居酒屋でホワイトな職場の5個の特徴と求人や面接の時の見分け方とは？

テレビなどで居酒屋の長時間労働が問題になっているニュースを、一時期は度々目にしました。

残念なことに最悪の事態に陥ってしまったケースもあり、ブラック企業は社会問題ともなりました。

時間が経つと風化していきがちですが、居酒屋はとても身近であり、自分自身や身近な人が働こうとしていることも多いと思うので、居酒屋ってやっぱりブラックなの？という問題はかなり気になるかと思います。

そんな居酒屋でのお仕事で、ホワイトな職場の特徴について今回考えていきたいと思います。

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居酒屋にブラックな職場はまだ多い？

居酒屋＝ブラックなイメージが様々なニュースや報道でついてしまったことにより、逆にホワイトな居酒屋を強みとして頑張っている会社も多いようです。

確かに居酒屋は、飲食店業界の中でも生き残りにかけて厳しい状況にあるようです。

そのため、まだまだブラック、あるいはグレーな居酒屋が多い現状にはあるものの、勇気を持って声を出した人たちのお陰で少しずつ改善されていっている傾向にあるでしょう。

居酒屋でブラックだと思う職場の特徴

多くの居酒屋の中で「ここはブラックだな」と思う特徴がいくつかあります。

そんないくつかの特徴をまとめてご紹介します。

サービス残業を求められる

ブラックの特徴的な傾向として長時間労働が思い浮かぶと思います。

ブラックな居酒屋は残業も多く、とりわけサービス残業を当然のように強いられることが多いようです。

忙しいから残って残業をしてくれというだけではなく、忙しい日だから早めに出勤してくれと言いながらタイムカードは通常勤務通り押さなくてはいけないなど。

自分一人だけではなく周りがみんな当たり前にそうしているのでその通りにしてしまったり、協調性がないと思われたくなかったり、様々な理由でサービス残業をしなくてはならないよう仕向けられる傾向にあります。

サービス残業は、本来法律で禁止されています。

残業に厳しい時代になったにも関わらずサービス残業という考えがなくならない会社もありますが、強制的であったり長時間であったりするケースが居酒屋では横行しているようです。

忙しい時に勤務時間通り帰るなんて申し訳ないと思う気持ちはあるかもしれませんが、残業して当然というような風潮には疑問を持つべきです。

店長や先輩の発言が絶対的権力を持つ

ブラック居酒屋によくありがちなのが、体育会系の縦社会構造です。

体育会系が悪いわけではありません。

元気な声に明るい接客は居酒屋の基本であり、体育会系の人達に共通する素晴らしい部分です。

私自身、中学・高校と体育会系の部活動で厳しい縦社会を勉強させてもらった身です。

しかし、近年部活動での顧問や先輩からの厳しい指導に社会が注目し関心が高くなっている時代です。

昔はこうだったと強い態度で縦社会を強制するような店長や先輩は要注意です。

居酒屋は比較的勤務時間が長かったり、体力的にキツかったりするところも多く、疲れている上に店長や先輩に理不尽な要求をされると判断力が鈍りなかなか正しい判断ができず、言いなりになってしまうことが多々あります。

何より大きな声で厳しく叱られたりすると委縮してしまい、考える力が低下します。

人の入れ替わりが激しい

居酒屋と言えば学生やフリーター、独立したい人など様々な人が明るく活気良く働いているイメージですが、人の入れ替わりも激しく、ブラック居酒屋の場合はよりこの頻度が高いようです。

つい最近入ってきた人がすぐ辞めてしまい、スタッフが定着しないイメージです。

当然働きにくい環境なので辞める人が多いわけですが、時給が良かったり表面上の好条件ですぐ次の人が入ってきたりするので、気づきにくい場合もあります。

お店の雰囲気がどんよりしている

ブラック居酒屋になってしまう原因は、社員を思いやる配慮のない会社の方針だけではなく、厳しい飲食店業界で生き残っていくために経費を削り、人手不足に近い状態でなんとかお店を回そうとしているというような場合もあります。

