学生のアルバイトの定番でもあり、フリーターの就職率が高い業界といえばやはり「居酒屋」ですが、ちょっとブラックなイメージもありますよね。

休みがなかったり、それでいて給料が安かったりとあまり割りに合わないことが多いという印象を持っている方も少なくないかと思います。

しかし、もちろん全ての居酒屋がそういったブラック飲食店なわけではありません。

ここではそんなブラックな居酒屋とそうでない居酒屋を区別して判断するための情報をご紹介していきます。

筆者自身もかつてある程度ブラックなところで働いていた経験がありますので、現場の声をリアルにお届けできるかと思いますのでどうぞご覧になっていってください。

その後色々な飲食店で働き現在は飲食関係の会社を経営しておりますが、その間に良いお店も悪いお店もたくさん見てきましたのでね。

それでは色々なパターンごとにブラックだなと思われる居酒屋の特徴をご説明していきましょう。

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大手チェーン居酒屋がきっかけで定着した居酒屋がブラックなイメージ

日本では10年から15年ほど前に大手チェーン居酒屋のブラックな企業体質が浮き彫りになり、連日ニュースで取り上げられたのがきっかけで「飲食=ブラック」というイメージがすっかり定着してしまいました。

しかし、それから時間も経ち現在では多くの飲食企業がコンプライアンスを意識し、働き方の改革がなされています。

現状、ある程度大きな飲食企業ではほとんどの会社がホワイト化に向けて経営方針を変えて頑張っていますので、かつてのブラック飲食店というのは少なくなってきたと思います。

もちろんいまだに昔ながらのブラック飲食店は存在しますし、特にその中でも居酒屋にはブラックな特徴が多いところがありますのでそれらを次にチェックしてきたいと思います。

居酒屋という職場でのブラックな特徴

居酒屋というとやはり大衆的で安価な飲み屋さんというイメージが強いと思います。

そしてそういったお店では特に飲食の職人としての専門的な知識が必要とされていません。

正直そうなってくると誰でも働けてしまうというのが現状です。

ある意味雇用の幅を広げているわけですが、そこにブラック居酒屋が生まれる要因も隠されているのです。

体育会系で活気がある職場

居酒屋に入ると元気のある挨拶で出迎えてくれるところがほとんどですよね。

そういったところでは大体経営者か本部の上の人間が体育会系です。

正直筆者も元々体育会系の出身ですので、完全には否定出来ませんが居酒屋の体育会系ノリというのは間違った方向のところが多いのも事実ですね。

忙しい職場

忙しい=活気がある、というような印象を持つ方もいるかもしれませんが、正直飲食店を経営してきている筆者からすると「完全なる人手不足」に感じられてしまいます。

忙しそうな店員が走り回っている店内は確かに繁盛店のように見えますが、これは単なるオペレーションマニュアルの欠落とスタッフの教育不足です。

こうしたところで良いお店ももちろんあるのですが、大半の居酒屋は意味を履き違えたまま営業しておりますので、少しブラック居酒屋の特徴としても挙げられますね。

閉店時間が遅い

営業時間が長く、閉店時間が遅いというのもブラック居酒屋の特徴のひとつです。

正直ちゃんとした経営メソッドが確立しているところであれば短時間で必要な売り上げを獲得して、無駄な人件費をかけないために早く店を閉めます。

夜遅く、または朝まで営業している居酒屋はその分始発待ちのお客さんなどを獲得するかもしれませんが、トータル的な人件費との差で利益が見込めていない経営体勢といえますのでブラック居酒屋としての特徴に当てはまると思います。

社員よりバイトのスタッフが多い

これはほかのタイプの飲食店でもある程度の規模感があるお店だとこういう人員構成になりますので、居酒屋だけがブラックかといわれると難しいですが・・・。

ブラックな居酒屋の場合は社員1人、アルバイト6人とかで営業したりしていますね。

これに該当するところに勤めている方は、少し転職を視野に考えるとよさそうです。

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居酒屋でブラックだなと思う9個の労働条件

上記ではブラックな居酒屋かもしれない、という特徴について見てきました。

しかし、その特徴に当てはまるからといって全ての居酒屋がブラックなわけではありません。

これからご説明していくブラックだなと思う労働条件に当てはまるところこそ、真のブラック居酒屋ですのでご参考までにご覧になっていってください。

勤務時間が長すぎる

ブラックな居酒屋だと思われる理由、不動の第一位のこちら「長時間労働」ですがどれくらいの時間働いていると思いますか?

