医療現場や介護現場は基本的に、24時間365日営業しています。

それはわかりやすく説明すると、お客さんとなる患者さんや利用者様が常に目の前にいて、店員さんとなる医師や看護師は、お客さんである患者さんや利用者様のために働いているということです。

人間はこの世にいる限り、常に心臓は動き生きています。

健康な人は自分の力で生きていくことが出来ますが、病気を患っている患者さんや、病気によって後遺症や障害を抱えている利用者様は、私達医療者の手助けが常に隣り合わせです。

そんな医療者はいつでも手助けが出来るように、24時間365日スタンバイをして手助けをしていかなければなりません。

しかし、24時間365日営業ではない医療現場や介護現場もあります。

今回はさまざまな医療現場や介護現場での看護師としての営業時間、いわゆる勤務時間について述べていきたいと思います。

看護師派遣の働き方について知りたい人は以下の記事をご覧下さい。

「看護師」が自分に向いているか診断するにはこちら →

看護師の勤務時間って不規則なの?

一言で言ってしまうと不規則がほとんどだと思います。

勤務の種類でいうと次のようなものがあると思います。

  • 早朝番
  • 早番
  • 日勤
  • 遅番
  • 準夜勤
  • 夜勤

但し、全部の勤務の種類を取り入れているわけではなく、上記から何種類かを組み合わせて1日の勤務を組んでいると思います。

勤務先別に、看護師の勤務時間を見てみよう

外来のみの病院勤務の場合

外来の場合は、早番と遅番の2つのパターンが多く、外来の受付時間で勤務時間が決まっているところがほとんどだと思います。

また総合病院などは午前中のみの受付のところも少なくはなく、だいたい朝9時から外来開始のところが多いと思うので、その30分前あたりから勤務開始のところが多いと思います。

早番

外来の受付開始時間が勤務開始となる場合が多いと思います。

中には夜間から具合が悪く、朝一番に診察に来られる患者さんもいると思います。

特に小児や高齢者の場合、病院到着時には重症化している場合もあり、診察開始と同時に優先的に医師に診察してもらえるように、問診や触診、バイタルチェックなどをしておくと診察がスムーズに行えます。

外来では、この診療開始頃が一番の忙しさのピークと言ってもいいと思います。

診察開始がスムーズに行われるようにするには、準備が大切になってきますので、早番勤務開始時刻より早めに出勤し、業務を開始しているスタッフも少なくありません。

その反面、勤務終了は遅番者がいるので、急患などが多数いなければ、時間通りに勤務終了となることが多いと思います。

遅番

総合病院は午前中、もしくは17時には診察終了となるので、遅番がある病院は少ないと思います。

近年、夜間診療を取り入れているクリニックや夕方遅い時間まで受付を行なっているクリニックが増えており、仕事終わりの若い世代も病院にかかりやすくなっています。

そのため、クリニックのように外来しかやっていない病院でも、変則勤務を取り入れるようになりました。

午前中の10時頃からの勤務開始や、午後から勤務開始といった遅番になると思います。

勤務開始時は比較的、外来もさばき終わりで落ち着いているとは思いますが、逆に勤務終了近くに駆け込みの患者さんや処置が必要な患者さんがいると、時間通りに勤務終了とはいかない場合もあり、残業になってしまうことがあると思います。

また診療終了となると後片付けや翌日の準備があると思うので、やはり時間通りに勤務終了といかないことが早番より多いと思います。

入院病棟勤務の場合

病院の病棟は24時間365日営業です。

患者さんがいる限りですが、患者さんがゼロという入院病棟はまずないでしょう。

そのため交代勤務は必須になります。

時間で行わなければならない治療や看護業務も多く、勤務によって業務内容が全然違うということも少なくないと思います。

早番

だいたいが朝6時半から7時半の間の業務開始が多いと思います。

業務終了も15時から16時半頃だと思います。

業務内容的には、起床介助や朝の配薬、朝食介助になります。

またその日に検査の指示がある患者さんの採尿や採血を行うことも多いと思います。

検体採取は基本的には朝一番で朝食前となるため、夜勤明けスタッフか早番スタッフが行うことが多いです。

検体採取が終わらなければ、患者さんは朝食を待ってもらうことになってしまいますので、連休明けなどの検体採取が多い日は、バタバタと忙しくなりがちです。

日勤

一般企業のサラリーマンやOLと同じくらいの時間帯の勤務になります。

だいたい昼間のリーダー的存在となることが多いため、夜勤者からの申し送りを受けて、日勤帯スタッフへの指示を行い、報告を受けて夜勤者へ申し送りという業務が入ってくることが多いと思います。

