看護師とイメージすると色々なイメージがありますよね。

優しい印象、やりがいがある印象、人のためになる仕事など好感を持つイメージも多いです。

また、それとは反対に危険、大変、体力的にも辛いなどマイナスな印象もあります。

私も実際に自分の職業を話す機会があると、「看護師さんなんだ!大変だね」とほぼ9割近くの人に言われます。

一般的なイメージからも看護師と聞くと大変な仕事という印象があるようですね。

今回は看護師ならではの苦労した話についてご紹介します。

一言に大変な仕事と言ってもどんな苦労があるかはなかなか体験してみないと実感できませんよね。

イメージできる具体的な場面やその苦労の乗り越え方について私なりに分かりやすくまとめご紹介していきたいと思います。

看護師ってこんな仕事

「看護師さんはどんな仕事をしているの?」と聞かれると「採血、点滴、看護ケア、看護記録、退院指導、バイタル測定」などと答えることはできます。

しかし、それだけではありません。

患者さんとは体に何らかの病気を持っている方です。

それが内臓や筋肉などの臓器であったり、心の病気であったりとさまざまです。

また、治療をするにも人の体に何らかの影響を与える行為となり、一歩間違うと命の危険にさらしてしまう行為でもあるのです。

精神面でも患者さんと深く関わることが多いので言葉の表し方ひとつにも配慮しなければいけないこともあります。

看護師は患者さんを中心とし、医師や他種職の方と協力し、業務を行っています。

そして、責任感や緊張感をある程度持って働く仕事なのです。

看護師の仕事で苦労すること7選

看護師ならではの苦労話をご紹介したいと思います。

その時に乗り越えた経験も一緒にお伝えしていこうと思います。

同じような苦労や悩みがあれば解決のヒントになればと思います。

新人の頃は自分の未熟さや看護師という仕事に対して心が折れる

新人看護師の時には知識も技術もなく毎日ひたすら頑張るという日々を送ります。

業務中は仕事内容や患者さんの対応に追われ、家に帰っても自主学習を行いプライベートも休んでいる心地がしません。

もちろん患者さんに感謝の言葉をかけられるとやりがいを感じることもありますが、先輩や医師に注意を受けることが圧倒的に多いです。

自分が正しいと思ってしたことが否定されたり、間違っていると指摘されることもあり自分自身を否定されたようで傷つきました。

新人の頃は看護師という仕事に慣れるだけでもすごく大変な仕事だと気づかされます。

その時どう乗り越えた?

看護師という仕事は人の命に関わる仕事です。

看護師を10年以上続けた今でこそ命の重みや責任感を持って仕事をするという意味がわかりますが、新人の頃は自覚が薄く辛かったです。

自分の中では命に携わっているという意味が分かっているつもりでしたが、やはり甘い部分がありました。

先輩に怒られて嫌になり、自分を否定をされていると感じ傷つき、心が折れることもしばしばです。

正直、「仕事辞めたいな」と何度も思います。

そんな時、私は先輩が厳しく指導される意味について考えるようにしました。

「なぜ先輩がこんなに厳しいのか?」です。

私は社会人になりたての頃、母親から言われた言葉があります。

「仕事で注意や指導をされなくなったら終わりだ。指導をしてもらえる内はまだ見放されていない証拠。注意をされなくなったら成長を諦められたということ。」

そのことを胸に仕事を一生懸命行う内に、看護師としての責任感について気付くことができました。

後々気付くことですが、意地悪な先輩ではない限りあなたのために厳しく指導をしてくれています。

新人の頃にきちんと看護師としての振舞いや業務の行い方をきちんと身につけておくことで、基礎部分をきちんと育てることができるのです。

3年後のあなたの看護師としての成長につながってくると思います。

適当に仕事をすることを覚えてしまうと医療事故やアクシデントを起こしやすい看護師として成長していきます。

新人の頃は現場に慣れること、早く仕事を覚えて指導されないようにすること、一度注意されたことは2度としないと心に刻みただひたすら頑張りました。

頑張り過ぎは辛いので時には同期や先輩、友だち、家族を頼り1人ではないという気持ちを持って仕事することも大切です。

血液や出血をみると気分が悪くなる

看護師の中には血液をみたり、患部をみると気分不良を起こす看護師もいます。

私はそのうちの1人でした。

看護学生の時に気付いたのですが、血液をみると気分が悪くなり倒れたことがあります。

この時私は「怖い、看護師に向いていない。看護師になるの辞めようかな。」と思っていました。

新人看護師として整形外科で働いたときにも採血や患部をみて何度も気分が悪くなることもしばしばです。

特に朝一の患者さんが足をガラスで切り受診された時の対応をしたときはぞっとしました。

その時どう乗り越えた??

