保育士の求人は、専門職ならではの用語や手当が沢山あり、一見すると内容が分からない場合もあります。

保育所によって、給料を始め手当のつけ方や福利厚生は様々なので、一概にどこが良いとは言えません。

保育士として長く、そして楽しく働いていくために保育士求人の募集内容の見方から、雇用形態による働き方の違いを分かりやすく解説します。

保育士求人でよくある募集内容とは?

保育士求人の情報で『人気の社会福祉法人経営!』『おすすめ求人!賞与4ヶ月!』といった謳い文句を見たことがあるかと思いますがが、実際の相場はどうなのでしょうか?

しっかりと確認して、良い保育士求人を見極めるコツを教えます。

給与相場

保育士の月給は首都圏だけで見ると19万円~22万円ほどになります。

これは基本給+手当としての全額面を表しており、基本給だけの所は少ないです。

賞与は基本給で計算されるので、例え給料が良く見えても

A園 月給20万円(基本給10万円+手当10万円) 賞与4ヶ月分

B園 月給18万円(基本給18万円)賞与4ヶ月分

の求人であれば、B園の方が年収は多くなります。

給料の良い求人を比較するのであれば、年収を換算してみると良いでしょう。

保育園は業績がほとんど関係ないことが多いので、欠勤や遅刻など余程勤務態度に問題がなければ、賞与は額面通りに貰えます。

賞与も園によってまちまちですが、大体2ヶ月~4.5ヶ月分、平均して3ヶ月前後の求人が多いです。

賞与はモチベーションアップにも繋がるものなので、多いと嬉しいですよね。

勤務時間や休日、残業

保育士の勤務時間は、固定ではなくシフトで組まれます。

勤務時間は園の開所時間となり、その間に数種類のシフトが組まれている形になります。

時間固定で働きたいのであれば、早番や遅番の専門のパートさんがいるような大規模の保育園を選ぶと固定勤務で働ける可能性があります。

勤務時間は正規職員であれば基本は9時間拘束の8時間勤務ですが、中には8時間半拘束7時間半勤務といった形をとっているところもあります。

1日の勤務時間が減り、一見楽そうにも見えますが、土曜日の振り替え休日がない場合が多いのでよく考えましょう。

土曜日の出勤(休日保育がある場合は日曜祝日も含まれます)を振り替え休日として平日にとれるかは、園によって違います。

平日にも休みたいのであれば振り替え休日という形をとっている園の方が平日休みが取れるので、確認しておくと良いですね。

福利厚生

福利厚生は、大企業と違いあまり整ってない場合も多いです。

子どもと関わる職業ではありますが、産前産後休暇や育児休業明けに働きやすい仕事かといったらそうでもありません。

時間短縮勤務がなかったり、あっても3歳までと期間が短い場合もあります。

保育士として資格を持って働く以上、長く務めていきたいと思っている人が大半だと思います。

育児休業や産前産後休暇がしっかりとれる環境かどうかはもちろん、取得実績はあっても実際に復帰した人はどのくらいいるのか、復帰してすぐに辞めたりしてはいないか確認しておくと、働きやすい職場かどうか分かるかと思います。

