が埋まっていれれば、あとは窓口で聞き取りをしながら登録を勧めますので、受付に渡してください。

「経験した主な仕事」という欄がありますが、アルバイトの経験でも構わないので、もしあれば記入しましょう。

特に職歴がない場合は何も書かなくて構いません。

2.窓口相談

初回相談にあたる求職登録の際に、どういう風に就職活動を進めていきたいのかということも含め相談をすることになります。

ハローワークの職員にも、色々なタイプの人がいますので、話しやすい話しにくいという相性はあります。

あまり相性のよくない話しにくい職員との相談だとかえって疲弊するばかりで得るものが少ない、ということにもなりかねませんし、ハローワークに行くこと自体がおっくうに感じられることも。

わかもの支援コーナーや学卒コーナーは、職歴がなかったり空白期間があったりする求職者の支援に特化した専門窓口になりますので、比較的利用がしやすいのではないでしょうか。

心理的にも、スムーズに就職活動を進めるために、早めに専門の窓口につないでもらうようにします。

3.キャリア・インサイト、キャリアコンサルティング

キャリア・インサイトとは、適職を診断する職業興味検査です。

コンピュータを使って、どのような職業に向いているのかということや、興味や価値観などを評価します。

今後の将来的な職業人生の見通しを含めて検討していくキャリア・プランニングもできます。

この診断の結果をもとに、ハローワークの職員と相談を進め、就労に関して方向性・志向性を探ることが可能です。

さらに、キャリアコンサルティングをしっかり受けて、自己理解を深め、仕事・職業についても知ることで、キャリア・プランがはっきりしてくるのではないでしょうか。

大切なのは、自分自身の意思を固めていき、その意思を実行できるようになることです。

4.職業訓練

職歴が少なかったり、空白期間があったりすると、就職活動は不安ですね。

職業訓練を受講して、資格を取得したり、実際的なスキルを身につけたりすることができます。

教科書代は実費になりますが、基本的には無料で受講できます。

求職者支援制度を利用すれば、要件を満たす必要はありますが、職業訓練受講給付金がもらえることもあります。

ワード・エクセルや簿記などをはじめとした事務系のもの、介護職、建築、機械加工、ペットのトリミング、エステなど美容系など、訓練内容も多岐にわたっています。

職業訓練では、スキルや資格が身につくだけではなく、実際的な就職支援もかなり手厚く行われていますので、その点でもおすすめです。

窓口相談や職業紹介などは全国どこのハローワークでもできるのですが、職業訓練の受講申し込みは、住所地の管轄のハローワークで行う必要があります。

ハローワークのホームページなどで、管轄ハローワークを調べることが可能です。

あるいは、利用しているハローワークの窓口で尋ねれば、どこで手続きをすればよいかを教えてくれます。

5.求人検索

自宅にいても、ハローワークインターネットサービスを通じて求人検索はできますので、その他のことと並行して、どのような求人が登録されているのかを見るようにします。

すぐに応募するというわけでなくても、どんな職種の求人があり、給与のイメージや求められている技能や資格などを把握するのに役立ちます。

就業場所や職種などで条件を絞りながら見てみましょう。

ハローワークで検索する場合には、受付で「求人検索がしたい」旨を伝えます。

自己検索機の利用時間には制限が設けられていることが多く、おおむね30分程度になっています。

気になる求人があれば、求人票を印刷します。

自宅などで見つけた求人に関しては、求人の印刷画面から印刷をするか、求人番号を控えておきます。

ハローワークの自己検索機に、求人番号を入力して検索する機能がありますので、有効求人であればハローワークで求人票が印刷できます。

6.求人についての相談

すぐに応募するわけではなくても、求人の内容について窓口で相談することは無駄ではありません。

単純に言葉・表現の意味についてでも構いませんし、内容について疑問に思うことなどもどんどん質問してみましょう。

求人票を持って窓口に行った時点で「すぐに応募するわけではなく内容について質問したい」という風に伝えておくと、気兼ねなく質問ができますね。

7.応募(紹介)

応募したい求人が見つかった場合、窓口で紹介を受けます。

求人票の内容を、職員と一緒に確かめます。

最終的に応募の意思を確認したら、求人にもよりますが、基本的には応募の意思や氏名などを事業所に伝え、紹介状を発行してもらいます(連絡不要求人もあります)。

求人票に記載の指定された応募方法で、応募書類を提出します。

8.応募準備

紹介を受けることと前後して、あるいは同時進行で履歴書などの応募書類の準備、面接の準備を進めていきます。

書類選考がある場合には特に、履歴書は応募者の「顔」となる書類です。

しっかり丁寧に書かれていることや、求人に合わせた内容が書かれていることが重要になります。

窓口相談で見えてきた適性や価値観、自分の興味や強み、職業訓練で身につけたスキルや資格、もし職務経歴があればその経験の中で得たことややりがいのあったこと、そういったものをじっくりと洗い出してまとめておくと便利です。

実際に応募する求人をよく見て、事業所が求めていることが何かを見極めます。

求人と、自分の能力や経験を照らし合わせて、マッチするものを選んで履歴書に書いていきます。

出来上がった履歴書を添削してもらうこともできます。

また、模擬面接をしてもらうことが可能です。

面接で訊かれそうなことや、面接時のマナーの確認ができて、面接に臨む心構えができます。

ハローワークの相談の仕方や服装などの注意点とは?

