近年日本への旅行者が急増し、外国人と接する機会が増えてきていることを実感している人も多いことでしょう。

以前よりも海外が身近に感じるようになり、留学や旅行に積極的な人も増えてきました。

ては留学経験や語学スキルを活かした仕事に就きたいと希望している人も多いと思いますが、実際にはどのような企業で働いているのでしょうか?

基本的には外資企業や商社・貿易関係に就職する人が多いと思いますが、意外と狙い目なのが大使館での仕事です。

大使館は日本の玄関口として、外国と日本を繋ぐ大切な役割を担う機関です。

日本にいながら、語学力を活かしつつ国際的な仕事ができるため、海外思考の強い人におすすめですよ!

しかし実際大使館ではどのような仕事をすることになるのでしょうか?

あまり身近ではないため、イメージが湧かない人も多いと思います。

そこで今回は大使館内での仕事内容について解説していきたいと思います!

自分に向いている部署や仕事のやりがい、面白いポイントなどをまとめてみましたので、興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね!

大使館の大まかな仕事内容

日本国内での大使館の仕事は主に外交官や書記官などの専門分野で働く人たちのサポート業務になります。

要人との会合などは外交官が行うため、一般の大使館職員は事務作業やスケジュール管理などのサポートが多く、書類の作成などを行います。

その他大使館への問い合わせ対応、ビザの申請手続き、各手続きの対応、イベントの企画や準備などが主な仕事です。

大使館の仕事は大きく5個の役割に分けられる 

大使館の仕事は多岐に渡るため、今回はメインとなる部署をピックアップしてみました。

日本の一般企業とは異なる部分も多いので、よくチェックしてみてくださいね!

