みなさんは「NPOで働いている人」と言ったらどのようなイメージをもたれますか。

NPOでの仕事自体、なかなかイメージが湧きにくいのではないでしょうか。

そこで今回は、NPOの仕事が向いている人の人物像や、どのような人が向いているのかについて、ご紹介させていただきます。

NPOの仕事はどんなことをするの?

NPOはそれぞれの団体によって、異なる活動を行っています。

そのため一言で「このような活動内容」といった説明をすることは難しいですが、一般的に営利目的ではない社会的な活動を行っています。

社会的な活動とは幅がとても広く、環境系のNPOから福祉系のNPOまで様々で、自分たちの理念を元に、それぞれの業務内容を考え・計画し・推進していきます。

そのため業務内容部分は、環境系のNPOや福祉系のNPOでは大きく異なります。

しかし、活動内容としては様々ですが、実際の業務としては、事務やなど、どこのNPOでも同じような仕事を行っていくことが求められます。

NPO毎に業務内容は異なっても、必要となる仕事は同じような場合が多いですので、この記事ではその点について説明させていただきます。

NPOの仕事の大まかな内容

具体的には、柱となる社会的な活動を実施するための運営業務や、その業務を運営するための組織運営、事務作業や広報業務などです。

この他にも、年間の活動報告をまとめて報告する業務などもあります。

このようにどのようなNPO団体でも同じような、事務作業のような仕事があります。

NPOの仕事内容は、こちらの記事を参考に!

仕事上の役割とは?

NPO団体として仕事を行う場合、実際に社会的な活動を行う人と、その運営業務を支えるための裏方的な仕事を行う人がいます。

それぞれ必要な仕事ですが、役割が異なる場合もあれば、業務をすべて一人でこなしていかないといけない場合もあります。

仕事を行う上で求められている役割は、時と場合によって異なりますので、様々な仕事をまんべんなく行える必要があります。

NPOの仕事はどんな人に向いている?

NPOの仕事が向いている人の特徴や、必要なスキルをいくつかあげていきます。

自分から積極的に考え・行動できる人

NPOでは、様々な仕事を同時にこなしていく必要があり、そのためにはどんな仕事でも、自分で考えながら積極的にこなしていく姿勢が大切になります。

常に自分で考えて、なにかしらの答えを出しながら業務を行っていかなければ、仕事は滞ってしまうのです。

そのため、NPOの仕事においては自ら積極手に行動を起こしていけて、自分で考えて行動できる人が向いていると思います。

コミュニケーション能力が高い人

NPOでは、仕事上、多くの人と連絡を取ったり、関わりをもたなければなりません。

その場合、相手とのコミュニケーションを密にとり、意思疎通をしっかりとしなければいけません。

業務内容をしっかりと把握し、自分達が目指している社会的な団体としての運営理念を伝え、相手の話も聞きつつ、運営を実行できることが必要になります。

そのためいろんな人と人見知りせず話が出来たり、関わることが出来る人が求められます。

企画・提案力がある人

自分達の運営理念や目指している社会を実現するために、様々なイベントや活動を行っているのがNPO団体です。

そのため、自分たちの運営理念に合うような様々な企画をみずから提案できる人が求められます。

実現力のある人

自分の考えや団体としての理念を理解し、企画や提案を行って、実際にその業務内容を運営できる人も求められます。

企画や提案を、机上の考えだけでなく、実際に多くの人にイベントや活動を提供するためには、どのような人を対象にするか、どこで行うか、予算の収支は問題無いのかなど、考えなければならないことは沢山あります。

そういったことを段取りよくできる能力はNPO団体において非常に重要です。

多くの人から共感されたり協力してもらえる人

NPOの仕事は、多くの人とのつながりや協力の中で、業務を実施しなければやり遂げられないことが沢山あります。

そのため、多くの人に協力してもらうために、自分の想いや考えを人に伝える必要があります。

自分たちの社会的な活動を、他の人から応援して貰ったりしなければ、継続することは出来ません。

それぞれのNPO団体の理念や、理想とする社会を実現するため、NPOや自分の想い・考えに共感してもらえるように、説明や解説できる人は、NPOの仕事に向いていると思います。

そのような理念や思いを分かりやすく自分の言葉で伝えて、共感して貰える熱意や情熱を持っている必要があります。

NPOの仕事をするために活かせる、今までの経験は?

