営業事務は女性に向いている?向いている点、できること・大変なことなどを解説します
営業事務で働き始めたものの、想像しているものと仕事の内容が違ったり、任される量が多くハードな仕事だと気づいてやめたくなってしまう…そんな方も多いと思います。
求人の募集内容には、未経験でも大丈夫とか、研修があるので安心と書いてありますが、実際に入ってみたらこんなに大変なの?と思った人も少なくないでしょう。
しかし、やりがいのある仕事を任されたいという人にとって、営業事務はとても向いている仕事だと思います。
募集内容から想像する内容と現実に差を出さないためにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは私の経験をもとに営業事務として働く上で知っておいてほしいことをまとめていきたいと思います。
営業事務の仕事環境とは?
営業事務は、営業部門の人たちのサポートやお手伝いをする仕事です。
ですので、環境的には同じフロアもしくは同じ部門の席で仕事をすることが多いでしょう。
営業部門は男性が多いので、女性が多い職場で働きたい人にはあまり向いていないかもしれません。
私の時は女性が少なく、逆に男性陣が気を遣ってくださって、とても居心地良く仕事をすることができました。
現代は女性が仕事の場でバリバリ活躍するのが当たり前ですから、自分の力を発揮したい、どれだけできるか試してみたいという人には営業事務はとてもおすすめの仕事です!
案件によっては多忙な時期も
自分がサポートする営業担当の仕事が忙しくなれば、必然的にサポートする側の営業事務も忙しくなります。
例えば「明日の会議に使う資料を今日中に仕上げて」とか「クライアントに最終確認するための電話をかけて」など様々な仕事内容が降りかかってきます。
定時で帰れるはずもなく、残業続きなんてこともありますが、無事契約が結ばれて成功したときはとても嬉しくやりがいを感じるものです。
ちなみに私がいた会社では、営業部は繁忙期や自分のクライアントとの仕事が一段落すると、午前休を取ったり平日と土日合わせて有給を消化したりと、リフレッシュする機会を設けていました。
営業は体力的にも精神的にも大変なので、こういった対策がとられているのは素晴らしいと思いました。
外に出ることもある
営業事務は時に営業担当について外回りをしたり、クライアントへご挨拶に行ったりもします。
クライアントと企業を結ぶ架け橋となるわけですから、直接会って挨拶することも珍しくありません。
営業というのは、契約だったり様々な面でクライアントと反りが合わない場合が多々あるので、その間を営業事務が仲介役として入ることがあります。
そのため、営業担当とともにクライアントへ訪れたり電話で連絡したりすることで、営業事務としてクライアントとの関わりを深めていくのです。
会社のイメージを背負っているわけですから、身だしなみもきちんと整える必要があります。
人に見られる意識があると、背筋も伸び外見にも気を遣うようになるので、自分にとってもメリットが大きいと思います。
注目の部署
営業事務の仕事は正直様々なスキルが必要になってきます。
コミュニケーション能力はもちろん、情報処理能力や専門知識などを兼ね備えている人が多いのです。
もちろん働きはじめてからそのスキルを身につける人もいるので、あまりプレッシャーに感じないでくださいね。
営業事務から他の部署に異動したり転職する人は少なくありません。
中には取引先からヘッドハンティングされる人もいます。
それだけ注目される部署なのです。
私の周りでは秘書になったり、マーケティング部門に異動して成果をあげている人もいました。
ステップアップの第一歩として捉えるのもありだと思います。
営業の仕事に興味はあるけど、自分に向いているか心配な人は、こちらから相談してみると良いでしょう。
営業事務辞めたい…4個のよくある理由とその対策とは?
営業事務を辞めたい理由。
それは人それぞれだとは思いますが、やはり傾向と対策はあると思います。
働いていた時の個人的な感想を含めて、どうすれば長く楽しく働き続けることができるのかを紹介していきたいと思います。
男性主体の職場に耐えられなくなる
これは営業事務に関わらず、男性が多い部署にはよくあることだと思います。
上司や先輩のちょっと大柄な態度が目立ったり、セクハラとも感じるような発言があると、だんだんとその職場に行くことが嫌になってしまいますよね。
しかし、仕事を共に行う相手を変えるのはとても難しいことです。
あからさまに嫌な態度をとると、部署の中でも居づらくなってしまいますよね。
それに対する対策とは?
