皆さんはパソコンを始める時にどう始めたら良いのか不安になることはないでしょうか。

人によっては独学でもできる!という方もいるかとは思いますが、大抵は何から始めたら良いのかわからないのではないかと思います。

そんな人たちのために寄り添うのが「パソコンインストラクター」です。

インストラクターというと知識がたくさんなくてはならない。

そんな印象があると思いますが、インストラクターにも色々な場面でのお仕事があります。

働く場所によっては難易度も変わってきますので、参考にしてみてください。

パソコンインストラクターのおおまかな仕事内容

職場によりますがだいたいの仕事内容をご紹介します。

  • 生徒さんへのカリキュラムやテキストを準備
  • パソコンのアプリケーションの設定
  • 職場によりますが、生徒さんへの一斉講座
  • マンツーマン指導
  • 質疑応答

想像している通り、ほぼ対人業務となります。

生徒さんのレベルによっては質疑応答時にマンツーマンになることもあります。

パソコンインストラクターの種類とは?

パソコンのインストラクターって1種類じゃないの?と思う方もいるかもしれません。

パソコンのインストラクターには色々な勤め先によってレベルが様々です。

派遣型

企業への派遣

今やパソコンスキルは必須の時代です。

企業の人間で使えない人向けに時折パソコン講座が開かれることがありますが、そういった場所に派遣されることがあります。

企業への派遣となるとビジネスで役に立つスキルがより求められることになります。

実際に企業でパソコンを使って働いたことがある人は、どのようなスキルが現場で役に立つのかを把握している場合がほとんどだと思います。

そのようなスキルをどんどん提供していくことができれば重宝されます。

自治体や町内会等での臨時パソコン教室への派遣

パソコンは家庭にも気軽に置かれる時代となりました。

中には子供達や、退職した方々が改めてパソコンを覚えたいということもあるでしょう。

定期的にこの手の教室が開催されますので、そういった場での講師の仕事もあります。

こちらは初心者対象が多いため、あまり難しいスキルの知識は求められないことが多いです。

また、自治体が設けている特設コーナーに常駐して無料サポートをする場合もあります。

小中高校、専門学校の非常勤講師

インストラクターとしての仕事の中で幅広く知識を必要とする職場ではないかと思います。

ただ、小中高校は教員免許を持っている教師が対応する場合があります。

インストラクターとして最も多いのは専門学校ではないでしょうか。

非常勤となりますので、基礎から専門知識まで幅広く教えることが多いです。

パソコン教室への勤務講師

常駐勤務の人もいると思いますが、教室によっては外から講師を迎えて授業を行うこともあります。

教室の大きさにもよりますが、比較的安定して勤務できる形態ではないでしょうか。

また、自分でパソコン教室を開くのも一つの方法です。

パソコンインストラクターの給与相場は?

臨時の場合は時給1,000円〜10,000円ほどです。

より高度なスキルをもっており、講習先へも高度なスキルを教えることができればそれだけ時給は高くなります。

パソコンインストラクターに必要な資格やスキルは?

資格

インストラクターは独学で学ぶか、専門学校等で学ぶ人が多いと思います。

特別な資格はなくともインストラクターの仕事はできます。

履歴書等に書くために何か必要、というようであれば「パソコンインストラクター資格認定試験」というものがあります。

スキル

自分がパソコンを操作できるのは当然必須です。

そのうえで、インストラクターとしてお仕事する場所によって、求められるスキルが変わってきます。

パソコンのそれぞれの機能の使い道や、名称などは一通り覚えておいたほうが良いでしょう。

何故ならば、初心者教室であっても、意外と言葉を知っていて質問される場合があるからです。

自分で操作できる、というだけではインストラクターとしては務まりません。

パソコンの使用方法、言葉、高度な技術を身につけるのはもちろん大事ですが、インストラクターとして一番求められるのは「できない人の立場」で考えられるかどうかです。

パソコンできる人に意外と多いのが、「自分ができたから、理解しているからこの人もできるだろう」という思い込みです。

その思い込みをどれだけなくせるかが、良いインストラクターとしての第一歩となります。

パソコンインストラクターに向いているのはどんな人?

パソコンさえできれば誰でもできる!というわけではありません。

ではパソコンができる以外にどんな人が向いているのでしょうか。

初心者の立場になって考えられる人

意外と難しいのです。

初心者の立場で物事を考えることは。

自分ができる人でも、相手が何故わからないのかを考えることができなければインストラクターは務まりません。

専門用語を相手がわかるだろう、と使っていると相手は気分がよくありません。

インストラクターのお仕事はその物事がわからない相手の不安を拭う立場になります。

まずは何がわからないのかを汲み取れる人にはとても向いていると思います。

根気強い人

上級者向けのインストラクターは相手がある程度用語を理解していますので教えるのはスムーズかと思います。

しかし、大抵の人はわからなくて来ています。

何もわからない人に教えるのは容易ではないと思います。

自分が意図したことと違う行動をされる、なんてことはよくあることですね。

そんな状況に身を置くことが増えますので、自分自身も短気を起こさないことがとても重要になります。

パソコンインストラクターに向いていないのは?

パソコンが得意なだけでは務まらないのがインストラクターのお仕事です。

パソコンインストラクターに向いていない人はどんな人でしょうか?

