皆さんこんにちは。

今回は総務人事の資格の紹介として、最近特に注目を集めており、資格取得を行う人の多い「メンタルヘルスマネジメント」の資格について、仕事内容や向いている人、資格をとった際の働き方などについてご紹介させていただきます。

近年の日本経済においては、働き方改革の方針のもとに、働く時間や方法、育児や介護に対するサポートなど、職場環境や労働環境の整備に更に力を入れて取り組むことが奨励されており、企業側も様々な努力を行なっていますが、いまだ残業時間が多く休みの少ないブラック企業や、スポーツ業界を中心にセクハラやパワハラなど、労使関係に関する問題が多く発生しています。

そのような環境の中で仕事を続けて行く人の中には、極度のストレスや緊張感にさらされて心を病み、長期療養や時によっては退職をしてしまうケースも多く発生しています。

メンタルヘルスマネジメントは、その様な社会で働く人の精神面のケアをする事を目的とし、多種多様なサポートや環境整備を行う仕事です。

今回はそんなメンタルヘルスマネジメントについて、お仕事内容や向いている人、メリットやデメリットなどをご紹介させていただきます。

どうぞ最後までお付き合いください。

メンタルヘルスマネジメントはどんな仕事?

メンタルヘルスマネジメントは、前述したようなストレス社会において心を病んでしまう人が多く発生しない様に、その傾向のある人のサポートを行なったり、職場環境の整備を行ったりしながら、労働者が働きやすい職場づくりを精神面からサポートする仕事です。

心の健康管理(メンタルヘルスケア)を職場内において、一人ひとりが十分に理解し、その維持のために取り組む為には、自分自身の意識改革も必要ですが、上司や部下、あるいは企業における規則規定など、組織全体として取り組むべき問題も多く存在します。

メンタルヘルスマネジメントはそのような企業における職場内の役割に応じて、個人が必要な「メンタルヘルスケア」に関する知識やストレスの対処方法などを取得する事を目的として設立された資格になります。

メンタルヘルスマネジメントの大まかな仕事内容

心の健康管理(メンタルヘルスケア)には大きく分けて3つの段階があります。

まずは働く人個人が自覚して行う「セルフケア」、そして労働者の上司が部下に対して行う「ラインケア」、最後に企業全体の組織づくりに対応する「マスターケア」になります。

また心の健康管理に対する予防には、「未然に防止し健康を推進」する一次予防、「早期発見と対処」を行う二次予防、そして実際に心の不調を発症した際に「治療と職場復帰、再発予防」を行う三次予防という3つの種類があり、それぞれにおいて区分けされた検定試験により知識を習得します。

セルフケアの知識はメンタルヘルスマネジメントIII種、ラインケアの知識はII種、そしてマスターケアに関する知識はI種になり、現在の役職や仕事内容に応じて必要な知識を身につけることになります。

仕事上の役割とは?

従業員の「精神面における疾病の未然防止と健康の増進」が主な役割になります。

セルフケア、ラインケア、マスターケアの3つの区分において、それぞれの所属する組織や役職に応じた「メンタルヘルスケア」の手法を駆使して業務を行います。

セルフケアは役職としては一般社員であり、組織における「個人」のメンタルヘルス対策の目標設定と推進が主な役割になります。

ラインケアは役職は管理監督者であり、部門内の部下に対して、「上司」としてのメンタルヘルス対策の推進が、そしてマスターケアは経営幹部や人事労務管理スタッフが担当となり、社内における規則規定やマニュアルの整備を通じて「企業全体」のメンタルヘルス対策の推進が役割になります。

メンタルヘルスマネジメントの仕事はどんな人に向いている?

それでは、ここからは先ほど述べましたメンタルヘルスマネジメントの3つのコースごとに、向いている人の特徴などをお話ししていきたいと思います。

セルフケアの仕事に向いている人

繊細な人

セルフケアのコースは自身が受けているストレスの状況に気づき、そのストレスが自身の心の状態にどのような影響を与えるかを冷静に分析し、早期に対応できることが必要になります。

繊細な人はストレスを溜めやすいと言われますが、実際にストレスの存在に早く気づくからこそ、早めに対策を立てれるのであり、適切な対処方法を知識として身につけることで、よりセルフケアを充実させることができます。

その様な精神的な異常の早期発見と対応の面において、繊細な人は向いていると言うことができるでしょう。

周囲に頼れる人

セルフケアは心の不調に対して自ら気づき、悪化しないうちに未然に対応することが重要ですが、職場環境や就業条件など、自分自身の力だけでは対応できないことも多くあります。

