道路工事の仕事といっても、実はその業種は様々な種類があります。

道路仕事に興味があり、このページをご覧になってる方へ、道路仕事にはどんなものがあるのかを解説していきます!

道路工事の仕事にはどんなものがあるの?

道路工事には大きく分けて3種類あります。

1つ目は、路面切削という機械を使ってアスファルトを削る仕事。

2つ目は、舗装屋といって、削った道路にアスファルトを流し、道路を作る仕事。

3つ目は、線引き屋(ライン屋とも呼ばれます)といって、完成した道路に、線や文字を書いていく仕事。

この三つが大きく分けるとあります。

道路工事の大まかな仕事内容

道路屋の仕事は上記に書いた3つの仕事から成り立ちます。

舗装屋が設計図を書いて、役所や警備会社などと打ち合わせをし、業者を手配します。

次に工事日程が決まり、切削屋が重機を持って現場に行き、工事を施工します。

路面切削が終わり次第、舗装屋がアスファルトを流し込み、整地をし、道路が完成します。

最後に後日、ライン屋がきて、必要な線や文字を道路に書いて、工事が終了します。

設計図作成

舗装屋の設計部の人と、役所などが打ち合わせをし、工事の日程、警備員の配置人数、昼間か夜間どちらで工事をするかを話し合います。

小さな路地ならいいですが、大通りとなると片側通行や通行止めを入れないといけないので、その場所の交通量やバスの運行時間、近隣の住民の方にお知らせや説明をし、慎重に日程を打ち合わせして行きます。

業者の手配

工事日程が決まると、業者の手配に移ります。

まず、道路の使用許可を取らなければ、無許可での工事で罰せられることになりますから、警察署へ行き「道路使用許可証」というものを申請します。

これは、工事や必要時にこの道路を封鎖、あるいは、制限をかける時に必要な書類です。

これがないと、パトロール中の警官に罰せられることになります。

次に、削る重機がなければ話になりませんから、切削会社へ連絡をし、日程を段取りします。

そして、大型ダンプの会社さんに連絡をして、廃材や新しいアスファルトを持ってきてもらう、ダンプを調達します。

その時に合剤屋と呼ばれる、アスファルトを地面に固定する接着剤みたいなものを撒く会社へ連絡し、合剤散布車の手配もします。

その次に、警備会社へ連絡をします。

大通りを封鎖したり、交互通行にするわけですから、誘導員がいないと交通事故や渋滞発生の原因になります。

誘導してもらえる警備員さんを数名、手配して置かなければならないのです。

ライン屋は後日、役所が手配することが多いので、役所にお任せします。

工事施工当日

段取りが決まるといよいよ工事に入ります。

工事当日は開始時間前に集まり、工事内容や安全注意事項を確認し、作業に入ります。

まず、道路の規制を始め、搬入車両が入れるようにします。

次に切削屋が重機を大型トレーラーで搬入してきます。

その重機の点検をして、路面切削の準備を始めます。

その間にダンプカーやスコップなど細かい作業をするための道具を用意します。

そして、全ての段取りが終わると切削が始まります。

切削後の掃除

切削をすると細かいアスファルトのゴミが出ます。

スイーパーと呼ばれる清掃車で道路の掃除を行います。

清掃車の横側にブラシが付いている車で道路の清掃を行います。

この作業をしないと、乳剤と呼ばれる接着剤が完全につかず、アスファルトの仕上がりに大きく関わってきます。

乳剤散布、アスファルト舗装

清掃が終わると、乳剤屋が乳剤を撒き、舗装屋がアスファルトの舗装をします。

運ばれたばかりのアスファルトはかなりの高温で、人が触れないので、機械でならします。

敷いたばかりのアスファルトは、砂みたいに柔らかいので、ローラーと呼ばれる鉄のローラーが付いた機械でさらに押し固めます。

最後にアスファルトの熱が冷めるまで待ち、舗装は完了です。

道路工事の仕事はどんな人に向いている?