「自分はパソコンができる!」と強く思っている人

インストラクターなんだからパソコンができると思うのは当たり前だと思うでしょう。

しかし、その「自分はできる」という思いは、初心者への気持ちがわからない状況に繋がることが多いのです。

初心者の「わからない」を理解するためには、パソコンができなかった頃のことを忘れていなければ大丈夫だと思います。

ですが、強く思っている人は「自分はわかるのに・・・」という思いが強いと初心者に対してストレスが溜まってしまうかもしれません。

口調が強い人

初心者相手の場合、不安で来ている人が多いのです。

できない人に対して高圧的な態度を取ると、萎縮して余計にできなくなってしまいます。

自分はそんなつもりがなくても、早口になってしまったりすると威圧感を感じてしまったりなど影響は大きいです。

もちろん、丁寧であったほうが良いですが、相手が理解できる速度でじっくり話すことが理解するために重要となってきます。

難しい内容であっても、まずは噛み砕いてゆっくりと丁寧に説明できることができないと厳しいと思います。

受け流すことができない人

パソコンインストラクターは人と接する職業です。

人とのコミュニケーションがうまくないと務まらないのがネックとなります。

色々な人がいますから、中にはクレーマーのような生徒さんもいるかと思います。

そんな人と接した時にどこまで受け流すことができるか、どんな対応ができるかがとても重要になります。

一番はやはり、気にせずにどんなことを言われても受け流せる精神でいることが大事です。

受け流せずに、真っ向から受け止めてしまったり言い返してしまっては、このパソコンインストラクターは務まりません。

パソコンインストラクターの仕事のやりがいは?

生徒さんが成長した姿を見れる

全くわからないところから始めた生徒さんたちが、例えばタッチタイピングができるようになった、など小さなことでも成長が見えるととても嬉しくなります。

パソコンでできることはたくさんあります。

全ての機能を覚えてもらうのは難しいですが、自分のやりたいと思うことをやるために、覚えたいと思ってくれる人たちが目標達成するのを手助けするのがインストラクターのお仕事です。

達成できた時は、インストラクター自身も達成感を感じます。

「ありがとう」と言われる

実際にたくさんの人に教えていると「ありがとう」という言葉はよく言われます。

疲れていても、その一言でとても嬉しくなりますね。

どんな職業でも「ありがとう」と言われる場面ではやりがいを感じます。

パソコンインストラクターの仕事の難しい点

理解してもらうための言葉の使い方

言葉がわからないところから始める人が多いのがパソコンです。

実際パソコンには専門用語がたくさんあって、触ったことがない人からしたら何をどうすれば良いのかわからないことが多いですよね。

「マウスでここをクリックしてください」と説明したところで、「クリック?どうやってやるの?」となることも多々見受けられます。

そんな時にどう説明したら理解してもらえるか、自分がわかる言葉ではなくて「相手」がわかる言葉を使うことが難しい点です。

生徒さんの理解度を確認する必要がある

教室や、学校の規模によりますが、大人数のところだと当然ついていけない人も出てくると思います。

かといって、自分の身は一つ。

一人一人につきっきりになるわけにはいきません。

その時にどうすれば皆が理解してついてきてくれるかを考えなければなりません。

例えば、一つの方法としては定期的に理解度テストを行うのも良いかもしれないですね。

タイピングの速度を速くしたいのであれば、毎回10分間で打てる文章をテストするのも良いと思います。

初心者のうちは反復練習が必要となりますので、何度も繰り返してもらうように工夫しなければなりません。

その繰り返してもらうということが中々難しいところです。

パソコンインストラクターの仕事を通して得られる力

人への教え方スキル

パソコンインストラクター、特に初心者向けの講師をやっていると人に教えるスキルが格段に上がります。

理由はこの記事でも散々述べてきましたが、「わからない」ところからスタートする人にわかりやすい言葉を使わなければならないからです。

普通の職場で新人教育をする際にもよく見られる光景ですが、先輩がわかるからといって初めての人にはわからない言葉をどんどん使って説明している場面。

これでは新人は理解できません。

パソコンのインストラクターを根気強くやっていると、このわからないという部分を解消してあげるスキルが身につきます。

学生のうちのアルバイトでも良いです。

パソコンのインストラクターに限りませんが、「わからない言葉」をわかるように噛み砕く、というのは意外と難しいのです。

そう考えたら、学生のうちのアルバイトであっても将来の仕事に役に立つスキルと言えるでしょう。

自身のパソコンスキル

意外かもしれませんが、人に教えることで自分自身の理解も深まり、自分のパソコンスキルのアップにも繋がります。

実際筆者は教えることで基礎を改めて理解し、タイピングも早くなったという経験があります。

毎日何かしらパソコンに触れて、何かしらの知識を指導する。

これだけで自分の経験にもなるのですから、ある意味美味しい職業かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

パソコンインストラクターはとにかく教える対象者のところまで目線を落とす必要があります。

教える職業全般に言えるとは思いますが、まずは相手に理解してもらうことよりも、相手は何がわからないかを理解することがポイントです。

おそらく、初めて触る人は「何がわからないのかわからない」という状況の人がほとんどでしょう。

また、知識を聞きかじって、「こういうことができるんでしょう?」と難しい質問を持ってくる人もいます。

そんな時に、まずは相手がどうしたいのかを聞き出すことです。

大人数のところではそれが難しいかもしれませんが、小さなところではそれは可能です。

何をやりたくてパソコンを習いたいのか、それをまず自分が理解すること。

そうすれば、相手にあったカリキュラムもスムーズに組めるようになります。

人とのコミュニケーションのお仕事なので、壁に当たることもあるかと思います。

しかし、めげずに教え続ければ生徒さんも少しずつ理解して成長し、きっと「ありがとう」の言葉ももらえると思います。