その様な際、自分の殻に閉じこもらずに、必要であるなら周囲に助けを求め、頼ることのできる人の方が、セルフケアをより行いやすいと言うことができます。

日本人型社会では我慢して自分だけの力で解決することが美学とされている場合もありますが、セルフケアにおいては自己責任で片付けず、「自分でできること」と「周りに頼ること」を冷静に分類して対応することが重要になります。

ラインケアの仕事に向いている人

心配りができる人

ラインケアは管理監督職に対する、自分の管轄する部下に対しての知識になります。

部下の健康状況のチェック方法や対処方法は知識として学ぶことができますが、自分自身が部下に対して十分な目配りや、気配りができていないと、折角習得した知識を十分に活用することができません。

メンタルヘルスの知識を身につけて満足するのではなく、それを自身の役割において最大限に活用する為には、常に部下に対してのきめ細やかな心配りと、問題が生じた場合に即時対応できるスピード感が必要になります。

社内の規則規定に通じている人

部下に対するケアを行う場合、声かけや傾聴方法、コミュニケーションの手段などヒューマンスキルに対する能力が必要になりますが、問題解決を行う為には、話を聞くだけではなく、部下の置かれている状況を変える為に社内規程や制度を有効に活用する必要があります。

問題に対してどの様な規定を適用すれば解決できるのか、この問題の場合はどの窓口に相談すれば良いのかなど、社内における組織や規則を熟知することが、問題解決のスピードを上げることになり、部下の心の健康管理における成果も出しやすくなります。

マスターケアの仕事に向いている人

法令に通じている人

マスターケアは経営幹部や人事労務担当職など、社内の規定を改定、新規作成し組織全体でのメンタルヘルスを推進していく役割です。

社内規程を作っていくにあたり、国の基準である労働法の内容を十分に把握していないと、出来上がった規定が国の法令に対し不十分なものであったり、助成金など法令の遵守に対する恩恵を十分に受けれなかったりします。

労働基準法や労働安全衛生法、労働者災害補償保険法などの法令に通じ、自社の規定に反映できるスキルを持つ人が求められていると言えるでしょう。

人に対する興味がある人

規則規定を作る側に立つとよくある事ですが、全体主義で物事を進めてしまい、個人ごとの悩みや希望が見えにくくなると言う状況が発生します。

マスターケアを行う従業員が、組織全体の事を考え制度を作っていく為には、従業員一人ひとりに目を配り、面談を通じて状況を確認したり、意思疎通を密に取りながら従業員の声を規則規定に反映させなければいけません。

書面作りに没頭するのではなく、人に興味を持ち、社内における従業員が幸せに働ける環境作りを実現したいと思える人が向いていると言えるでしょう。

経営的判断ができる人

メンタルヘルスマネジメントは近年重要視されてきた事柄ですので、規則規定を整備して、より組織としての対応を進めようとする場合には必ず新たなコストが生じてしまいます。

従業員側に立って物事を進めるのが基本ですが、企業における経営資源には限りがあり、無尽蔵にコストを消費し企業経営が傾くと、従業員に対する待遇面も悪くなり本末転倒になります。

マスターケアを行う人は、職場環境の充実と経営資源の投入の2面において、バランスを取れる「経営的判断力」に優れている人でなければいけません。

どの程度コストをかけ、どの程度の成果を上げ、例えば離職率や採用人数など、どの面で効果が出るのかなど、数値を交えて分析を行い、経営計画を立てることのできる人が求められます。

メンタルヘルスマネジメントの仕事をするために活かせる、今までの経験は?

それでは、ここからはメンタルヘルスマネジメントの仕事をする際に活かせる経験について、先ほどと同じ様に3つのケアごとに紹介させていただきます。

セルフケアの仕事に活かせる経験

自己分析をした経験

就職活動やキャリア教育を通じて、現代の日本では自己分析を行う機会は豊富にあります。

セルフケアを行う場合は、自らの不調に気づき、それを解消する為に自らケアを行うことが必要になりますので、自分がどの様な人間で、どの様な価値観を持ち、どの様な時にストレスを感じるのかを知る為に、自己分析を行なった経験を活かす事ができます。

