看護師を志望する人は多いと思いますが、いざ、看護師になった時に「何かで働きたいか」明確に目標を定めて進んでいる人は少ないのではないかと思います。

学生の間は勉強に実習に追われて、とにかく試験に合格することが最優先だからです。

看護師が働く診療科目にはどんなものがあるのか、それぞれの特徴を説明していきます。

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看護師はどんな仕事?

看護師の仕事内容は非情に多岐に渡ります。

看護師の主な仕事内容を簡単に言うと、医師の診療の介助を行いながら、患者の療養生活を手助けする仕事です。

看護師の配属される科の種類

内科

総合病院であればたくさんの診療科目があり、その診療科目に特化したマニュアルもあります。

そこでしか経験できない業務もあるのですが、全体の仕事内容としては内科ならほぼ同じような内容となります。

医師の診療の介助・患者の療養上の世話が中心で、幅広い知識と技術を得られます。

内科看護師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

外科

これもさまざまな種類があり大雑把に分類しても、消化器外科・呼吸器外科・循環器外科・脳神経外科などがあります。

内科もそうなのですが、外科も総合病院なら混合病棟として機能することが多くあります。

手術前後のケアをしますが、短時間で多くの業務をこなしていくうちに看護師としてのスキルが向上しますし、内科ではあまり見かけない、短期で回復する患者の姿に接することができます。

外科看護師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

整形外科

骨・筋肉・神経系疾患を診ます。

手術前後のケアを行いつつ、リハビリテーションも進めていきます。

軽度の患者もいる一方で、神経系なら一生その病気と向き合わなければならない患者もいるという科目です。

小児科

大人と違って一つ一つの処置に時間がかかるのですが、小児科を経験することは看護師のスキルを磨くいいチャンスとなります。

小児科は専門分野に分かれていないため全ての病気を診ることとなり、全ての処置に習熟することが可能です。

注射や採血も小児科を経験した看護師は、やはり上手です。

精神科

一人一人の病状をじっくり観察しながら、患者の状態を少しでも良い方向に進めることを目指して看護師はサポートしていきます。

精神科での投薬治療によって日常生活を援助する必要のある患者もいますが、精神科疾患だけではなく肉体的な他の疾患を重複して抱えている生きづらい患者が多いのも特徴です。

精神科看護師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

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おススメの科は何科? 

私は個人的には全ての科を経験したほうが良いと考えます。

でもそれは現実には困難ですし、人それぞれ働き方には違いもあります。

それぞれの診療科目について、その特徴を挙げていきますので今後の働き方を考える上での参考にしてみてはいかがでしょうか。

総合病院・大規模病院は基礎的な訓練を積みたい人におススメ

新卒なら割合すんなりと考えられることかもしれませんが、ある程度経験がある人でも自分はもっと幅広い視野を持ちたいという動機でこのような総合病院あるいは大規模病院に転職することがあります。

自分の限界を感じてもっと勉強したいという人にはおススメです。

万遍なくいろいろな科があって、異動でそれらを経験することが可能です。

救急看護はとにかくスキルを高めたい人におススメ

一刻一秒を争う場では致命的なミスが許されません。

それだけに、そんな過酷なところは自分には無理と尻込みする人もいると思いますが、看護師はそもそも人の命を守るための資格だということを考えると決して無理なわけではありません。

例えば怪我をしている人が自分の身近にいれば、看護師なら手当をするでしょう。

それと同じことです。

搬送されて来た患者の全身状態を瞬時に把握し、次に展開されることを予測しながら、次から次へと頭と体と手を常に動かしていかなければならないのが、救急看護です。

かなり高い能力が求められますが、鍛錬によってそれを習得することが可能となります。

救急はチームワークが大事になりますが、個人個人の鍛錬の結果でそのチームワークが発揮でき、そして自分がそれに貢献することにも達成感を見い出せることでしょう。

それを身に付けることは生涯に渡って宝物となります。

どこに行っても救急の経験があれば重宝されます。

内科はじっくりと患者と向き合いたい人におススメ

長期の治療が必要な人がほとんどなので、一人の患者とじっくりと向き合えることができます。

つまり、その患者に現在の治療がどれほど効果を発揮しているのか、今後どんな治療が施されるのか、予測したり自分がケアをする事でどのような変化が生まれるのかをじっくりと観察することができます。

