ここでは、保育士の採用活動におけるコツや意識するべきことを記載していきます。

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保育士の採用ではどんな求人内容が募集されているの?

基本的には、保育士の資格を持った方の募集がメインとなります。

簡単に分けると、3つのポジションです。

  • ①現場スタッフ
  • ②園長候補、リーダークラス
  • ③保育補助(無資格でOKの保育園もあります)

任せる仕事内容は、園によって大きく異なる可能性があるので、求人広告や企業の採用ホームページをよく見比べてみると良いでしょう。

最近では、認可保育園の求人のみならず、事業所内保育所や、病院、サービス業の店舗(鍼灸院や美容院等)でも保育士資格保有者の求人募集がされていることもあり、働くことができる場所が、かなり多様化してきています。

保育士の大まかな仕事内容

  • ①園児の身の回りの世話(遊びの環境構成、トイレトレーニング、食事の補助、散歩の付き添い、午睡のフォロー)
  • ②一人一人の園児の成長状況の記録(経過記録、週案、月案と呼ばれています。)
  • ③保護者とのコミュニケーション(送迎時に子どもの様子を伝えるなど)
  • ④季節ごとのイベントに行う企画作り
  • ⑤壁面などの製作作業

大きく分けると、5つに分類されるかと思います。

保育士の採用で気を付けていること

特に、募集内容を、求人広告として掲載するときに、掲載する保育園側としての注意点についてまとめていきます。

在籍している職員の協力を得る

採用活動をするときは、なるべく組織をあげて取り組むようにしましょう。

最近、リファーラル採用といって、人づての紹介を推進する採用手法が主流になりつつあります。

保育園でも既に取り組んでいるところは多いと思いますが、職員が人となりを知っているほうが、自園に合うかどうかも分かりやすいと思いますので、新規職員を採用する場合は、できる限り、職員の協力を仰ぐようにしましょう。

過大広告にならないようにする

これは、保育士の求人に限らず、広告すべてに当てはまることです。

求職者は、かなりシビアな目で求人内容を検索していきます。

ですので、大げさな表現や過大広告にならないように意識しておくことが必要です。

たとえば、あると期待していた福利厚生などの制度が、入所したらなかったということは、早期離職にも繋がりかねませんので、十分に注意して記載するべきです。

自社の保育園のいいところを、現場から徹底的にヒアリングする

これは、採用活動を始める上でも非常に重要な要素です。

求人広告を作成する担当者が、当たり障りのない原稿を作って、掲載しても見向きもされません。

現場をよく知っている保育士さんは、かなり細かいことにも気づいているはずです。

どんな細かいことでもよいので、自社のいいところ、働くメリットを一旦洗いざらい原稿用の素材として出しておくとよいでしょう。

転職理由の本音は、面接の最初に聞いてしまう

なぜ前職をやめたのか?

新しい職場には何を求めているのかは、面接時の早い段階で聞いておいたほうがいいです。

これも、入社後のギャップを生まないようにするため必要な情報収集です。

自社の欠点もできる限り、包み隠さず広告に記載する

保育士が退職する理由として、よく職場の人間関係や労働環境があげられます。

たくさんの人が、資格はあるのに働かない潜在保育士になってしまい、ふたたび、同じ職種で転職しないケースも多々見受けられます。

保育士としての復職を考えている人は、かなり慎重に仕事を探しているので、実態を正確に記したほうが、誠実な保育園として評価されることが多くなります。

面接のときに懸念点・不明点や、他の園の選考の状況をよく聞いておく

面接のときに、自社のよいところばかり話してしまうのは、ありがちなことです。

園のことを説明した後は、実際にどう思うか、志望度を確かめた方がよいです。

小さなことでも気になる点を残したまま入所してしまうと、思わぬところに落とし穴があったりするので、お互いのためになりません。

安易に求人媒体や、人材紹介を使わない

使ってはいけないということではないですが、採用活動を業者任せにしているといつまでたっても採用力がつきませんので、出来る限り自力で進めていくことをおすすめします。

まず、求人媒体についてですが、それ相応の費用がかかりますので、営業電話がかかってきても、簡単に話しに乗らないようにしましょう。

私も、求人広告の営業としての経験があるので、分かりますが、基本的にメリットばかりを話して、デメリットを語る営業担当は少ないので、実際に掲載をしてみて、全然応募がないということもかなりあります。