保育園に子どもを預けて働くのであれば、開所時間はどこの園もほとんど一緒なので、早番や遅番には間に合わない可能性が高いです。

その場合、固定シフトで働けるのかは非常に重要な基準でもあります。

見落としがちなので、確認しておくと安心ですね。

また、自分の子どもを預けて同じ園で働くことができるところもあります。認可外保育園で子どもを無料で預けられる嬉しい施設もあるので、確認してみると良いと思います。

他にも様々な福利厚生があるかと思いますが、最近はリロクラブやベネフィット・ステーションといった外部企業に福利厚生サービスを委託している保育園も多いです。

映画の補助券やテーマパークの割引券などが手に入ることもあるので、活用できると良いですね。

求められる人物像

保育園側が採用したい人はどんな人なのでしょうか?保育士として働いている目線から考えていきたいと思います。

責任感がある人

保育園で働くということは子どもの命を預かるという大事な使命を持っています。

子どもは大人が考えもしないような行動を起こしたり、年齢が低いとできないことも多く、大人が援助しなければならないことが沢山あります。

「これぐらいいか」「今離れていても大丈夫だろう」というような気の緩みが、大きな事故に繋がります。

責任を持って業務につくことが大切です。

コミュニケーション力がある人

保育士という仕事は子どもと遊ぶだけではなく、人との関わりが重要になる仕事です。

その相手は、子どもはもちろん保護者や保育士同士、園長や主任といった管理職と多岐に及びます。

子どもとコミュニケーションを取るやり方と、保護者に対する対応は違います。

子どもから好かれても、保護者からは人気のない保育士を何人も見てきました。

子どもを預ける上で保護者は先生のことをよく見ているので、丁寧な言葉遣いで適切な助言ができ、コミュニケーションがしっかりとれることを大切にしています。

低年齢のクラスに至っては、複数人でクラス運営を任されることが多いです。

自分勝手に動いていてはクラスも上手くまとまらず、結果として子どもの怪我や事故に繋がります。

保育者同士話し合い報連相をしながらクラス運営をしていくことになるので、そういった意味でもコミュニケーション力があるというのは重要な要素になってきます。

ピアノなどの楽器ができる人

保育士がピアノを弾く場面は、幼児担当になるにつれて増えていきます。

ピアノや楽器があると、声だけで「並びましょう」「座りましょう」と指示するのではなく楽器が出す音を使って指示をするという方法をとることができ、1人で複数人を見る幼児クラスの担任にとっては必要なスキルであると思います。

楽譜通りに弾けなくても、簡単な伴奏で弾くことができれば、子どもは唄うことができます。

無理をしてピアノが嫌いになってしまっては本末転倒なので、自分のできる範囲で努力すると良いでしょう。

必要なスキルや資格、経験

保育士資格以外に幼稚園教諭の免許状を持っていると、保育園だけでなく、幼稚園教諭免許が必要な認定こども園でも働くことができます。

幼保一元化の動きはまだあるようなので、両方の資格を持っておくと安心ですね。

どちらか片方しか資格はなくても、研修を受けてもう一つの資格を取得できるような取り組みが行われています。

積極的に挑んでみましょう。

必要な資格というわけではありませんが、子どもに関する資格を持っていると自分の強みとしてアピールできます。

絵本専門士、食育アドバイザー、チャイルドマインダー等保育に生かせる資格は民間資格ですが多数存在します。

自分の好きな分野を伸ばして、資格取得をしてみるのも良いですね。

保育士の雇用形態による違い

保育士は様々な雇用形態で勤務することができます。

正規職員はちょっと……と二の足を踏んでいる人でも、他の雇用形態で自分の希望にあった働き方ができるかもしれません。

どんな雇用形態があり、どんな違いがあるのか簡単に説明します。

仕事内容の違い

雇用形態によって、仕事内容にも違いが出てきます。

正規職員

正規職員は保育園で一番重要で責任のある立ち位置になります。

主任や園長、クラスリーダーといった役職に就けるのは正規職員だけです。

日ごろの保育やクラス運営はもちろんのこと、毎日の連絡帳の記入や書類(週案、月案、行事計画等)の作成、行事運営を計画したり保護者の対応をしたりと、やることは多岐にわたります。

保育園で行う仕事のほぼ全てを把握していると言っても過言ではないでしょう。

派遣職員

派遣社員は派遣会社に籍を置き保育園に派遣されてくる職員なので、雇用主は派遣会社になります。

そのため時給で働くことができるので、保育園では難しい固定勤務などの要望に応えてもらえるのも嬉しいところです。

派遣職員は正規職員と比べて、作成したり記入したりする書類はありません。

クラス担任を持った場合は、派遣会社との契約内容によっては月案や週案は書くことがあるかと思いますが、行事の計画案や行事の運営などは免除されることが多いでしょう。

扱いはパートと同じことも多いので、日々の保育のリーダー(1日の流れやねらいを決めて子どもたちを引っ張っていく人)をやらない場合も多いです。

そのかわり正規職員が不在の時に絵本を読んだり、ピアノなどを弾いて子どもをまとめることはもちろんあるので、とっさの判断が必要な部分もあります。

パート職員

パート職員は時給で働いているので、早番だけの職員や遅番だけの職員といった人がいます。

早番専門のパートであれば、園内の清掃から始まり子どもを受け入れて一緒に遊び、正規職員がきたら引き継ぐ……という流れがほとんどでしょう。

朝早くから多くの子どもが登園する園では別ですが、朝の延長時間に子どもがまだ少ない場合は、園内の清掃や洗濯物を干したり取り込んだり、園庭の整備などを行うことが多いです。

また必要な資材を準備するのも大切な役割ですね。

日勤のパートであれば、正規職員と一緒に保育士が足りないクラスに入り、クラス運営を行います。

リーダーをとることはなく、正規職員の補佐という形で周りについていくのが苦手な子のサポートをしたり、排泄の介助や食事の介助、食事後の室内の清掃といったことを行います。

