フォークリフトのアルバイトに関して、やりがいや、時給事情まで、私自身の体験も交えながら書いていく事にします。
フォークリフトバイトに興味があったり、これからやってみたいと考えている方はこの記事が何かの参考になるかも知れませんよ。
フォークリフトバイトは時給がいいという点だけではなく、他にも様々なメリットがあります。
また、身に付くスキルや向いている人の特徴もお教えしますので、是非最後までお付き合いいただければと思います。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
私はこんなところでフォークリフトのアルバイトをやりました
フォークリフトとは、人力では持ち運びが不可能な大きな重い荷物を運ぶ為の特殊車両の事です。
毎日沢山の荷物を扱うような物流会社や港、倉庫等の現場ではこのフォークリフトの存在は欠かせません。
今日、フォークリフトは実に様々な場面で大活躍していますが、以前私がフォークの仕事をやっていたのも主に工場や物流倉庫内でした。
屋内での作業だった為、季節や天候等にも左右される事がありません。
フォークの仕事は慣れてしまえば結構簡単ですし、力仕事ではないので体力的にもキツくありません。
時給も少し高めなので生活の為、しばらく続けていた時期がありました。
ただ、某大手ネット通販会社でフォークオペをやっていた時はやたらと忙しくて大変でした。
とにかく会社は貪欲に儲けよう儲けようとガツガツしているので、従業員の作業効率のアップやミスの軽減に恐ろしく徹底的です。
バイト作業員の時間内の作業件数とミスの回数は監視役のバイトが1時間毎に1人1人を全てチェックして回り、一定以上のミスを重ねた者に対しては一目で分かるように目だつたすきを付けさせて作業させる事になっていました。
更に、残業はさせるが残業代はなるべく発生させないような姑息な雇用方法を採っていたりとやる事がいちいちケチ臭いのです。
会社を利用する顧客に対しては迅速なサービスを提供している一方で、従業員を薄給で馬車馬のように使い倒していた訳です。
このように、運が悪いとこういうブラックな職場に知らずに入ってしまう事もままあるのですが、フォークの仕事はドライバーの仕事と同じく、一度身につける事が出来れば職場が変わってもやる事は同じなのでスグに対応出来ます。
おまけに需要は数多くあるのですから、自分に合わないような現場であれば無理に我慢等はせず、さっさと鞍替えすれば良いわけです。
これはフォークリフトの資格保持者の持つ強みと言えるでしょう。
フォークリフトのアルバイトの時給は?
現在、工場内での商品ピッキング、梱包、検品といった所謂単純作業のアルバイトは1000円前後が大体の相場となっています。
フォークリフトのオペレーターであればそれよりも数百円は高いです。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
フォークリフトのアルバイトでやりがいを感じたこと
大きな運送会社や物流倉庫等では毎日毎日外からどんどんと商品が入ってきたり、逆に外へとどんどん荷物を発送したりしなければなりません。
そうした大量の荷物や商品を効率よくテキパキとさばく為にはフォークリフトでの作業はかなり重要となってきます。
そうした仕事をするフォークオペレーターというのは、現場をある程度指示したりしてまわしていくようなポジションでもあるので、ただ機械のように同じ事を何時間もひたすら無言で続けるだけの単純作業よりも頭や気を使います。
周りの状況やペース等をある程度自分で考えながら仕事を進めて行く配慮も必要になってくるわけで、その点難しくもありやりがいもあるのです。
フォークリフトのアルバイトをやってて良かったこと
フォークリフトのアルバイトをやってて良かったこと1:仕事が見つかりやすい
やはり、フォークリフトの資格と運転技術があれば、この業界では何処の会社や現場に行っても仕事にありつけるという事です。
