電話応対を含む仕事は、正社員でもアルバイト・パートでも、巷に少なくありません。

私も電話応対自体がメインではないにしても、その業務を含む仕事を色々としてきました。

いくつかの仕事の中で、電話応対の業務をしてきた経験から、電話応対アルバイトに活かしていけることを解説してみます。

私はこんなところで電話応対のアルバイトをやりました

まずは小売店舗。

書店でしたので、近隣のお客様からの本に関する問い合わせが多くありました。

そして事務補助。

事務補助では、電話応対の業務はいくつかある業務の柱のうちの一本といえるかもしれません。

書類作成やデータ入力などの業務と並んで、大事な仕事の一つです。

電話応対アルバイトの時給は?

私のしてきたアルバイトでいえば、小売店(書店)の販売員ではほぼ最低賃金とほぼ変わらない金額でした。

私が書店員をしていたのはかなり前のことにはなるのですが、特別なスキルを要しない販売の職種では、時給額と最低賃金との差がないという状況は現在もあまり変わっていないようです。

平成30年10月1日から、東京都の最低賃金は985円。

アルバイト情報サイトなどで調べると、東京都の書店員の時給は「985円~」「990円~」などの設定になっていて、総じて1000円前後のことが多くなっています。

キャリアに応じて上がることはありそうですが、上限1200円~1300円ほどのものが多いようです。

事務補助では、都道府県や市町村などの行政機関の求人であればその自治体で定めている臨時職員の給与になっていることでしょう。

比較的都会では、職種的に見た場合、民間(派遣で事務補助の仕事に就いた場合の給与)に比べると低い印象がありますが、田舎であれば、民間と遜色ないか、若干高く感じる設定になっていることも。

東京都では民間事務補助パートで1000円~1500円程度、公務事務補助で1000円台のものが多くなっているようです。

平成30年10月1日からの最低賃金が760円台になっているある県では、民間事務補助パートで800円~1000円程度、公務事務補助パートで900円程度になっていました。

フルタイムでの公務臨時でやはり900円程度です。

電話応対アルバイトでやりがいを感じたこと

実際に応対をする電話というのは、当たり前のことではありますが、やはり用があってかかってくるものです。

その「用」の役に立てるというのがやりがいの一つではないでしょうか。

電話を受ける側の専門知識を必要としていたり、単純なアポイントの要請だったりと、内容には幅があります。

しかし、お客様や取引相手が電話をかけてくるのは「用」があってのことですから、それぞれに対して適切な応対をすることができるに越したことはありませんね。

仕事をする上でやりがいを感じると同時に、求められていることでもあります。

電話応対は、きちんとこなしていかないと大きな問題になってしまうこともあるからです。

いい加減な応対はせず、確実にわかっていることのみ答えること、もしわからないのであればわかる人に取り次ぐことなど、気をつけなくてはならないポイントを押さえて取り組みたいものです。

