タクシードライバー求人の賢い選び方を6個のポイントで紹介します

タクシードライバーになるために必要な資格や、いざ転職する時の求人情報の見極め方を紹介します。

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タクシーの運転手になるには

まずは免許が必要です。

普通二種。

入社するタクシー会社を決めたならば、その会社に問い合わせてみて下さい。

会社で免許取得の費用を出してくれる会社と、そうでない会社があります。

ただ費用を負担してもらったら、ある程度の期間はその会社に勤務してください、という制約が付く、と思っていた方が良いと思います。

期間に関しては会社によって違いますが、1年から2年の間くらいだと思います。

今は指定された自動車学校に2週間くらい通えば取得出来るはずです。

二種免許と言っても、そんなにむつかしく考える必要は有りません。

タクシー会社に就職するか個人タクシーを運営するか

個人タクシーを自分で開業するとなると、資金や免許さえあれば直ぐに始められるという物では有りません。

10年以上の実務経験が必要となりますし、６５歳以上だと申請すら出来ません。

ですから将来あなたが、個人タクシーを目指すのであれば早くから準備を始めることが必要です。

個人タクシーを選択するメリットとしましては、まず何と言っても売り上げ（水揚げ）が、全て自分の収入になるということでしょう。

会社によって違いはありますが、大体月の売上の４０％～５０％くらいが給与となると考えていいでしょう。

その売上全部を自分で管理出来るのですから、自ずと仕事に対する意欲も膨らむでしょう。

しかし、会社でしてくれる車輌の維持、管理から保険や車検など全て自分の責任で行うことが必要です。

そして何よりお客様のニーズを自分で開拓していかなければならないのです。

会社勤めなら、ただ与えられた仕事をこなしてさえいれば給料が保証されていましたが、個人での営業ということは、運転だけしていれば収入につながるということではありません。

それなりに営業努力や宣伝も必要です。

そしてタクシーというのは結構縄張りにうるさいので、個人だと入れない場所やお客様を乗せることができない場所というのも存在します。

そういうリスクやデメリットもある、ということも覚悟しておかなければなりません。

タクシー運転手になるために必要な資格など

最初に述べたように、タクシーを運転するためには普通二種免許が必要です。

今は指定された自動車学校に2週間ほど通えば免許取得は可能です。

ほとんど普通免許を取った時のおさらいのような教習ですから、あまり難しく考えないで良いとおもいますが、日頃の運転のくせやマナーなどは、厳しく指摘されますから用心しておいた方がいいですね。

二種免許

自動車学校に2週間程度の教習、費用は10万円くらいだと思います。

指定された自動車学校でないと、教習自体やっていない学校もあります。

都内や大阪の一部で仕事をするなら地理試験を受ける必要がある

私が乗務員として働いていた愛知県では、特に地理試験という制度はありませんでした。

今は九州で乗務していますが、県が発行している乗務員証をもらうために安全講習を受けなくてはなりません。

その中で地理についての試験が有りますが、さほど難問は出なかったと記憶しています。

しかし、都市部によっては超難問な試験もあるようです。

事前に会社の指示に従って、それなりに勉強しておくことが必要かもしれません。

現在はナビゲーションの着いた車も多いので、それほど地理に神経質にならなくても良いと思いますが、地理についてはプロとしてある程度は把握していることは大事だと思います。

やりがいポイント

やりがいは何と申しましても、やればやっただけ給与に跳ね返ることでしょう。

時間を費やせば費やしたでけ給料が増える、ということでは有りません。

如何に効率よく仕事をこなし、水揚げを上げるか、それにかかっています。

経験を積めば時間帯や場所によって売り上げを伸ばす方法が分かって来ます。

気力と体力の続く限りお客様の足に徹するなら、それだけ自分の収入に跳ね返ってくるのです。

歩合が多い！

これも会社によって違いがありますから、事前に調べておいた方が良いでしょう。

先にも述べたように売り上げの４０％～５０％くらいの間だと思いますが、ボーナスもくれる会社とくれない会社、多い会社もあれば、雀の涙程度の会社もさまざまですので、後悔しないためにも何社か比較してみたほうが無難だと思います。

休みが多い！

休みに関しましても、会社の勤務体系によって違いますから一概には言えませんが、普通のサラリーマンのように週休二日ということは、あまりないと思います。

タクシーというのは一年３６５日常に営業していますので、人が休んでいる時でも誰かが乗務しているのです。

会社が決めたローテーションで乗務しますから、稼ぎたいなら休み返上で空いてる車を使わせてくれる会社もあれば、休みの多いのを希望するのであれば、そのようにローテーションを組んでくれる会社もあります。

業務中の自由度が高い

確かにひと昔前までは、よく勤務中にパチンコを打っていたとか、車の中で熟睡していたとかいう話も耳にしました。

しかし今ほとんどの会社がナビゲーションによる配車システムを導入しはじめましたから、何処に誰がいるというのは基地で管理するので、無茶苦茶サボったり休んだりという事はやりにくいと思います。

