最近は、大都市を離れて子育てや、ゆとりある生活にしていく為に地方の田舎暮らしを始めたり、都会での息苦しさから解放され、自然の環境に身を置く事で自分のやりたいことを再確認する為に地方へ移り住むことを考えている方もいらっしゃいます。

移り住む理由は様々ですが、何の知識もなく移住してしまうと苦しい思いをするだけなので情報収集はしっかりとしましょう。

今回は、自身が住んで経験した福岡と鹿児島を比較してみようと思います。

少しでも地方で働くことに興味を持って頂けると嬉しいです。

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地方で働くメリットとは?

忙しさに翻弄されて仕事していると、心に余裕が無くなってきて滅入ってしまいますよね。

旅行などで地方を訪れた時に自然を目に前にすると開放感があります。

都会のようなビル群では味わえない刺激を得ることができます。

物価や家賃が安く生活費が抑えられる

働く地方によって変わりますが、地元の特産物などが豊富にある地域ならば、ある一定の商品に関しては価格は安くなっています。

ですが、大都市で安かった物が、地方では同じ商品でも運送費がかかって値段が高くなる事もあります。

家賃に関しては中心部に近いほど高額になりますが、地方の郊外に至っては特にこだわりを持たなければ格安の物件を紹介してもらえるでしょう。

自然が多い

地方と言っても中心市街地に近い所では河川敷の護岸関連や公園などの人工の自然はいくつか存在します。

しかし、中心圏内から離れてしまえば田畑が広がり、森があって遠くには山も見えて自然が多い事に気が付く事ができます。

都会では感じることができない自然の雄大さを前にすれば悩んでいる事が小さい事のように思えてきます。

仕事で疲れて帰ってきても、自然の多い光景に癒しを与えてもらえる事でしょう。

喧噪がない

中心市街地であれば、昼間はそれなりに喧騒はあります。

しかし、郊外勤務になれば騒がしいのは会社周辺だけで、会社から少し離れてしまえば、春は色々な花の香りが楽しめますし、多くの山々で桜を見ることができます。

夏は萌える草の匂いに自然がもたらす涼しい風が季節を感じることができます。

今では秋を感じる事はなかなか少なくなってきましたが、冬に向けて色づいていく自然を見ながら、季節を感じる生き物に出会える事もあります。

冬は冬で地方によっては雪の到来で季節を感じますが、空気が張り詰め、吐く息が白いの見て冬の到来を肌で感じることができます。

満員電車での通勤が無い

郊外勤務や中心市街地から離れて働くのであれば、満員電車には縁は無くなりますが、中心部で働く場合は、やはり満員電車は覚悟する必要になるでしょう。

雇用の競争率が低い

地方の場合は、首都圏や他の地方への引っ越しなどの影響で人口減少による過疎化が進んでいる為、正規雇用または非正規雇用に関する競争率は低くなっています。

しかし、バイト・パートの人は給与の水準の低い所より高給与の方に流れていくので応募の際は気をつけましょう。

逆に地方で働くデメリットは?