道路工事は肉体を使う仕事です。

また昼夜問わず作業を行うので、柔軟な対応や体調管理をしっかりできるかが重要になります。

また、腰を痛めやすい仕事になるため、ストレッチなど体のメンテナンスやケアも大切になってきます。

仕事に貪欲な人

道路工事の仕事はその会社でどれだけの功績を残せるかで、今後のキャリアに影響が出てくることがあります。

そのため、仕事に貪欲で、スキルアップを狙っていける人が向いてきます。

知識がなくても、この仕事で資格を取るという気持ちが大切です。

細かな作業が得意な人

切削屋が主な内容になってきますが、重機を扱うところは自分たちでメンテナンスをします。

工場でしか治せないものは工場に持っていきますが、基本的な修理は自分たちで行います。

パーツの注文から時には引き取り、必要な部品で作れるものがあれば、型を取り作ったりします。

知識は後からきますが、ネジ一本無くしたら機械が動かなくなる恐れもあるので注意が必要です。

コミュニケーションがしっかり取れる人

どの仕事でも当たり前ですが、道路屋は一つの仕事にいろんな業者が入り混じる仕事です。

しっかりと打ち合わせやその場でのコミュニケーションが取れないと、仕事ができません。

性格で言えば、内気な方より外気な方が向いているということです。

逆に道路工事の仕事に向いていない人の特徴は?

先ほどは仕事に向いている人の特徴をいくつか挙げました。

今度は、この仕事をやるにあたって直しておいた方が良い方の特徴を挙げさせていただきます。

人と話すのがあまり得意ではない人

先ほども説明しましたが、道路仕事はいろんな人と会話をしなければいけません。

会話がなければ、次何をすれば良いかがわかりません。

しかし、土木仕事によくありますが、怒ってはないけど口調がきついというのはよくあることなので、話すのが苦手、怖い人がいると嫌だと思っている方がいたら、気をつけた方が良いです。

中身は優しいですが、見た目がいかついなんてのはよくあることなので、内気な方でこの仕事に興味があるのであれば、少しづつでも改善を目指しましょう。

外仕事が苦手な人

興味はあるけど、外仕事が苦手という方も正直言いますと向いていません。

道路屋は仕事がある時毎日が外です。

冬も夏も長袖を着て作業します。

体力に自信がない方や、外仕事はちょっと…と思われてる方はあまりオススメしない職業です。

事務方も当然ありますが、女性が主になる場合や、役職(部長や責任者など)が付いている方がやられていることがほとんどです。

複雑な操作が苦手な人

切削やアスファルトを敷く作業に使う重機は、色々なボタンやレバーがあります。

また、大型の機械になると、コンピューター操作になったりするので、2つ3つの作業を同時にこなさなければならないこともあります。

複雑な操作や、細かな作業が苦手な方には少し厳しいかもしれません。

道路工事の仕事で活かせる、今までの経験

この項目では、今持ってる資格は使えるの?

過去こういう仕事をしてたけど、活かせるかな?

と考えている方の為に、私が実際活かせたスキル、話を聞いてみてこれは活かせそうだなと思ったものについて書いていきます。

中型、大型免許(大型特種含む)

重機を運ぶトラックやトレーラーを運転するのに必要な免許です。

会社様によっては、積載車に重機を乗せ、その車で現場に入り、そのまま作業をするといったこともあります。

重機は非常に重いので、重機の種類によっては、大型車で運ぶこともあります。

なので、普通車免許では話にならない時があります。

当然諸先輩方がいらっしゃるので、最初は問題ないですが、入社して数ヶ月の間に取得できた方が良いでしょう。

また、搬送用トレーラーの運転手を募集しているところもありますので、運転の仕事をしたいと思ってる方もいらっしゃることが多いようです。

土木関係をされていた方

道路工事はスコップやスケール(メジャーの別名)、ライン出しなど、他の土木で使われる技術が応用できる時があります。

舗装屋に関しては、スコップやレイキが使えるとすごく仕事が覚えやすいこともあります。

転圧するためのランマーと呼ばれる機械も使うため、植木屋や、外構屋をされていた方が転職なさることも多いです。

現場監督責任者や重機操作の資格

現場監督をするに必要な資格や、ショベルカーを動かす為に必要な免許を持っていると即戦力としてみてくれる会社がほとんどです。

土木系の資格やスキルをお持ちの方がいたら、面接時に全面に出してアピールをしていきましょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