また性格上のものだけではなく、ストレスが溜まった時にどの様に解消しているのかを意識する事で、セルフケアの際に有効な予防方法を見つけることができます。

自分の趣味や好きな食べ物、好きな場所などを意識して整理する様にしてください。

人に奉仕した経験

仕事上だけではなく、例えば部活動や学校行事など集団行動をする際に、率先して人の為に何かを行なった経験は、セルフケアをする際に活かすことが出来ます。

人はどの様な時に嬉しく感じるのか、どの様な事をされると相手に対し感謝の気持ちを持つことができるのか、人に奉仕した経験を通じて、人の感情の在り様を学ぶことができ、そしてそれはセルフケアをする際に自分自身にも活用することができます。

自分自身だけではなく人の感情も理解することで、主観だけではなく客観も取り入れた、多面的な感情の分析を行うことができるという点において、人に奉仕した経験が活かせるでしょう。

チームワークを感じた経験

企業組織はチームワークが大切と良く言われますが、一般職で仕事をしている場合、自ら進んで組織のチームワークを醸成する機会には恵まれない為、所属する組織や上司によってはあまりチームで行動する意識を持てない場合もあります。

企業だけではなく、学生生活において、チームワークを感じ行動した経験を持つ方は、基本的に周りを信用するという価値観を持っていますので、困った際に周囲に助けを求めることができます。

セルフケアを行う場合は、自身による問題解決がまず主となりますが、ひとりで解決できない場合は、周囲に頼ることが必要になります。

チームワークを感じた経験を持ち、一人ではなく、周囲を信頼したことがある経験を持つ方は、問題解決の際に抵抗なく周りに相談することができ、よりセルフケアを効果的に進めることができるでしょう。

ラインケアの仕事に活かせる経験

部下を指導した経験

ラインケアは上司による部下に対してのメンタルヘルスになりますので、作業や評価、面談など、メンタルヘルス以外でも部下を指導した経験は活用することができます。

組織における長は自分ですが、実際に組織を運営していくにあたり、自分ひとりで作業はできません。

部下を指導した経験を豊富に持つ方ほど、このことを重要視し、部下を立てて仕事をする術に長けています。

責任感が強すぎて独りよがりになるのではなく、まず部下の気持ちになって物事を進める価値観を持っている人は、ラインケアにおいてもより円滑に行うことができるでしょう。

コーチングスキルを学んだ経験

管理監督職として組織を運営する際に、ヒューマンスキルとして「人の話をよく聴くこと」が必要となります。

コーチングと言われるヒューマンスキル項目の中の「傾聴スキル」は、この項目に特化した技術であり、人の話を聞く際の目線の合わせ方、頷く回数、相槌の打ち方など、細かな取り決めがあります。

また人の話をより広げ、内容を深掘りする為にどの様な質問をすれば良いのかという「質問スキル」という項目もあります。

ラインケアにおいてはまず部下の置かれている状況を正確に把握することが必要になりますので、この様なコーチングにおけるスキルを勉強し実践した経験は、面談を通じての部下の現状把握という点において活かすことができます。

部署における安全管理を行なった経験

メンタルヘルスマネジメントは心の健康管理である為、例えば職場内における事故など、肉体的な疾病に対するものと同じ労働安全衛生法の分野になります。

例えば職場内の設備などの安全管理を行なったり、健康診断の実施を行なったりなど、労働安全衛生法の管轄における実務を行なった経験は、精神面でのケアであるラインケアの実務において、制度作りなどに活かすことができます。

人と面談した経験

コーチングスキルにも通じますが、人の話を聴く経験を多く積めば積むほど、ラインケアにおける部下の現状把握ができやすくなります。

例えばリクルーターやメンターなどの役職を通じての、新入社員や学生へ面談を行なった経験、学生生活においても、後輩の悩み事を聴いたり、フィールドワークにおける現地の人の話を聴いたりなど、人に会い、人の話を聴く事により自分の中に多くの「人物スタイル」を作ることができ、実際にラインケアを行なった際に、この人物は自分の把握している人物スタイルのどの人に当たるのかなど、比較して考えることでその人の人物像をより正確に掴むことができます。

人の心に深く関わるメンタルヘルスマネジメントの仕事において、人と面談した経験は多ければ多いほど良いということができます。

マスターケアの仕事に活かせる経験

文章作成経験

マスターケアの主な仕事は規則規定の改廃における組織全体のケアになりますので、法令等の文章に精通している必要があります。

報告書や企画書などでも良いですが、法令文書は独特の表現の場合が多いので、規則規定の作成でなくても、社内の作業における軽微なマニュアルの作成や、製品やサービス内容の紹介のパンフレットなど、対外的な文章を作成する経験を通じて、様々な事例における表現方法を学んでおくと良いでしょう。

労使問題に対応した経験

マスターケアは制度の改定を通じて従業員のメンタルにおける「障害が起きない環境」を作ることが仕事ですので、実際に従業員とのトラブルである労使問題に対応し、解決した経験は、どの様な時にトラブルが起こるのかを経験として把握することができ、未然防止の為の制度設計に活かすことができます。

パワハラやセクハラの種は、通常に仕事をしている中にも数多く発生しています、どの様な状況になると危険だと言えるのか、経験として知っておくことは、問題の事前防止や発生時の初動対応に大きなメリットとなります。

メンタルヘルスマネジメントの仕事を行うメリットとは?