正規職員がリーダーとなることがほとんどなので、1日のねらいを立てたり子どもをまとめたりという部分は少ないです。

遅番専門のパートは、勤務開始と同時におやつ後の園内の清掃をしたり、備品の補充などを行います。

15時前から勤務する場合は、午睡で子どもたちが寝ている間にトイレ掃除をしたり園庭整備をしたりと雑用を主に行います。

正規職員だけではなかなか回すことができない部分なのでパート職員にはいつも助けられています。

その後正規職員から子どもの申し送りを聞き、保護者のお迎えの際に引き渡すという流れになります。

子どもが帰ったら室内を清掃し、洗濯ものを回したり明日の準備をして退勤します。

雇用形態別のメリットとデメリット

正規職員

正規職員は仕事内容は多く大変な印象はありますが、その分給料は他の雇用形態とは違いしっかりと貰うことができます。

リフレッシュ休暇や賞与などが貰えるのも正規職員ならではなので、魅力的ですね。

他にも福利厚生や社会保険などもしっかりしており、余程のことがない限り辞めさせられることはありません。

保育園によっては行事を担当すると行事手当が貰えたり、早番手当やクラス担任手当といった基本給とは別の臨時収入を貰える場合があります。

ただし、休みを取るのは派遣職員やパート職員より難しく、行事の代休などを上手く使って平日休みを取っています。

勤務時間も固定ではなく、開所時間からシフトで運営しているので、毎日同じリズムで生活できるということはほとんどありません。

早番の日は朝5時に起き遅番の日は22時に帰るなんていう場合もあるので、固定勤務を希望するのであれば、正規職員ではなく他の雇用形態を考えた方が良いでしょう。

派遣職員

派遣職員は派遣元によって決まりが違いますが、ほとんどが時給制で働いています。

同じ時給制のパート職員と違うのは、雇用主が違うところと給料に差があることです。

パート職員と派遣職員では同じ仕事内容でも、派遣職員の方が時給が100円~500円程高い印象があります。

派遣職員は派遣元が別であるので、保育園独自で行っている手当や賞与、地域で支払われている処遇改善手当などは貰えません。

賞与を貰わなくても高い時給を貰っていれば年収は正規職員と変わらない場合もありますが、近年処遇改善手当を支給する自治体が増えているので若干損したと感じる方もいるかもしれません。

正規職員に比べ、時給制なので定時で上がりやすく休み希望もほとんど通るので、自分の好きな時間を使って働くことができます。

休みを取りやすいのは最大の魅力ですね。

派遣職員は時間に自由がきき、給料も良いところから子育てをしている方に人気があります。

また、責任も正規職員ほど重くありません…

パート職員

パート職員は時給制なので、自分で働く時間を決めることができます。

また休みも取りやすく、有給休暇も働いた日数に応じて貰えます。

中にはパート職員でも賞与を貰える保育園もあるので、ちょっとした自分へのご褒美になりますね。

休みがとりやすい反面給料は安く、手取りでもらえる給料はフルタイムで働いても月給16万円前後のことが多いです。

保育園の時給の相場は900円~1,200円と、資格を持っていても他のサービス業の時給とほぼ変わらないです。

配偶者の扶養に入っていたかったり、他の仕事をしながら空いた早い時間や遅い時間の有効活用をしたいという方にはおすすめしたい雇用形態です。

保育所以外のおすすめの勤務施設 おすすめ理由もお教えします!

保育士資格は、保育園以外でも活躍することができます。

児童養護施設

0歳~18歳までの児童が入所している児童養護施設。

一般的な保育園は開園時間が決められていて、その時間内が勤務時間ですが児童養護施設は24時間365日ずっと開所しているところがほとんどです。

24時間シフトなので夜勤もあります。

児童養護施設は子どもの家庭的生活を共にしているので、保護者の役割に近い存在です。

保育園では設定保育がありますが、児童養護施設では日中子どもは学校や幼稚園に行くので設定保育を考える必要がほとんどありません。

そのかわり朝ごはんの支度をしたり寝る準備をしたり宿題をみたり……といった生活全般の業務をこなします。

勤務時間はありますが、24時間子どもと一緒に過ごすので、子どもと保育園とは違った強固な信頼関係を築くことができます。

託児所

企業や商業施設の中にある託児所でも、保育士資格を活かして働くことができます。

保育園では担任として1年間同じ子どもと生活を共にしますが、企業の託児所では3歳未満児を預かることが多く、最大で3年間生活を共にします。

商業施設では一時的に預かるので、その日によって違う子と過ごし毎日違った発見があります。

基本的にお散歩や戸外遊びといった活動を提示するのではなく、室内にある遊具を使って子どもが好きな遊びをしているのを見守る立場にあります。

もちろんいけないことはいけないと叱ることは大切ですが、生活の流れを教えるわけではないので保育園のように毎日ピリピリとした雰囲気ではなく、穏やかに見守っていられる環境が整っています。