この仕事はまず役所がいないとできない仕事です。

道路の使用許可は警察や役所への届出が必要だからです。

その為現場では、現場指揮を取る人や、工事発注者の元請けと話ができる人、工事を取る為の営業マンなどを欲しがっています。

また、会社によっては、公共の清掃事業を請け負っていたりするので、管理者を欲しがるところがほとんどです。

その為、しっかりと仕事をし、資格などを取り、いち早く仕事を覚えれば役職がつくことも珍しくありません。

私がいた会社の部長さんは中卒で会社に入り、がむしゃらにやってたら、いつの間にか工事部長だよなんて話していたりもしてました。

しっかりとやる気があり、ステップアップを目指していけばキャリアアップは目指していけるでしょう。

弱肉強食の世界でもあるので、仕事ができる方が一番上に行く可能性も高いです。

仕事を覚えるのには途方も無い時間がかかる仕事ですが、ぜひ諦めずに頑張ってみてください。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

この仕事は、重機の運転や土木作業を全般にしますので、経験されたことを活かせる場が多いと思います。

ユンボやユニックはもちろんのこと、大型特殊などを持ってる方は重機の回送もできるわけですから、活躍の場が広がります。

この仕事で経験したことは、土木作業だけではなくコミュニケーションスキルも習得が可能だと思いますので、土木だけでなく接客接遇の場にも活かせるものは多いかと思います。

重機の資格は一生物ですから、たとえこの仕事をやめても、他の土木現場では重機オペレーターというのは引く手数多ですので、しっかりと仕事をしていれば、心配はいらないものかと思います。

役職や現場管理を任されたら、現場仕事はできなくなるの?

統括部長や、現場管理責任者などの役職を与えられると、事務作業の割合が多くなります。

営業やお得意先への挨拶、公共工事の管理ともなれば、下請けさんやアルバイトを雇い複数の現場を周り状況確認をしないといけません。

中には現場に出たいのに、会社に役職つけられた…なんて方もいらっしゃると思います。

しかし、実際問題、人が少ない業界なので、たとえ役職がつこうと現場には出ます。

重機の回送係や仕事の合間の現場みたいな形になるので、現場に出れる日数は確実に減ると思います。

もし、現場仕事がしたいのに、役職が与えられそうだ…となった時は迷わず上司に相談を持ちかけるのが良いでしょう。

ただ、役職がつけば給与面では確実に上がるので、よく考えてからの行動にしましょう。

まとめ

道路工事は仕事がなくならない業種の一つです。

道路は日本全国に数多あり、その全ての道路がメンテナンスを必要としているのです。

道路がなければ、物流も生活も回らなくなる可能性が高いものなので、工事の頻度もかなりあります。

仕事が無い時は、公共清掃などの仕事をいれている会社が多く、手持ち沙汰にならないように会社は気を配ってくれています。

また、普段の仕事では中々触ることができない重機も多くあります。

特殊重機と呼ばれる分類に位置するものが多いですから、仕事としてもすごくやりがいを感じると思います。

感覚や目測がものを言う世界にはなりますが、身につけてしまえば、より一層仕事が楽しく感じるはずです。

土木の中では、お給与に関しても植木屋、土建屋と比べれば水準は高い(公共工事の為)方であるので、しっかりとすれば、仕事と遊び、両立しても問題無いくらいになるはずです。

昼夜問わず仕事をし、肉体勝負の世界ですが、この仕事でしか見えない物、繋がりがあるはずです。

皆さんが手入れをした道路を日々使う人たちがいる、道路があるから、安全に学校へ通える子供達がいる、縁の下の力持ちの仕事にあなたも携わってみませんか?