大都市で働いているとあまりにも便利で快適な生活な為、地方に移住して苦労する事は多々あります。

以前住んでいた所と同じ水準を求めようとすると立ち行かなくなる事があるので、生活改善をしないといけません。

給料が低い

各都道府県で最低賃金が違っているので一概には言えませんが、人の往来や物の流れの多さでその地域の豊かさで会社ごとの賃金水準が決定します。

大手企業が経営している所や派遣会社を通じて募集している所であれば、給料は高めに設定されていますが、それでも首都圏に比べては給料は低くなっています。

昇格しづらい

地方によっては一族経営や昔からの考えを持ち続けている人も多く、そういった人たちに気に入られるような行動を取らないと昇格に繋がらないこともあります。

経営に関わっている従業員が少ない所は昇格に必要な仕事よりも毎日処理しなければならない作業ばかりが増えていくため、なかなか満足のいく仕事にはならないでしょう。

地域によっては閉鎖的な人間関係がある

都会でも住んでいる環境によって人間関係が希薄になってきていますが、地方においても過疎化によって人間関係は希薄になりつつあります。

他県から来た人を排除するような行動を起こす事は少なくなってはいますが、今はどこも地域活性に取り組んでいるので受け入れに対しては協力的ではあります。

競争意識が低い

地元企業の場合は、職場内が和やかな雰囲気であったり、競合他社の存在が少なかったりで従業員の競争意識が低下傾向にあります。

会社の成長を考え、運営している所もありますが、会社を維持する事で長く存続できるように運営している所が多くあります。

その為、長い期間で経営を視野に入れているので「その内に昇格できるだろう」とのんびりと構えている人が多いです。

交通や物流が不便

首都圏や主要都市では人口が多いため、自然に必要な物が集まってきます。

その為、交通網が発達し物流が活発になっていきます。

それとは反対に急激な人口増加が起きない地方は交通網の発達より維持する事を優先するので、改善にまでは至っていません。

福岡は大手交通グループが一手に経営しているので、バスや電車の台数が多く、各バス停の発着時間の間隔が短く、街自体がコンパクトに収まっているので交通の面に関しては利便性が高くなっています。

一方で鹿児島の場合は、繁華街近辺であれば比較的交通は良好ですが、それ以外では、山などが多いので不便です。

私の実家は山なので中心部まで約20分くらいかかり、1時間に2~3本の間隔でバスが来ます。

そして、夜9時半以降には中心部に行くバスは無くなります。

こういった事もあるので時刻表の確認は怠らないようにしましょう。

娯楽がない

主要都市であると、繁華街や商業地域に集中して娯楽に関するものがあり、24時間営業や深夜営業の施設もありますが、地方では夜遅くまで営業していても利益を出す事ができないので、早めに営業を終了してしまう店が出てきます。

福岡では、天神や中洲と言った娯楽施設が密集してる地域があったりと賑やかですが、鹿児島では、夜9時くらいには多くの店が閉まってしまいます。

娯楽施設の数が少ないのが難点です。

高齢者が多い

地方では、人口流出が進んでいます。

中学校までは義務教育なので地元の学校を卒業したのち、高校や専門学校を首都圏や大都市で受験するといった傾向が増えているからです。

地元で就職できても県外に転勤辞令が出るという事もあり、若い人達が出ていくので自然と高齢者割合が増えるので、高齢者が多いように感じるのです。

中心部から離れるにつれて過疎化も相まって高齢者の多い地域があちこち点在します。

求人に偏りがあるのであまり選べない

人口が緩やかに減少しつつある地方では、地元企業が地元学生獲得を焦点に地域の活性化も含めて地元での求人活動を行うので、正社員採用の枠は意外と少なくなっている為、選択できる職種に偏りがあります。

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地方で働くときの注意点とは?

