「コンサルティング」、「コンサルタント」という言葉や肩書きは現在の世の中では非常に多く使われています。

「コンサルティング」とは、簡単に言うと、専門的な知識を持って、クライアントの相談に乗り、解決策を示して成功へと導くことです。

コンサルティングを商売にする人をコンサルタントと言います。

よく「○○コンサルタント」という表現を見かけます。

例えば、「経営コンサルタント」、「戦略コンサルタント」、「ITコンサルタント」や、もう少し分かりやすい例を挙げると、「広告コンサルタント」、「独立開業コンサルタント」などです。

○○にあたる部分について専門的な知識と豊富な経験値を持っていて、その分野でどうしたらよいかと困っているクライアントの相談に乗って、クライアントが理想とする状況に導いていくことが仕事です。

その為、その分野で専門的な知識や豊富な経験値があればコンサルティングができます。

全てを包含するようなコンサルタントという資格があるわけではない為、誰でも名乗ることができます。

そういったことから、コンサルタントという表現に若干の胡散臭さを感じる人も少なからずいるでしょう。

コンサルティングの仕事内容というとかなり広い領域を指すことになる為、ある程度領域を絞ってコンサルティングの仕事についてかいていきたいと思います。

ここではコンサルタントの頂点と言われる外資系コンサルティングファームの仕事の内容を例にコンサルティングの仕事の内容について書いていきます。

今後この業界を目指す方の参考になれば幸いです。

コンサルティングの大まかな仕事内容

「コンサルティング」とは、簡単に言うと、専門的な知識を持って、クライアントの相談に乗り、解決策を示して成功へと導くことです。

外資系コンサルティングファームも小さいところを含めると複数あり、主戦場とする領域により大きく分類することができます。

戦略系コンサルティング、IT系コンサルティング、総合系コンサルティング、シンクタンク系コンサルティング、人事組織系コンサルティングが主な分類でしょうか?

細かく分けようと思うといくらでも分類できてしまいますので、このレベルの分類で仕事の内容について紹介していきたいと思います。

コンサルティングの仕事は大きく5つに分けられる 

コンサルティングの仕事を大きく分類すると5つの領域に分類できることは先ほど説明した通りです。

格コンサルティングファームの仕事の内容を紹介していきます。

戦略系コンサルティング

戦略系コンサルティングを行うのは欧米系のコンサルティングファームが殆どであり、誰もが一度は名前を聞いたことがあるような有名コンサルティング会社です。

クライアント企業の今後の成否を左右する戦略そのものを検討し立案していくことが仕事になりますので、クライアント企業の窓口も代表取締役などの経営層になります。

したがって、本当に深い知識と情報を正しく分析する能力が問われる仕事であり、優秀でない方などいません。

単純に戦略をクライアント企業に提案するだけでなく、自らプロジェクトメンバーの一員としてクライアント企業と一緒に動き支援を行うコンサルティングファームが多くなっています。

事例を紹介すると、複数の事業を展開し、数年間売上、利益とも横ばいの状態が続き、今後どうすれば更に成長・拡大していくか悩んでいる企業があるとします。

こうした企業から依頼を受け、この企業が事業展開する市場の成長性を分析し、会社が持っている、ヒト・モノ・お金・情報などの資産を把握し、今後どの事業に集中的に資産を投下し、その事業をどのように展開していくかという戦略を決めていくことが仕事です。

戦略系コンサルティングファームで働く人が全ての業界の知識を豊富に持っているわけではありません。

知らないことも知らないとは立場上言いにくい仕事である為、様々なプロジェクトに参加する度に、その業界や、その業界における競合企業などの情報を勉強して専門家として提案していくことが求められる仕事であり、様々なコンサルティングファームの仕事においても特に優秀であることが求められる仕事になります。

