看護師にとって、病院選びはとても難しいものです。

募集内容と実際の勤務内容が一致している病院には、なかなか出会えません。

一度働き始めてしまうと患者さんの事が気になってしまい、自分が辛くても、すぐには辞められない看護師もとても多いので、ホワイトな職場を選ぶことが大切です。

そのために、どんなことに注意すればいいでしょうか。

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看護師の大まかな仕事内容

看護師は専門職ではありますが、総合的な視野が必要で、患者さんに関わること意外に、常に細部まで観察しなければなりません。

看護師の役割と仕事について大きくまとめてみました。

ベッドサイドでの看護

ベッドサイドでの看護は、もちろん看護師のメインの仕事です。

患者さんの体調観察、処置、採血などの他に、ベッド周りの整備も看護師の仕事です。

これを怠ると、思わぬ事故に繋がるので、ベッドサイドへ行った時には、五感を使い、常に周りを観察して、環境を整えます。

薬剤の管理

薬剤管理は、とても重要な業務のひとつです。

頻度の高い常備薬や物品を欠品しないように管理し、当日使う点滴の作成をします。

薬剤部から届く薬剤の種類と個数が正しいかチェックし、患者ごとに分けて、担当看護師がすぐに使える状態に準備をします。

病院によっては、自分で使う薬剤は自分でチェック、作成することもありますが、どちらにせよ、2人以上の目を通し、ダブルチェックをします。

カルテの記載と管理

カルテは、患者の状況を共有し、把握するための大切なツールです。

看護は複数の医師、看護師により継続して行われるので、正しく詳しく、かつ簡潔に記載する技術が必要です。

現在は、ほとんどの病院で電子カルテを導入しているため、複数の患者さんのカルテを、パソコン上で次々に記載していくことになります。

ですから、急いで記載して、カルテ上で患者の情報をとり違えないように、確認しながら記載する必要があります。

当然ですが、個人情報の守秘も看護師の役割です。

看護師にはどんな種類があるの?

看護師の職場にも色々ありますが、大きく分けて、入院設備がある病院と、無い病院があります。

自分のライフスタイルに合わせて、勤務時間や夜勤の有無、シフト勤務や休日固定など、様々な可能性があります。

大学病院・総合病院・専門病院

いわゆる、入院設備がある大きな病院です。

内科、外科の区別のみの小規模病院から、臓器別の科に分かれている大規模な病院まで様々です。

心臓専門、小児専門、がん専門などの、専門性が高い病院もあります。

検査や大きな処置、手術ができ、外来以外の部署では、ほぼ夜勤があります。

高齢者施設

高齢者施設にも、色々あります。

特別養護老人ホーム、介護老人保険施設(老健)、介護付き有料老人ホームなど、介護度や受けられるサービスによって区別されます。

特別な病状があるわけではないので、医師、看護師数名の他、介護士が活躍しています。

看護師は施設利用者の体調管理を行い、必要時には医師に相談したり、病院へ同行したりします。

その他、毎日の処置、点滴、胃瘻の管理などを行います。

クリニック・健診センター

クリニックは日勤のみの勤務体制なので、ライフスタイルに合わせて規則正しい勤務ができます。

科によっては、専門的な知識も必要ですが、基本的に医師の指示による処置、簡単な検査の補助などを行います。

健診センターは、基本的に予約制で、健康な人が定期検査に来る施設なので、採血や口頭での体調確認、検査の説明や補助などを行います。

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看護師の職場がブラックかもと思った経験

看護の世界は、まだまだ古い慣習が残っていることがとても多い世界です。

最近では、社会経験をしてから看護師を目指す人も増えてきていますが、基本的には、看護師の世界しか経験していないため、一般的にブラックな慣習もごく当たり前で、疑問に思わないことが多いのです。

