日本で最も人口が多く、最大規模の経済力を持つ東京。

観光の拠点となったり、新たなトレンドが生まれたりと、世界的な都市でもあります。

華やかなイメージも強く、地方に住む方であれば誰でも一度は上京を考えたことがあるのではないでしょうか。

この記事を読んでいる方の中には、現在上京を検討している方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな方のために、東京で働くことのメリットやデメリット、または上京前に考えておきたいことなどをご紹介します。

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東京の仕事状況ってどんな状況なの?

東京には、正社員、契約社員、アルバイトなど、雇用体系を問わずたくさんの求人があります。

労働者一人あたりに対していくつ仕事があるかを示す「有効求人倍率」は2017年6月の時点で2.08倍と、全国第2位。

一人あたり2つ以上の仕事があるということは、むしろ余っていると言っても過言ではありません。

失業している人の割合を示す「完全失業率」も2.4%と、かなり低め。

このことからも、東京にはたくさんの求人があることが分かると思います。

では、就職事情はどんな状況なのでしょうか?

いくつかの項目に分けてみていきましょう。

求人数

上記でも述べたとおり、東京都の有効求人倍率は2.0倍。

これは一人あたり2つ以上の仕事があるということであり、相当な求人数があることが分かります。

ただ、この数値は業界や職種を問わず出された数値。

希望する仕事や職種によってはもっと低いこともありますので、もし希望がある場合は調べておくといいでしょう。

平均給与

東京都の平均給与は38万円前後というデータがあります。

しかし、こちらは単純に額面だけで算出したデータ。

業界によっても大きく異なります。

また、年齢によっても給与額には差がありますのでご注意ください。

大まかに説明すると、年齢が低ければ低いほど平均給与は低く、年齢が上がるにつれ平均給与額も高くなるというのが現状。

一概には何とも言えませんが、こちらも希望の業界や職種があれば絞って調べることができるので、参考にしてみてください。

平均年収

続いては平均年収についてみていきましょう。

東京都で働く人の平均年収は612万円というデータがあります。

しかし、上記で説明したとおり、業界や年齢によってこちらも大きく異なります。

今回は年齢に分けてご紹介します。

20代

  • 平均年収:379万円
  • 20~24歳平均年収:326万円
  • 25~29歳平均年収:431万円

30代

  • 平均年収:554万円
  • 30~34歳平均年収:508万円
  • 35~39歳平均年収:601万円

40代

  • 平均年収:717万円
  • 40~44歳平均年収:667万円
  • 45~49歳平均年収:768万円

10年で150万円前後の差がありますね。

とはいえ、近年の日本は徐々に年功序列制度が崩れてきています。

長く勤めれば自然と給料が上がるわけではないと覚えておいてください。

また、残念なことに年収は男女でも差があります。

20代のうちはそんなに変わりませんが、30代では平均100万円前後違うというデータも。

女性の社会進出が進んでいると言われながらも、現状はそうでもないのかもしれませんね。

平均労働時間

東京都の平均労働時間は8.9時間。

労働基準法に定められている労働時間が8時間ということを考えると、比較的正当な数値であるようにも思えます。

ここ数年、労働時間の改善や働き方改革が叫ばれている様子からすると少し驚くかもしれませんね。

しかし、こちらも業界を問わずに算出した数値。

裁量労働で働く場合、シフトで働く場合など、勤務形態によっても異なります。

希望の職種はどのような勤務形態になっているか、業界的に労働時間の平均はどうかを調べてみるといいでしょう。

平均残業時間

平均残業時間は、30時間というデータも。

一日あたりの残業時間が30~60分という計算になりますね。

しかし、これも全ての職種に共通する分けではありません。

業界や勤務形態によって大きく異なります。

こちらも希望の職種についてあらかじめ調べるようにしましょう。

求人が出ている業界・職種・企業

東京都での求人の種類は、ここでは語りきれないほど様々。

しかし、傾向としては下記のような項目があげられます。

  • 業界の景気がよく、人材を必要としている。
  • 新規で何かをはじめようとする計画がある。
  • 離職率が高く、単純に人手不足の状態である。

良いとも悪いとも一概には言えませんね。

東京で働く5個のメリットとは?

ここまでで、東京の求人や就職事情についてはお分かりいただけたと思います。

では、このような環境の中で働くメリットとは一体どのようなことなのでしょうか?

下記にまとめます。

給料が高い

東京都の平均年収は、47都道府県別ランキングで1位。

2位の愛知県は50万円以上の差があるほど高額です。

この給与の高さは、十分に東京で働くことのメリットの一つであると言えるでしょう。

しかし先述したとおり、全ての職業・職種に共通することではないという点には注意が必要です。

仕事が豊富

東京には様々な施設がありますよね。

レジャー施設や商業施設はもちろん、公共機関や国家機関などもたくさんあります。

その分、仕事の種類も豊富なのです。

仕事の種類が多ければ選択肢も広がり、夢や目標を追いやすい環境であるとも言えます。

転職したくなったときも選択肢が多く、自由に道を選ぶことができますよね。

一つの仕事に縛られないという点では、こちらもメリットの一つといっても過言ではないでしょう。

様々な人に出会える

上京を考える人がたくさんいることからもわかるように、東京には様々な地方から人が集まっています。

また、世界的な観光地としても名高いですが、海外からの移住者も多いです。

したがって、地方にいるよりもいろんな人に出会える可能性が高いといっても過言ではありません。

これも、東京で働くメリットになり得ますね。

刺激が多い

海外のトレンドや、情報の発信はまず東京、ということが多いですよね。

また、先程も述べたように様々な施設があり、様々な人種の人間がいます。

つまり、その分受ける刺激が多いというのも東京の特徴です。

刺激が多ければ何かを閃いたり、道が開けたりすることも多く、こちらも東京で働くことのメリットといっても過言ではないでしょう。

プライベートも充実させることができる

公共の交通機関が発達しており、さまざまなレジャー施設や商業施設がある東京。

また、トレンドの最先端や最新情報も、東京には多く集まります。

そんな環境のなかであれば、休日や仕事終わりなどのプライベートな時間を充実させることもできますよね。

さらに、出会いが豊富であれば結婚などの可能性も高くなり、人生的にも充実させることができるかもしれません。

まさしく、東京で働くことのメリットです。

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逆に、東京で働くデメリットとは?