記録なども多くなるため、残業も多くなりがちだと思います。

夜勤

現在、看護職の人員不足に伴い、二交代制を導入している病院がほとんどだと思います。

夕方の16時頃から17時頃に勤務開始となる病院が多く、翌朝の9時から9時半頃までの15時間を超える勤務のところがほとんどです。

日勤帯のスタッフの人数と比べると夜勤スタッフは少なく、2〜4人で患者さんを見ることになります。

ただし、日勤帯に比べると点滴交換なども少なく、患者さんも眠っているため、業務内容だけを見ると軽いと思われます。

しかし、急患や急変時には少ないスタッフで対応しなければなりません。

急患や急変が続いた時には、疲労感は計り知れないと思います。

救急病院勤務の場合

救急病院はいつ何時でも目の前に患者さんがいる限り、一刻を争っている時間が続きます。

その中で勤務をしていくことは、肉体的にも精神的にもかなりの負担があります。

そんなことから、二交代制だと夜間の勤務時間が長く、負担がかかりすぎてしまうため、三交代を導入しているところがほとんどだと思います。

日勤

日勤帯は他病院から搬送されてくる患者さんを受け入れることがほとんどだと思います。

病院から病院への搬送は、医師同士が直接やり取りしていることも多いため、受け入れはスムーズなことが多いです。

他の職種のスタッフも多いことも、業務がスムーズに行える要因だと思います。

準夜勤

午後の15時頃からの勤務が多いと思います。

他の病院の外来が終了する時間あたりからが忙しくなることが多いと思います。

勤務形態の中では一番残業が多く、勤務時間帯的には一番不規則な時間帯なため、看護師の中では一番嫌がられる勤務形態だと思います。

深夜勤

日付の変わる時間帯前後からの勤務になります。

仕事開始時は患者さんも寝ているので、救急搬送がなければ、業務は翌日の日勤者が行う検査や投薬、点滴の準備がメインだと思います。

患者さんの起床する時間が近づいてくると供に忙しくなってきて、検体採取やバイタルチェックに追われてくると思います。

仕事の終わりに日勤者への申し送りを行い業務終了となります。

日勤帯のスタッフが多いため、業務が終わっていなくても引き継ぎしやすく、残業は少ないと思います。

介護施設勤務の場合

施設は生活する場なので、私達が生活している家庭と同じような時間が流れています。

決まった時間に起床と就寝、食事や入浴、介助を必要とする利用者も多いので、排泄も決まった時間で行なっているところが多いと思います。

利用者の生活を中心に考え、その中で看護師は業務を行っていかなければなりません。

日勤

業務時間は病院と同じくらいのところがほとんどですが、病院とは違って、早番や遅番、準夜勤や深夜勤がないところがほとんどなので、勤務開始時間が病院と比べると遅いところがほとんどです。

夜勤

施設は医療行為は少ないので、夜は待機体制や介護職のサポートがほとんどです。

但し、急変時には基本的には1人で初期対応を行わければならず、その精神的負担は決して軽いものではありません。

「看護師」が自分に向いているか診断するにはこちら →

勤務先によって、看護師の仕事内容は変わる?