IT系コンサルティング

大企業だけに限定せず、中小~大手、ベンチャー企業に対して、情報システムの導入についてアドバイスを行っていくことが仕事です。

ベンチャー企業がスタートアップ時期に持っている情報システムがあったとします。

どんどん業容を拡大していき、日本だけではなくグローバルに展開しようとすると、従来持っているシステムだけでは様々な情報を管理する上で、多くの不具合がでてきます。

そういった状況においてIT系コンサルティングをお子なるファームでは、今後の事業構想や展開エリア、必要となってくる情報などを踏まえ、最適なシステム構想を描き、導入を支援していくことが仕事です。

総合系コンサルティング

クライアント企業の戦略立案、IT戦略立案、更にシステム構築から、業務のアウトソーシングなどにおける領域まで総合的にサポートを行う仕事です。

全ての領域をサポートしていく為、数年間単位のプロジェクトが殆どです。

ある企業が国内でヒット商品を生み、それをグローバルに展開しようとした時に、どういったプロセスでグローバル展開をおこなうかの戦略を立案し、それに必要な組織体制、IT戦略も合わせて整え、システム設計から、その後のシステム運用、現場への展開などについてサポートをしていくような仕事です。

シンクタンク系コンサルティング

シンクタンク系コンサルティングを簡単に説明すると、情報の収集・調査・分析が主な仕事です。

銀行系コンサルティング会社や証券会社系コンサルティング会社などがあり、銀行業や証券業を展開する上で、保持している膨大な情報を活かしてコンサルティング事業へと展開していくコンサルティング会社が多いです。

省庁などから統計調査の実施から分析などを受注し、プロジェクトとして対応していくことなどもあります。

コンサルティングファームへ依頼する調査・分析は膨大な情報量を取り扱い、その情報を多面的に分析する必要があります。

いわゆる、統計学を駆使して実施するコンサルティングを行うのが仕事であり、在籍するコンサルタントは研究者気質の方が多いです。

人事組織系コンサルティング

人事組織系コンサルティングとは文字通り、クライアント企業の人事制度や組織構成について最適な仕組みを提案していく仕事です。

例えば、日本国内で事業をスタートし、その後様々なエリアでグローバルに展開する企業があったとします。

展開を広げていく最初の段階ではそれぞれの国で人材を確保し展開をしていけば問題はありませんが、会社が大きく成熟度を増していこうとすると、それぞれの国で上手く事業展開をするだけでは成長の妨げになります。

グローバルで見た時に、例えば東南アジア市場が最も成長性が見込める市場だった場合、社内全体を見渡し優秀な人材を最も成長性が見込める市場へ集中させることが必要です。

そうした際に、事業展開する国ごとに給与水準や職位制度・昇格基準がバラバラであると、うまくいきません。

人事制度や組織構成が成長の妨げにならず、成長を促進できるような仕組みに整えていくことが人事組織系コンサルティングの仕事です。

コンサルティングの仕事の4つの業務

コンサルティングファームは戦略系コンサルティング、IT系コンサルティング、総合系コンサルティング、シンクタンク系コンサルティング、人事組織系コンサルティングの5つに分類できると説明しました。

どういったコンサルティングを行うかによって5つに分類できますが、それぞれのコンサルティング会社の中での役割は殆ど共通しています。

コンサルティングファームの中の仕事は大きく4つの役割に分けられ、呼称は異なることもありますが、仕事の内容はどこのコンサルティングファームにおいても大体共通しています。

