経営企画室の仕事と聞いて皆さんはどんな仕事をイメージするでしょうか?

実際経営企画室の仕事は大体決まっているものの多岐に渡ります。

また経営企画室にどのような機能をもたせるかによって経営企画室の仕事も変わって来ます。

企業によっては経営企画室内に広報、IRセクション並びに秘書室を持つところもありますし、経営企画室は経営企画室のみの業務を行っている所もあります。

また管轄により実施する事柄も変わって来ますので、経営企画室の仕事も企業によって変化がある業務と言えます。

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経営企画室はどんな仕事?

経営企画室の最も大きな仕事は中長期戦略の策定並びにその目標に向けてどのような施策を行って行くかという事になります。

経営企画室内にほかに秘書やIRセクションなどを持つ場合には業務領域は広がります。

また企業の成長目標を達成する為の手腕や方法などについて企画を立てそれを実行していくなども経営企画室で実施する事があります。

企画や戦略とセクション名に名前が付く部門は企業によってその役割が大きく異なる事が多々ありますのでその企業が経営企画部門にどのような仕事をして欲しいと考えているのかによって仕事の内容も変化してくると言えます。

また時には経営層からの特命ミッションなどが与えられる事もあります。

経営企画室の大まかな仕事内容

経営企画室の大まかな仕事は経営計画の取りまとめ並びに立案・進捗管理が一般的にイメージされる仕事ではないでしょうか?

企業には中長期戦略というものがあります。

これは特に株主などに向けて自社がどのように成長しどのように発展し、どのような方向を目指して行くのかという事を伝える中長期の戦略となります。

この立案をするに当たりまずは現状を把握する必用があります。

現状に企業の資産状況や負債状況並びに各営業部門の今後の売上状況、何かものを作っている企業であればその原材料の推移や国の施策などによりこうした事は大きく変動しますが、そうした現状を踏まえた上で半年後、一年後、三年後、五年後に自社がどうなって行くのかをざっくりと伝えられるような資料を作成したりするのが、経営企画室の仕事となります。

また企業内にほかに「社長室」や「経営戦略室」などが存在する場合にはそこの部門との業務分掌などが必用になって来ます。

仕事上の役割とは?

経営企画室の仕事上の役割は簡単に言ってしまえば会社が事業を展開する為の舵取りを行う部門という事が言えるのでは無いでしょうか?

企業の将来を担う重用な役割を持った部門とも言えます。

経営全体を最適化しマネージメントを行う事や会社の方向性をビジョン化し、それを最適化し効果的に現場に落とし込む事、経営者の意思をサポートする事、社外の外的変化や内的変化を予測し、企業のチャンスや脅威などを把握する事、自社の強みや弱みを正確に把握して戦略を立案し推進する事、財務的な視点から、収益構造を理解しこれらをコントロールする事などが仕事上の役割となって来ます。

経営企画室の仕事はどんな人に向いている?

ここまで経営企画室の仕事の内容や役割について見てきました。

それでは経営企画室の部員になるような人はどんな人が向いていると言えるのでしょうか?

ここではそれを見て行きたいと思います。

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サポートをするのが好きな人

経営企画室の仕事は基本的に経営陣のサポートになります。

自分が前に出て物を販売したり、何かを作り上げたりする仕事ではありません。

また自分が前に出て人前で目立つような業務でもありません。

データと日々戦い、その結果を経営層に進言し、問題を割り出し、それを解決していく事を求められます。

また会議や社長が忙しい時などには弁当の買い出しや手配などを頼まれる事などもあります。

こうした仕事に対しても嫌がらずに自ら進んで行う事が出来る人が、経営企画室には必要になって来ます。

ですので、自分が前に出るような事が好きな人ではなく、人をサポートしそれで喜ばれる事にやりがいを見い出せるような人に向いている仕事と言えると思います。

コミュニケーション能力の高い人

社内の改善案件や新規の事業の立ち上げ、時には他社の買収案件など経営の根幹に関わる仕事を担うのが経営企画室の仕事となります。

時には他部書に出向いてその部署の問題をヒアリングするなど、結果が上がらない理由などについて探るなどの業務も発生してきます。

こうゆう時社内に広いネットワークを持っている人は有利です。

部署の部門長は勿論ですが、部内のキーパーソンやムードメーカーとも気軽なコミュニケーションを取る事が出来て、様子などを聞き出したり出来るような社内ネットワークを持っている人は経営企画室の業務に向いている人と言えるでしょう。