しかし食事や休憩、または仮眠などは各ドライバーの自由な時にとれる所が大半です。

普通は忙しい時間帯は走りまくり、暇な時間帯に入り休憩や食事をとる、というのが一般的です。

その辺につきましては、ドライバーの自由度が高いと言えると思います。

乗務時間が長すぎず無理がない

現在は労働基準法が昔よりもかなり厳しい状況ですから、極端な長時間乗務は出来ないと思います。

私がタクシーの仕事に付き始めた20年くらい前には、稼ぎ時（繫忙期）や週末などは、20時間以上乗って、４，５時間仮眠を取って、また勤務にでるなどという事もありました。

クタクタ、フラフラになるまでひたすら走っていました。

大変な点とリスク

タクシーの仕事に大きなリスクが付きまとう、と考えた事は一度も有りません。

免許さえあれば、それこそ体一つですぐにでも始められると思います。

大変な事と言いますと、これは何の仕事にも当てはまると思いますが、健康管理だと思います。

特に不規則な生活を強いられる事にもなりますから、食事や睡眠に気を遣うことが重要です。

お客様の命を預かる仕事ですから、酒が残っていたり、運転中意識を失うような病気を持っている、などということは絶対にあってはなりません。

以前糖尿病を患っていたドライバーが、お客様を載せて運転中に、よりにもよって線路のど真ん中で気を失うという事がありました。

慌てたお客様が車を移動させて、事なきをえたそうですが、もしお客様が移動手段の心得のない人だったらどうなっていたでしょう。

ですからドライバーは、常に私はお客様の命を預かっている、という事を肝に銘じておかなければなりません。

勤務時間が長い

昔ほど長時間の勤務を強いられる事はないと思います。

ただドライバーの要望次第では目をつぶってくれる会社もあるでしょう。

会社としては車を遊ばせておくよりは、動いていたほうが収益につながりますから。

事故のリスクがある

事故、これが会社もドライバーも最も恐れるリスクです。

ただ四六時中自動車を運転している訳ですから、全く事故とは無縁という訳にはいきません。

私も20年以上タクシーに乗っていて、衝突事故を2回、追突事故を1回経験しています。

幸運にも人身事故にはなりませんでしたが、中には人を跳ねたり、自転車とぶつかって怪我をさせたり、という事故はよく耳にします。

ですから運転中は、特にお客様を乗せている時は、ドライバーは注意して事故を回避出来るだけの余裕を、常に持つことが大切です。

接客トラブル

これも会社やドライバーにとっては、頭の痛い事ですが、タクシーというのはあくまでも人を運ぶためのものですから、意思疎通や言い間違いからトラブルに発展する事もあります。

特に厄介なのが酔っ払いのお客でしょうか。

車の中で寝てしまったり、やたらと絡んで来たりとか。

私も度々嫌な思いをした事があります。

こればかりは運ぶべきが人ですから仕方がないことだとは思いますが、経験を積んでいくことによって、お客様に対して臨機応変な対応を覚えて、トラブルに発展しないよう心掛けるしかないと思います。