子ども服の販売員や室内遊具施設のインストラクター

必ずしも保育士資格が必要な仕事ではありませんが、子ども服の販売員や室内遊具施設のインストラクターの求人も保育士といった子どもに関する資格を持っていると有利になることがあります。

特に室内遊具施設では、読み聞かせの会を開いたり子どもに関するワークショップを行ったりするので、保育士資格を持っていると何かと役に立ちます。

保育士求人についてよくある疑問

保育士の求人をみていると、これってなんだろう?どういう意味だろう?という疑問が出てくるかと思います。

保育士は専門職でもあるので、専門用語が出てきたりします。

新卒で仕事を探している人にとっては少し難しく感じる部分もあるかもしれません。

保育士求人でよくある疑問に簡単にお答えしようと思います。

応募方法は?

保育士求人を見た媒介にもよります。

園のホームページなどから直接応募

保育園のサイトを見て応募する場合は、応募先について明記されていると思います。

ほとんどの場合園に直接電話をするかメールアドレスや登録フォームに記入し、折り返しの連絡を待つ形になります。

電話をする際は早朝や夕方の延長保育といった忙しい時間は避け、なるべく13時~15時のお昼寝の時間に連絡するようにしましょう。

12時〜13時の一般的な昼休憩の時間は最も忙しい時間帯でもあるので避けてくださいね。

ホームページには担当者の名前(園長・主任・個人名)が書かれていると思いますので、その人をお願いするか求人を見て連絡しましたと最初に言うとスムーズです。

保育士求人サイトから応募

保育士の求人サイトから応募する際は登録されているアドレスや電話番号に連絡する他、『応募はこちら』というようなボタンが設置されていると思いますので、そちらから応募しましょう。

保育士求人サイトはほとんどの場合仲介業者として担当を付けてくれることが多いので、気になった求人以外でも、自分の希望や条件を伝えておくとそれに合った求人を紹介してくれることあります。

傾向としては頻繁に電話や連絡が来ることが多いので、転職を考えていて今の職場にバレたくないのであれば最初にその旨を伝えておきましょう。

おすすめの求人サイトは、こちらの記事を参考に!

ハローワークから応募

ハローワークはインターネットからも求人を見ることができるので、気になった求人があるのであれば管轄のハローワークに赴いてみましょう。

ハローワークに載っている求人のほとんどは保育士求人サイトに同じように求人があることが多いので、平日時間を作りにくいという人はハローワークではなく求人サイト経由の方が簡単だと思います。

面接でよく聞かれることは?面接合格の秘訣!

保育士の面接は、比較的和やかに執り行われることが多いです。

難しい質問が来ることはほとんどないので、安心して行いましょう。

新規採用の面接の場合

保育士の面接の中でも一番多い質問は「なぜ保育士になろうと思ったか」です。

保育士になろうと思ったきっかけは人それぞれであり、その理由のせいで落とされることはありません。

子どもが好きだから、自分が通っていた先生に憧れていたから、と理由は様々だと思います。

正直に全てを話しましょう。

同様に「どんな保育士になりたいか」という質問も多いです。

こちらも、自分がどんな保育士になりたいのかを想像して話してみてくださいね。

園の方針によっては「それはうちではできないかもしれない」と言われてしまうこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合は肯定的に受けとめてくれるでしょう。

面接で一番重視されているのは、質疑応答の内容よりもしっかりと受け答えができるか、明るく元気に話すことができているか、といった人間性を重視する傾向にあります。

保育士は子どもと常に一緒に過ごす仕事なので、子どもたちから好かれる先生を採用したいという思いがあります。

中途採用の場合

中途採用の場合は「なぜ転職を考えたのか」を必ず訊かれます。

転職の理由が前の職場での人間関係や園長と相性が悪かった、ひどい園だった……とあるかもしれませんが、前職場の悪口を言うのは避けましょう。

他の職場を見ることでスキルアップをしたい、給料面での不安や結婚してからも長く働きたいと思っているから、主任として活躍したい、といったポジティブな理由であるほうが好印象です。