それでは4つの仕事の内容について書いていきたいと思います。

アナリスト

キャリア採用の場合はそうでないケースがありますが、コンサルティングファームに入社すると、誰もがこのポジションからスタートします。

コンサルタント見習いといったポジションで、アソシエイトという呼称になっているファームもあります。

プロジェクトメンバーは複数名で構成されることが多く、アナリストはプロジェクトメンバーの中で最も低いポジションです。

アナリストの役割は、プロジェクトを円滑に進行する為の情報収集、収集した資料の整理や分析、資料の一部パートの作成などです。

また、お客様の一次窓口基本はコンサルタント、マネージャーからの指示により動きます。

膨大な仕事量となり、アナリストはプロジェクト進行中、基本長時間労働です。

寝る暇も惜しんで働くことになります。

コンサルタント、マネージャー、パートナーも皆このポジションで鍛えられてステップアップしていっており、コンサルティングファームにおける登竜門です。

コンサルタント

プロジェクトにおける実務担当者と言えるポジションです。

アナリストへの指示などは今サルタンからの支持が殆どです。

コンサルタントが仮説を立てる為の材料をアナリストへ指示し揃えさせ、集めた材料から仮説を立て、検証を行いながら方向性を定めていきます。

コンサルタントはプロジェクト全体のスケジュールを意識しながら最良の解決策を導き出す必要があります。

プロジェクトの成否を担う重要な存在となるポジションです。

クライアント企業の担当者とメインでやりとりするのもこのコンサルタントであり、アナリストという修行期間を終えて、第一線でバリバリ働く実感を得やすいポジションでもあり、苦しさも当然ありますが、仕事の面白みを感じやすいやりがいのある仕事ができるポジションです。

マネージャー

マネージャーは全体統括を行うことが役割であり、プロジェクトの重要な意思決定はマネージャーが決定していくことになります。

いわゆるプロジェクトマネージャーのポジションです。

誰もがなれるポジションではなく、コンサルタントとして多くの経験を積み、それなりの成果を出した人だけが得られるポジションになります。

個人として優秀であることは勿論ですし、プロジェクトの全体管理、顧客との折衝、全体予算の管理、スケジュール管理が主な仕事です。

決められたスケジュールと予算の中で最良の解決策を導き出すことが求められますので非常に大変な仕事です。

仕事の能力が優れているだけでは足りず、人格的にも優れていないとプロジェクトがうまくまとまりませんので、仕事の能力+人間力が求められます。

パートナー

コンサルティングファームにおけるパートナーは、経営層になります。

非常に狭き門でありこのポジションにたどり着ける人は極少数です。

有名コンサルティングファームのパートナーなどは社会的ステータスも高く、ニュース番組の解説者や書籍出版しているケースも多くあります。

こういった活動をしながら、新規大口顧客の開拓を行ったり、新たなプロジェクトの受注を行っていくことが主な役割です。

また、こういった活動以外にも自社コンサルティングファームの成長戦略を描いていくことが必要です。

外資系コンサルティングファームのパートナーは給与水準も非常に高いです。

数千万以上が相場です。

一部の人は億を超える年収です。

コンサルティングファームに入った人であれば、皆が一度はあこがれ、目指すポジションです。

コンサルティングの仕事の良いところ

コンサルティングの仕事の良い点を書いていきたいと思います。

高い収入が得られる

コンサルティングファームでは高額な年収を稼ぐことが可能です。

大卒新卒入社でも年収500万を超え、サラリーマンの平均年収を超えています。

入社から4,5年内には年収一千万円を超える人も出てくる世界であり、パトーナーまでなれば数千万以上の年収を稼げる非常に魅力のある仕事です。

ダイナミックな仕事に取り組める

外資系コンサルティングファームの仕事は殆どがスケールの大きな仕事です。

すごく大きな仕事を推進するプロジェクトメンバーの一員であることが実感できるようになれば非常にやりがいを感じられる面白い仕事をすることが可能です。

まとめ

コンサルティングという仕事について書きましたが、参考にして頂ける内容になっていれば幸いです。

コンサルティングという仕事は簡単に言うと助言業務です。

助言だけで高額な報酬を得ることになるのでうまくいかなかった時には辛い立場にもなります。

しかしながら、大きな意思決定をサポートしながら、プロジェクトを進めていくことは非常にやりがいのある仕事です。

チャンスがあれば是非チャレンジしてみて下さい。


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