病院に行くと必ず最初に案内されるのが受付です。

自身の身分を証明できるものを提示し、そこから何科を受診したいのかを確認します。

病院受診をしたことのある方なら、誰しも経験があるのではないでしょうか?

ここで気になるのは「病院の受付ってどんなお仕事をしているの?」ということです。

そこで病院の受付についてお話ししていきたいと思います。

病院受付はどんな仕事?

病院受診をしたことのある方なら大体想像はつくかと思いますが、病院の受付の仕事を大まかに説明すると「来院した患者さんの身分を確認して、これから受診する際の案内を行う場所」であることが言えるかと思います。

風邪なら内科、怪我なら外科といったようにふるい分けをしたり、急患なのかそうではないのかの判断を行うのも受付の仕事になります。

思ったより難しそうとお思いになるかと思いますが、どんな仕事も経験を積めばこなすことができるように病院の受付も経験を踏めば理解できるようになります。

病院受付の大まかな仕事内容

受付をして検温をする

先ほども簡単にお話ししましたが、どんなに急患であっても受付をせずに受診をすることはできません。

最初に、身分証(大体は保険証)を提出し検温をお願いします。

問診で詳しい病状を確認するのですが、受付でも簡単に問診に似たようなことをお尋ねする形になります。

そこで急患なのか通常の受付で良いのかを判断します。

もし、判断に困った場合は看護師に判断を委ねることも可能です。

仕事上の役割とは?

病院受付の仕事上の役割は、どういったものになるのでしょうか?

病院の受付というのはとても重要な位置付けにあります。

受付での検温のお仕事も大事な仕事となりますが、そのほかにも会計処理を行ったり時にはクレーム対応(待ち時間が長くクレームがくることも)や院外からの電話対応も行います。

そういった業務を数人でこなさなければならないので思った以上に大変なお仕事だと言えるかと思います。

病院受付の仕事はどんな人に向いている?

ではどういった人が病院受付の仕事に向いているのでしょうか?

コミュニケーション能力が上手い人

受付の仕事は見てわかるように、人と接する職業になります。

一つ覚えていて欲しいのが、元気な人と接するのではなく何らかの病を患った人と接する機会が多いということです。

風邪でしんどい方であったり、怪我をして必死に痛みをこらえながら来院している人というのは言葉に敏感になっているものです。

また、患者さんとのコミュニケーションがうまく行えないとそのあとの診療にも悪影響が出ることが考えられます。

人と接することが得意という人が向いているのかもしれません。

また、得意でなくても努力次第で慣れることは可能かと思います。

観察力に優れてる人

受付の仕事は一概に受付だけしていればいいという訳ではありません。

大体の病院は、受付の前に待合場所を設けておりそこで患者さんが待っている形になります。

そこで患者さんが具合が悪くなり倒れ込んでしまうこともあります。

そういった状況は目の前にいる、受付の方が一番把握しやすい形になります。

目の前のパソコンだけに集中してしまっては、周りの状況の変化を見落としてしまい、最悪の場合になってしまうことも考えられます。

そのため、その場で起こってる状況の変化をいち早く観察できる人が受付の仕事をするにあたり求められる人材の一人になります。

柔軟性のある人

受付の仕事に限ったことではありませんが、病院で働く人は柔軟性が求められます。

どの仕事にもある程度のマニュアルがあるように受付での仕事もマニュアルがあります。

しかし、実際に仕事の対象になるのは「人」です。

相手が人だからこそマニュアル通りに進まないものですし、病院となるとなおさらです。

例えば、予約で来院した患者さんがいるとします。

その日は、特に体調が悪い訳ではなく定期受診を受けに病院に来ています。

そのあとに、発熱している患者さんが駆け込んで来たとしましょう。

本来の順番で行くと先にきた予約をしている患者さんが先に受診することができるのですが状況から見て、後から来た患者さんの方が緊急性は高くなりますね。

そういった場合、受付をしたあとに看護師に伝えるなり休むスペースを確保するなどして対応することが必要になります。

受付だけすればいいという訳ではないのです。

こういったことがかなりの確率で起こる場所なので、「マニュアルがこうだから」という訳ではなく柔軟に対応できる力が必要になるという訳です。

病院受付の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

新卒で病院の受付として働く場合と、今まで別の仕事をして来て受付をするといったパターンがあると思います。

ここでは、転職した場合についてお話ししたいと思います。

別の仕事から病院受付へ転職した場合・または転職を予定している場合、どういった経験があれば転職先の業務で活かすことができるのでしょうか。

簡単にお話しします。

他の施設での受付

もちろんマストなのは、病院以外の施設で受付として働いていた経験がある方です。

そういった方ですと、ある程度の仕事の流れは理解していると思うのでプラスで病院独自のやり方を覚えるのみでスムーズに業務を進めることができるかと思います。

医療施設での勤務経験

病院で看護助手などで働いていた経験のある方でしたら、先ほどお話しした観察力や柔軟性といった視点が長けているかと思うので。

受付業務に転職したとしてもある程度仕事の流れを把握することができるかと思います。

また、病院で働いていると何らかの形で受付と関わることがあるので仕事の内容を理解しやすいでしょう。

パソコンを使用した業務経験がある方

受付業務の必須としてパソコン操作があります。

ひと昔前までは、紙カルテで運用していましたが現在はほとんどの病院が電子カルテを活用しています。

そのため、パソコンを用いた操作を仕事として行なっていた経験のある方だと入力がスムーズに行えるので仕事が進めやすいかと思います。

病院受付で働くメリットとは?