様々な人、情報、モノで溢れる東京。

出会いや刺激が多く、メリットがたくさんあることはお分かりいただけたのではないでしょうか。

しかし、いいところもあれば悪いところもあります。

続いては東京で働くデメリットについて下記にまとめますので、参考にしてみてください。

知り合いがいない

上京してくるのであれば、東京には知り合いがいないということになりますよね。

知り合いがいない中で何か新しいことを始めるというのは、とても孤独なこと。

また、その中で体調を崩したり困ったことに出くわした場合、助けを求められる人がいないという可能性もあります。

仮に数人の知り合いがいたとしても、地元にいるより安心感は劣りますよね。

知り合いがいない・少ないというのは、東京で働く上で一番のデメリットといっても過言ではないかもしれません。

そんな環境の中でやっていけるか、もしくはあたらしいコミュニティーを築いていけるかが重要です。

地元との関わりが薄くなる

すぐに帰れる地域であれば問題ないかもしれませんが、東京で働き始めたら当然地元との関わりは希薄になります。

仕事をしていれば毎週帰れるわけもなく、頻繁に誰かが遊びに来てくれることもなかなかありません。

そうなると、自然と地元に残った人同士の結びつきが強くなり、そこから出た自分とは関係が薄くなる可能性があります。

地元との関係をキープしたければ頻繁に連絡をしたり帰ったりなどのケアが必要です。

人が多い

東京は、人口も人口密度も47都道府県の中でもっとも多い都市。

したがって、街は人であふれています。

ただ人口が多いだけならなんてことはありませんが、ダイレクトに影響を受けるのが人ごみや満員電車。

地方出身者の方の中には、この人ごみや満員電車になかなかなじめなかった話す人が多くいます。

ゆったりとしたのどかな地域で育った方は、覚悟が必要かもしれません。

物価が高い

東京都は平均給与や平均年収が高いことをお話ししましたが、実は物価も高いのです。

食費や生活費はもちろん、家賃は地方と比べ物にならないくらい高い可能性もあります。

そうなると、場合によってはやや生活が苦しくなることがあるかもしれません。

東京の中でも住む地域や物件を工夫すれば多少金額を押さえることもできますが、この物価の高さはデメリットと言えるでしょう。

治安が悪い

東京だからと特別危惧する必要はないかもしれませんが、人が多ければその分トラブルが多いことも忘れないでください。

よくも悪くも様々な人が集まっているため、事件は頻繁に起こります。

また、行きかう車の数も地方と比べたら多く、その分交通事故も少なくありません。

この点に関しても、東京で働くことのデメリットと言えるでしょう。

上京前に考えておくべきこととは?

東京にはいい面も悪い面もあることがお分かりいただけたでしょうか。

最後に、状況前に考えておくべきことについてまとめます。

生活していけるか

これは言わずもがなですね。

上京する際の貯金や経済状況で、生活できるかどうかはきちんと考えておく必要があります。

先程も述べたとおり、東京は地方に比べて物価が高いです。

家賃、光熱費、生活費、食費をまかなえるかどうかをしっかりシュミレーションしてみてください。

仕事を続けられるか

上京にあたり、仕事を新しく始める・変えるという方は多いと思います。

その仕事をしっかりとづつけることができるか、上京前にもう一度考えてみてください。

上京直後に仕事を辞めてしまっては、生活することができなくなってしまいますよね。

知り合いがいなければ誰かを頼ることもできません。

その仕事をこなしながら生活できるかどうかは、必ず考えるようにしましょう。

知り合いを作ることができるか

「一人でも生きていける!」という方には必要ないかもしれませんが、そうはいかないもの。

体調を崩したとき、困ったことがあったとき、知り合いがいると心強いことは間違いありません。

また、ちょっとした愚痴などを話す相手がいるだけで、精神的にもだいぶ楽になったりしますよね。

そういった観点から考えても、知り合いの存在は重要です。

上京するにあたって誰か知り合いはいるのか、もしくは作ることができるのかどうか、考えておくといいでしょう。

地方に残す家族は大丈夫か

自分が東京に行ったあと、家に残る家族が問題なく生活できるかも考えてみてください。

遠くから上京する場合は、帰省することが難しくなるかもしれません。

学生ならまだしも、仕事をしていたらなおさら実家に帰る機会というのは少なくなります。

今現在、家族の誰かが生活の助けを必要としている場合は、上京前に家族との相談が必要です。

遠くからサポートできる場合は問題ありませんが、そうでない場合は事前にきちんと解決しておきましょう。

まとめ

以上、東京の就職事情や、働くことのメリット・デメリットについてまとめました。

たくさんの人や情報に溢れる東京にあこがれを持つ人は、地方にも多くいらっしゃるのではないかと思います。

「あんな華やかなところで働くことができたら…」と夢を見ている方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに、東京で働くとたくさんのメリットがありますが、ご紹介したとおりデメリットも少なくありません。

上京の前に、自分は東京でどんな仕事をしていくのか、はたしてその仕事で生活できるかなど、きちんと考えておく必要があります。

その上でもし行けそうであれば、ぜひ新たな可能性に挑戦してみてくださいね。

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