映画がフィルムからデジタルに変わり、映画館のタイプも昔と比べると随分変化しました。

今でこそシネコンは当たり前ですが、現在でも1館~2館で営業している小さな映画館もあります。

今回はそんな映画の仕事のおすすめや、映画館のタイプ、働きやすさなどをご紹介します!

映画のおおまかな仕事内容

映画館での仕事と聞いて、まず思い付くのは映写やチケット販売でしょう。

しかし、どの職業でも同じで、裏方作業というものがあります。

映画館の場合は清掃を始め、飲食物やグッズの販売、ポスターなど販促物の交換、お客様の誘導などです。

映画の仕事でおすすめな映画館のタイプや特徴とは?

映画館は1館のみという所から、シネコンのような大型の映画館などタイプがあります。

映写やチケット販売などの仕事はどの映画館でも同じですが、各映画館によっても特徴があり、雰囲気も変わります。

シネコン(シネマコンプレックス)

シネコンとは一つの映画館に複数の上映スクリーンを持つ映画館のことを言います。

シネコンはアルバイトの募集時期が多く、大型ショッピングモールには大抵シネコンが入っていますので、どうしても映画館で働きたい人におすすめです。

シネコンの特徴とは?

最近のシネコンでは、3Dや4Dといった立体映像や体感型の映画が楽しめるようになってきました。

これは3D・4D対応の専用映写機や設備が必要なので全ての映画館にある訳ではありません。

立体映画では3Dメガネが必要なものがあり、貸し出しや回収を行う仕事が発生します。

単館系と違う特徴としては、スクリーン数の多さや、来館数が多いこと、前売り券やグッズが充実していること、チケットや指定席をインターネットで予約できることなどです。

シネコンの働きやすさや待遇は?

大手チェーンのシネコン(TOHOや109シネマズなど)は、組織化されていますので、アルバイトの場合は仕事内容も決まっています。

そのため映画館業務の全てを覚える必要はありません。

もちろん高みを目指してもOKですが、マネージャー以降、上層部への道は狭き門となりますので精進が必要です。

制服貸与や交通費支給、社員割引ありなど、福利厚生の面は問題ないでしょう。

そして、最大のメリットはやはり「無料で映画が見られる」こと。

映画好きはこの特典が何より嬉しいのではないでしょうか。

小劇場

シネコンや全国では上映しないような海外のマイナーな映画が好きな人は、小劇場がおすすめ。

館数は少ないですが、あまり話題にならないけれど名作にきっと出会えますよ。

小劇場の特徴とは?

雑居ビルや町の一角にひっそりと営業している小劇場は、洋画、邦画を問わず、大手の配給会社が取り扱わないようなマイナーな映画を上映していることが多いです。

一般的にヒットする作品ではありませんが、美術的で心に染みるような名作が結構上映されています。

小劇場の働きやすさや待遇は?

シネコンと違い、スクリーン数は1~4つ程度と少なめ。

ホールもそれほど大きくない規模のものが多いので、肉体労働で疲れる…といった感じではありません。

あまり知られていない作品に触れ、美的感覚が研ぎ澄まされるかも?

チェーンに属さない映画館

シネコンの次に多いのが、大手シネコンチェーンに属しない映画館でしょう。

チネチッタやシネマイクスピアリなどはシネコンではありますが、独立した映画館です。

また、町に昔からある小さな映画館などは個人経営している場合もあり、独自の経営体制を取っています。

チェーンに属さない映画館の特徴とは?

TOHO系列のシネコンは、上映される作品も必然的に東宝が配給している作品が多くなりますが、チェーンに属さない映画館ではそれぞれの配給会社に上映権の貸し出しを依頼します。

この点が大きな違いです。

各配給元と上映期間や本数などを前もって契約し上映する点は同じですが、独自に上映スケジュールを組む必要があるのです。

チェーンに属さない映画館の働きやすさや待遇は?

それぞれの映画館によって異なりますが、概ね仕事の内容は大手シネコンと変わりません。

映写、販売、販促物の取り扱い、清掃、お客様の誘導あたりは同じです。

違う点を挙げるとしたら、時として駐車場の案内係や、チケットの手売り販売があることです。

その他、制服は貸与される映画館が多く、ポロシャツより、スーツ系でカチっとしたものをよく見ますね。

移動映画

かなり募集が少ない映画の仕事かもしれませんが、市内のホールや学校など、移動して上映する機会は結構あります。

街中やイベントホールなどで上映会のお知らせを見かけたことはありませんか?

常時上映する訳ではなく、必要に応じて依頼された時に出向いて上映するのが移動映画です。

移動映画の特徴とは?

主催者から依頼された映画を、依頼された会場で上映するのが移動映画の特徴です。

常に上映する訳ではないので、スクリーンや映写に必要な機材などは全て持ち込みです。

スクリーンや音響施設は備え付けのものを借りる場合もありますが、外での上映などは足場から組むこともあったり、なかなかの重労働です。

ただし、物によってはデジタルではなくフィルム作品しか配給されていないものもあるので、需要はあります。

移動映画の働きやすさや待遇は?

移動映画の場合は、何といっても肉体労働者向け!

搬入、搬出、設置、運転など、やる仕事はたくさんあります。

働きやすさというよりは、好きでなければ出来ない仕事かもしれません。

その分やりがいは十分ありますよ。

また、裏方に徹することが殆どなので、制服ではなく動きやすい私服です。

映画館の働き先を選ぶ上での注意点とは?

映画館で働きたいと考えた時、どんな点に注意したらよいでしょうか?

経験した筆者の目線で簡単にご紹介します。

時間帯

自分がどの時間帯に働きたいか、特にアルバイトの場合は何時間程度、どの時間帯に働けるかを決める必要があります。

映画は時間単位で上映されますので、その中で多くの作業を行わなければなりません。

休日

基本的に人の休日は働く日と考えてください。

映画館の仕事はお正月を始め、GWやシルバーウィークなどの大型連休は出勤必須です。

肉体労働

ホールや館内などを見ていると綺麗で、働きやすそうなイメージがある映画館ですが、実際は結構肉体労働が多いんです。

天井から吊るす大型のタペストリーは重量もあり、高所恐怖症の人には難儀な作業です。

ヒット作連発時の売店などは一日中立ちっぱなしが数日続きます。

接客

映写だけなら裏方で済みますが、大手シネコンの場合はそうもいきません。

オールマイティに動く必要があります。

中には酔っ払った人や、からかい半分のお客様も来館する場合がありますので、上手に接客できる術が必要になります。

映画館の仕事がおすすめな理由

映画情報を素早く入手!

何といっても映画に携わっていられることは、映画好きにはたまらない環境でしょう。

映画雑誌よりもいち早く、上映予定の作品が分かりますし、映画の雰囲気に常に接していられます。

無料で映画が見られる

これも魅力の一つですね!

勉強にもなりますし一石二鳥です。

お金を出してまでは見ないな~と思っていたジャンルも見ることができるので、映画の幅が広がります。

制服貸与

移動映画は別として、殆どの映画館には制服があります。

ポロシャツの場合もありますが、ベストにスカートやパンツといった、シンプルでカッチリとした制服姿にインカムを付けると、まるでベテランのような姿に早変わりします。

まとめ

このように、一言で映画館と言っても、タイプによって内容が違うことがお分かりいただけたでしょうか?

どの映画館でも映画好きには魅力的な職場だと思います。

独特の空気と雰囲気を一度味わうと、ますます映画が好きになりますよ。