広報

大使館は講演会や交流イベントなど、広報が活躍する機会がたくさんあります。

自国のことをよりよく知ってもらうためにいろいろな企画を提案し、開催に向けて準備するのが広報の主な仕事です。

要人と接する機会も多いため、時事的な話や文化の違いなども熟知しておく必要があります。

特に食事は国や宗教によって食べられないものもあるので、関わる国の情報を事細かに理解しておかなければなりません。

経理

大使館内のお金の流れを把握するのが経理の仕事になります。

お給料や保険料の支払い、イベント開催時の経費など、細々したものから大きな金額のものまで扱います。

経費などはさかのぼって調べることもあるので、帳簿にしっかり記録することも大切な仕事になります。

秘書

外交官や書記官は日々要人との会合やミーティングをいくつも行なっています。

自分だけでは到底管理できないため、忙しい役職の人には秘書が付くのです。

秘書はスケジュール管理から資料の翻訳、電話対応などあらゆる仕事をこなさなければなりません。

人と会う機会も多いため、語学力、社交性、コミュニケーション能力も求められます。

通訳

多くの外国人が訪れる大使館では通訳は欠かせない存在です。

基本的には英語、日本語、その国の公用語がビジネスレベルで使えることが条件になります。

専門用語もたくさん使うので、実務経験とそれなりのスキルが求められます。

来日した要人への対応やインタビューなどはもちろんですが、ビザの申請時などでも通訳する場合があります。

事務

大使館での事務の仕事で一番多いのはビザの申請にまつわる事務処理です。

規定が厳しいため、書類作成もミスが許されません。

その他にも観光や出入国についてなどの問い合わせも多く、メールや電話で対応します。

広報の3個の業務

要人来日の際のプレス対応

要人が来日した際に開かれる会見やインタビューを仕切るのは広報の重要な仕事です。

会見の内容によってはかなりの数のメディアが集まるため、諸々の連絡事項をまとめたり漏れなく対応しなくてはなりません。

広報の対応の仕方が大使館全体の評価になりますから、ミスの許されないシビアな仕事になります。

イベントや講義の企画・準備

イベントや講義の企画・準備をするのも広報の仕事です。

学校などの教育機関で外交官が講義をしたりする機会があるため、その内容を考えたり開催のための準備を担当します。

国際的な内容を扱うことが多いため、間違った内容を伝えないよう細心の注意が必要です。

SNSの発信

現代はSNSから情報を得る人が多いため、各大使館も公式アカウントを設けて最新の情報を発信しています。

文章を考えたり、投稿用の写真を撮ったりするのも広報の仕事です。

誰にでも分かりやすく、親しみやすさを感じる内容にすることが求められます。

経理の3個の業務

給与等の計算

給与・ボーナス・残業等の計算は経理の日常的な業務の一つです。

それ以外にも経費の計算や社会保険等の支払い、退職金の管理なども行います。

入出金の確認

大使館全体ののお金を管理するのが経理の仕事です。

そのため業務を進める上で出てくる外部からの入金や大使館側からの出金も確認し、その都度帳簿に記載していきます。

国同士のやり取りは大きなお金が動くこともあるため、とても責任重大です。

決算書や請求書の発行

お金に関する書類を作成するのも経理の仕事です。

書類作成は事務の仕事と思いがちですが、お金のことに関するものは全て経理が作成します。

秘書の3個の業務

スケジュールの管理

外交官や書記官など、自分が担当する人物のスケジュール管理を行うのが秘書の主な仕事です。

特に外交官は要人との会合やミーティングが多いため、分刻みのスケジュールで動く人も少なくありません。

そのため全ての仕事が円滑に進むよう、予定をしっかりと管理する必要があるのです。

翻訳

大使館で働くには英語のスキルが必須です。

プラスその国の公用語を話せるのが秘書として仕事をする上での大前提となります。

時間のロスを無くすはめに、会合やイベントなどで話す内容をあらかじめ翻訳しておくのも秘書の仕事です。

通訳や翻訳の担当がやってくれる場合もありますが、急遽対応しなければならないこともあるので、翻訳技術は必須と言えるでしょう。

資料作成

会合などで話す内容をまとめた資料を作成するのも秘書の仕事です。

時事的なことや対する国の文化や習慣なども含めて、不備や失礼がないよう慎重に作成する必要があります。

グラフなどを用いた資料を作ることが多いため、事務的なスキルも求められることになります。

通訳の3個の業務

通訳

会合などで要人たちの会話を同時通訳するのが通訳の主な仕事です。

同時通訳には会話を遮らないよう絶妙なタイミングでの通訳が求められます。

国同士の大切な会話を通訳するわけですから、責任は重大です。

そのため何かしら通訳の実務経験がなければ採用は難しいでしょう。

専門的な用語が飛び交うため、言葉のボキャブラリーが必要とされます。

要人来日時のアテンド

要人が来日した場合、外出する際などのアテンドも通訳の仕事です。

観光や食事の際に、自国の文化や伝統などを説明するのも大切な役割になります。

アテンドする相手の好みなどを調べておくのも重要です。

その他にもお店の予約や配車の手配など、ツアーコンダクターに似たような業務を行うこともあります。

各種対応業務

大使館には日頃から多くの問い合わせがあります。

直接来館する方もいれば電話やメールで問い合わせてくる方もいらっしゃるのですが、数が多いと事務担当だけでは対応しきれないことも…。

その際英語やその国の公用語での翻訳や説明が必要な場合は、通訳が対応することもあります。

事務の2個の業務

ビザの発行

大使館にはビザの申請のために多くの人が訪れます。

申請する人たちは初めてビザを取得する方が多く、書類の書き方や申請の仕方が分からなくて困ってしまう方もいらっしゃるのです。

そういった方たちのお手伝いをするのも事務担当の仕事になります。

その他ビザを発行するにあたり必要な書類を作成したり、発行完了の連絡をするのも事務の仕事です。

問い合わせ対応

出入国のトラブル、ビザの発行、観光についてなど、大使館には日々多くの問い合わせがあります。

些細なものから重要なものまで、全てに事務担当が対応します。

事務というと簡単なイメージがあるかもしれませんが、大使館において一番仕事量が多いのがこの事務なのです。

専門的な問い合わせの場合は各部署に繋いだり、直接来館してもらうために連絡を取ったりもします。

大使館の仕事の良いところ

大使館での仕事は日本にいながら海外にいるような気分になれるのが楽しくて魅力的です。

外国人と日々接することで語学力もアップしますし、いろいろな国の文化にも触れる機会が多くなります。

留学などの経験を活かすことができるのも嬉しいですね!

