看護師は、不規則な勤務に加え、命を預かるプレッシャーを感じることも多く、大変な職業のひとつです。

その分、やりがいがあったり、他の職業に比べ給料が良かったりと、魅力も多い職業でもあります。

看護師として働いていくうちに、向き不向きを感じたり、また他の職業への好奇心などにより、看護師を辞めたいと思うこともあるかもしれません。

しかし、看護師一筋で仕事をしてきた場合、一体どのような仕事に転職できるのか、転職する際の注意点にはどのようなものがあるのか、見当がつきにくい現状もあるかと思います。

そこでここでは、看護師を辞めて違う仕事に転職する際の、おすすめの仕事5選と、選ぶ時の注意点について紹介していきます。

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看護師を辞めて違う仕事に転職したくなったらやること

看護師は大変な職業ではありますが、魅力も多い職業です。

また、看護師になるためには国家資格の取得が必要であり、その取得に向けて時間もお金もかかっています。

簡単になれる職業ではないからこそ、看護師を辞めて違う仕事に就く際は、様々なことを考え、準備する必要があります。

ここでは、看護師を辞めて違う仕事に転職したくなったらやること3つを紹介します。

辞める理由を明確にする

看護師を辞めて次の仕事を考える際、「ただ辛くて辞めたいから」といった理由だけでは、次に何をしたいのか、明確にすることが難しくなります。

何が辛くて、どういった環境あるいは業務内容なら良かったのか、について考えを整理していくことで、自分が「どのような仕事・働き方」をしたいのかが見えてきます。

また、これらの考えの整理をしていくことは、仕事を探す際のポイントになります。

例えば、「医療や看護から離れたい」という理由なら、看護の経験ではなく、自分自身の個性や強みを活かして他業種の転職を検討してくことになります。

また、「看護や医療は好きだが、身体を動かすのが辛い」といった理由であれば、看護や医療の知識や経験を活かせる会社や業種を検討してくことになるでしょう。

これらのように、辞める理由を明確にすることは、自分が働く際に求めていることの明確化につながり、つまりそれは、自分の仕事を探す際のポイントになっていきます。

もし、考えてみても明確な理由が出てこない場合はこちらで話しを聞いて貰いながら答えを出してみても良いでしょう。

給料ダウンは覚悟する

看護師の給料は、他の職業に比べて高い水準にあります。

一般的に看護師の平均年収が500~600万円前後といわれる中、業種にもよりますが、会社員の平均年収は400~500万円前後です。

夜勤等がなくなり体の負担が減る分、伴って給料も減りますので、最低でも100万円前後の給料ダウンは覚悟する必要があります。

転職する仕事に関する情報収集をする

看護師を辞めた後の仕事については、細かく調べておく必要があります。

なぜなら、医療業界で働く人は専門性が高い分、視野が狭くなることがあり、極端に言うと「世間知らず」な部分もあるからです。

違う職業への転職の際には、例えばメールや名刺交換のお作法など、看護師の時には必要としていなかったスキルが必要となる場合が多いので、十分に下調べを行ってから転職することが重要です。