人の感情に対して深く知ることができる

セルフケアやラインケアを行なっていくにつれて、人がどの様な時に喜び、悲しむのか、人の感情に対しての知識を深めることができます。

自分自身の感情に対しても、他社と比較して深く考える経験は、通常に仕事をしている際にはあまり得ることができませんし、その様な主観的な感情を、改めて色々な人の事例を学びながら客観的に分析する機会を、メンタルヘルスマネジメントの仕事を通じて勉強することができます。

人の感情について深く知ることは、自分自身の精神面を強くするだけではなく、その後の人生における他者との関わりにも影響を及ぼすことができ、仕事においても私生活においてもメリットが生じると言えるでしょう。

法令知識が身につく

メンタルヘルスマネジメントの仕事を通じて人の精神面における勉強をすると同時に、その解決策の一つとして法令に準じた制度の活用も知識として得ることができます。

労働基準法や労働者災害補償保険などによる、労働者に対して与えられている様々な制度や補償内容を知ることにより、問題が生じた時にどのサポートを利用すべきかの判断が素早く行え、また他者にも紹介することができます。

通常仕事をする上ではあまり触れることのない労働法などの知識を身につけることは、その後のキャリアアップや人生設計において大きなメリットを産み出すことができます。

ヒューマンスキルが身につく

メンタルヘルスマネジメントは人間の感情を相手取る仕事です。

人の喜びや悲しみ、怒りなどの感情の種類や、発生原因、そしてコントロールの方法などを学ぶ事により、人に対してどの様に接し、どの様に対応したら良いかというヒューマンスキルの根幹を学ぶことができます。

企業に所属して仕事をしていく際に、人間関係を円滑に保つということは、どの職種や役職においても重要なことであり、その手段としてのヒューマンスキルの知識を身につけることで、コミュニケーションの手段や、管理職としてのマネジメントなどに大きなメリットを産み出すことができます。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

メンタルヘルスマネジメントの仕事を通じて、自己の感情に対してのコントロールができる様になり、またヒューマンスキルも身につきます。

この様な経験を積む事によって、専門知識ではなく、どの職場においても汎用的に必要となるコミュニケーション能力やチームワークの醸成力が身につく為、キャリアアップの選択肢は多くなるということができるでしょう。

一般的には、現在の部署のトップを目指し、管理監督職となることが直近の目標となりますが、培った知識を活かして、人事部門などマスターケアにおける専門的な組織や規則規定を作成する担当職に就くことも可能になります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

ヒューマンスキルやコミュニケーション能力は非常に汎用的なスキルであり、どの企業のどの部署においても必要となります。

その為転職などで全くの異業種に就職する事になっても、身につけた知識をそのまま活かすことができますし、またメンタルヘルスマネジメントの専門家として組織や規則規定作りを行う人事担当職にステップアップすることもできます。

メンタルヘルスマネジメントの仕事をするにあたって覚えなければいけないこと

ここからは、メンタルヘルスマネジメントの仕事をするにあたって、それぞれのコースにおいて覚えなければいけないことをいくつか紹介させていただきます。

セルフケアの知識

セルフケアは自分自身に対するケアの知識になりますので、メンタルヘルスケアを行う事による効果やストレスやその解消方法に関する基礎知識、ストレスの気づき方やその対処方法、ストレスの軽減の仕方などが主な知識になります。

基本的には自分の感情に対して客観的に分析する為に、様々なストレスの事例や「この場合はこうする」といった対応方法などを覚える必要があります。

ラインケアの知識

ラインケアは管理職の為の知識になります。

まず管理職としてどの様に部下に対してケアをしなければいけないか、部下がストレスを感じるのはどんな時かなどの事例を勉強し、その後職場環境を評価する方法や、評価結果から問題点を分析し改善する方法などの、全体的な管理手法から、個々の従業員への目配りの仕方、部下からの相談があった場合の話の聴き方(コーチング技術)、改善方法と経営資源のバランスの取り方、あるいは心の健康を害しリタイアされた方の復職の為の支援方法などを覚える必要があります。