正直これは慣れです!

私も未だに気分が悪くなりかけることはあります。

数をこなすことで血液や患部をみても気分不良を起こしにくくなってきました。

『怖い』『気持ちが悪い』と思えば思う程、苦手意識は強くなります。

私が心でとなえるようにしたことは

『私は患者さんを助ける、病気や怪我を治すために関わっているのだ』と考えるようにしました。

そうすると患者さんのためにと思うことで苦手意識は少し改善し、『怖い』という気持ちより『助けたい』という気持ちになります。

それが乗り越えることの一歩だったと思います。

苦手なことから逃げないことが大切だと思い、自らすすんで取り組むようにしました。

結果、血液をみても気分不良を起こさない看護師に成長できました。

採血、点滴を失敗すると患者さんから怒られる

採血や点滴で失敗すると患者さんから怒られることや「看護師さんを変えてほしい。」という方はいます。

これを伝えられると傷つきますよね。

自分の技術不足に落ち込みます。

その時どう乗り越えた??

技術は回数をこなさないと身につけることはできないので実践あるのみです。

これは看護師あるあるですが、採血や点滴は患者さんとの血管の相性もあります。

ちなみに私の得意な血管は小児と高齢者の方の採血が得意です。

逆に若い20代~30代の男性の血管は苦手なんですよね。

弾力がしっかりして浮いているのに苦手なんです。

このように自分の得意な血管はあります。

どうしても失敗してしまう場合には他の看護師さんに変わって貰うことは大切です。

私は血管をみたり触診するだけでこの人の血管苦手と分かるようになりました。

その時は先輩からアドバイスを貰ったりどうしても技術的に難しい場合には助言を求めます。

技術は回数をこなすことで成長します。

落ち込まずにトライしていきましょう。

看護師に向いていないと一度は感じる

私は看護師として働きはじめて5年くらい経ったときに「看護師向いてないのかも。辞めたいな。」と感じ始めました。

その理由は命の重さです。

『看護師は人のためになる仕事』と思い、やりがいを感じて働いていました。

しかし、時に患者さんの命に関わる場面に関わることで辛く、怖くなっていくことがあります。

この場合は体力的にというよりも精神的に辛くなっていました。

その時どう乗り越えた??

看護師という仕事は人の命に関わるのでその責任の重さや生死の関わりで心が辛くなることもあります。

救急受診された患者さんの血圧がみるみる下がり、意識が薄れた人を対応するときは冷静さを失いそうになります。

看護師はこのような現場に直面することもあります。

この時私は、看護師としてスキルアップし、人を助けたいという気持ちを胸に頑張りました。

実際に緊急時の対応について身についた技術も多いです。

しかし、救急搬送される患者さんに関わる機会が多いと「辛いな」と感じることも多く、他の診療科で働きたいと思う部分もあります。

看護師という職種は幅広いです。

救急外来、急性期など緊急性の高い診療科もあれば、耳鼻科や皮膚科など生死に関わることが少ない診療科もあります。

自分が看護師としてどのような場所で働きたいか、スキルアップしたいかは自由です。

やりがいを持ち看護師として働ける場所はあるはずです。

なので、一言に『看護師は向いていない』と思わず、自分がやりがいをみつけることができる診療科をみつけることもありだと思います。

先輩、後輩の板挟み

ある程度看護師として仕事が出来るようになってくると後輩もでき、指導を行う立場になります。

この頃になると後輩と先輩の板挟みになり業務をこなすこととなってきます。

後輩の指導・フォローや悩み相談や主任や先輩から業務について改善や業務を効率よく行うこと、後輩の指導について求められます。

中堅看護師になってくると自分のこと以外に周りを考えて動く必要があり、求められるものも多いです。

後輩の意見や成長をみながら、先輩から求められるものをこなしていくため仕事内容も増え、求められることが多いです。

この頃になると仕事に慣れてくるのですが、別のストレスを抱えながら業務を行うことが増えます。

自分のこと以外にもやらないといけないことが多くなり、体力的にも精神的にも辛くなります。

その時どう乗り越えた??