他にも今まで受け持ったクラスや人数を訊かれることがありますが、それについては合否には直接関係せず採用された場合の人事に影響してくることなので正直に答えましょう。

たとえ幼児クラスを持ちたいからといって、「幼児クラスしか経験がありません」と嘘をついて幼児クラスの配属になっても、何をすれば良いか分からず右往左往してしまい、結局自分の首を絞めることになります。

訊かれたことは正直に答え、それから希望するクラスや将来のビジョンを伝えると良いですね。

保育士の面接を受けるときは、こちらの記事を参考に!

保育士の資格がなくても応募できる?

保育士の資格の有無は求人にも明記されているかと思います。

ほとんどの正社員の求人は保育士資格が必須の場合が多いですが、パートやアルバイトで保育補助として採用される場合は無資格でも大丈夫なこともあります。

最近は無資格でも保育園で働きながら資格取得を目指すことを推奨している自治体もありますので、無資格でも保育士として働きたい人は対象の園を調べてみましょう。

面接では、保育士資格取得を目指していることをアピールすると良いでしょう。

保育園の見学の際には、どんなことをチェックすればいい?

保育園の見学では、働く上で一番大切なことをチェックしておきましょう。

働いている人の雰囲気は?

保育士の離職理由で上位を占めるのは人間関係です。

見学の際は説明してくれる主任や園長の人柄だけでなく、一緒に働くであろう保育士の様子もチェックしておきましょう。

特に自分と同じくらいの年代の人はどのくらいいるのか、勤続年数はどのくらいの人が多いのかをチェックしておくと良いですね。

新卒や新規で採用した人がどのくらい残っているかも、その園が働きやすいかを知る目安になります。

あまりにも異動が激しい場合は、理由を聞いてみるのも賢い選択です。

身だしなみはどう?

保育士として働くことになったとしても、まだまだおしゃれに気を遣いたいもの。

髪の毛を染色したりパーマをかけたいときは、どこまで許されているのかを確認しておきましょう。

株式会社が運営している保育園では、髪の毛の色もどこまで染めて良いか決められている所も多く、あまりにも明るい髪色はNGとされる場合があります。

また女性の身だしなみの一つでもあるネイルも、保育所では禁止されていることの方がほとんどですが、トップコートはOK、爪が長くなければOKといった場所もあります。

やりたい人は確認しておくと良いでしょう。

休憩室やロッカーは個人で使用できる?

働く上で大切な場所でもある休憩室やロッカーも見せてもらいましょう。

ロッカーは一人一人に支給される場合と、複数人で使う場合や場所は決められておらず朝来た人から自由にロッカーを選択する(個人持ちではないので私物を置いておけない)場合と様々です。

保育士は教材や絵本といった保育で使うものを使用する機会が多いので、荷物を置いておける個人ロッカーが整備されているとありがたいですね。

また、休憩室は清潔に使われているのか見ておくと、働いている職員の様子が表れてくるかと思います。

事務所は綺麗に整頓されているか

事務作業が多いのも保育士の特徴で、事務作業をするのは保育室ではなく事務室で行われることが多いです。

保育所はデジタル化が進んでいない部分が多く、週案や月案、個別の指導案などが全て紙ベースで残されていることがあります。

その書類が事務所に乱雑に置かれていないか、管理が適切に行われているか確認してみましょう。

事務担当の職員がいれば別ですが、ほとんどが保育士が行う部分が多いです。

働いている保育士の仕事ぶりを見ることができるのでチェックしておきましょう。

また事務作業が苦手な人は、どのくらい作業するべきことがあるのか、パソコンで行っているのか手書きなのかを確認しておくと安心ですね。

残業って多いの?

保育士は残業が多いと言われていますが、時期と園にもよります。

株式会社が運営している保育所では残業を厳しく考えているところが多く、残っていると早く帰れと言われることもあります。

ただし、タイムカードを切ってから行うサービス残業が多いのも事実で、私が働いている職場も残業なしを謳っているものの、どうしてもサービス残業をせざるを得ない部分があります。

残業がどのくらいあるのかは聞いてみるに越したことはないですが、一番分かりやすいのは閉園時間30分前くらいに希望する職場を覗いてみて、どのくらい灯りがついているか確認することです。

ほとんどの園では延長時間は1室で合同で保育することが多いので、灯りがついていても1部屋と事務所程度なものですが、他の保育室も煌々と灯りがついていたり、保育士たちの話し声がするようであれば残業が多いと考えて良いでしょう。

残業はあるものだと考えて、残業した分だけ賃金に反映されるのかを確認したほうが無難かもしれません。

行事前は残業が多くなる傾向にありますが、それでも閉園時間いっぱいまで残るのは稀です。

休みはやっぱり取りにくい?