マスターケアの知識

マスターコースは人事労務制度の改定を前提にした組織的対応の為の知識になります。

企業経営におけるメンタルヘルスの役割や、各部署の担当する役割、そして人事労務の専門家としての必要な能力、メンタルヘルスに対する経営方針と経営計画の立て方、従業員相談窓口の設置など相談体制の設定方法、産業保健スタッフと連携した面談やストレスチェックによる問題発見と早期治療方法、従業員に対するメンタルヘルス教育の方法などを通じ、職場環境を改善し心の健康被害を未然に防止する体制作りに関する知識が必要になります。

またこれに加えて、労働法など法令に関する知識も覚えなければいけません。

逆にメンタルヘルスマネジメントの仕事に向いていない人の特徴は?

おおらかな人

セルフケアを行う際に、自己分析を行い自分がどの様な時にストレスを感じるか、そしてどの様に対処するかを考えなければいけませんが、おおらかな人はあまり自分の内面に関して深く考えることをせず、気づけば深刻な健康被害を生じているという場合が多いです。

あまり細かな事に固執せず、人間的に好かれることが多いですが、反面自己の感情に対してもおおらかなので、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまう人も多く、向いていないと言えます。

自己中心的な人

上司が部下に対して行うラインケアの場合は、いかに部下の気持ちになって親身に対応するかがポイントとなります。

自己中心的で独裁的なリーダーは、自分に対しても厳しいですが、部下にも画一的に要求を押し付けることが多く、部下の性格に応じた対応をすることがない為、十分なラインケアを行うことが難しいと言えます。

野心の強い人

メンタルヘルスマネジメントにおける成果は自己や組織における心の健康管理ができているということであり、数値的に評価しにくく、成功したという実感があまりありません。

野心の強い人は成果にこだわることが多く、売上高や営業利益など目に見える結果を欲しがる為、問題が生じないことが当たり前なメンタルヘルスの仕事においては、あまりやりがいを感じることが無く、向いていないということができます。

メンタルヘルスマネジメントで働くデメリットとは?

人の負の感情に接しやすい

メンタルヘルスマネジメントは自身や部下に対するストレスを分析しその対処方法を考える仕事ですので、問題解決の間には人間の負の感情である怒りや悲しみなどに接する機会が多く、精神的に疲労してしまう場合があります。

まずセルフケアを確実に身につけ、精神的に安定してから次のステップに進まないと、途中で大きな負荷を感じてしまう可能性もあります。

成果が見えづらく「やりがい」を持ちにくい

メンタルヘルスは問題が生じないことが成果であり、従業員満足度など、一部を除き数値で評価されることはありません。

「人にありがとうと言われるだけで満足」といった奉仕精神の強い人でなければ、自身の仕事の成果が見えづらく、「やりがい」を持つことが難しい仕事ということができます。

メンタルヘルスマネジメントの仕事はどうやって探す?

メンタルヘルスマネジメントの仕事に就く為には、まず資格取得を行う必要があります。

資格には前述した様に3種類ありますが、まずはIII種のセルフケアから勉強することをお勧めします。

実際に仕事として役立つのはII種のラインケア以降の資格となり、資格取得後、それを活用して管理職にステップアップしたり、人事担当者として制度設計に関わったりなど仕事の中に活用する事になります。

メンタルヘルスマネジメントはそれのみで働くというよりは、管理職など組織の中の役職が活用する為の知識となりますので、専門職として仕事に就くことはあまりない資格と言えます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は資格のお話としてメンタルヘルスマネジメントのご紹介をさせていただきました。

メンタルヘルスマネジメントは近年非常に注目されている従業員の心の健康管理に関する問題を扱う資格として、企業における需要が高く、3つのコースを通じて業務への活用機会も豊富に存在する資格です。

心のケアに関する問題は数値として表しにくく、評価が見えづらいというデメリットもありますが、従業員が「やりがい」を持って気持ちよく働ける企業作りの為には、無くてはならない仕事と言うことができます。

自分自身を前面に押し出すのではなく、裏方に徹しながら従業員のサポートに尽力し、周囲の人たちが「健康で活き活きと働いている」事に満足を感じることができる人、その様な奉仕精神の高い人は、企業の「縁の下の力持ち」であるメンタルヘルスマネジメントのお仕事を、ぜひ経験してみてください。