まずは、中堅看護師となり先輩より仕事を任されるようになった自分の成長を褒めましょう。

今まではただ一生懸命に毎日の業務をこなすばかりでしたが、仕事を任されるようになったということはある程度看護師としてのスキルが上がった証拠です。

後輩を持ち指導を行うことで新たな発見があり、自分がさらに成長する過程であると意識しました。

後輩へ指導することで信頼関係もうまれますし、慕われていたり頼りにされるということはやりがいに繋がりました。

看護師としても人としても自分が成長できる環境のひとつであると、ポジティブに受け取りそれを活力にしました。

何か悩みや疑問があれば上司や先輩に報告、相談をする。

言葉にして伝えることは大切です。

理不尽に何でも伝えるのではなく、業務の問題点や改善点をきちんと把握し上司と話し合うことで解決できる場合もあります。

きちんと自分の考えを伝えることで先輩や上司からの評価にも繋がります。

私は辛いこともたくさんありますが、何か自分のやりがいに繋がるようにポジティブにとらえ動くことを意識しています。

仕事は嫌なことも多いです。

どうにもならないことも多いので、その環境下でいかにプラスに動くかという考え方にシフトすることも大切です。

プライベートの時間をなかなか満喫できない

看護師は夜勤業務があるため、不定休です。

不定休のため友だちや彼氏との時間が合わないということも多いです。

友だちや彼氏は週末休みなのに、私は平日休みが多く時間が合わない。

遊びたいときに遊べず、ストレスも溜まってしまう。

その時どう乗り越えた??

週末休みの人とは予定が立てにくいということありますよね。

平日休みでも良い点はたくさんあります。

平日のショッピングは人が少なくでかけやすい。

映画も人が少ないので広々として観ることができるなど良い点もたくさんです。

ストレス発散は1人で過ごすことを有効に使えばメリットもたくさんです。

友だちや彼氏との予定は月に何回かある週末休みを利用すること。

また希望休や有給休暇を使って予定を合わせることで友だちや彼氏との時間を有効に使えます!

プライベートも充実していないと仕事も頑張れないですよね。

私は仕事は責任を持って行う、プライベートは休みを存分に楽しむとオンとオフを切り替えています。

初めはなかなか休みの日も仕事を持ち込みがちでしたが、上手くコントロールできるようになってきます。

きちんと休みを満喫することで仕事も頑張ろうという気持ちになりますよ。

患者さんからの不満   

入院中の患者さんや外来通院でくる患者さんと関わる際に患者さんから不満を言われることがあります。

特に入院中の患者さんは動きたくても動けないストレスや長期入院によるストレスなど様々な理由で思いをぶつけられます。

中でも医師に対しての不満を看護師にぶつける場合もあります。

時にはどうにもできないことで不満をぶつけられることも多いのです。

「早く退院したい。」

「部屋でトイレなんかしたくない。1人でトイレに行けないと説明を受けていない!(ベッド上安静の患者さん)。」

「食事が美味しくない。献立を変えてほしい」

看護師と患者さんは関係性が近いことから多くの不満や要望を伝えられ、その対応に困ることもしばしばです。

仕事の忙しさの中で患者さんの不満や要望を聞くことは心の余裕がないときは辛いと感じることも多いです。

その時どう乗り越えた??

看護師も人間ですから仕事と思っていてもなかなか患者さんの不満を受け止めることができないことも正直あります。

「何て理不尽なことを言うんだろう。」

「困ったな・・・」とため息をつきたくなることもあります。

そういう時は「なぜ患者さんはこのように感じてしまうのだろう」と考えることにします。

きちんと理由がある場合もあります。

病気への不安や入院でストレスが溜まっているのでぶつけようのない不満をぶつけている場合もあります。

患者さんの立場や気持ちを理解することで少しその気持ちを受け止めることができる場合もあります。

患者さんから不満をぶつけられた時は『何てわがままなんだ』と感じてしまっても、後から冷静に考えると患者さんの不満をぶつける理由が分かることがあるかもしれません。

相手の気持ちを察することで少し優しく対応できるようになることもあります。

また、1人で抱え込まず同じチームの人に相談することで気持ちも整理できると思います。

抱え込まないことが大切です。

まとめ

看護師ならではの苦労についてお話をしてみました。

看護師同士(先輩、上司、同期、後輩)や患者さんと関わる中での苦労する話など色々ありますよね。

看護師は仕事だけでなく、人間関係でも苦労するのかと思う人もいると思います。

しかし、苦労をすることで得るものもあります。

私は苦労を経験することで人の気持ちを理解しようと思うこと、プライベートのオンオフができるようになること、考え方がポジティブになりました。

看護師以外での職業でもきっと苦労することはあります。

苦労をどう乗り越えていくかということが大切だと私は感じます。

今回の苦労話や乗り越え方が誰かの悩みのヒントになれればいいなと思います。


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