やりがいを感じるポイント

大使館での仕事は人々の役に立つためのものばかりです。

ビザの発行や海外での支援によって人々の生活を支えています。

どれも人に感謝され、喜ぶ姿を見ることができるのでやりがいを感じるでしょう。

政府機関で働ける

大使館は日本の政府機関であり、他国から見れば日本の玄関口とも言えます。

政府の機関で働けるという経験はなかなか貴重です。

開発や発展協力に尽力する部署になると海外はの渡航も多くなり、時にはヘリコプターで移動するなんてことも。

普通の企業に勤めていては体験できないようなことも、大使館勤務なら経験することができるのです。

将来外資や海外で働くことを視野に入れている人にとってはかなり良い経験になるでしょう。

国の発展などに携わることができる

発展途上国の場合は、助けを必要としている地域への支援を行うための活動が活発になります。

学校を建てたり井戸を作ったりすることで、人々がより良い生活ができるよう手助けするのです。

誰かの役に立っていることを実感しながら働けますし、喜んでいる人の顔を見るとこの仕事に就いて良かったと心から思えるでしょう。

面白いポイント

やはり日本にいながら海外で働いているような感覚になれるのが面白いポイントと言えるでしょう。

大使館というとお堅いイメージがあるかもしれませんが、意外とフランクで職員同士の交流も盛んなんですよ!

様々な国の文化に触れることができる

大使館では様々な国の人が働いていますし、来館される方も外国人が多いので様々な国の文化に触れることができます。

以前同僚の誕生日にケーキを出して職場でお祝いした際、願い事をしてからろうそくの火を消すところを初めて見ました。

これは海外では当たり前の習慣なのですが、日本にはない文化なので面白いなぁと思いました。

このように食事や挨拶など、生活の中のちょっとしたことが新鮮に見える機会がはずです。

これは日本の企業で働いていたらなかなか感じることはできないでしょう。

異文化交流が日常的

大使館はイベントごとが盛んで、異文化交流が日常的に行われています。

英語、日本語以外の言葉も飛び交い、どこの国にいるのか分からないような不思議な感覚になるでしょう。

大使館のイベントというと堅いイメージがあるかもしれませんが、立食形式のカジュアルなパーティーもあり、様々な国の人と気軽に会話できる雰囲気になっています。

まとめ

大使館での仕事内容はお分かりいただけたでしょうか?

今回ご紹介した以外にも様々な部署があるため、詳細は求人募集を見たり大使館まで直接問い合わせてみてください。

大使館での仕事は外国人と接する機会が多く、留学や語学のスキルを活かすことができます。

語学は使わないとスキルが落ちてしまいますから、維持するためにも積極的に使いたいですね!

その国の文化や習慣を細かく知ることができるので、将来的に現地で働きたいと考えている人にもおすすめです。

様々な事情で日本を離れることができないという人も、日本にいながら外国で働いている気分を味わうことができますね!

部署によっては現地の生活をサポートするために尽力することもあり、人の役に立つ喜びや充実感を得ることができるでしょう。

日本の企業では味わうことのできない国際的な仕事をしたい方にとっては、大使館の仕事はかなり魅力的だと思います。

海外の文化に興味がある方、語学スキルを伸ばしたい方、将来海外での生活を視野に入れている方などにはぴったりの仕事です。

定期的に求人募集が出ていますので、興味があればぜひ検索してみてくださいね!