上層部から最低限の人数しか配置されず、現場はどう考えても人手不足な中必死に営業するため、何かと手が回らないことが多いです。

そのため店内に目が行き届かず、お店の装飾などの雰囲気づくりやお手洗いの掃除など、細かいようで重要なところを蔑ろにする傾向があるように思います。

お店全体の雰囲気もバタバタと忙しそうではあるものの、どこか殺伐とした雰囲気を感じるようであれば、ブラックかな？と注意してみても良いかもしれません。

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居酒屋でホワイトな職場の5個の特徴

ブラックな居酒屋の特徴をいくつかご紹介しましたが、その特徴を踏まえた上で、最近どんどん増えているホワイトな居酒屋についてもご紹介していきます。

従業員に活気がある

ブラックな居酒屋は体育会系な傾向があることをご紹介しましたが、居酒屋はブラックに限らず基本的に明るく元気な体育会系な雰囲気の所が多いですよね。

その中でも注目してほしいのは、ただ明るく声が大きいという部分ではなく、従業員の表情です。

ホワイトな職場は従業員の表情がイキイキしているのです。

ブラックな職場の場合は、表面上明るく元気にしなくてはいけないので繕っている場合が多く、表情に緊張感があります。

些細な部分ですが、案外分かりやすく表情や動きに活気は出るものです。

勤務中の同僚同士のコミュニケーションや、店長からの指示にも日頃の振る舞いが出るので、ホワイトな職場はお客様の前だけでなく従業員間でも笑顔で接しています。

社員を大切にする社風

社風が社員を大切にするような社風の居酒屋である場合、上層部などもそれに沿った指示をするため、社員を大切にする体制がつくられています。

ブラックな居酒屋の場合、上層部は現場に無関心で店長任せにしていることが多かったりしますが、従業員ファーストな会社は社長や幹部が現場に顔を出したり、店長を大切にしています。

そして、店長も従業員を大切にします。

前に働いていた従業員が時折遊びに来る

私が働いていた居酒屋では、働いている従業員はもちろんのこと、辞めた従業員もよく食事に来たり遊びに来たりしていました。

自分が知らない昔の従業員が何人も店長や先輩に会いに来ているのを見ると、働いていて楽しかったのだなと思いました。

そして、店長や先輩達の人望の厚さを感じたものです。

そういったお店は従業員を大切にしてくれるお店です。

給料がしっかり支払われ、時にボーナスなど臨時賞与がある

お給料は働く上でとても大切なことです。

ブラックな職場は給与面においてルーズであったり、求人内容と若干のズレがあるといったりするようなところもあります。

しかし、ホワイトな居酒屋では、きちんと求人や面接で話した通りのお給料を頂けます。

そして、場合によっては繁忙期や想定外に忙しかった時などに臨時賞与を支給してくれるところもあります。

頑張ったら頑張った分だけ正当に評価してもらえるということは、とても大事なことです。

休みがきちんとあり、休日に急に呼び出されない

ブラックの典型的な例は長時間労働と連続勤務です。

忙しいから・誰かが急に休みになったからなど、お店側の事情で休日出勤させられることも少なくありません。

ホワイトな居酒屋ではきちんと希望の休みが取れて、徹底したシフト管理で従業員一人一人の負担を少なくしている傾向にあります。

休日に無理やり呼び出されるということも基本的にありません。

居酒屋でホワイトな職場を求人で見分けるには？

働いてみないと職場の環境は分かりませんが、求人を見ただけで分かる情報も沢山あります。

そのポイントについて解説します。

勤務時間

求人には厳しい規定に沿った勤務時間が書いてあるため、実際の労働時間とは多少異なる場合もありますが、ブラックな居酒屋の場合ざっくりとした時間しか記載されていない傾向があります。