自分がその患者に対して行ったケアを振り返る時間がたっぷり与えられているし、今後の看護の方針を決める時間もあります。

また、比較的時間に余裕があるので(急変などがない限り)仕事も時間内に自分の裁量で終わらせることも可能です。

外科はパワフルな人におススメ

短時間で進めていかなければならない業務が多く、かつ、煩雑な内容を同時にこなしていかなくてはならない場面もあり、体力が必要とされる科だと思われます。

ですが、自分はあまりパワフルではないと思っている人も、以外にも外科に勤務するようになって「私、結構忙しいのが向いているのかも」と発見することがあるようです。

他の科では何かとよく失敗したり、自分は看護師には向いていないのではないか、と悶々とする日を送っていても、外科に異動してから水を得た魚のように生き生きと仕事をする人もいます。

適性ということもあるのかも知れませんが、それよりもその部署の教育体制に関わることなのではないかと思っています。

訪問看護は自分の看護をやりたい人におススメ

病院内では医師の指示に従い行動します。

たとえ、軽度の褥瘡だろうと医師に報告した上で治療方針を決めます。

訪問看護はその点、医師の指示には従うものの看護師の判断で物事を決めることが多いのがやりがいでしょう。

また、給与の面でも一般的な病院と差はなく(夜勤がなく、オンコールというものがあります)、ほぼ日勤だけの業務なので体力面で病院が「きつい、しんどい」という人にはおススメです。

オンコールの制度というのは、病院勤めしか知らない人からすれば、「休日も束縛される」というイメージしかないかもしれませんが、コール当番の日に何もなくても、つまり、何も仕事しなくても、ただコールを待っていただけでも手当が加算されるものです。

訪問看護ステーションは年々増加傾向にあり、在宅で看護を受ける人の内実も様々ですが、かなり重症で24時間人の手を借りなければならない人が多いのも事実です。

そういった人々の健康管理を任されて、自分で主体的に看護を行えるという訪問看護の仕事は、看護師にとっていつかはやりたい仕事といえるのではないでしょうか。

精神科は自分の看護を追及したい人におススメ

「看護の果たす役割をもっと追及したい」と思うなら、精神科がおススメなのではないかと考えています。

というのも、精神科では看護師が患者に及ぼす影響が大きいからです。

日常の生活からほんの少し、ずれた行為の意味を逸早く察することができるのが、日々その患者と接している看護師です。

普段から接触していて、その患者の行動様式の意味や言葉の変化などに敏感に気づくことができ、その観察力の結果、患者のその後の治療にも関わることとなります。

一般病棟にも精神科疾患を抱える人は結構いるのですが、とかく、一般病棟では主となる疾患を治療することを優先してしまい、精神科疾患は後回しにされてしまう傾向があります。

もちろん、精神科疾患特有の内服薬は継続して飲まなければならないので、その薬との作用を考えながら内服治療を行う、あるいは大きな病院では、併設している精神科医にその分野は任せてそれでOK、としてしまうことがあります。

しかし、実際に昼夜接している看護師は精神科看護の経験が無ければ、戸惑ってしまうことも多々あります。

あるいは、最近では認知症患者が増えていますが、この場合も看護師の関わり方によって患者の行動が大きく変化することが見受けられます。

患者が問題行動を起こすきっかけとなるのが、看護師の関わり方であることが多いのです。

これらのことを経験すると、看護の可能性を知りたい、追及したいという人には精神科看護はおススメではないかと思います。

科によって違う、看護師が働く上で大変なところとは?