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看護師の資格を活かした転職~おすすめの仕事5選

看護師は、医療、保健、福祉に関係しており、幅広い分野で活用ができる資格のひとつです。

特に、超高齢社会を迎えた日本では、様々な分野で看護師の需要が高まっています。

その看護師の資格を活かせるおすすめの仕事として、以下に挙げる5つを選んでみました。

介護施設

基本的に介護施設の多くは、法律で看護師を配置することが義務付けられています。

しかし、看護師不足が叫ばれる状況の中で、介護施設においても、慢性的な看護師不足の状況にあります。

そのため介護施設は、比較的看護師の求人が多い転職先のひとつだといえます。

おすすめの理由

突発的な事態が少ない

介護施設で看護の対象となる人の多くは、慢性的な経過を辿った高齢者の方々です。

その為、病院とは異なり、「急変」や「急患」などの突発的かつ命に関わるような事態は少ない傾向にあります。

夜勤がない職場も多い

また、夜勤がない職場も多く、体への負担が少ないことも魅力のひとつです。

どの地域にもある

加えて、介護施設はどの地域にも存在していますので、勤務地域も幅広い転職先であるといえます。

選ぶ際の注意点

給与面

介護施設の種類によっては看護師の夜勤がないことが多く、その為、病院よりも給料相場が低く、金銭面には注意が必要です。

施設の種類と業務内容

また、介護施設の種類によって、高齢者の状態や看護師に求められる役割も様々です。

その為、介護施設を転職先に選ぶ際には、給料面と介護施設の種類、看護師の業務内容について、事前によく調べておく必要があります。

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医療メーカー

医療メーカーでは、病院などの医療現場で積んだ経験が活かせる場合が多く、看護師の資格を条件にした求人が多く見受けられます。

看護師の資格を活かせる医療メーカーの業種として、「医療機器」や「医薬品」などのメーカーがあげられます。

おすすめの理由

商品開発に携われる

医療機器などのメーカーでは、実際に医療機器を使っていた使用者としての意見や経験を、商品開発等に活かすことができます。

治験コーディネーターになれる

また、医薬品メーカーなどでは、患者さんの身近で看護を実践していた経験を活かし、新薬の「治験」を実施するために、「メーカー」と「患者さん」の橋渡しをする「治験コーディネーター」として、看護師の資格を活かすこともできます。

転職後の昇給の可能性がある

給料面に関しては、看護師ほどもらえない可能性がありますが、大手のメーカーなどに転職できた場合、今までの経験が給料に反映されたり、転職後の成果によっては給料が上がっていく可能性も考えられます。

選ぶ際の注意点

求められるスキルが違う

医療メーカーでは、もちろん「看護師としての実績」が仕事の基盤になりますが、求められるスキルは、看護師の時とは大きく異なります。

例えば、データをまとめたり書類を作成するパソコンスキル、電話応対、メールでのやり取り、名刺交換や時には接待など、医療現場では活用する機会の少ないスキルが、医療メーカーでは必要となる可能性が高いです。

これらのスキルが必要となること、またそのスキルを磨いていかなければならないことを念頭に、転職先として検討していく必要があります。

実務経験を問われる

また、医療メーカーとしては、ある程度の「実務経験」を求めてきますので、自分の経験年数や知識が、求人の条件に該当しているかよく確認することが重要です。

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保健師

保健師とは、主に保健所などの行政機関や民間企業などに所属し、地域住民あるいは組織のメンバーの「健康を維持する」役割を担う仕事です。

「保健師」になるには、「看護師」の資格を取得している必要があり、このことからも看護師と近い職業のひとつといえます。

おすすめの理由

転職しやすい

保健師として「健康を維持する」役割を担うために、看護師の時に培った知識や経験を発揮することができます。

実際に、看護師の経験を積んでから保健師に転職する人は多くおり、転職のしやすさも魅力のひとつです。

給与水準が高め

また、行政機関や民間企業の中でも、専門職として就職することになるので、給与面では高い水準であることが多いです。

保健所などの行政機関に転職出来た場合は「公務員」になりますので、給料は年々昇給していくことも期待できます。

暦通りの休日が取れる

勤務体系も、夜勤はなく暦通りの休日になるので、看護師と比べ身体への負担も少ない仕事であるといえます。

選ぶ際の注意点

求人が少なめ

保健師は夜勤もなく、規則的な勤務体系であり、給与面でも比較的高い水準にあるため、人気のある仕事です。

そのため、退職する人も少なく、結果として公開されている求人も少ないのが現状であり、自分のタイミングで転職できるというよりは、求人が出たタイミングを狙っての転職となる可能性が高く、転職に関する計画が立てにくい場合があります。

年齢制限があることも

また、行政機関で保健師として務める場合は、求人の条件に「年齢制限」が設定されている場合もあるので、注意が必要です。

保育園

在園中の健康管理はもちろんのこと、子どもの成長過程、病気の感染予防、アレルギーの相談などについてその役割を発揮できる看護師は、保育園においても需要の高い職業です。

おすすめの理由

活躍が期待されている

保育園は園児の健康管理のために、看護師の配置を進めている現状があり、実際に、2003年からは私立保育園への看護師の配置が法律で義務付けられるなど、保育園での看護師の活躍が期待されています。

プレッシャーが少ない

また、保育園の種類にもよりますが、基本的には健康な子どもを対象とするので、命が危機にさらされるプレッシャーなどは少ない職場です。

選ぶ際の注意点

保育士の役割と変わらない場合もある

保育園は、基本的に健康な子どもを対象としている為、看護師の仕事としても、バイタルサインのチェックといった「健康管理」よりも、遊びを通した子どもの「成長過程」を支援する業務が多い傾向にあります。