外来のみの病院勤務の場合

医師の診察や処置介助、検査介助、検査施行、生活指導が主な業務です。

診察介助は聴診する際などに、特に子供や高齢者を医師が診察しやすいように介助を行います。

この介助を行なうことで診察がスムーズに進行します。

また簡単な外科処置では、医師の処置がスムーズに進行するよう、必要なものを準備して医師に医療器具や物品を渡していきます。

検査介助では、患者さんは不安な気持ちが強い方もいるので、どのような準備をするかの説明や、検査がどのように進行していくかの説明、終わったあとの注意事項などを説明してあげることで、患者さんの不安を和らげます。

この不安を和らげることが検査をスムーズに行えるポイントでもあります。

外来では、定期通院にて持続的な投薬を受け治療をしている方も多くいます。

特に生活習慣病では、日常生活の中で制限することがあったりなど、注意をしなくてはならないことがたくさんあります。

間違った認識は持病を悪化させてしまう可能性が高いです。

悪化させないように指導を行うことも、看護師としての役割でもあります。

入院病棟勤務の場合

まずは病を治すことが最優先になります。

そのための治療の予定を理解してもらい、治療がスムーズに行えるように援助していかなければなりません。

治療を行うためや、治療の効果を評価するためには検査も行われます。

これは外来と同様で、検査がスムーズに行えるように、準備や説明は必須です。

ただし外来とは違い、普段の生活環境とは別の場所で治療や検査を進めていくため、患者さんの精神的負担は重くなります。

そのケアも看護師としての重要な役割になります。

救急病院勤務の場合

治療の全てを行うというより、治療の山場、命を助けることを最優先として行なっていく現場です。

医師の指示のもとで業務を行うことがほとんどです。

患者さんに変化がないかを観察していくことが主な業務で、医師の指示に従って投薬を行なっていきます。

また家族の精神面のケアを行なっていく必要もあると思います。

介護施設勤務の場合

利用者さんの生活している環境なので、基本的に医療処置は少ないと思います。

介護職のフォローや体調の変化はないかの観察が主な業務です。

ただし、人間はいつ具合が悪くなるか、ご本人も予測できません。

私達のように自分自身の体調の変化を感じ取れたり、言葉として表現出来る利用者さんばかりではありません。

そんな時に気づいてあげられることや、初期治療を行うことが、施設での看護師の役割だと思います。

看護師の生活リズム、実際はどんな感じ?

今、看護師の働き方も様々で、家庭との両立をされている方も多くいます。

自分の生活にあった働き方をする方が増え、それに伴い生活リズムも様々です。

日勤

人間の身体のサイクルとしては1番負担のかからない働き方です。

家庭がある方、特にお子さんがいる方は日勤を選択される方が多いと思います。

しかし、朝も早く残業も多いため、仕事だけの1日になることがほとんどです。

翌日が夜勤帯の出勤であれば、「仕事が終わってから〜」というふうになるとは思いますが、そのような約束をする看護師は少ないと思います。

準夜勤

朝にゆっくりと過ごすことが出来るので、掃除や洗濯などの家事を行うことができます。

また前日、少々遅くまで外出しても翌日の心配は低いと思います。

夜勤

人間は夜に睡眠によって身体を休めるので、それを考えると身体にはものすごく負担がかかると思います。

夜勤中に仮眠もありますが、それだけでは休息としては不十分なので、出勤前に睡眠をとっている方が多いです。

二交代ですと、勤務終了した朝から翌日もお休みな病院や施設がほとんどのため、休息や睡眠のことを考えなければ、実質2連休に近いと思います。

看護師は24時間365日の現場が多いため、この夜勤明けと公休からなる2日間に予定を入れる方が非常に多いです。

その2日間を充実して過ごすことで、また頑張ろう!と気持ちの整理がつくことが多いです。

また、仕事開始は夕方からなので、前日の遅くまで外出をする方も多くいるようです。

「看護師」が自分に向いているか診断するにはこちら →

まとめ

看護師も今は働く職場がたくさんあり、自身のライフイベントに合わせて働き方を考えていく必要があると思います。

そのためには自身が今、何をしていきたいのか、最優先にしたいのかを、明確にしておく必要があるかと思います。

情報を元に、それぞれのメリットやデメリットを把握しておくことも必要だと思います。

今の自身に合った職場やライフスタイルを探すことは簡単ではないですが、きっと見つかるはずです。


関連キーワード

看護師求人