タイムカードが無い

今でも、昔ながらの出勤簿に印鑑を自分で押すだけの病院もまだあります。

タイムカードが無いので出勤時間、退勤時間も記録が残りません。

ですから、残業を申請しても、申請した時間より減らされてしまうこともあります。

先輩方にしてみれば、それが当たり前で、そのまま受け入れているので、後輩は当然文句も言えません。

どんなに忙しくて、5時間、6時間の時間外業務をしても、残業代がどの程度もらえるのか、何を基準に残業代減らされているのか、不明なままになってしまいます。

陰湿ないじめや嫌がらせがある

これは、看護業界だけでは無いと思いますが、看護師というのは、患者さんの命や安全を第一に守らなければならない仕事です。

そんな中で、いじめや嫌がらせがあるようでは、業務に支障をきたしてしまいます。

そういう人は、基本的に患者さんや上司にはとても感じ良く接することができるので、表面化しにくい現状がありますが、複数の同僚や後輩に同じような被害が出てくるので、徐々に表面化していきます。

複数名からの報告があれば、看護婦長もほっておけなくなりますが、そういう人は、絶対に認めないので、それ以上、何も言えないということで、うやむやになることも多いのです。

筆者も、それまでとても仲良くしていた先輩と一緒に仕事をした時に、私が患者さんを処置室に呼ぶタイミングが少し早かった、ということで激怒され、それ以降、あからさまな無視や嫌がらせをされるようになりました。

その時は、周りにもかなり大勢の被害者がいたので救われましたが、上司は結局動いてくれませんでした。

~自分の職場は変わってる?~

看護師にとってホワイトな職場の6個の特徴

看護師にとってホワイトな職場とはどんな職場でしょうか。

看護師にとっては、患者さんの安全を守ることが第一です。

ですから、それが出来る職場でなければなりません。

看護師自身が心身共に健康で、患者さんに向き合える職場について考えてみましょう。

看護体制 7対1

これは、看護師1人が患者さんを7人受け持つという意味です。

これが、10対1だと看護師1人に対する患者さんの数が増えるということです。

経験上、7対1でも十分忙しいです。

受け持ち患者が多くなると、当然、看護師の負担が大きくなります。

全員がそれぞれ業務を抱えているので、コミュニケーションが取りづらくなり、看護に支障をきたす恐れがあります。

7対1の看護体制を維持する努力をしていることは、ホワイトな病院の条件の1つです。

教育体制が整っている

看護師は、一生学び続けていかなければならない職業です。

医療は日々進歩をしていきますので、看護もそれに合わせて進化させていく必要があります。

新卒の教育体制が整っている病院は多いですが、その後のキャリアアップや研修制度が充実していることで、看護に対する病院側の姿勢が見えます。

年数ごとの研修制度が決まっており、中堅からは後輩を教育する側、その後は研究や専門・認定看護師、教員などへの道を援助してくれ、常に看護師としてのキャリアアップができます。

在職看護師の年数の偏りがない

1年目〜3年目の上が10年目、というような病院は注意が必要です。

なぜなら、病院での勤務体制や看護に疑問を持った中堅看護師は、自分にとってより良い看護を目指して転職していくからです。

新人からベテランまでバランス良く勤務している病院は働きやすく、それぞれの年数の看護師に、それぞれの良さがあるので、お互いに勉強にもなり、良い職場と言えます。

問題を共有・相談できる

日々看護をする中で、大小に関わらず、問題や相談したいことが生じます。

そんな時、ホワイトな職場では、きちんと毎日のカンファレンスで、皆で問題を共有・相談することを習慣にしています。

また、インシデントやアクシデントが起きた時には、必ず病棟全体で話し合い、すぐに再発防止のための対策を考えます。

小さなミスであっても、必ず話し合い、先輩は後輩にきちんと考えさせ、答えを出させるように導くことができます。

筆者も経験がありますが、勤務時間が終わってからも、先輩が一緒に残って考えてくださり、その日のうちに、きちんと解決できるように指導して頂いたことは、今でも感謝しています。

看護師寮、院内保育施設がある

新卒から、ある一定の年数まで住むことができる寮や、院内保育施設がある病院は、働きやすいと言えます。

新人看護師は技術や知識が浅い分、仕事も時間がかかり、残業も増えてしまいます。

その分、病院の近くの寮に住むことで、通勤時間も節約でき、同期が近くに住んでいるので、精神的にも余裕が出ます。

また、産休後の看護師にとって、院内保育施設があることは、看護師を続ける上でとても大きいです。

院外で保育所を探し、送り迎えをするのはかなり大変なので、将来的なビジョンも踏まえると、大変なメリットになります。

看護師への精神的ケアをするシステムがある

看護師は常に患者さんのことを考えているので、自分のことは後回しになってしまいます。

「白衣を着ると、何でもできてしまう」というのは、看護師が口を揃えて言うセリフですが、本当に看護にのめり込んで、自分の精神がすり減っているのに気が付けないことがあります。