また上層部の決定に向けて新しいカルチャーを浸透させて行くなどの業務を経営企画室が担う事もあります。

トップダウンだけではなく社内カルチャーを円滑に浸透させて行くためには現場の協力も不可欠です。

そうした協力者を社内に常に持ち、ネットワークを維持出来るコミュニケーション能力の高い人は経営企画室に向いている人だと言えるでしょう。

臨機応変に物事に向かえる人

経営企画室では時折経営層からのオーダーとして、特命ミッションが与えられる事があります。

例えば期内中に上場準備を進め来期に上場をしたいと考えているなどの場合具体的なアクションなどを想定しその準備などを行って行かなければなりません。

また企業の成長を上げて行く為に、買収などに関する調査を進めて欲しいなどのオーダーがあればM&Aのコンサルタント企業と会うなど、具体的な買収先のイメージを作り上げるなどの仕事が発生してきます。

そうした業務はルーティンワークというよりはプロジェクト制となりますので、そうした業務に臨機応変に対応出来る人は経営企画室に向いている人と言えるのでは無いでしょうか。

逆に、経営企画室の仕事が向いていない人ってどんな人?

ここ迄経営企画室に向いている人について見て来ました。

それでは逆に経営企画室に向いていない人というのはいるのでしょうか?

どのような人が経営企画室に不向きなタイプといえるのでしょう?

ここではそれを見て行きたいと思います。

現場仕事が好きな人

時々、現場の仕事が好きだ!という人がいます。

現場の仕事は経営企画室とはまた違った醍醐味を味わう事が出来る仕事でもあります。

営業であれば客先の反応をダイレクトに感じたり聞く事が出来たりしますし、製造であれば自分が日々丹精を込めてつくりあげていくものが日々洗練されより優れていくことに喜びを感じる事ができます。

研究職にある人であれば日々の研究を突き詰めて行く事にやりがいを見出す事が出来ます。

しかし経営企画室の仕事はそうしたメインの仕事があるというよりは社内の営業や研究や製造などの作り上げるものを俯瞰的に見て戦略を作り出すのが仕事となりますので、現場が好きな人にはあまり向かない仕事かもしれません。

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経営企画室の仕事で活かせる経験

経営企画室の仕事で生かせる経験は経理、財務経験、広報、IR経験などでしょうか?

経営企画室では各部署から上がってくる営業情報を数値化し、企業全体の収益や営業利益などをわかりやすく経営層に伝える業務なども発生してきます。

まず数字に強い事、それも企業を経営する為の数値に強い事が必要とされます。

また会社の舵取りと前段でも書きましたが、会社のミッションやビジョンを明確化し、それを社員に伝え舵取りをしていく業務は企業内広報業務と職務がかぶる事もあります。

また、中長期戦略は広報やIRセクションにとっては自分達のミッションを明確化する為にひじょうに重用な戦略であり、会社によってはそれを広報で作成しているところもある程ですので、こうした経験は経営企画室においても役に立つ経験と言えると思います。

財務の能力

経営企画室では財務分析能力を使う事が多くあります。

企業内の収益の問題を見極めそれの原因を突き止め改革する事でより生産性をアップするのが経営企画室の仕事でもあります。

ですので、そうした数値分析の能力は非情に高く評価されます。

また経営陣は忙しい人が多く一目見て問題点を理解出来るような数値の可視化などが出来る事で経営陣をサポートする事が可能になりますので、そうした数値分析力、財務知識などを持っている人は経営企画室で多いにその能力を活かす事が出来るといえるのでは無いでしょうか。

