人材紹介のお仕事って、イメージ的に「サポートが好きな人じゃないと向いていない」という印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん人のサポートなので、不正解ではないものの、それだけでもありません。

では実際には、どんな方が人材紹介のお仕事が向いているのでしょうか?

私の過去の経験から、向いている方の特徴をお伝えします。

人材紹介はどんな仕事?

人材紹介会社のお仕事とは、求職者の希望や適性を見極めつつ、企業側が求める人材をヒアリングしイメージし、意識共有を企業と行い、ミスマッチングしないように求職者と企業側に配慮するお仕事です。

求職者本人が気づかない魅力や強みを引き出し、求人情報の文字だけでは伝わらない社風や会社の特徴をお伝えすることで、求職者にも企業側にも人材紹介を使うメリットをもたらし、満足度を高めることができます。

求職者の就職サポートと企業の採用サポートの両面を持ち合わせているのが、人材紹介のお仕事といえるでしょう。

人材紹介の仕事については、こちらの記事を参考に!

人材紹介の大まかな仕事内容

求職者の就職サポート

希望条件や過去の経験をヒアリングし、次の職場はどういう環境が良いのか、どういう職種が良いのか、将来ビジョンはどう考えているのかなどのヒアリングを行い、高すぎる条件であれば目線を落とすように話をし、視野が狭くならないように面談を重ねていきます。

また選考を希望する場合は、履歴書と職務経歴書の添削を行い、必要であれば自己分析を一緒にしてあげなければなりません。

求職者が次の転職先が見つかるまでサポートし続けたり、転職活動を通じて転職時期を先延ばしにした方への定期的な連絡を入れたりと、求職者に対して連絡を取り続ける必要があります。

企業の採用サポート

企業が求めている求職者の経験値や人物像をヒアリングします。

募集の仕事内容によっては、過去の経験値がどこまで必要なのか見極めることが重要です。

また、その企業の強みや弱みなどを把握し、企業の代わりに求職者へ説明できるようにしなければなりません。

文章ではなかなか伝わらない部分をしっかりと伝えられるように、募集することになった経緯などもヒアリングすることが非常に重要です。

仕事上の役割とは?

兼務する会社もありますが、基本的に営業とコーディネーターの二職種で分担することが多々あります。

明確に業務を分けるというよりは、営業とコーディネーターが協力して、求職者が転職先を見つけミスマッチングなく人材紹介が成立するように、情報共有を密に取り合うことが必要です。

求職者への連絡をメインで行うのはコーディネーターさん、企業側への連絡をメインで行うのは営業さんの役割となります。

人材紹介の仕事はどんな人に向いている?