部署によってもその業務内容が違ったり、人間関係で煩わされたりと大変な場合がありますが、ここでは科による特殊性を主に挙げていきます。

小児科で大変なのは過酷な現実に押しつぶされること

大人でも重度の疾患を抱えている人を見るのは辛いものですが、それが子供なら尚更です。

小児科には先天的な病気を持って生まれて、それも治療の手立てがない場合や、ある日突然それまで健康に過ごしていた子供が癌を宣告されたりするケースが多くあります。

その現実に向き合わなければならなくなった、親の辛さや悲しみ、疲労も看護師は目の当たりにします。

小児科では子供本人だけでなく、親の指導やフォローもしなくてはなりません。

子供が好きだから小児科を希望したのに、心が挫けてしまうパターンともなります。

それを乗り越えて来た先輩ナースのアドバイスなどを参考にしながら、自分なりの覚悟を持つことで小児科看護を続けていく人が多いようです。

訪問看護で大変なのは自分の能力を試されること

困ったときに、すぐに誰かに相談できる病院や診療所とは違い、現場で判断するのは自分一人ということがプレッシャーになることがあります。

基礎的な技術・知識はあっても、予期せぬ場面でどう対応すればよいか、応用力が求められ、自分の能力の限界を知り、嫌になることがあるようです。

また、オンコール当番の時はゆっくり休めないというジレンマもあるようです。

応用力については場数を踏むことで慣れていきますし、夜勤がない分、オンコール時の休息の仕方についても、それぞれ対処方法を身に付けることで自分のペースに合った仕事をこなすことも可能だと考えます。

精神科で大変なのは技術面でのスキルが向上しにくいこと

他科とは違い看護技術を伸ばすのは難しいです。

注射や採血などの基本的な技術は精神科でも行われることですが、やはり数が違います。

看護技術以外の他のアプローチでのスキルは高いものを必要ともされます。

それは、薬の広範な知識やコミュニケーション能力、看護記録を書く上での観察力や文章力などがあります。

精神科看護を極めたいと思っている人でも、やはり一度は外に出て看護技術を向上して戻ってくるのも一つの手ではないかと思います。

~自分にはどの看護師の仕事が向いているか?~

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看護師として年収を上げるために必要なことは?

院内の教育制度で自分を高める

同じ職場でキャリアアップや年収アップを図るためには、ラダー制度や院内の教育制度が整っている職場では、それに乗って自身のスキルアップを図ることで可能にすることができます。

施設によってはそれらの教育を受けても、年収増加につながらない所もあるでしょうが、自分の可能性を広げるチャンスがあれば見逃す手はないでしょう。

また、働きながら大学に進学して実際の年収アップにつなげるという方法もあります。

認定看護師や専門看護師になれば、特定分野のスペシャリストとなり、様々な活動の場が与えられることとなります。

それによって、実際の昇給や昇進にも影響が出るといえます。

専門分野を目指す

転職する際には、自身の得意分野を明確にできるほうが、条件の良い転職ができるだろうということは、皆が考えることです。

同じ診療科目なら、経験者の方が優遇されることが多いのでそれらを踏まえて転職することも良いでしょう。

特定の分野の有資格者なら、それを必要とされる分野では有利な条件で採用されることも多いようです。

認定看護師や専門看護師は資格が必要となりますが、目標とする看護師が最近は多くなってきています。

病院や施設でも支援する体制が整ってきているので、目指しやすいこともあるでしょうが、看護師側も自分のスキルを高める必要性を感じているからだと思います。

スペシャリストになることで、他へ転職する際の強力な武器となります。

看護師以外の資格を手にする

医療チームの一員として働く内に、「こんなことをもっと学びたい」という意欲が芽生え、それらの資格を取得することもあります。

呼吸ケア、心理カウンセラー、フットケアやマッサージ、ケアマネージャーなど。

直接に年収アップにつながることはないのですが、幅広い知識を身に付けることで看護の可能性を高めることができます。

まとめ

診療科目によって働き方や、自分の人生の目標も大きく変わってきます。

同じ科で働き続けるうちに、やりがいを感じていつの間にかその道のスペシャリストとなったり、逆にストレスを感じて他の科へ異動することで働ける人もいます。

自分に合った診療科目を選ぶことは、長く働く上で大事な鍵となることと思います。

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