大都市と違って地方で働くとなると環境がガラッと変わります。

移住先の自宅から勤務地までの時間や公共交通機関の発着時間の確認をし、不測の事態にも対処できるように自身で準備しておくことが大切になります。

移住先の情報収集はちゃんとしよう

転勤の場合は、住む所の情報収集は当たり前の話ではありますが、移住という事になると今までの生活が一変します。

移住先の周辺環境や交通の利便性、地域ならではのルールなどがあり、「何とかなる」といった考えで行動を起こすと不測の事態に陥った時に対処できなくなるでしょう。

こういう事が起きないように情報収集はしっかりと行いましょう。

Iターン・Jターンならお試し移住がおすすめ

本気で移住を考えている方であれば、各自治体で行われているお試し移住がおすすめです。

2泊3日の短期から月単位の長期に渡ってのパッケージツアーなどを自治体が用意しています。

本気の方には自治体が交通費は負担してくれる所もありますので参加してみてはいかがでしょうか。

お試し移住をしてみてどんな風に自分達の生活環境が変わるのかを体験して、判断材料にするとよいでしょう。

仕事が決まってから住居を決める方が良い

移住を決断してもすぐに仕事が見つかるわけではありません。

仕事が見つかるまで生活に必要な物に費用を費やさなければなりません。

住居に関しては、何件か候補を決め、絞り込みの段階まで進めておいて仕事については、移住する時期を考慮したうえで転職先を決め、働く会社と相談した方がよいでしょう。

移住後はご近所へのあいさつまわりを忘れずに

首都圏や大都市では希薄になってはいますが、地方でもあいさつ回りは必要です。

あまり気にしない方が多いですが、実は、あいさつ回りは重要で戸建て住宅なら隣接する住宅を優先して訪問し、隣接住宅が無い場合は、その地域の組長さんか町内会長さんの所へあいさつに行き、移住先の方々に顔見せする必要があります。

こういう事をしておかないと色んな事で角が立ってしまい、ご近所関係がぎくしゃくしてしまいます。

悪質な事態にならない為にもしっかりとあいさつをしていきましょう。

自分にあった地方の求人の選び方や注意点

地方の求人は都会に比べて求人数が少なかったり、求人が偏ったりしています。

今回は、他の地方でもあるような事を地元でかつて住んで働いていた鹿児島を例にご紹介したいと思います。

【選び方①】雇用形態から探す

鹿児島の場合では、コネクションがあれば、すんなりといく正社員採用の道もありますが、求人誌の少ない掲載から探すよりはハローワークで紹介してもらった方がよいでしょう。

バイト・パートはどこも人手不足なので、条件に足る人物であれば採用に繋がるでしょう。

【選び方②】職種や業務内容から探す

働くと言えば、業務内容が気になりますよね。

そこで調べたところ鹿児島の場合では、カフェや飲み屋の店員の募集が多くみられます。

次に観光・建築に関係する仕事が多いようです。

観光を主軸に置いているため、おもてなしを重要視した業務内容の求人が多いようです。

【選び方③】業種や会社の業態から考える

最近の鹿児島では、小売業に続き飲食業が増えてきたように思えます。

大手企業と提携している会社が進出している事もあり、今後も繁華街を中心に店舗が増えていくでしょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

雇用条件は他の県と比べても大差はありません。

給与にしてみれば、鹿児島は福岡に比べて低いです。

2018年10月からは最低賃金が737円から761円へと改正されます。

地方によって最低賃金は変わります。

応募する際は掲載されている給与をしっかりと確認するようにしましょう。

【選び方⑤】勤務地から考える

福岡の場合は、博多・天神・中洲と言った中心部に繁華街や複合商業施設が密集している所が多く、利便性も高く、求人数も多いので勤務地には困らないでしょう。

一方、鹿児島は鹿児島中央駅周辺か天文館と言った繁華街や錦江湾に近い商業地区に集中しているので、そこ以外の場所となると難しくなるのでどこに移住するかで検討した方がよいでしょう。

注意点

地方において求人を探す際に注意しなければならないのは、移住先から勤務先への移動手段と交通費を支給してもらえるかの確認です。

地方は大都市に比べて利便性は低いです。

電車であれば終電を、バスなら最終便の把握をすることが大切です。

公共交通機関を利用しない場合は、原付や車が必要になります。

市街地から近ければ自転車でも問題はありません。

あとは上限はありますが交通費支給のある求人を探すことをおすすめします。

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まとめ

今回は、移住を考えている方や地方に興味を持っている方に働く際のメリット・デメリットを、私の実体験や感想を含めてご紹介させていただきました。

少しでも地方の現状を知ってもらえると嬉しいです。

今の都会暮らしに窮屈さを感じている人もいる事でしょう。

すぐに移住を考えてほしいとは言いませんが、今の生活から少し離れてみるのもよいかもしれません。

色んな所を旅してみたり、情報を集めてみたりして地方に興味を持って落ち着きたいと思ったらこの記事を参考にしてみてください。

皆さんの生活が豊かになる事を願っています。