休みがとりにくいかは園にもよりますが、比較的人員に余裕がある職場では有給休暇を取得することが容易な所も多いです。

私が働いている園も希望休を出せばほとんど通してくれることが多いですが、基本は1日に1人しか休みを取ることはできません。

月曜日や金曜日といった連休にあたる平日は人気なので、取れないこともあります。

また、土曜日の出勤を振り替え休日にしているところは比較的平日も休みをとりやすいでしょう。

中には土曜の振り替えをする日が決められている園もあり、土曜日の早番は月曜休み、遅番は水曜休みといった体系をとっていることもあるので確認してみてくださいね。

中には土曜日の振り替え休日はなく、4週8休として扱う場合もあるので、土曜日に振り替え休日をもらいたい人は確認しておきましょう。

まとめ

様々な場所で活躍している保育士。

保育園だけではなく、様々な職種を検討したり自分のライフスタイルに合った働き方を考えたりして、職場や雇用形態を見つけていけると良いですね。

保育士の仕事は毎日が新鮮で楽しく、やりがいがあります。

保育士の求人や募集内容をしっかりチェックして、楽しんで長く勤められる職場を見つけましょう。


関連キーワード

保育士求人

保育士求人についてもっと深堀りした情報を見る

病児保育の年収の相場は?年収を上げるためにやるべき4個のことも紹介します

幅広い年代の子どもと関われる、比較的福利厚生が充実している等メリットが多い病児保育の仕事。興味のある方も多いのではないでしょうか?しかし、やはり気になるのはその収入。どのくらいの収入が得られるのか、生活はしていけるのか等、気になる点は多々あると思います。今回は病児保育所で働いていた経験のある筆者が自身の経験を交えながら、病児保育の仕事の年収や年収を上げるために出来ること等について解説していきます。私はこんなところで病児保育の仕事をしていました私は地方の小さな市にある医療法人が運営している病児・病後後児対応型の病児保育所で勤務していました。職員は受入れ人数次第で変わるのですが、概ね1~4名で対応

病児保育の仕事はどんな人におすすめ?向いている人の3個の特徴やキャリアについて解説します

共働き世帯の増加と共にどんどんニーズが高まっている病児保育。今回は病児保育の仕事に興味を持っている方向けに病児保育の仕事内容、向いている人、活かせる経験、メリット、キャリアアップについて解説していきます。病児保育の仕事にはどんなものがある?まずは簡単に病児保育の仕事内容の説明を行います。病児保育の主な仕事内容は、病気または病気の回復期にある子どもが保護者の勤務等の都合で家庭でも保育園・幼稚園等でも保育が難しい場合、一時的に預かり保育を行うことです。具体的な仕事内容は下記の通りです。環境整備病気、病気の回復期にある子どもは体力や免疫力が弱っています。そのため、温度や湿度を適切に管理し、快適に過ご

病児保育求人でよくある募集内容やおすすめ求人のポイント、気になる疑問について解説します

子育て中のパパ、ママが一番困ってしまうのはお子様が病気になった時ではないでしょうか?しかし、お仕事が休めずどうしても看病が出来ない。近くに頼れる人もいない。そんな時はどうしたら良いか分からなくなってしまいますよね。そんな時に役立つのがパパ、ママの代わりに子どもの看病をしたり、身の回りの世話をしてくれたりする病児保育です。今回は馴染み深いようで意外と知らない病児保育の求人情報や仕事内容等について解説していきます。病児保育の仕事ってどんな仕事?病児保育の仕事は病気、または病気の回復期にある子どもを一時的に預かり保育を行うことです。市町村によっては病児、病後児ではなくても冠婚葬祭や傷病、出産等でも預

保育士の年収はどのくらい?私の周りの相場や給料の決まり方を紹介します

保育園や託児所で勤務する保育士。小学生女児にとったアンケートでは、毎年10位以内にランクインするほど人気の職業でもあります。子どもたちと毎日関わることができて、とてもやりがいのある職業に感じられますよね。一方で、保育園もブラック企業のようなものだから離職率が高い、という噂も耳にします。実際、保育士の年収はどのくらいなのでしょうか。給与事情に着目してまとめます。保育士の給与の相場はどのくらい?経験者が解説します!保育園は、認可と認可外に分けられます。認可保育園は児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた基準(資格のある保育士の人数、施設の広さなど)をクリアし、自治体に認められた施設のことです。