何時～何時というように、シフト制で一日大体何時間入るのか把握できないというような感じです。

そして、実際に面接に行ってみると「仕込みがあるから一時間早く入って」「閉店後は清掃と閉め作業で一時間はかかるから」など後から知らされることも多くあります。

勤務時間はできるだけ詳細が分かりやすいところを選ぶと良いかもしれません。

時給

ブラックだから時給も安いのでは？という印象があり、確かに比較的安いところが多いのですが、逆に高すぎるところも注意が必要です。

人員を減らし低コストでお店を運営しようとしている場合は時給も安いところが多いのですが、時給を高くしないと人が集まらないような環境の場合もあるからです。

実際に何ヶ月も応募がない場合、時給ＵＰしました！という求人をよく見かけます。

単純に立地条件など他の理由でなかなか人が来てくれないという求人もありますが、高すぎる時給の場合少し疑ってみても良いかもしれません。

元気で明るい職場アピール

求人にやたら「元気で明るい働きやすい職場です！」というようなアピールがある場合があります。

やはり職場環境は誰でも気になりますし、居酒屋の場合ブラックが多いイメージがついてしまっているので、そのような安易なキャッチコピーになりがちなのかもしれません。

ですが、他のアピールポイントがあまりにも少なく、体育会系な雰囲気を匂わせているところは少し注意が必要です。

元気で明るく思いやりのある職場ももちろんありますが、気合と根性でなんでも頑張るといった風潮があるところもあります。

求人を見かける頻度

ホワイトな居酒屋は居心地も良く働きやすいため、人の入れ替わりがあまりありません。

そのため求人を出すことも少なく、見かけるとすぐ決まってしまうことも多いです。

対して、ブラックな居酒屋の場合はかなり頻繁に求人を見かけます。

頻繁に見かける求人には注意が必要です。

居酒屋でホワイトな職場を面接で見分けるには？

求人で分かる情報は限られていますが、面接ではその職場の上層部や店長と直接話ができる機会です。

面接は自分自身を見てもらう機会でもありますが、自分自身が会社を見る機会でもあります。

面接でホワイトな職場であるかどうかを見分けるポイントをご紹介します。

態度

面接官もやはり居酒屋など人と関わる仕事をしている以上、表向き優しそうで好印象に見えるかもしれません。

しかし、ブラックな居酒屋の場合は面接官（大体の場合が店長）が少し横柄な態度であったり、面接自体が適当であったりということが少なくありません。

ホワイトな居酒屋では丁寧な面接で、お互いの認識のズレがないかしっかり働く意思を確認してくれたり、向かい合って話すことで人柄が伝わってきたりします。

一緒に働く大切な上司ですので、この時にキツい態度であったり上から目線であったりする場合は気をつけましょう。

求人と条件の違い

面接の際には働いた後の細かい条件などを具体的に話し合うかと思いますが、ブラックな居酒屋の場合、時給や勤務時間などが求人と全く違うなんてことが多々あります。

実際に働いてみて全然違ったとなると「面接で話したよね？」なんて言われかねないので、面接では疑問に思ったことはできるだけ質問しましょう。

ホワイトな居酒屋の場合、求人と条件にあまり違いがなく、具体的な内容もきちんと説明してくれます。

履歴書を見て懸念される問題は事前に確認してくれたり、こちらの働く前の不安をできるだけ取り除いてくれたり、働きやすい職場づくりに努めてくれるのがホワイトな居酒屋の店長です。

働きはじめ

ブラックな居酒屋の場合、とにかく早く即戦力が欲しいと思っているので、面接してすぐ翌日から出勤であったり、慣れない新人の内から長時間を任されたりということがあります。

面接の日にどれくらい入れるか、すぐ入れるかなど訊かれた場合そのようなケースの可能性があります。

ホワイトな居酒屋もできるだけ早く働いてくれる人が欲しいはずですが、新人の教育には時間をかけてくれます。

きちんと先輩とマンツーマンで教育をしてくれたり、最初の内はすぐに独り立ちはさせずに先輩と一緒のシフトにしてくれたりなどの配慮があります。

面接時に、研修があるなど導入の説明をしっかりしてくれるかでも見分けられると思います。

まとめ

居酒屋でホワイトな職場の特徴や求人・面接についてまとめてみましたが、いかがでしたか？

活気ある楽しい雰囲気の居酒屋での仕事は、一度はやってみたいという方も多いですよね。

せっかく働くならホワイトな楽しい職場選びをできるように、今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。

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