流れは何となくわかっていただけたかと思いますが、そもそもどんな服装で行けばいいのか、なんと声をかければよいのかわからないという方もいるかもしれません。

ハローワークに行くときの基本的な注意点をあげていきます。

服装

スーツで行かなくてはならないとか、茶髪はダメとか、そういった決まりは特にありません。

ただし、ハローワークは公共の機関であり、不特定多数が利用していますので、露出が多い服装や、不潔な格好などは避けましょう。

まずは登録

受付で登録希望であることを伝えて、求職申込書に記入します。

その流れで窓口相談ということになりますので、初めてであることや職務経験が少ないことなどを伝えていきましょう。

適切な専門窓口があれば利用したいということも伝えれば案内してくれるはずです。

紹介される仕事にはどんな仕事があるの?

経験が浅くても紹介してくれる仕事にはどんなものがあるのでしょうか。

ハローワークで扱う求人にどんなものがあるのか見ていきます。

トライアル雇用

トライアル=お試しという意味です。

経験のない職種への就職を希望する場合に利用できる制度です。

基本的に、その職種での経験がないことや安定した職業についていないこと、また年齢要件などいくつかの要件を満たす必要があります。

この制度を利用して採用になった場合、事業所に助成金が下りるなど、採用のハードルを下げることを目的にしたものになります。

トライアル求人であることは求人票に記載があります。

年齢要件(若年者)

長期勤続によるキャリア形成という理由により年齢制限(「18歳~44歳」や「35歳以下」など)を設けている求人については、未経験の若年者を育てて長く勤めてもらおうという意図のもと出されている求人になります。

経験

要件に「経験不問」や「未経験可」といった文言のある物も数多くあります。

正社員登用あり

雇用形態にも注目してみましょう。

パートや契約社員等での採用であっても、勤務態度や成績によっては正社員への登用があるという求人で経験を積みながら正社員を目指すという考え方あります。

いきなり正社員求人を受けるよりも、採用されやすく、また経験を積むことができるのも利点です。

自分に合った仕事を見つけるポイントとは?

とにかく自分自身を知ることが大事です。

積極的にハローワークの色々な機能を利用していきましょう。

自らのキャリアを知る

先に述べましたが、キャリア・インサイトやキャリアコンサルティングを活用して、自分の特性や適性、志向性をしっかり把握していきます。

そこに合わせて求人を探したり、適職に就くための準備(職業訓練など)ができるように、方向性を定めたりするためにも必要なことです。

求人検索のコツをつかむ

条件を絞って調べていくわけですが、この条件の入力のしかたにもコツはあります。

一度に絞り込みすぎると振り落される求人が多くなり、目当てのものにたどり着けなくなることがあります。

逆に条件が緩すぎると、コレ、という求人が膨大な数の求人の中に埋もれてしまうということになります。

絶対的な正解があるわけではなく人それぞれなので、色々試しながら、ちょうどいい検索の仕方を見つけなくてはなりません。

窓口で適当な検索のしかたも教えてもらうこともできます。

情報提供してもらう

新しい求人が出た場合などに、その求人が条件に合いそうなものであれば知らせてもらうということも可能です。

窓口で、特定の条件の求人が出たら連絡をもらえるように依頼をしておくとよいでしょう。

頻度を上げる

求人検索、窓口の利用、ともにある程度頻繁に行ってください。

日々新しい求人は登録されていますし、条件の良いものから埋まっていきます。

あまり間を開けずにハローワークを訪れるようにしましょう。

一度の応募であきらめない

応募してすぐに就職が決まればいいですが、簡単には決まらないかもしれません。

面接などの選考では、事業所は応募者との相性をはかっています。

事業所側からだけではなく、求職者の側からも同様ですね。

もし不採用になったとしても能力や経験が不足しているからということではなく、その事業所とは合わなそうだからという理由もあるのが普通です。

何度でもチャレンジすることを考えておきましょう。

不採用になった理由を考察したり、修正したりすることができれば、無駄にはなりません。

面接も、数をこなすうちに慣れてきてうまくこなせるようになるなど、不採用=悪いこととばかりも言えません。

何がいけなかったのか、不足したのか、ということを、ハローワークの職員と一緒にふり返ってみましょう。

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まとめ

ニートの期間があることそのものが不安材料になって、就職活動に踏み出すのにためらってはいませんか?

ハローワークに行ってみたいけれど、なんとなく恐いと思ってはいませんか?

大丈夫です。

ハローワークは怖いところではありませんし、「ニートという不安」をうまく乗り越えるための制度や支援がたくさんあります。

恐れずに一度、ハローワークに行ってみてはいかがでしょうか。