そんな時はやんわりでも良いので、嫌だったことはリアクションを薄く、さりげなく嫌だったことを察してもらえるような態度をとりましょう。
それが続くことで、周りも何が嫌なのか察知してくれるはずです。
少し勇気がいりますが、働きやすい環境を作るにはとても大切なことです。
話しやすい上司がいたら、相談してみるのも良いでしょう。
私は営業部長に「おい!」と呼ばれるのが嫌で、直属の上司に相談したことがあります。
きちんと苗字があるのになぜ苗字で呼ばないのか、とても不快でした。
でもやはり直接言うことができなくて、上司に相談したのです。
その報告が上に行ったのか、その問題はすぐに解決されました。
自分が行動したり相談することで変わることを実感しました。
もし、相談しても問題が解決しない場合は、今の職場が自分に合っていないのかもしれません。
そういう場合は、一度こちらで今の職場が自分に合っているのか相談してみると良いでしょう。
時間との戦い
営業事務は一般事務と違い、締め切りのある仕事が多くなります。
急遽決まった会議やミーティングのために資料を作ったり、何時までにクライアントに物を届けるなど、時間に追われる仕事は多々あります。
約束の予定がパーになってしまうことも…。
それに対する対策とは?
時間についてですが、働いている以上残業がいつ必要になるかは分かりません。
仕事の流れが分かっていればある程度先読みして対策を取ることはできるかもしれませんが、それもなかなか難しいでしょう。
忙しいのが楽しいと思える人であれば営業事務にとても向いていると思います。
逆に残業や締め切りに追われる仕事がしたくないという人は別の仕事を探した方が良いでしょう。
やりがいで言うと、責任もありますし周りからも頼りにされることが多いので、仕事をしている充実感はあると思います。
仕事もプライベートもバランス良く充実させたい人は、派遣として働いてみるのも良いかもしれません。
派遣の場合は企業と派遣会社が契約を結び、基本的には残業は入らないことになっています。
入った場合はもちろんしっかりと時給に換算されます。
契約上、会社側も残業はあまり頼んでこないでしょう。
仕事の量と種類の多さ
営業事務の仕事はとにかくやることが沢山です。
営業事務の仕事内容は、営業のサポートやお手伝い及び一般事務といったところでしょうか。
また事務と名のつく仕事なのに、外に出ることもあります。
それに対する対策とは?
自分だけで抱え込まず、仕事量が多すぎて一人では無理だなと思ったら、上司でも後輩でも良いので、仕事量を割り振ってもらうようお願いしてみましょう。
無理をして体を壊しては意味がありません。
自分のキャパシティーをしっかりと把握し、その中で最善の結果を出すことがプロの仕事だと思います。
仕事を任せる方は、こちらが無理だと言わない限りできるものだと思って振ってきます。
きちんと成果をあげられる量を任せてもらうようにしましょう。
そうすればストレスを感じることもなく働くことができるはずです。
プライベートに仕事を持ち込みやすい
これはどの職業でもそうかもしれませんが、忙しかったりアイデアが必要になった時は、休みの日でもついつい仕事のことを考えてしまいがちです。
それに対する対策とは?