気が付いたら、既に眠れなくなっていたり、出勤できなくなっていたり、恐怖でベッドサイドに行けなくなっていることもあります。

ホワイトな職場であれば、同僚の様子の変化にもお互いに気を配っているので、気付いてあげることができます。

そして、院内のカウンセラーに繋いでくれて、精神状態が悪化する前にケアをしてくれます。

派遣だとホワイトに働きやすいです。こちらの記事を参考に。

看護師にとってホワイトな職場を面接時に見分けるには?

新卒の場合は、実習や看護体験などの機会があるので、病院や看護師の雰囲気を知ってから、病院を決めることがある程度可能ですが、中途採用の場合は、求人広告やホームページなどで、ある程度絞っていかなければなりません。

他の仕事もそうですが、実際に働いてみなければ分からないことがたくさんあります。

それでも、できるだけ働き始める前に、ホワイトな職場を見極めたいものです。

どんなポイントを確認すれば良いのでしょうか。

配属可能な部署が明らかである

看護師として仕事をする上で、自分の興味がある分野、今後のキャリアのためにチャレンジしたい科があるはずです。

何となく濁されたまま、いざ就職してみたら、全く希望していない科に配属されてしまうこともあります。

それから断るのはとても難しいことです。

ですから、面接時に配属先の可能性についてきちんと話ができる病院は信頼できます。

勤務体制(シフト・夜勤・休日・平均残業時間)

病院によっては、配属先によってシフトや、2交代、3交代が変わってくることもあります。

特に中途採用の場合は、自分のライフスタイルに合わせて勤務先を選ぶことが多くなるはずです。

前述した、配属先と勤務体制、平均残業時間、残業代についてなど、病院側がなるべく触れたくない話を、きちんと話してくれると非常に安心です。

また、病棟によっては、子育て中、妊娠中などで、夜勤ができない看護師が多く、夜勤の回数が多くなっている場合もあります。

夜勤手当が出ますので、それがむしろ良い場合もありますが、まずはきちんと確認しましょう。

見学可能かどうか

これはとても重要なポイントです。

職場がきちんと整備され、病院内の雰囲気が良く、看護師がイキイキと働いている職場であれば、必ず見学をさせてもらえるはずです。

時々、忙しいことを理由に、拒否されることもあるようですので、そのような場合は注意が必要です。

そして、見学時には、病棟内の清潔さ、ナースステーション内の雰囲気、看護師の患者に対する態度など、短時間でもしっかり確認しましょう。

ホワイトな職場で働くために看護師としてやるべきことは?

ホワイトな病院は、働きやすくて離職率も低いはずです。

誰でもそんな病院で働きたいですよね。

そのためには、どんな看護師であるべきでしょうか。

ホワイトな職場から必要とされる人材になる

ホワイトな病院で働くには、自分自身が人間としても、看護師としてもその病院に相応しい看護師でなければなりません。

日々、看護の勉強を怠らず、患者さんにしっかり向き合うことで、同僚看護師や患者さんからの評価もおのずとついてきます。

この人に看護されたい、この人と一緒に働きたい、と思われる看護師になりましょう。

仕事としての良い人間関係を保つ

職場の人間関係は、どんな仕事でも重要ですよね。

これは、仲良しになることではなく、仕事を円滑に進められるように、風通しの良い人間関係を保つことです。

変に仲良しになって、馴れ合いになるのではなく、看護についてきちんと話し、相談し合える、同志として付き合えるような人間関係を目指しましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

ホワイトな職場に出会うのは簡単ではありませんが、不可能ではありません。

焦って決めたり、妥協したりして、ブラックな職場を転々とするより、じっくりと考えて長く働けるホワイトな職場を見つけましょう。

そして、ホワイトな職場に相応しい、素敵な看護師になりましょう。

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