掲載することは有効な手段であることは間違いないですが、慎重に情報収集を行いましょう。

デメリットを早い段階で伝えてくれる営業マンは、誠実な担当者と判断してよいでしょう。

続いて人材紹介会社です。

人材紹介会社は、少しでも良い条件で転職したい、または、あらかじめ情報収集をしたうえで、選考に進みたいと考えている求職者が利用します。

給与の決定などは、人材紹介会社と行うことになりますので、交渉がつきものです。

人材紹介会社も営利企業ですから、少しでも良い条件を引き出そうと一生懸命です。

活きだ好条件を引き出すために、他にも選考企業があることを伝えてくる紹介会社もあると思いますが、できないものはできないと毅然とした態度で突っぱねることも大事です。

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保育士が求められていることとは?

具体的に、保育の現場では、何が求められているのでしょうか。

いくつかの要素に分けて見ていきます。

ゴール(園の保育理念や目標)を意識して仕事をすること

毎日の仕事に没入して、忙殺されてしまうと、ついつい子どもたちのフォローもおろそかになり、時間をやり過ごせばいいと、投げやりな態度になってしまう保育士も少なくない業界です。

それでも、目標はあくまでも子どもたちの健やかな成長ということになりますので、保育園の保育理念、目標、方針と照らし合わせて、現状どうなっているか、達成できているかという視点は、常に持っていることが大切です。

一人一人の子どもに目を配り、状態をつぶさに観察すること

これが、一番大変かもしれません。

保護者の皆様は、日々子どもがどんな環境で、どんな風に生活をしているのかを常に気にしています。

そうすると、子どもに関する情報を得る場合は、送り迎えの時の先生とのコミュニケーションに限られてきます。

実は、専門雑誌が行うアンケート結果などをみると、この送迎時のコミュニケーションに不満を持っている保護者もかなり多いことが分かります。

保育士がその子どもについての、様子を詳しく話してくれないことがその主な要因です。

逆に言えば、毎日少しずつでも丁寧に保護者とコミュニケーションをとっていけば、信頼関係を築くことができ、良好な関係を保っていくことができます。

また、子どもと遊んでいると思われがちな保育士の仕事ですが、プロの腕の見せ所は、複数人の子どもを同時に観察していって記録して、アウトプットする、このあたりにあります。

保護者との円滑なコミュニケーション

前項の続きになりますが、保育園、保育士に求めるものという質問をぶつけると、意外と上位に上がってくるのが、子どもの様子を丁寧に聞けることというのはすでに書きました。

当たり前のことを当たり前にやってほしいと望む保護者が、多いことが分かります。

逆に、保育園への不満として、よく声が上がるのが、若手保育士が頼りなくて、子どもの様子もよくわからないし、相談もできないというものです。

前の項目でも書いていますが、子どもの様子を日々観察して、保護者と丁寧なコミュニケーションを重ねていくことは、保育士の仕事の中でもかなり優先度の高いものといえます。

気働きについて

最近は、男性の保育士も増えてきましたが、それでもまだまだ女性中心の組織です。

女性は、非常に細やかな感性を持っている人も多いので、小さな点にもよく気がつきます。

逆に悪い方向に働くと、人の欠点やあらが必要以上に気になったりしてしまうものです。

職員同士うまくコミュニケーションをとっていく場合は、がちがちの縦の組織にする必要はまったくありませんが、後輩の職員の人たちはできる限り気働きを見せて、先輩を楽にしてあげるという気構えでいると、人間関係が非常に楽になります。

「助けてあげたのに、感謝されていない」

「なぜあの子は気づかないのか?」

少し生々しいセリフを例に挙げましたが、日々の小さなことで、人の評価は決まったりします。

子どもや保護者に最注力しながらも、職員同士の関係にも目を配る。

非常に神経を使いますが、円滑な組織運営には必要なスキルです。

保育士で採用される人の特徴は?

