子供と接する事が好きで保育士の道に進んだものの、辛い思いをしたり悩みが尽きないという人いませんか?

私も子供が好きで保育士として働いていましたが、天職と言えるほど毎日楽しい事ばかりではありませんでした。

子供と遊ぶだけが仕事ではありませんので、少ながらず悩んだり肌に合わないと感じる事が多々あります。

資格を持ってるのに保育士として働いていない“潜在保育士”がとても多いと言われています。

様々な理由があると思いますが、資格を取ったものの向いていなかったと感じている人が多いでしょう。

今回は、保育士として働く事に向いていない人の特徴とその乗り越え方をご紹介していきます。

向いていない人の特徴に当てはまったからと言って、保育士になるなと言う事では決してありません。

折角、子供が好きで保育士を目指したのですから、働きにくいと感じる部分を改善して保育士として働き続けてほしいのです。

保育士の仕事内容は?

読んで字のごとく、子供を“保育”する仕事です。

保育とは、乳幼児を安全で清潔な環境で個人それぞれの成長を手助けする事です。

食事や着替え、トイレなどの生活面や歌や読み聞かせなどの知育面、屋内・室内で遊ぶ事によって心身面が発達します。

そんな中で、保育士は子供達に対して何をしているのかを合わせて、保育士の仕事内容を解説します。

子供達と遊ぶ、見守る

一番のメイン、子供達と遊ぶ事です。

子供達と一緒に遊んでいても、他の子供達同士が遊んでいる所にも気を配ります。

危険はないか、喧嘩はしてないか、喧嘩をしていたら仲裁に入り、解決していきます。

また、誤飲が無いように遊べる玩具の選定をします。

遊びには年齢や個人で遊べるレベルが違いますので、見極めながら子供達全員が楽しく遊べるようにします。

保育室などの環境を整える

子供達には安全で清潔な環境で日々過ごしてもらうために、掃除や整理整頓などをこまめにします。

インフルエンザなどの感染病は一気に広まってしまうため、換気はとても大事になってきます。

また、楽しい気分で過ごしてもらうために、壁やドアに季節ごとの飾り付けをします。

絵本が破けてしまったり、玩具が壊れてしまったら、補修や修理を行うことがあります。

食事の準備、お昼寝の介助

昼ご飯の準備をして、子供達を席に座らせたら食事の介助をしていきます。

一人で食べられない子には食べさせながら、一人で食べられるように練習をしていきます。

好きなものばかりだけでなく満遍なく食べているかをチェックして、遊びながら食べている子には食事を促します。

食事後は歯を磨き、お昼寝をします。

歯磨きは介助しながら喉に刺さらないように気を配り、寝つきの悪い子には付いて添い寝や抱っこで寝かしつけます。

連絡帳や保育指導案の作成

保育園での様子を書いたり、保護者の質問や要望に返信したりする連絡帳を書きます。

保護者は園での様子がいつも気になっていますので、なるべく様子が思い描けるように詳しく書いていきます。

育児の悩みや相談事を書いてくる時は、アドバイスを返信する事もあります。

また、子供達への保育計画や目標、実際にどんな保育をしていくかなどを書き留めておく保育士同案を作成します。

月単位の“月案”と週単位の“週案”がありますので、頻繁に作成していきます。

保育士が向いてない人の4個の特徴とは?