行政書士や司法書士、弁護士などの法務知識を持っている人

企業とは公のものであり、法を遵守する役割を持っています。

日本国の定める法律を守りそれを破らないように活動する事が求められますが、その規定も常に進化しています。

法を守りつつ生産性をあげ、収益を上げ続けて行く企業になる為には法律に関心がありそれを良く理解している必用があります。

特に企業は「金融商品取引法」という法律に書かれた事を守る必要がありますので、そうした細かい法令などに詳しい人が経営企画室の業務を行う事により法令遵守がより高まると言えるでしょう。

また上場企業では自社の売上や決算期の報告をするにしても守るべき締切や日数などが定められています。

そうした細かい法律を知っている人はその経験や知識を経営企画室で活用する事が可能になります。

英語の能力

世界中で今やIT化が進み、企業の市場もグローバリゼイションで飛躍的に広がりました。

そうした時代に英語が出来る事は海外の市場や競合他社の動きなどを監視する上でも非情に有効な手段になります。

日本には無いノウハウを持つ企業や周辺企業の相手として海外を選択するなどが昔よりもたやすくなっている今、世界で使われている共通語とも言える英語が話せる事は企業にとって、非常に大きなメリットがあります。

何かの計画や施策を練る時に海外の事例などを示せる事は説得力も増す上企業の可能性をより広げる事になります。

今後経営企画室で仕事をしていくのであれば、海外情報にもアンテナを持てる英語やその他の外国語が出来る人は優遇されて行く事になると言えるでしょう。

経営企画室として働くメリットとは?

経営の側で働く事になるので、明確に会社の方向性がわかる

経営企画室の仕事の中には経営のサポートも含まれると前段で書きました。

企業がどのような活動の結果このような売上が上がっており、昨年度と比較してどうしてこうした結果となっているのかなどを最も知る事ができやすいのが、経営企画室の仕事と言えます。

こうした経営企画室の仕事をする事により現場では見えにくい企業の方向性を理解する事が出来ます。

今年はうちの会社の我慢の年だな。

とか今はチャンスだからどんどんと業務範囲を広げて行く年だな。

など、経営の側にいますので肌感でもそうした事がわかりますが、分析表やBL、PLなどを見る事によりより明確にそれを理解する事が可能です。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

経営企画室の仕事に就いた後のキャリアアップの道としては、いくつかの選択肢がありますが、経営の側で経営を企画してきた経験がありますので、自分で企業を起業するというケースもあると思います。

またそのままその企業で経営企画室のマネージメント及びその部長から取締役などへのキャリアアップなどを目指す事も可能です。

また企業を辞め企業コンサルなどの道に就き他社の経営企画室業務などを経験しながらより自分の経験を積み上げていく事も可能になります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

経営企画室での経験は他の仕事にも十分生かせる内容となっています。

全体的に俯瞰的な視点で企業を見る事が可能になる上、経営の側で経営の方針や施策や経営を決定する情報などを一体どのようなところから導いてくるのかなどを学んでくる事が出来ますので、どういった部門に行ってもある程度数値を見る事も出来ますし、余程対人面で問題があるなど個人的な問題もしくは組織的な問題を抱えていない分には結果を出す事が出来るのでは無いでしょうか?

ただ経営企画室を経験後に現場の営業などにキャリアパスを進める人はごく一部と言えます。

基本的にはやはり経営に関わる仕事に転職なり転部なりしていく人が多いというのが一般的なのでは無いでしょうか。

まとめ

ここまで経営企画室の仕事について見て来ました。

いかがでしたでしょうか?

各部門が企業によって担っている業務や職務が異なるのは当然の事なのですが、経営企画室の核となるのはやはり現状の企業活動の状況の把握並びに、各部門から寄せられた情報を元に作成する次年度の計画並びに中長期計画の作成というところになるのでは無いかと思います。

これに加え企業が経営企画室に期待する業務を業務分掌にて作成されていますので、それを踏まえて経営企画室の業務に従事し、こなしていく事が必要とされます。

この文章を読んだ皆さんが経営企画室の業務をより把握し、理解をお持ちいただき、経営企画室の業務について理解いただければ幸いです。


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