実際、人材紹介のお仕事は、向き不向きが明確に出やすい仕事内容です。

では、どんな方が人材紹介のお仕事に向いているのでしょうか。

解説します。

根気がある人

人材紹介で1名あたりのサポート期間は、平均で約6ヶ月間となります。

短期間勝負という訳ではありませんので、気長にサポートしてあげることが必要不可欠です。

なかなか面接を受けようとしない方もいれば、面接の通過率が悪い方がいるのも事実です。

面接時の注意点などを幾度となく説明しても、面接で上手くできない方もいます。

スグに改善できる人もいれば、改善できない人もいるため、その人に応じたサポート期間が必要となります。

だからこそ、根気よくサポートできる気の長い人でないと難しいでしょう。

又は、根気が無くてもイライラせず相手に合わせるということを意識し、相手に寄り添おうという気持ちがあれば、ドンドン気長になってくる可能性はあります。

主体は自分ではなく、求職者側ということを頭と気持ちでしっかりと理解できていれば、根気が身につくと思います。

タスク管理が得意な人

コーディネーターさんも営業さんも基本的にマルチタスクになりやすく、様々なことを同時進行で進めていかなければなりません。

だからこそ、同時に起こる物事を優先順位を立て進めていくことが求められます。

特に人材紹介は、商品が感情がないモノではなく、感情や意見がある人となり、自分の想定通りに物事が進まないことがほとんどです。

だからこそ、予期せぬ出来事にも臨機応変に対応できるように、タスク管理や処理を早めに対応し、スムーズに進行していくようにしなければなりません。

タスク管理を行い、何をいつまでに解決しなければならないのかということを常に考え、業務を配分をコントロールできる人は向いているでしょう。

情報のキャッチアップが出来る人

人材紹介という仕事は、職種のみならず業界の「あるある話」を熟知しなければなりません。

特に自分自身が働いたことも無い業界や職種でも、その業界や職種の人が抱える悩みや不安、達成感なども含めて、自分自身が一番知っておかなければなりません。

そこで、企業の担当者と話している内容から推察したり、自ら情報を集めて知識として蓄積していく必要があります。

この情報量が多ければ多い人ほど、ミスマッチングが少なくなるため、企業側からも求職者側からも高い満足度を得ることができるでしょう。

情報をキャッチアップするには常にアンテナを立てておくことが大切で、塵も積もれば山となります。

自ら情報を取ることは、人材紹介では必要不可欠です。

人の話を聞くのが上手な人

誰もが経験あるかと思いますが、話しやすい人と話しにくい人に遭遇したことがあるかと思います。

明確な違いは、まずは相手の話を聞き入れ、相手の話が終わってから自分の話をするというスタンスの人は「話しやすい人」又は「聞き上手」と言われる方になります。

人材紹介の仕事は基本的に、聞くということが大事です。

また、人の話を聞くのが上手な人は、相手に対して意見を伝えるのも上手な方が多いです。

その理由は、一旦聞いてもらったという意識が働くと、人は相手の話も聞き入れようとします。

だからこそ聞き上手な人は、人材紹介のお仕事に向いているといえるでしょう。

人材紹介の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

過去の経験で、人材紹介で活かせるものには一体何があるのでしょうか。

一言で言うと、活かせない経験というのは存在しません。

どんな些細な経験でも、応用することで活かせる経験値に代わります。

マネジメント経験

人材紹介ではたくさんの求職者の方々へ指示したり、時には教育を必要とします。

だからこそ、十人十色の考え方や性格に合わせた物事の伝え方が大事です。

自分自身で求職者に対してハンドリングしなければなりません。

この経験は知識や本を読んで習得できるスキルではなく、実体験をしたことで得られるスキルとなります。

過去にマネジメントを経験されている方は、その経験を活かすことができるでしょう。

人材派遣会社での経験

過去に人材派遣でお仕事したことがある方は、その経験を活かすことができるでしょう。

人のサポートやフォローアップをした経験は、人材紹介の中でも必要となるスキルです。

人の感情に応じた場面毎の対応が必要となるため、一昼夜で習得できるものではありません。

特に正社員雇用を目指される方が多い為、人生の転機に関わる仕事となり、ミスできない職業であることから、こうしたスキルは必要とされます。

経験した職種と業界の表と裏を熟している

どの職種でも業界でも、表の印象と裏の印象があるものです。

表というのは一般的に持たれる印象、裏というのはその業界を経験したからこそ知り得た印象のことです。

自分自身が身をもって知り得た経験は、かけがえのない情報源です。

こうした情報は、経験した人にしか話せないものです。

人材紹介で働くメリットとは?

どの仕事にも、その仕事で働くメリットがあります。

それは人材紹介で働くことでも同様です。

人を見る目が養える

その人の話し方やクセ、動作などを見たり意識したりするようになります。

場数を踏めば、ウソをついているのか本音で話をしているか、警戒心があるのかなど、様々な心理状態から来る行動が分かるようになります。

これは経験を積んでいくに従い、探ろうと意識しなくても、見えるようになります。

人は誰でも初対面の人に良い印象を与えようと無意識に思います。

誇張した話にしてしまったりなどは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

それを誇張していると分かるようになるスキルなので、仕事でもプライベートでも活かすことができます。

このスキルはそれだけ多くの方とコミュニケーションを取り、話している内容の真意を探ろうとしなければ、なかなか身につかないものです。

様々な職種、業界を知ることができる

自分自身の情報のキャッチアップ次第ですが、その業界や職種について詳しく知ることができます。

実際に人材紹介の仕事をしていて、やりたい仕事を見つけたり天職を見つける人もいます。

仕事をしながら様々な情報を知ることができるというのは、一石二鳥ですね。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