このパートでは、どんな人が採用されやすいかを解説していきます。

簡単にまとめると、子どもと保護者に好かれそうな人というのが一つの基準となります。

明るくて真面目な人

いきなり身も蓋もないですが、保育士は子どもに好かれ、保護者に信頼される人でないといけません。

なので、面接をする園長や責任者も、人と和を取れるか、コミュニケーションがきちんとしているかを一番見ていると思います。

保育士としてのスキルは、結局現場で仕事をする中で身に付けるしかありません。

子どもが好きなこと

まず、大前提として、子どもが好きであることが重要です。

保育士の仕事は、子どものリーダーとして、子どもたちに様々な行動、活動を促していくことなので、まず子どもたちに好かれていないと成り立ちません。

子どもたちに好かれるためには、大人から心を開いていくことも必要です。

また、子どもというのは、大人以上にシビアな目線を持っている人たちで、自分にとって得な存在か損な存在かを瞬時に見分けています。

子どもの心を開いていくためには、まずは自分からというマインドはとても大切なものです。

世話好きな人

これも結構重要な要素です。

保育士は、自分よりも他人が気になる、人を助けたい

というホスピタリティで成り立っている仕事です。

子どもより自分、保護者よりも自分優先という人だと、仕事をしていて行き詰る場面が多数出てきてしまうでしょう。

たとえば、なぜ子どもはいうことを聞かないのか?

なぜ保護者は分かってくれないのか?

なぜ同僚たちは分かってくれないのか?

と他責になり、どんどん苦しくなります。

なので、そもそも世話焼きで人に何かしてあげたいという人のほうが、向いています。

自分を差し置いて、人のために動ける人は適性が高いといえるかもしれません。

また、人のために行動を起こせる人のほうが、周囲をよく観察しているので、その点でも向いているといえるでしょう。

視野の広い人、又はきっちり周囲を見渡せる人

あくまで1つのたとえですが、保育士の仕事は、ボディガードやサッカーの審判員にも近いところがあります。

子どもに関しては、次の行動が読めないところがありますから、常に気をつけておかないといけません。

子どもが10人以上同じ部屋にいれば、ちょっと危ない場面や、子供同士の衝突など、いろんなことが発生します。

その際に、常に全体に目を配り、ケアしていくことは、スムーズな運営を行っていくうえで、非常に重要です。

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保育士の募集で良い求人を探すための方法

ここからは、求人を選ぶ求職者の目線で、実際に自分に合った求人を探す際に、どんな点に注意すればいいのかを書いていきます。

1.求める人物像で探す

求人広告や採用情報に記載していない保育園も多いと思いますが、どんな人が求められている保育園なのかは、チェックしておいたほうがいいです。

逆に言うと、ここを丁寧に書いている保育園はミスマッチを防ごうと努力している

保育園だということもできます。

2.保育理念、保育目標で探す

基本的に、園長や副園長等の責任者は、自社の保育理念や目標を、とても大切にしております。

これは、施設ごとに考え方が異なりますので、何が正解で何が不正解ということはありません。

なので、ホームページや評判をネットで調べるなどして、どんな考えで保育を行っているのかしっかり理解をした上で、応募を検討したほうが無難です。

3.決算資料から探す

これはあまり馴染みがない人も、多いかもしれません。

私が元々ビジネスの世界に身を置いていたので、おすすめの方法として紹介します。

社会福祉法人や認可保育園は決算や役員の情報を開示しているケースが多いです。

その際に、チェックすべき項目は、赤字決算になっていないか、売上に対する人件費率は何%程度か、は重要な指標になります。

まず、赤字決算についてですが、現在は、認可保育園の約15%程度が赤字経営といわれています。

つまり、その年の売上よりもかかった費用の多いという状態で、あまり健康的な状態とはいえません。

経営状態に余裕がない場合、現場にしわよせが行くケースも多々あるので、一つの観点として持っておいたほうがよいです。

また、人件費率ですが、これは、保育園の場合は、売上に対する人件費率は70%程度のところが多いです。

これを大きく下回る場合は、従業員に還元していない可能性もあるので、一つの指標として押さえておいてもよいでしょう。

ただ、自分に合う保育園を探すためには、自分が働きやすいと実感できるかが一番大事だと思います。

4.実際に見学に行ってみる

一度電話を掛けてみて、見学の依頼をしてみると、園の様子が分かるかもしれません。

まず、電話応対はどうか、快く見学を受け入れてくれるか。

それともしぶしぶなのか。

はたまた、お断りなのか。

続いて、実際に見に行ってみて、働く職員の様子はどうか、子どもたちはイキイキしているか。

実際の現場を見て見ると、思わぬ発見があるものです。

転職活動をする人には、ぜひおすすめしたい手法です。

他にもある!保育士の募集で自分にあった求人を探すコツ!