答えとしまして、ブラック飲食店が多かった時代は「1日18時間労働」という現場もありました。

最近ではあまり聞かなくなりましたが、現存するブラックな居酒屋では「15時間程度」の勤務は当たり前となっています。

給与が安すぎる・サービス残業が多すぎる

もちろん労働時間が多い企業は他にもありますが、ブラック居酒屋とその他の職種で決定的に違うのは「給料の安さ・残業代が出ない」というところです。

他の一般企業であれば多少の残業代は支払われるものの、1~2時間ほどサービス残業といわれる部分で残業代が出ない時間もあると思います。

そこが全て支払われないのがブラック居酒屋がブラックと呼ばれる所以です。

正直、こういった居酒屋で残業代が出ることはまずありません。

正社員であれば月給は固定で、残業代は一切ゼロというのが普通になっています。

それをよしとするかどうかは本人次第ですが、冷静に考えてみると異常な世界ですよね。

休みを取らせてもらえない

長時間労働、低賃金というブラック居酒屋の2大特徴に並ぶのが、「休みの取れなさ」です。

つまりは人材不足なわけですが、これが続けば人が辞めますので残った人間はさらに休みが取れなくなりまた辞めていくという悪循環を起こしているのがブラック居酒屋の特徴です。

スタッフが明らかに少ない

上記の休みの取れないことに起因して、スタッフがドンドンと辞めていきますので慢性的に人手不足なところもブラック居酒屋の悪いところです。

自分が働いているところが常に人が足りていないな、と感じたらそこはブラックな職場かもしれませんので気を付けてくださいね。

バイトの責任が重すぎる

アルバイトとして働いているのにやたらと責任を押し付けられてはいませんか?

それはブラック居酒屋の特徴ですよ。

たとえば週末の売り上げが悪かったのはどうしてだ?などと上司から叱られた経験がありましたら、それはもうブラック企業として認定されるべき事案です。

そもそもアルバイト一人に店の1日の売り上げの責任を語ること自体がズレていますので、そういった企業体質のところではあなたの貴重な時間を切り売りするのはもったいないことですよ。

求人募集内容と実際の契約内容が違う

正社員の募集で入ったのに何ヶ月経ってもアルバイトのままですとか、週休2日と書いてあったのに実際そんなに休みが取れないとか、そういった状況であればそこはブラック居酒屋だと思ってももらってけっこうです。

辞めさせてもらえない

不満が蓄積されていざ辞めようと決意したときに「次の社員が入るまで働いて欲しい」などと引き止められるケースもありますが、これは全く持って法的に無効なお願いですので無視してかまいません。

最低限1ヶ月前に辞意を伝えたら、基本的には退職できるのが普通ですので、これが守られていない職場で働き続けるのは止めましょう。

ネットの口コミが悪い

最近だとインターネット上のグルメ投稿サイトで自身が働くお店の評判を確認することが出来ますが、この評価が低いところはかなりの確率でブラックな居酒屋といえるでしょう。

今までに述べてきたことが原因でスタッフのモチベーションが限りなく低いため、料理の質・接客のスキル・会計との満足度が著しく落ちている証拠となります。

社是や社長の考え方が独特

基本的に社長になるような人間の考え方は独特なのですが、変な方向に傾いている経営者が多いのも事実です。

ことさら居酒屋の社長で「頑張ればなんとかなる」「気合」「努力」といったワードを全面に出しているところは危険ですね。

ちなみに筆者がまだ駆け出しのころに大手チェーン居酒屋に採用面接に行ったときの話ですが・・・。

すぐに合格と言われ、その後待機室のようなところにあるテレビで経営者の「ありがたい言葉」のようなものを20分ほど閲覧させられた思い出があります。

もちろんそこはのちのちニュースでも「ブラック飲食チェーン」として取り上げられたところでしたが、直感的に危ないと感じて2ヶ月ほどで退職いたしました。

辞めるべきかどうか悩んだら?