電話応対アルバイトをやってて良かった3個のこと

電話応対アルバイトで、やっててよかった、と思えることがあります。

実感としてのよかったことを紹介します。

感謝される

何かを「知りたい」という思いで電話をかけてこられるお客様はいます。

私のしていた書店員のアルバイトでは、「~~の内容の、○日くらい前に新聞で見たような気がする本」がほしいといった電話を受けることもしばしばありました。

「わかりません」ではなく、それが一体何という本なのかをお知らせできたときに、感謝されるとうれしくなりました。

もちろん、「本屋なんだから知っていて当たり前だろう」というお客様もいますので、必ず感謝されるというものでもありません。

感謝されるかもしれないし、されないかもしれない。

これはどんな業種でも共通しているかもしれません。

組織の一員として、つなぎ目の役割ができる

少々複雑な表現ではありますが、これは、電話応対の中でも自分以外の誰かに電話を取り次ぐことを想定してのことです。

正確にどのような内容の電話なのかを聞き取り、きちんと取り次ぎをするのは、些細なことのようで企業にとってはとても大切なことです。

直接かかってきた電話の内容そのものに対応するわけではなくても、必要な相手に取り次いだり、伝言をしっかりと預かって伝えたりすることはできます。

電話応対の業務を抜かりなくこなすことは、その組織にとってはつなぎ目としてとても重要かつ必要な仕事になっているのです。

仕事(事業)の内容がわかる

どんな電話であっても、基本的には企業なり役所なり、その事業所の事業内容に関連したものであるはずです。

取り次ぎや伝言などをするのみだったとしても、電話応対をするうちに実際にどのような事業・業務を扱っているのかということがわかってきます。

そのことで、仕事の幅が広がってくることは、とてもよかったと思います。

電話応対アルバイトで身についたこんなスキル

電話応対アルバイトで身についたこと、その後に活かせるようなスキルについて解説します。

正確なメモ術

電話応対のキモの一つは、やはり正確に取り次ぐ、伝言するということ。

誰かから電話があったけど誰からかはっきりわかりません…などという伝言では困ります。

しっかりとメモをとって、必要なことがきちんとわかりやすく伝わるということが必要になります。

電話を受けた場合、誰から、どんな要件で、誰にかかってきた電話なのかということを聞き取ってメモを取ります。

取り次ぐべき相手が在籍していて、すぐに電話に出られる状態であればそのまま取り次ぎますし、そうでない(不在や、他の電話に対応中など)の場合にはさらにいくつか聞き取っておかなくてはなりません。

折り返しが必要か、必要ならばいつ(までに)すればいいのか、具体的な返答についても依頼があるのか等々、聞き取った内容を正確にかつわかりやすくメモする必要があります。

伝えるべき相手に伝わらなくては意味がありませんし、必要なことが抜けていたら会社に損害を与えるというような事態にもなりかねません。

正確にメモをとるということは、電話の取り次ぎのみではなく、その他の場面でも活かすことができる基礎的なスキルですので、意識的に身につけるようにしていきましょう。

敬語表現

敬語や、婉曲的な言い回しが必要になるのが電話応対。

社内の人相手でももちろん敬語は使うと思いますが、外部の人に対しての表現というのは、慣れないと案外難しいものです。

第三者敬語や、身内に対する表現など、いくつかのルールがあります。

自分の立ち位置を明確に把握し、電話をかけてきた相手がどのような立場の誰なのか、社内の誰に用があるのかということ組み込んだ会話をしなくてはなりません。

特に雑談などをする必要はなりませんが、定型的な会話の中でも、敬語表現がおかしいと会社全体のイメージを損ねることにもなりかねません。

「(当社の)課長はいらっしゃいません」といった身内に対する敬語表現をしないように気をつけます。

たとえ社長であっても同じことです。

ただし、相手によっては臨機応変にしないとかえって気分を損ねるということがあるのも確かです。

臨機応変の応対ができるよう、日頃から表現の幅を広げるようにしておきましょう。

電話応対アルバイトをやっている中で嬉しかった瞬間

やりがいを感じたこと、電話応対アルバイトをやってて良かったこととも通じますが、電話応対アルバイトをする中で、うれしかった瞬間を振り返ってみます。

スッキリ! 疑問を解消できた瞬間

「感謝される」の項で書いたような、不明なことがあってお客様がかけてきた電話の疑問を解決できたときにはとても嬉しいものです。

それがそのまま売り上げになるというようなことではなくても、スッキリします。

なぞなぞが解けて、スッキリした、嬉しい…といった、単純なものではありますが、業種によってはこの手のスッキリは多いかもしれません。

問い合わせ等への対応完了できた瞬間

特定の誰か宛ての電話を受けた場合ではなく、業務上の問い合わせなどに自分一人で対応ができたときにも嬉しく思ったことがありました。

「あの人に聞かないとわからない…」というのではなく、いろいろなことを把握できるようになって、電話での問い合わせにきちんとこたえられるというのはいいですね。

上記の「スッキリ!」とも共通してきますが、この対応の結果、さらに相手の行動がフィードバックされるようなことがあればなお嬉しいのではないでしょうか。

例えば、書店員でいえば、本のタイトルなどについての問い合わせがあり、それにお答えできた後その本を注文していただけた、というようなことです。

電話応対アルバイトはこんな人におすすめです!