求人広告を見るときや企業情報をチェックするときのポイントを紹介しておきます。

雇用形態から探す

自分が正社員として働きたいのか、それとも時間の融通が利きやすいパートや派遣で働きたいのかは、よく考えておきましょう。

どんな目的で働きたいかによって、選択すべき雇用形態は変わってきます。

  • 正社員:長期的なキャリアアップを目指し、責任の伴う仕事をしたい場合。
  • パート:配偶者の扶養内で働く、またはフルタイムではなく、時間に柔軟性を持たせて働きたい場合
  • 派遣:経験も豊富にあり給料は欲しいけど、一つの職場に留まりたくない人

会社の業態から考える

認可保育園の場合は、多くは、社会福祉法人か株式会社が運営していることが多いです。

社会福祉法人の場合は、多くは家族経営のところもありますので、経営陣との相性は見極めたほうがよいかもしれません。

株式会社の場合は、拠点展開していたり、株式を上場している企業もありますので、情報は得やすいとも言えます。

給与や雇用条件から考える

ついつい高い基本給や時給に目を奪われがちですが、いざ入社してみたら、思っていたのと違ったなんてこともあるかもしれません。

厚生労働省が平成26年に提出している資料に寄れば、平均年収は216万円となっております。

ボーナス2か月分が出ると試算しても、216万円÷14ヶ月で=15万4千円。

首都圏等で条件のいい場合もありますが、大幅に上回っている場合には、注意が必要かもしれません。

エリアから考える

これは、自分の好きな場所や馴染みのあるところで働いたほうがいいと思います。

国を挙げて、処遇の改善に取り組んでいる上、自治体独自の施策を行っているところもありますが、あまり土地勘や縁のないところで働くというのは、おすすめできません。

ネットの口コミ情報を確認してみる

「保育園名 評判」などで検索をすると、実際に子どもを通わせている保護者の口コミが見れたりします。

本音が赤裸々に語られているケースが多いので、働く側としても参考になる情報が多いと思います。

選考に進むかどうかの1つの指標にしてもよいかもしれません。

これから保育士になるため人のために!保育士になるにはどうしたらいい?

保育士資格を取得するためのルートをご紹介します。

保育士として就職するために

全国保育士養成協議会に寄れば、以下の2ルートがあります。

  • ①都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設で所定の課程・科目を履修し卒業する。
  • ②保育士試験に合格する。

資格は必要?

保育士資格が必要になります。

取得するためには、上記にあげた2つのルートのうち1つを選ぶ必要があります。

自力で保育士試験を受ける場合ですが、独学で勉強をする場合は、できれば半年間は、勉強時間を取ったほうがよいかと思います。

今は、年に2回試験がありまして、4月と10月にあります。

4月に受ける場合は、10月頃から、10月に受ける場合は、4月頃からは勉強を始めておくとよいでしょう。

おすすめの方法は、資格取得支援をしている企業の通信講座などに申し込むやり方です。

勉強の計画や配分をするのが苦手な人は頼ってみるのも、1つの手だと思います。

必要なスキルや経験は?

これはシンプルに1つにまとめると、「他人のために動くことができる」というスキルに集約されます。

保育士の仕事は、子どもの成長のために日々を伴奏していき、その記録をきっちりとっていく仕事です。

つまりは、常に相手があってこそ成り立つ仕事です。

具体的には、日常生活のフォローをしながら、一緒に遊んだり時には叱ったりしていくわけです。

自分本位な人だと、自分のために行動してしまうので、つい他人へのまなざしが雑になってしまうことがあります。

それよりも、大変ではありますが、常に他人を優先しながら、行動できる人は高い適性を持っているといえるでしょう。

そういう意味では、営業職や接客業など、相手の立場に立って、サービスを提供する仕事についている方は、保育士の適性も高いと言えるかもしれません。

子どもの健やかな成長を目指す、またその実現に向けて伴走するという意味では、保育士は究極のサービス業と言えるかもしれません。

まとめ

採用活動として注意する点をまとめると、以下の3点に集約されます。

  • ①嘘をつかずに誠実に求人情報を提供する
  • ②自分の保育園の良いところを客観的に把握する
  • ③安易にお金をかけない=業者任せにしない

採用される人の特徴については、繰り返しになりますが、子どもが好き、周囲を冷静に見渡しながら気を使える人ということになるかと思います。

誰にでもできるという声もありますが、その人にしかできない保育があることも事実です。

まだまだ処遇面での改善の余地はたくさんありますが、生涯やりがいを持って働ける仕事であることは間違いないでしょう。


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