資格の取得は比較的容易ですし、フォークリフトで仕事が出来るという事があなたのキャリアアップに繋がる場合もあるので、特に物流や配送関系の仕事に長く携わるつもりであれば取得しておいても損はありません。
フォークリフトのアルバイトをやってて良かったこと2:お給料が多い
フォークの仕事は時給が高めなので、貰えるお給料が増えるのも嬉しいところです。
また、事故を起こさずキチンと正確に仕事をこなせるようになっていければ、職場でのステップアップもある事でしょう。
フォークリフトのアルバイトをやってて良かったこと3:長く続けられる
フォークの運転は重い荷物を人力で持ち運びするような無理な力を使わないので、身体に殆ど負担がかかりません。
その為、歳をとっても長く続けられるという事で、将来を見越して早い内にその資格を取っておき、老後に備えるという考え方もあります。
年金だけでは老後の生活に不安を感じる人が多い中、今や歳をとっても働かなくてはならないような時代です。
年齢とともに誰しも身体に無理が利かなくなるのは避けられない事ですので、こういう身体をあまり使わなくても出来るような仕事を今のうちからあれこれとしっかり考えて準備しておくというのは非常に大切な事なのです。
フォークリフトのアルバイトで身についたこんなスキル
フォークリフトの運転作業というのは、なかなか特殊です。
決して難しくはないものの、この仕事をする為には運転技術以外でも必要となるスキルというかコツのようなものはやはり幾つか存在します。
それは単なる技術的なものというよりは、むしろ仕事をやっていく内に自然と身に付くようになるような思考とかやり方といったものが多いです。
荷物の配置に気を使う事
昔、倉庫番というゲームがありましたが、ああいう風に上手く考えて荷物を移動、配置させるような思考力というのはフォークオペレーターには必要です。
流石にゲームほどのパズル的要素は無いものの、現実の作業では沢山の荷物を限られた構内スペースに上手く配置するようにしておかないと、いざその商品が必要となり取り出すことになった場合、無駄に時間や手間がかかったりする事になります。
また、通行や、他の作業の邪魔にならないように配慮しながら荷物の置き場所を決めなくてはなりません。
この事からも分かるように、この仕事は単に機械の運転が上手いというだけでは、なかなか務まらないものです。
フォークリフトのアルバイトをやっている中で嬉しかった瞬間
私は幾つかの現場でフォークリフトに乗っていた経験がありますが、ごくたまに嬉しいと言うか、ラッキーな場面に出くわすような事がありました。
フォークリフトのアルバイトをやっている中で嬉しかった瞬間1:正社員として採用の声がかかった
昔とある工場でフォークオペレーターのアルバイトとして働いていたのですが、その現場ではフォークオペレーターが余程足りていなかったのか、社長から正社員として働かないかという声がかかった事がありました。
当時私は自分でやっていた仕事があり、その合間にそこでフォークの仕事をやっていたのです。
しかしその時は、かなり本業の方が忙しかったので残念ながらその話を受ける事はありませんでした。
とにかくフォークを使って仕事が出来るという事は現場での即戦力となりますので、雇う側にしてみてもそういう人材を常に求めているわけです。
フォークリフトのアルバイトをやっている中で嬉しかった瞬間2:転職に苦労しない
運転免許やその他の資格と同じように、フォークの資格もそれがあれば同じ職種の業界内では転職するのに苦労がありません。
私はフォークの仕事をしていた時は結構頻繁に職場(会社)を変えていましたが、どこでもすんなりと採用して頂けた思い出があります。
もちろん教習所以外でフォークを運転した事が無いというペーパードライバーでは意味が無いので、実際にフォークを使って仕事が出来るという事が採用にあたっては重要となりますが。
フォークリフトのアルバイトはこんな人におすすめです!
数ある職種の中で、フォークリフトの仕事を敢えて選ぶというからにはそれなりの理由がある事でしょう。
この仕事は一体どんな性格の人にとって向いているのでしょうか?