失業する確率が低い

病院で働く他の職種も同じですが、よっぽどのことがない限り失業することはないと考えてよいかと思います。

企業等で努めると、倒産などの危険も隣り合わせですが病院の場合ほとんどないと思ってよいでしょう。

どの施設でも働くことができる

一度病院事務で働くと、もし他の病院へ移動したとしても仕事内容は共通なのですんなり業務を進めることが可能になります。

また、病院の受付の場合その施設の職員として雇用しているところもありますが、大体の施設は医療事務会社と提携しそこから派遣という形で雇用する場合が多いかと思います。

そのため、病院側と会社側が契約を終了すると自ずと他の施設への移動を余儀なくされる訳ですが、業務内容に変わりはないので苦労することは少ないでしょう。

働き方を選ぶことができる

病院受付の場合、正社員で働くことももちろんできますがパートや派遣として働く方法や時短で働くことも可能になります。

そういった融通が聞くので子育てをしながら働くママさんも多くいます。

病院受付で働くデメリット

では、反対にデメリットはどういったものがあるのでしょうか。

月末は多忙になる

一ヶ月の診療報酬を算出しないといけないので、毎月月末になると締めを行わないといけないので忙しくなるパターンが多いようです。

もちろん、業務時間内に終わらすことができればいいのですが、総合病院などになると患者数も増えるので日常業務以外を業務時間内でこなすことは難しく、どうしても時間外勤務が発生してしまうこともあります。。

これは、総合病院に多くみられるケースでクリニック等になると時間外業務の時間も少なくなるようです。

一人でこなす業務が多い

受付とはいえ、様々な作業があります。

特に、医療義務の資格をもっているとレセプトなども行わないといけないため業務量が増える傾向にあります。

もちろんその分、お給料として還元されますが、定時できっかり帰るためには他のスタッフと連携して作業を行う必要があります。

それに加え、他のスタッフと連携が取れないとスムーズに業務が進まないので結果時間外労働をしなくてはいけなくなるので、スタッフ間でのコミュニケーションも重要になります。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

一般企業ですと、一般社員からスタートし部長や主任といった昇格があるかと思いますが病院受付の場合はどうなのでしょう?

病院受付の場合、「医療事務」といった資格が必要になる場合があります。

もちろん資格がなくても雇用している施設もありますが、要資格の場合や入職後に資格を取るといった場合もあります。

この資格を保持することで受付として必要な知識を身につけることができる上に、資格も取ることができるので場合によっては報酬が上がることもあります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

どういった点をいかしたいのかにもよりますが、もちろん他の仕事にも病院受付の仕事を活かすことは可能になります。

パソコン操作であったり、他人とのコミュニケーション力であったり先ほどもお話しした観察力であったり。

色々と学ぶことがあるのでもし今後転職をしたとしても、他の仕事にも活かすことが可能になります。

自分にあった病院受付の求人の選び方や注意点

では、実際に病院受付として働く場合どういった点に注意し就職活動を進めていけばいいのでしょうか。

項目ごとに見ていきたいと思います。

【選び方①】雇用形態から探す

まず、自身の生活環境を見たときに、仕事の位置付けをどうするかが重要になってくるかと思います。

「ガッツリとフルタイムで働きたいのか」、「家族もいて子育てもしなければいけないので時短で働きたいのか」、「パートでいい」など、働き方は多種多様です。

自分がどういった形で仕事をしたいのかをしっかりと考えておくようにしてください。

【選び方②】会社の業態から考える

先ほども簡単にお話ししましたが、病院受付の場合「医療事務」という位置付けで医療事務会社の雇用で会社と病院が契約を結び、そこに派遣されるといった形をとることが多いのですが、クリニック等の場合はその施設が直接、受付を雇用するといったケースもあります。

自分がどういったところで働きたいのか(大きな総合病院か小さなクリニックか)を前もって考えておいた方がいいかもしれません。

それによっては、就職先が異なってくるケースもあります。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

ガッツリと働いてできるだけお給料をもらいたいのか。

それとも家庭との両立も行いながら仕事をしたいのかを考えましょう。

基本的にフルタイムで働ける方を募集している場合が多いのですが、状況によってはパートや時短として働くことも可能になります。

事前に確認しておくといいかもしれません。

【選び方④】エリアから考える

仕事をする上で勤務地は重要になります。

家から近い方が勝手がいいのか、それとも仕事とプライベートはきっちりと分けたいから少し遠くがいいのかを考えましょう。

女性は、結婚・出産によってライフプランがガラッと変わってきます。

今後、出産を考えている場合その勤務地で問題がないのかまで考えておくとあとあと苦労せずに済むかもしれません。

まとめ

ここまで病院の受付で働くことについてお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

正直「受付の仕事って楽そう」と思っていた方が多いのではないかと思います。

実は私もその内の一人でした。

先にもお話ししましたが、やはり病院で働く以上、人との関わりは切っても切ることができません。

特に、受付は病院の顔といっても過言ではないかと思います。

最初で丁寧・迅速な対応をしてもらえたら「またこの病院で診てもらいたい」と思うのが本音ではないでしょうか。

そのため、雇用された後も常に努力することが求められるのだと言います。

今回のまとめをぜひ参考にしてみてください。