責任感が強いのはとても良いことなのですが、これでは知らず知らずの内に自分の首を絞めてしまうことになります。
本当に必要な時以外は仕事とプライベートをしっかりと分けるようにしましょう。
多少残っている仕事があったって、週明けに解決すれば良いのです。
仕事を忘れて楽しむ時間がなければ、息抜きできなくなってしまいます。
メリハリをつけたほうが意外と良い仕事ができたりするものです。
日本ではなんとなく有給を使いづらいと言う傾向がありますが、しっかりと会社で保障されているものなので、使えるときは気兼ねなく使うようにして、上手にリフレッシュしましょう。
営業事務の仕事は大変でも、辞めないために皆さんに伝えたいこと
大変な部分ばかりを書いてしまいましたが、基本的に営業事務はやりがいがあってスキルアップを図ることができる素晴らしい仕事だと私は思っています。
実際他の仕事に移っても営業事務での経験が多く活かされていると感じています。
どんな職業でも大変なことはあります。
それを楽しみながらどうやって乗り越えていくかがポイントです。
必ず見てくれている人がいる
何故こんなに大変なのに誰も褒めてくれないんだろう、どうせ私がやっているなんて誰も気づいていない、など自分のいる意味や必要性を嘆いてしまうこともあるかもしれません。
しかしその頑張りを必ず誰かが見ています。
私が働いていた会社では半年に1度上司との面談がありました。
私は自分の仕事を特にアピールしたりする方ではなかったのですが、あの資料は素晴らしかったよとかクライアントからの評判が良いですよ、と言った言葉をかけてもらったときは本当に嬉しかったです。
アピールしなくても見ていてくれる人はいるんだと思いました。
小額ではありますが昇給にも繋がり、やる気が出てきました。
人としても社会人としてもスキルアップできる
私の中で営業事務はいわば何でも屋さん、コンシェルジュのようなイメージです。
営業さんが困っていたら全力でサポートするのが営業事務のお仕事です。
人と関わることも多いのでコミニケーション能力もそなわりますし、瞬時の対応力も必要とされます。
もともと私はパソコンが苦手だったのですが、会議用の資料を嫌でも作らなければならなくなり、周りの社員さんに教えてもらいながらWordやExcel、PowerPoint等を覚えました。
自分がこんなにパソコンを使えるようになるなんて思ってもいませんでした。
責任やプレッシャーは大きいけれど、それを乗り越えたときの達成感は何とも言えないものがあります。
この経験は人として社会人として大きなスキルアップに繋がったと思っています。
一度や二度のミスで逃げない
確かに営業事務はプレッシャーのかかる仕事だと思います。
そして仕事の量が多いので、最初の内はミスをしてしまうこともあるかもしれません。
でもそれは誰もが通る道です。
一度や二度のミスで諦めず、同期や上司の手を借りてしっかりやり遂げることが大切だと思います。
たいていのミスは取り戻せるものです。
一度ミスをすると用心深くなり、同じことは繰り返さないぞという意識が芽生えます。
いきなりパーフェクトになんでもできる人なんてそうはいません。
少しずつ一人前に成長していけば良いのです。
そして自分に後輩ができたときは、先輩に教わったことを丁寧に教えてあげましょう。
思いつめてしまう前に
悩んだら誰かに相談するだけでも心が軽くなるでしょう。
もし周りに相談できるような人がいなかったら、まずはキャリアアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
キャリアアドバイザーは転職エージェントなので、今の仕事の悩みなどの相談にも乗ってくれます。
相談先としては、こちらのパソナキャリアが人気ですし、親身に対応してくれるのでおすすめです。
まとめ
お金を貰うのに簡単な仕事なんてありません。
特に、初めての分野や慣れない環境ではなかなか本領を発揮できないこともあるでしょう。
営業事務の仕事は正直責任重大です。
営業の人がいかにやりやすく働けるかによって、会社の業績は大きく変わってきます。
それをサポートするのが営業事務の仕事なのです。
人のために全力でサポートする裏方の仕事と、自社とクライアントを繋ぐため表に出る仕事と、両方を担うことができるのが営業事務の仕事の魅力だと思います。
実力を試される機会も多いので、何か結果を残したい、自分に何ができるか試してみたいというハングリー精神を持った人にはとても向いている職業と言えるでしょう。
もしミスをしてしまったり、人間関係に悩むことがあってこの仕事を辞めたいと思った時は、一度冷静になって考えてみてください。
自分がこの仕事に就いてどれだけ成長したか、どれだけ人の役に立つことができたかを客観的に考えてみましょう。
自分が思っている以上にあなたを必要としてくれてる人がいるかもしれません。
私は転職は賛成派ですし、スキルアップできるのであればどんどんチャレンジしていくべきだと思います。
どちらにしても営業事務は自分がステップアップしていく中で、とても良い経験になったので、ぜひいろんな人にやってみて欲しいです。
営業事務の仕事が辛いと感じた時の乗り越え方は、こちらの記事を参考に!
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