その人材紹介会社の中で役職者としてキャリアップしていくことは、もちろん可能です。

自らの経験を後輩たちに継承し、顧客満足を上げ続けることを意識し、組織を形成することができます。

自分の組織を作り、会社に対して売上で貢献し、新たな役職者を輩出することができれば、マネジメント経験のみならず予算の組み立てや人件費の計算なども、自ずとできるようになるでしょう。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

人材紹介のお仕事をした後に転職したケースでは、コンサルタント業に身を置く人が多いです。

人材紹介は採用計画について見直しをしたり、人材を採用するために欠落している箇所を見つけたりすることが必要となります。

だからこそ、様々な観点からアドバイスできるコンサルタントとしての仕事に転職するケースが多いのです。

経営者になる人も多い

ある程度、組織を作ったり年間の売上予算の組み立てをできるようになると、経営者として人材業界の中で会社を設立する人も多くいます。

人材紹介・人材派遣・コンサルタントなど、人材に関わることで経営者となり、大成功をおさめる方も多いです。

なぜなら人材業界は、予算の組み立ても人件費・広告費と浪費するものの金額さえ間違えなければ比較的、予算を組みやすいからです。

またノウハウがあれば、会社が軌道にのるまでは経営者のみで仕事を回すことができるため、リスクも少なく済むということも、経営者になる人が多い要因の一つです。

自分にあった人材紹介の求人の選び方や注意点

では実際、自分にマッチしている人材会社を選ぶには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

大事なのは、優先度合いから導き出すことです。

それにより、ミスマッチングを防ぐことができます。

具体的に、いくつかの項目について説明します。

【選び方①】雇用形態から探す

人材紹介の求人は雇用形態が様々です。

契約社員スタートか正社員スタートのどちらかになります。

勿論、年齢や生活状況によりますので、一概どちらがオススメというのは言えません。

自分自身の置かれている生活状況から選ぶのが一番でしょう。

【選び方②】職種から探す

営業が良いのかコーディネーター(別名:キャリアアドバイザーという職種の場合もあります)が良いのかをまず選ぶことが必要です。

営業だと確実に新規営業は必要となります。

営業力を身につけたいのか、アドバイザーとしての力を身につけたいのかを明確にすると探しやすいでしょう。

【選び方③】会社の業態から考える

人材会社毎に得意としている業態が変わります。

飲食、営業、建築、販売など、取引先(=人材紹介している企業)がどんな業態かをチェックすると、人材会社の得意分野がわかります。

自分の経験値を活かすことができるのか、また初めての職種で知識を得るようにするかによっても、選ぶ人材会社も異なるでしょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

人によって生活水準や欲している生活費は異なります。

どういう雇用条件でどういう給与なら問題なく生活できるのかを、まずは明確にしましょう。

給与は特に重要です。

生活がカツカツでも、やりたい仕事の場合は耐えられるものですが、お金に余裕がないと人は焦り、ちゃんとした判断ができない状態に陥ります。

しっかりと幾らあれば生活できるかを考えて探すようにしましょう。

【選び方⑤】エリアから考える

人材会社は転勤ありの会社が多くあります。

もし転勤が難しい場合は、地域限定社員で探すか支店展開していない中小企業を探すなど、工夫が必要です。

勤務地の希望が一番重要なのであれば、転勤の有無はしっかりと企業側へ確認しておきましょう。

まとめ

人材紹介は大変な仕事でありますが、机に向かっての勉強ではなく、実際の経験からのみ得られるスキルを磨くことができます。

現状、人材紹介の仕事が向いていない人でも、人材紹介の仕事で身につくスキルを手に入れたいと本気で思えたら、努力をし続けることで身につけることも出来ます。

その後のキャリア形成にも繋がる職種でもあり、人生の転機に繋がる経験ができる可能性が大いにある仕事です。

ぜひ参考にしてみてください。