保育士として向いてる人の特徴はわかりやすいかと思います。

では、向いていない人の特徴はどんなものがあるでしょうか。

保育士の仕事を任されてから初めて気づくことが沢山ありました。

私の経験から思う事、感じた事を踏まえてご紹介していきます。

自分の保育方針を貫きたい人

保育の学校や試験を受けて保育士資格を取得しているので、自分なりの保育方針があるかと思います。

実際、保育園で働き始めると、新人のうちは自分の保育方針が出せない事が多いのです。

勤める保育園の色のようなものがあり、独自のルールがあります。

また、直属の主任や先輩の保育方法に従うように言われて、自分の描く保育のイメージと葛藤しながら働く事になります。

そこで、自分はこうしたいと主張してしまうと、人間関係がややこしくなり、うまくいかないパターンが多いです。

ピアノが苦手な人

私がピアノが苦手なので実体験ですが、未だに生演奏をしながら保育を行う保育園が多くあります。

就職試験の際に実技として披露するので保育園側はピアノのレベルがわかっていると思うのですが、保育が始まってしまうと容赦なく弾かされます。

月の歌、週の歌など沢山の曲を弾かなくてはならなくて、とても大変な思いをしました。

報告・連絡・相談が出来ない人

保育園は先生同士の連携によって、より良い保育が出来るのです。

子供一人ひとりの状態やお迎えの時間など、大なり小なり伝える事が沢山あります。

自分が定時で帰る場合は、遅番の先生に申し送りをしなくてはなりません。

困った事があればすぐに然るべき人に相談して、素早く解決しないと大事になってしまいますよね。

そういった所謂“報連相”が出来ないと保育が円滑に進まなくなり、大きな事故に繋がりかねません。

プライベートを優先させたい人

保育士の仕事は子供第一のため、頻繁に休むことは出来ません。

自身の子供の体調不良や行事などの突発的な休みを良しとしている保育園が増えてきてはいます。

預かる子供の人数や他の先生が体調不良で休んだとなると、自身の用事は済ませなくなってしまいます。

向いていないかも?でもこうやって乗り越えられます!

思いつく4つの向いてない人の特徴を紹介しましたが、そこで保育士の道を閉ざすのは待ってください!

向いていないと思っても、考え方や方法を変えればカバーできます。

解決、とまではいかないかもしれませんが、乗り越え方を提案していきます。

自分の保育方法は小出しにしよう

夢を持って保育士の道へ進みましたが、主任や先輩から保育方針や方法を押し付けられてしまう事があります。

自分が思い描く保育方針とは違うかもしれませんが、主任や先輩の保育に従ってみましょう。

経験値が高い先輩の保育方法を実践してみると、とても勉強になるし、得るものが多いものです。

そこで、やはり自分の保育方法を試したいと思う場合は、少しずつ出していきましょう。

がらりと方法を変えると、角が立ってしまいます。

もし、大幅に保育方法を変えたい場合は先輩に相談してみるのも良いでしょう。

簡単な楽譜を探してアレンジしよう

ピアノが苦手な場合、上手に弾ける先生と同じようには弾けません。

働き始めると練習してる時間が多く取れませんし、次から次へと新曲が登場してきます。

そんな時は書店などに売っている簡単な伴奏の楽譜を探しに行きましょう。

簡単な楽譜を見ていると、なんとなく簡単な伴奏を弾くことが出来るようになってきます。

メジャーではない曲を弾くときは、自分でアレンジして演奏していました。

直接伝えるのが苦手なら、紙に書いて渡そう

申し送りや相談事など、相手によってはしにくい事ってありますよね。

そんな時は紙に書いて渡しましょう。

お手間を取らせてしまうのですが、など一言お断りの言葉を添えれば問題ないかと思います。

受け取った相手も文字にして伝えてもらえば、情報漏れがなく、相談事の答えを落ち着いて対応出来るため、良い事づくめではないでしょうか。

なんでもかんでも紙に書いて、ではコミュニケーションが取れないので、簡単な事は直接伝えられるようにしていきましょう。

向いていないとしても乗り越えたい!そう思える保育士のやりがいとは?