フォークリフトのアルバイトにおすすめの人1:もくもくと仕事がしたい人
とにかく職場の人間関係が苦手な人や人と接するのに抵抗があるという人、そういったものに対して強いストレスを感じるような人にとってはこの仕事は向いています。
もちろん仕事はチームワークが必要ですから、最低限のコミュニケーションや人間関係は当然不可欠となりますが、それでも接客業や営業職、サービス業等と比べれば断然少ない方です。
工場系の仕事は特にこういった傾向が強いのですが、他にも車のドライバー等が当てはまりますね。
一人でもくもくと作業をするのが自分には向いていると感じる人にはフォークオペレーターの仕事は合っていると思います。
フォークリフトのアルバイトにおすすめの人2:髪型等にこだわりたい人
長髪やヒゲ、ド派手な染め髪等をしているような人は飲食店での勤務や接客の仕事に携わる事はまず不可能です。
車のドライバーの仕事でもなかなか厳しいものがあるでしょう。
どうしてもそういうファッションに拘りたいという場合にはやはり選択可能な職種というのは限られてくる事になってしまいます。
工場系の仕事ではそういった規制はかなり緩く、しかも採用のハードルは低い。
実は私も以前色々な現場でフォークオペ等をやっていた理由は正にそれでした。
もともと私はフォークや工場の仕事に特に興味や関心があったわけでもなく、当時どっぷりと音楽にハマッていたという個人的な事情からかなりのロン毛男だったのですが、仕事の為に髪を切るのがどうしても嫌だったというだけです。
話好きな私は屋内でひたすら黙々と作業をするというのはハッキリ言って性に合いません。
が、この国では男は髭ヅラ、ロン毛というだけで直ちに社会不適合者とみなされ、こういうけしからん風貌の人間に対しては多くの職なぞは与えられません。
ですから、とび職や工場系ではそういった風貌の人達が働いている光景をよく目にします。
実はファッションに拘りたい人にとってはぴったりの職なのです。
まあ、これも職場によってはNGな所もありますので、面接等でしっかりと確認すると良いでしょう。
ロン毛等は見た目どうこうというよりも現場で髪の毛が機械に巻き込まれたりして危険だという理由から禁止している事もありますし、ヒゲも衛生的な観点から食品を扱う工場ではダメと言われる場合もあります。
フォークリフトのアルバイトのおすすめの選び方とは?
フォークリフトのオペレーターは常に需要がありますので、募集を見つけることは容易です。
やる事はほぼ同じ。
フォークを使用した荷物の移動がメインです。
時給も相場は大体決まっていてどこの会社でも大差は無い筈です。
となれば、後はどういう現場で働く事になるのかが重要となります。
フォークリフトのアルバイトのおすすめの選び方1:現場の作業環境を事前に知っておく
倉庫内での作業となれば、気候や天候に左右される事はありません。
設備の整った新しい物流センター等では冷暖房完備という恵まれた環境の中で快適に作業に臨む事が出来ますが、港や資材現場等での屋外作業がメインとなると大分状況は変わってくる事になるでしょう。
また、古い倉庫は内部が埃だらけで不快だったり、屋根が付いているだけで半屋外のような現場もあるので、自分の勤務する事になる現場は事前に調べたりして知っておくと良いです。
フォークリフトのアルバイトのおすすめの選び方2:どのぐらいの忙しさなのか知っておく
大手の物流会社等ではそれこそ毎日ひっきりなしに出たり入ったりと、決して荷物の流れが途絶えるような事はありません。
特に繁忙期と言われるような時期には忙しさはピークに達し、残業休日出勤等はザラです。
バイトであればそういうのも気軽に断る事が出来ますが、とにかく同じ時給であれば、忙しいよりもそうでない方がいいと考えるのは決してその人が怠け者だからなのではありません。
しかし、現場がどれほど暇か大変かと言うのは、実際にそこに就いてみるまではなかなか分からないのが実情です。
フォークリフトのアルバイトのおすすめの選び方3:何を扱っているのか知っておく
どんな荷物でも扱っているような大きな現場もありますが、例えば衣類だけとか食品だけを専門に扱うような会社の現場もあります。
私は以前ワインだけを専門に扱う会社の倉庫でフォークに乗っていた事がありますが、かなり気を使って慎重に運転していたのを今でも憶えています。
もちろん荷物を雑に扱ってビンが割れてしまっては大ごととなってしまうからなのですが、これが衣類等であれば相当気も楽であったであろうという事は想像に難くありません。
何をメインに扱う現場なのかを意識して応募する事も大切でしょう。
まとめ
フォークリフトの仕事はというのは一般の人達にとって最初はとっつきにくく、あまり馴染みも無い、ある意味マニアックな世界だと言えるのかもしれません。
馴れるまではそれなりに大変な事もありますが、やっていて良かったと思える部分もきっと見つかると思います。
とにかく最初はあまり悩みすぎずに、思い切ってその職場に飛び込んでしまう事も必要です。
そこからあなたのフォークリフトライフが始まる事になるのですから。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)