電話応対アルバイトはどのような人に向いているのでしょうか。

ここでも、コールセンターやサポートデスクといった、電話応対に特化した職種ではなく、業務に電話応対が含まれる仕事を見ていきたいと思います。

電話に出るのが苦にならない

電話応対を含む(と考えられる)仕事には、「どんなことを聞かれるかわからないから出たくない」といった意識がない人におすすめです。

販売や事務の仕事では、電話応対がメインの仕事ということはあまりないことでしょう。

メインの仕事は、販売職であれば接客や品出しなど、事務職であれば書類の作成やデータ入力などということになるでしょうか。

そのため、求人には電話応対についての記載がされていないかもしれません。

記載がないからといって、電話応対の業務はしなくてよいということではなく、むしろ、当たり前にできてしかるべき、とい思われていることはままあります。

どんな仕事でも、目の前に電話があって、他にとる人がいなければ、かかってきた電話に応対するということは当たり前に求められています。

特に高度なことは求められないまでも、かかってきた電話を取り、取り次いだり伝言を受けたりが苦にならないという人は、電話応対アルバイトの幅が広がりますね。

慎重な人

勝手な自己判断で、かかってきた電話の内容の重要度などを決めつけるような人では困ります。

自分宛の電話ではなく、会社への電話です。

慎重にすべて聞き取って、適切につながなければなりません。

また、電話の相手に対してウッカリ失言をしてしまう人というのも困りますね。

電話に出た時点で、会社の顔、あるいは代表者になっているという意識を持って、慎重に応対をできる人におすすめします。

これは、難しい内容に一人で答えられるような人というような意味ではありません。

自分の立場をわきまえて、電話をかけてきた相手を不快にさせることがないような言葉づかいや、取り次ぎにミスがないように聞くべきことをしっかりと聞こうとする心構えのことです。

電話に出た人の態度が悪い=その会社はダメ、というイメージにつながりかねません。

電話応対アルバイトのおすすめの選び方

電話応対アルバイトの中でも、電話応対の業務のウェイトはそれぞれ異なります。

それを踏まえて、おすすめ求人の選び方を見ていきます。

事務職

事務職の業務内容も、驚くほど多岐にわたるものです。

経理事務、総務事務、営業事務など、担当する仕事そのものの幅もあります。

そのどれでも、電話応対が含まれていることは多いのではないかと思います。

事務補助などの、職責が比較的軽めのアルバイト・パートでも、求人の仕事の内容にファイリングや来客応対などと並んで、電話応対を含んでいます。

事業所全体が円滑に回るように、いろいろなことに気を配りながらする事務系の仕事。

中でも電話応対は外部と事業所の中を電話一本でつなぐ業務です。

そういった意識を持って、電話応対を含む事務職で頑張るのも素敵ではないでしょうか。

販売職

販売の仕事でメインになるのは、当然店頭での接客販売ということになるでしょう。

しかし、かかってくる電話はあります。

お客様からの電話、業者からの電話、基本的にはこのどちらかになるのではないかと思います。

それを踏まえて、しっかりとした応対をする必要があります。

お客様からの電話に適切な応対をすることは、売り上げにつながる可能性の非常に高いことです。

言葉づかいや表現、話すことの内容にも気をつけて、過不足のない応対をしていきたいものですね。

また、対面での接客と、電話越しの応対は、互いに呼応していますので、実のある電話応対が店頭での対面接客にフィードバックされていくことも考えられます。

「笑声」を意識して電話に出るようにしましょう。

コールセンター、サポートセンターなど

ここまであまり触れてきませんでしたが、電話応対が主な仕事内容になっている職種もあります。

コールセンターや、企業のサポートデスク、カスタマーサポート、ユーザーサポート、あるいはお客様係、相談室のような名称のこともあります。

お客様からの電話を受けることを目的として設けられている部署、あるいは会社ということになります。

電話を受けるだけではなく、企業側からお客様に営業として電話をかけるようなアウトバウンド型のコールセンターなどもあります。

いずれにしても、しっかりとした研修があるところも多いので、電話に出ることが苦にならないという人でこれから電話応対の仕事をメインにしていきたい!という人にはおすすめです。

まとめ

実際に経験してきた電話応対の業務を含むアルバイトのあれこれについて、その実感をまとめてみました。

いろいろな仕事で、実は案外携わることも多い電話応対。

電話応対の専門家として働くということではなくても、電話応対をする機会は多いことでしょう。

ほんの少し意識をしておくだけで、スムーズに、また楽しく電話応対の仕事ができるのではないでしょうか。


関連キーワード

電話応対バイト求人