保育士求人サイトのおすすめ4選。仕事を探す時に私が良かったものを紹介します

保育士や保育関係のお仕事を始めよう!と決心したら、次にやることはお仕事探しですよね。最近では、インターネットで手軽に仕事を探したり求人情報を集めたりすることができるようになりました。保育士の求人に特化したサイトも沢山あります。ここでは、大手のサイトについて詳しく解説し、本当に使いやすいサイトはどれなのかご紹介したいと思います。保育士求人サイトのおすすめ4選「保育士 求人」で検索すると、沢山の求人情報サイトがヒットします。共働きの子育て家庭が増えていることから、保育業界は人手不足で求人も数多くでています。売り手市場で嬉しい反面、情報が多すぎてどのサイトから探したら良いのか迷ってしまうことも。また

保育士の採用で気を付けていることや採用される人の特徴は?保育園の経営者が教えます

保育士不足と言われている現在、保育士の確保は深刻な問題となっております。しかし、保育士を雇ってもすぐに辞めてしまっては意味がありません。できるだけ長く勤めてくれる良い人材を採用したいところです。ここでは、保育士の採用活動におけるコツや意識するべきことを記載していきます。保育士の採用ではどんな求人内容が募集されているの?基本的には、保育士の資格を持った方の募集がメインとなります。簡単に分けると、3つのポジションです。①現場スタッフ②園長候補、リーダークラス③保育補助(無資格でOKの保育園もあります)任せる仕事内容は園によって大きく異なる可能性があるので、求人広告や企業の採用ホームページをよく見て

保育士の時給や給料の相場は?給料を上げるためにやるべき4個のことも紹介します

保育士になりたい!けれども、保育士の給料ってどれくらいなのかな…と不安に思っていませんか?今回は、保育士の時給や給料の相場、給与の差は何なのかなどお伝えします。保育士の給料の相場はどのくらい?正社員で新卒入社した場合の保育士の給料相場初任給は地域や学歴(大卒か短大、専門卒か等)などによって変動してきますが、平均16万円~17万円が月給の相場です。これは基本給になるので、手取りはここから2万円~3万円程引いた額になります。都心にある園の方が比較的給与は高くなっています。正社員で転職した場合の保育士の給料相場転職の場合はその人の年齢や勤続年数で異なってきます。例えば1年~3年目での転職であれば初任

保育士に就職するためにはどうしたらいい?資格の取り方やなり方を詳しく解説します!

子どもたちと笑顔いっぱいな毎日を過ごす保育士。そんな保育士の仕事に憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。今回はそんな夢を持つ人のために、保育士になるための資格の取り方や保育士に就職するための方法をお教えします。保育士に就職するには?保育士になりたい!と思っていても、どうしたらなれるのか…。この記事では、そんな悩みに答えて、保育士の資格の取り方から、資格取得後の就職先の見つけ方まで分かりやすく説明します。保育士資格の取得の仕方も、就職先の見つけ方も自分に合った方法を見つけてくださいね。保育士の資格取得ルート保育士として働くには保育士資格を取得する必要があり、その取得方法は二つあります。大

名古屋の保育士求人でよくある募集内容、人気のエリアや年収相場を解説します

名古屋では待機児童解消のため、現在も多くの保育園が新設されています。保育園のニーズが非常に高い地域の一つであるため、保育士の需要も高まっており、現在は正規職員だけでもおおよそ4,500人の保育士が働いています。今回はそんな名古屋で保育士として働きたい人のために、名古屋の保育士求人の現状についてお伝えします。名古屋の保育士求人でよくある募集内容とは?まずは、名古屋市の保育士求人での年収や雇用形態、勤務形態などよくある募集内容をお伝えします。年収の相場名古屋市で働く保育士の平均年収は431万円程です。月収の平均は27万円程となっています。公立保育園で働く公務員保育士の初任給はおよそ19万円で、私立

保育士は副業しないときつい?周りの副業事情ややっているおすすめ副業6選

保育士の給料は安く、自分で自由に使えるお金が少ないと思う人は沢山います。今回は保育士として働きながら、副業で収入を得ることで生活の質を上げる方法をご紹介します。保育士の給料事情と副業保育士の給料は、メディアでも騒がれていたように決して高くはありません。初年度は他の職種とあまり変わりありませんが、昇給がほとんどなく長く務めてもなかなか給料が上がらないのが現状です。5年勤めていても、新卒の給料とほとんど変わらないなんていうこともあります。自分の職場で給料が上がらないのであれば副業をしようと考える人も多く、保育士として働きながら別の仕事をしている人も多くいます。保育士が副業をする主な理由は?経済的事


保育士求人に関するコラム

保育士でホワイトな職場の5個の特徴と求人や面接の時の見分け方とは?