乗り越え方を紹介しましたが、人はそんなにすぐ変われるものではありませんよね。

全て従って自分を押し殺して働いていても、辛い思いをするばかりです。

そこで、保育士として働いていて思う所はあるけれど、これがあるから働き続けていけるやりがいを紹介します。

とにかく子供が可愛い

何を置いても、子供が可愛いの一言につきます。

保育士を目指すだけあって子供が好きだと思うのですが、接してみるとより好きだという感情が沸き上がります。

イヤイヤ期や生意気な事を言われる事もありますが、あとから思い返すと笑顔になってしまいますよ。

担任の先生でなくても、子供達は懐いてくれます。

教室に入ってきた時に、名前を読んで笑顔を向けてくれるとそれだけで、保育士になって良かったなと思います。

保護者とのやり取り

難しい保護者もいますが、大半の保護者は良い人ばかりです。

連絡帳などでやり取りをしていく上で、教えられる事や新たな発見などに気付かされることがあります。

私は保育園内の人間関係で悩んでいましたが、保護者と少しでも話が出来ると気分転換になりました。

空気を察して、応援してくれる保護者もいたので、最後まで仕事をやり遂げられる事ができましたよ。

また、保護者からは我が子を安全に見ていてくれる、〇〇が出来るようになったと感謝の言葉を述べられる時があります。

人から感謝されるとやる気が湧いてきて、仕事のやりがいを感じられる瞬間です。

達成感を感じられる

トイレトレーニングをしていた子供がトイレで用が済ませられた、縄跳びが飛べるようになったなど、子供の成長と共に保育士は達成感を感じます。

子供と一緒に挑戦して、失敗を味わい、悩んで試行錯誤してを繰り返して、成功した時には喜びもひとしおです。

また、運動会やお遊戯会などのイベントでも達成感を感じます。

練習では危うかった完成度でも、本領発揮して本番では大成功を収めると、子供達と一緒に達成感を味わえます。

失敗があったとしても、本番で真剣に取り組んでいる姿を見るだけでも、皆で頑張ったなと思えます。

保育士の仕事は保育園以外でも活かせる?

どうしても保育園で働きにくいと感じてしまう事があると思います。

辛い思いを抱えて働いていても、良い仕事は出来ません。

保育士として働いた経験は、保育園以外に転職しても活かせるのでしょうか?

託児所

大型商業施設や美容院などにある託児所は、保育士の資格があれば勤められます。

保育園とは違って保育方針がガチガチに固まっているなどのしがらみがなく、預かった子供を安全に怪我無く、楽しく過ごしてもらう事が目的です。

絵本や紙芝居を読んだり、ブロックで遊んだりと自由遊びが中心ですので、ご自分のやりたかった保育が試せるかもしれません。

アミューズメント施設

意外に思われるかもしれませんが、アミューズメント施設でも保育士として活かせる仕事があります。

乳幼児向けの有料の遊び場には保育士資格を持つ人が働いており、一定の年齢を超えていれば保護者無し遊べます。

保護者が付き添っていない子供から目を離さずに、安全を確保しながら一緒に遊びます。

電動の遊具を動かしたり、玩具を片付けたり、受付を担当したりと様々な業務を任されますので、忙しいかもしれませんね。

児童福祉施設

親と一緒に暮らせない子供がいる乳児院や児童養護施設、障害を持つ子供が通ったり住んでいる施設などがあります。

保育園とはまた違う保育方針や働き方ですが、やりがいのある仕事であり、必要とされる人材です。

勉強する事が多く、専門的な知識が必要となる場面が多いのですが、子供が好きだという気持ちを生かせる最大の場だと思います。

まとめ

保育士に向いていないと感じてしまう気持ちは痛いほどわかります。

私の経験上で感じた事や思った事を紹介してきました。

どの職種についても、苦手意識や肌が合わないと思うことはあります。

あまり外の風が入ってこない保育園の中で働くというのは、しがらみや保育園独自のルールなどがあり、より働きにくい場面が多いと言えます。

そこで、奮い立って革命を起こすくらいの気持ちで働き続ければ良いのでしょうが、大半の方は保育士として自信を無くしてしまい、他業種の仕事に転職する傾向があります。

私もその一人で、子供が好きなだけではやっていけないなと保育業界から去ってしまいました。

何年も経って今思えるのは、私ってよく頑張っていたし、子供達にも好かれていたじゃないかと言う事です。

若かったといえば返す言葉がありませんが、今でしたら昔よりはうまく立ち回れるのではないかと考える事があります。

保育士の人材不足が叫ばれている昨今、あなたの力が必要とされています。

子供が好き、という純粋な気持ちでもう一度、保育士として働いていただきたいと切に願います。

保育園ではない職場でも、是非とも保育士の資格を活かしていただけたら幸いです。


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