その為、基本的な業務内容は保育士とほぼ変わらない、と思って転職する覚悟が必要になってきます。

保育園にも種類がある

また、重い障害を持つ子どもを預かる病児保育から一般的な保育園など、保育園の種類によって対象の子どもが様々になりますので、事前によく調べておくことが重要です。

看護大学の講師等

看護師が不足している現状の中、看護大学は増加の一途をたどっており、そのような状況に伴い、看護大学の講師等の求人数は増えてきています。

おすすめの理由

働きやすく高めの収入水準

夜勤等がなく、働きやすい勤務体系であることに加え、教授などといった職位や、常勤・非常勤などの働き方などにもよりますが、給料面も比較的高い水準にあります。

キャリアアップの機会になり得る

また、社会的に信頼の暑い仕事でもあり、キャリアップの機会にもなり得ます。

選ぶ際の注意点

求められる条件が様々

求人数は増えてきている仕事ではありますが、学歴や看護師としての経験年数など、条件も様々に求められる仕事でもあります。

その為、自分がその条件に当てはまっているか、よく確認してから転職を検討することが大切です。

待遇面も様々

また、看護大学の講師等は、職位や常勤・非常勤などの働き方によって、給料や待遇が異なる場合が多いので、事前の下調べが重要になります。

上記で紹介したような、看護師の資格を活かして働きたい人はこちらから求人を出して貰うと良いでしょう。

看護師の資格不要の転職先~おすすめの仕事2選

看護師という仕事は、「資格がある」ことだけに留まらず、仕事をしていく中で培われる様々な能力があります。

例えば、「人」を相手にしている仕事であるからこそ培われる「対人関係能力」や、急変など突発的な出来事に対応する「情報処理能力」などが挙げられます。

これらの能力は、看護師だけでなく、以下のような仕事で活かすことができる能力です。

事務

単純な仕事内容に見えて、実際は臨機応変さや集中力などを求められるのが、事務の仕事です。

集中して、臨機応変に仕事を行っていくのは看護師と通ずることもあり、資格にこだわらない転職先に挙げられる仕事のひとつです。

おすすめの理由

看護師と比べ、突発的な事態に影響を受けることの少ない仕事であるので、適度な緊張感の中、精神的に穏やかに仕事に取り組める可能性があります。

また、部署間でのコミュニケーションや業務に必要な集中力などは、看護師時代に培った能力を発揮しやすい仕事でもあります。

選ぶ際の注意点

大幅な給与ダウン

看護師と比べれば、重い緊張感や不規則な勤務にさらされることが少ない分、給料は大幅に下がることを覚悟する必要があります。

仕事内容やスキルが違う

また、看護師として働いていた際に培った能力を十分に活かせる仕事ではありますが、仕事内容や主に必要なスキルは、看護師とは大きく異なる可能性が高く、そのギャップを予め把握しておくために、「事務」という仕事に関して、十分に下調べを行うことが重要になっていきます。

接客

看護師として勤務するうえで培った「対人関係」に関する能力は、接客業でも十分に活かせる可能性が高いです。

おすすめの理由

プレッシャーやストレスが少ない

看護師の時と同様、人を相手にする仕事であることには変わりないですが、現場のような命の危機に対応するプレッシャーや、突発的な事態にさらされるストレスは少なくなります。

選ぶ際の注意点

大幅な給与ダウン

事務と同様、給料に関しては、大幅に下がる可能性が高いです。

短時間での対人関係能力発揮が必要

また、「対人関係能力」について、看護師の時は比較的時間をかけて信頼を得ていたものが、接客業では短時間での勝負となるなど、力の発揮の仕方が異なる可能性があるため、注意が必要です。

これらのような、看護師以外の仕事で働きたい人は、どんな仕事が自分に向いているか、一度こちらで相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

以上、看護師を辞めて違う仕事に転職する際のおすすめの仕事と選ぶ時の注意点について解説しました。

看護師という仕事は、幅広く応用の利く仕事のひとつです。

自分が経験してきたことが、どの分野に活かせそうか考えながら転職の準備をしていくことで、様々な選択肢があがってきます。

看護師の経験が、人生を前向きに歩む材料のひとつになればと思います。

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