働く親が増え保育園が急増している一方で、保育士不足は常に深刻な問題となっています。ブラックな職場はただでさえ足りていない保育士の働く意欲を奪い、潜在保育士を生み出す巣窟となりかねません。この記事では、ブラックな保育士の職場の特徴や見分け方などをおさえ、ホワイトな良い職場にめぐり合うためのポイントをまとめました。保育士の職場はブラック?ホワイト?保育士と聞くと子どもと楽しそうに遊んでいる姿が思い浮かびますが、客観的に見てまだまだブラックな職場があるのが現状です。そもそも保育園の始まりは社会福祉の考えにより慈善事業から始まったもので、要因は他にもあるものの「命を預かる仕事なのに給料が安い」というの

保育士が向いてない人の4個の特徴。向いていない場合の乗り越える方法も紹介

子供と接することが好きで保育士の道に進んだものの、辛い思いをしたり悩みが尽きないという人いませんか?私も子供が好きで保育士として働いていましたが、天職と言えるほど毎日楽しことばかりではありませんでした。子供と遊ぶだけが仕事ではありませんので、少ながらず悩んだり肌に合わないと感じることは多々あります。昨今、資格を持ってるのに保育士として働いていない“潜在保育士”がとても多いと言われています。様々な理由があると思いますが、資格を取ったものの向いていなかったと感じている人が多いでしょう。今回は、保育士として働くことに向いていない人の特徴とその乗り越え方をご紹介していきます。向いていない人の特徴に当て

保育士の資格を活かせる仕事おすすめ4選。仕事内容とおすすめポイントを紹介します

日々、子どもたちの身のまわりの世話をし、心身共に健康に成長できるような支援を行う保育士。身近なお仕事のようで、資格の取得方法や活かし方についてはよく分からない!という方も多いのではないでしょうか。実は、基準を満たせば誰にでも取得のチャンスがある保育士資格。ここでは、保育士資格の取得方法と活かせる仕事について詳しくまとめます。保育士の資格とは?保育士は、日々子どもたちの保育を行っています。また、保護者に対して保育に関する相談や支援を行うことができる立場でもあります。保育士資格は国家資格なので、例え都道府県をまたいで転居した場合であっても、日本全国どこでも資格を生かして働くことができます。保育士と

保育士の休みはどれくらいある?他の職業と違うところはこんなところ!

保育士はやるべきことが多くてとにかく忙しそう!というイメージがあると思います。確かに様々な技術やアイデア、そして、何より子どもが怪我なく過ごせるような安全な保育が求められたりと大変さも沢山感じると思います。園によっては残業、持ち帰りもあったりして仕事は多いかもしれません。でも、そんな保育士にもしっかりと定められた休みがあります!私も普段は保育士として頑張っていますが、休みはしっかりと休んでいます。休みの日はなるべく保育園のこと、子どものことなど、仕事のことをなるべく忘れてパーッとリフレッシュすることが大切だと思っています。今回は保育士三年目の私から、保育士のリアルなお休み事情をお伝えさせて頂き

保育士を辞めたいと思うときは?楽しいことばかりじゃない、保育士の大変さを紹介します。でも保育士の仕事は好き!

子どもたちと関わりたいと思い、夢を持って保育士を目指す人は多いと思います。ところが実際に保育士として仕事を始めてみると、自分が思い描いていたイメージとかけ離れていたために仕事を辞めていくという人が少なくありません。保育士を辞めたいと思う背景にはどのようなものがあるのでしょうか。保育士の業務内容も紹介しながら、仕事の難しさや大変さを具体的に説明していきたいと思います。保育士の1日保育士は子どもと遊んでいるイメージが強いですが、一日中遊んでいるわけではありません。出勤してから退勤するまでの保育士の仕事内容を紹介します。始業~登園出勤簿に印を押し、持ち場につく出勤簿に印を押したら持ち場(早番は未満児