そんなブラック居酒屋チェーンなどで働いていて、これは辞めたほうがいいかもしれない・・・と悩んだときにはどうしたらいいか?

というのをいくつかのケースごとに見ていきたいと思いますので、チェックしてみてください。

辞めることをお勧めするケース

まずひとつ目に辞めるべきケースをご紹介します。

それは給料の支払いが遅れている場合です。

これは最悪数ヶ月分未払いのまま、経営者が夜逃げのような形でいなくなるケースも考えられますのでいますぐ辞めた方がいいと思います。

実際にそういった事例を目撃していますので、他人事だと思わずに注意してもらえればと思っています。

次に体調や心が不安定になっているなと感じた場合です。

これは長時間労働や勤務先でのストレスによって心身に重大な不調が来る前兆です。

日本人はついつい頑張ってしまう傾向にありますし、筆者自身そういった経験がありますのでブラック飲食店で働く全ての方に忠告申し上げたい部分であります。

そして一番辞めるべきケースは売り上げなどの責任を社員やアルバイトに丸投げしている労働環境。

これは経営者が自分の仕事をもはや放棄しているのと変わりませんから、こうしたところで働くだけ人生の時間の無駄遣いです。

いますぐ転職サイトに登録することを強くおすすめいたします。

辞めるほどでもないと思うケース

従業員同士でコミュニケーションがちゃんと取れていなくて少し職場がギスギスしていることってありますよね。

これはもちろんブラックな職場では特にありがちですが、そうでないところでも日常的に起きる問題です。

こうした際には一度ちゃんと話し合ってみて、それでもダメなら辞めるという決断を下せばいいかと思います。

話し合った結果、職場の環境がよくなっていったところも実際知っていますのでモヤモヤしたまま働き続けるよりかは腹を割ってみるのもひとつの方法かと思いますよ。

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求人でブラックな居酒屋に応募しないためのチェックポイント

外から見ているとなかなか気付かないブラック居酒屋、そんな求人に引っかからないためのいくつかのポイントをご紹介していきます。

給与

「昇給随時」「時給¥1,300」スタートなど、少し他の飲食店より条件がいいなと感じられる「居酒屋」はブラックの可能性が高いです。

それくらい切羽詰って人材不足ということでもありますし、そうしないと人が応募してきてくれないからですね。

勤務時間や残業について

「残業なし」「勤務時間3h~」といった文言があるところは注意が必要です。

まず飲食店でそんな条件のところはあり得ません。

応募条件や求める人材

「将来の夢のために独立支援」「やる気」「努力次第で昇給可能」このあたりのフレーズが入ってくると危険性が高いですね。

精神的な部分を求人に押し出している飲食店はブラックなところが多いかと思います。

募集人数

「このたびスタッフ大量募集」これはかなりブラックなところの特徴です。

一度に大量に採用して、ある程度の人材を確保しようという形ですから。

基本的に既存の飲食店が大量に人材を募集するということはあまりありませんのでご注意ください。

まとめ

最近ではかなり居酒屋もホワイト企業となってきていますが、実際にはまだ存在するのも事実です。

そんなブラック居酒屋に応募したり、働き続けないようにいくつかご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

現在勤めているところでいくつかの項目に該当する場合は転職も検討した方がいいかもしれません・・・。

しかし、これからどこかの居酒屋に応募してみようと考えている方はこれらを参考にお店を探してみて下さい。

キーワードとしては「就業時間が決まっている」「相場から判断して適正の時給」「しっかりとしたスタッフの数がいるか」といったところですね。

これから居酒屋産業もまだまだ活性化されていくと思うので、そういった中でブラック居酒屋に引っかからないようにご注意くださいね。

ちゃんとした居酒屋もたくさんありますので!


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