違反による免停や罰金

これはもうドライバーの自己責任で対処するしかありません。

日頃気をつけておくしかないでしょう。

捕まっても誰も喜びません。

大変なこともあるけどやっぱりタクシーの仕事は楽しい

私はタクシーの仕事は大好きです。

普通の会社勤めと違って、一旦会社を出てしまえば、あとは自分の世界です。

どんなお客様に当たろうが、何処にお客様を運ぶのか、予定は未定です。

その日当たった仕事に最善を尽くし全うするだけです。

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タクシードライバーの求人の賢い選び方

これまでお話してきた事柄を念頭に置いて、タクシーの仕事に就こうと決められたのなら、

どこの会社が一番あなたに適しているのでしょう。

もっと稼ぎたいのか。

それともある程度プライベートも大事にしたいのか。

事故補償や違反金についてはどうか

事故を起こした場合、相手がある場合の保証については、ほとんどは会社が加入している保険で賄って貰えるでしょう。

ただ余りにも大きな事故（死亡事故や大きな過失による事故）を引き起こしてしまった場合、その会社にいずらくなるのは、やむを得ないでしょう。

つい最近も同じ市内のタクシー会社で幼稚園児を跳ねて死なせてしまうという、痛ましい事故が起きました。

子供の道路への飛び出しが原因だと言われていますが、ドライバーの前方不注意という過失も問われるはずです。

それにもまして死亡事故を起こしてしまったという精神的なダメージは計り知れないでしょう。

普通ならタクシーの仕事を続ける気持ちにはなれないでしょう。

それどころかしばらくは自動車を運転することさえ嫌になるのではないかと思います。

違反行為に対する罰則については、全て自分の責任において処理しなければならないでしょう。

私も長年タクシーの仕事をしていますが、いまだかって会社が罰金を払ってくれる、という話は聞いたことがありません。

社員教育がしっかりしているかどうか

社員教育については、今まで４社のタクシー会社に勤めましたが、概ね似たり寄ったりでした。

3日ほど安全講習（ビデオやマニュアル）を受けて、1週間ほどベテランドライバーさんに横乗りしてもらって、会社の仕事エリアを回ります。

ほとんどの会社、それからいよいよひとり立ち、という手順で間違いないと思います。

ただ本人が希望したり、会社が不安に思ったりしたら、数日教育を延長することもあるようです。

慣れるまでは、２，３ヶ月は昼間だけの勤務、という会社もあります。

兎に角慣れるまでは緊張続きですから、かなり神経を使います。

行き先にしても知らない場所だったらどうしよう、とか。

怖いお客だったら嫌だな、とか。

これも場数を踏んで経験を積むしかないでしょう。

いくらマニュアルを頭に叩き込んでも、相手は人ですから、臨機応変に対応することが大切です。

臨機応変という言葉をよく使いますが、タクシーの運転手にとって相手のニーズによって、さまざまな対応をとれる術を身につけることは、重要です。

ご老人や病人なら余りスピードを出すと不安や恐怖を抱かれますし、逆に急ぎのお客ならスピードも少しぐらいオーバー気味になっても、急いでいるふりや運転を演出する必要があります。

これも自然と身につくテクニックですから、やはり慣れと日々の勉強が大切です。

設備が整っているかどうか

設備に関しましては、会社によってかなり差があるかも知れません。

自社で整備工場を完備している所もあれば、他所の整備工場に委託している所。

洗車機を設置している所もあれば、車1台分の洗車スペースしかない所、さまざまです。

ただ毎日誰かが使うことが前提ですから、故障や整備不良については何処もすぐに対処できるようにしていると思います。

知名度やタクシーランク

これまで私は知名度やランク付けでタクシー会社を選択したことは有りません。

知名度が高いから、仕事が沢山あって、沢山稼げるか、と言ったらあまり関係はないように思います。

これだけ沢山のタクシー会社が存在し、それなりに成り立っているということは、どこでも台数相応の顧客を持っているのでしょうし、お客もいないのに人間だけ増やした所で自分で自分の首を絞めつけるだけです。

逆に知名度の高いタクシー会社ほど身なりや礼儀作法をうるさくいう風潮があるようなので、後あと窮屈に感じることが出てくるかも知れません。

稼働率や売り上げ

稼働率、売り上げにつきましては、最初に申したように本人のやる気と取り組み方次第でどのようにでも変わる、というのが正直な気持ちです。

努力すれば、人の何倍も売り上げられるでしょうし、それなりに楽しようと思えば、人並みの売り上げしかないでしょう。

以前にいたタクシー会社に常に毎月150万売り上げるというドライバーがいました。

その会社で150万の売り上げだと給料は手取りで70万くらいにはなるはずです。

繫忙期ともなれば200万近く売り上げていたのではないでしょうか。

お昼ご飯も車の中でパンをかじりながら走り続けて、泊まり勤務でも仮眠など絶対に取りません。

無線での配車が途切れたら、人のいそうな駅や繫華街を流して客を待つ、そんな努力の積み重ねの成果です。

福利厚生がしっかりしているかどうか

福利厚生は一通りは完備しているでしょうが、あまり余分なものは期待しないほうが良いとおもいます。

泊まりの勤務にや夜の勤務につくようになると年2回の健康診断は義務付けられていますしから、指定の病院で受けるようになるでしょう。

家族手当や通勤手当などは会社によってまちまちですから、面接の時の説明でよく確認しておくべきでしょう。

大きなタクシー会社になると忘年会や社員旅行を催す所もあります。

しかし３６５日営業していますから、全員揃ってという訳にはいきませんから、あまり意味はないように思います。

最後に

最後に一つだけ言っておきたいのは、どこのタクシー会社にも共通しているのですが、何人かは必ず新人さんの入社を快く思わないドライバーがいる、ということです。

これまでの人数でこなしてきた仕事を人数が増える事によって、一人当たりの仕事の数が減ってしまうのではないか、というような計算をする人です。

それから単純に先輩風をふかせたい輩もいます。

洗車について難癖を付けたり、新人のくせに挨拶もしない、などと言って回っていずらくしようとします。

ようするに一種のいじめみたいなものですね。

このような経験は、どこのタクシー会社に勤めてもついて回ります。

他の企業においても多かれ少なかれあるのでしょうが、タクシーの仕事の良いところは、一旦勤務に出てしまえば、そんなそりのあわない連中と一緒に居なくて済むという点です。

勤務に就いたからには、あなた方一人一人のワークスタイルで仕事を行えます。

そこが私がタクシーの仕事に一番惹かれる要因だと考えます。

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