NPOの仕事に活かせる経験についても、いくつかあげてみます。

社会人経験

NPOの仕事は、事務処理として対応を行ったり、一般的なパソコンスキルが必要となる業務が多いため、そういった社会人の経験があれば、多くの人がこなしていくことが出来る仕事だと思います。

一人で多くの仕事を行わなければならないため、即戦力としての働きが求められているので、一般的な社会的な常識を持っておく必要はあると思います。

ボランティアやインターン経験

NPO団体にもよりますが、団体が行っている業務に直接かかわっていれば、その経験を生かすことはできます。

元々興味や関心があったため、ボランティアやインターンを行っていたと考えますが、それによって様々な経験や体験をすることが出来たと思います。

そういった実際の業務内容や、その団体の活動内容を見ることが出来ているボランティアやインターンの経験は、十分に活かせると思います。

また、直接NPOの団体と関係のないボランティアなども、多くの人と関わる経験など、NPOという団体で働く際には活かせる経験だと思います。

総務や事務業務を行っていた経験

総務や事務職などはパソコンを使用し、使いこなす必要がある仕事です。

そのため、何かしらの事務作業やパソコン業務を行っていた経験は、非常に役に立つ経験となります。

NPOでは自分達で書類を作ったり、予算書や企画書の作成を行うことが必要な業務ですので、そのスキルは必要です。

またある程度の規模となると、有償スタッフも多くなり、保険や税金など一般の企業と変わらないような業務内容も多くなってきます。

そのため、一般企業での事務職経験があれば、活かせる業務内容は多くあると思います。

NPOで働くメリットとは?

ここまでは向いている人の特徴や活かせる経験について書いてきましたが、そもそもNPOで働くメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

自分の考えや思いを伝えることが出来る

自分の考えや理念と共感するようなNPO団体で働くことが出来れば、自分の想いや考えを直接多くの人に伝えることが出来ます。

そのような経験は自分自身の成長にも繋がり、非常にメリットがあると思います。

逆に、自分の想いや考えと異なるNPOで働くことは、自分の信条と異なることをしなければならない場面も考えられるため、十分に注意しなければなりません。

社会人としてスキルが身につく

NPOでは、様々な仕事や役割を一人の人間がこなしていかなければいけません。

そのため、一般的なパソコンのスキルや社会的な礼儀など、最初はよく分からなくても、慣れるにつれてできるようになっていると思います。

初めて就職した場合でも、様々な経験や体験を行うことが出来る為、社会人としてのキャリアやスキルを身につけることが出来ます。

その後のキャリアについて

その後のキャリアについては、2つのパターンがあるようです。

それぞれ説明しましょう。

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

自分が働いていたNPOの分野において、さらに詳しく専門的な知識を身につけ、その道のプロになるようなことではないでしょうか。

NPOは様々な社会的な活動を行っており、その専門的な知識については、実際に活動していく中でさらに高めていくことが出来ると思います。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

仕事をこなしていく中で、様々な人との交流や対応を行うことができるようになります。

文書作成なども日常的に操作する必要がありますので、パソコン操作のスキルも上がります。

しっかりと業務を行うようになれば、どのような仕事についても経験として生かすことが出来ると思います。

自分にあったNPOの求人の選び方や注意点

NPOの求人は、ハローワークや一般的な求人広告で探すことが出来ます。

NPOといっても様々な業務内容がありますので、自分のスキルが行かせたり、業務内容に興味があったり共感できる求人を探すことが大切です。

【選び方①】雇用形態から探す

雇用形態としては、有償スタッフとして働く場合や、ボランティアなどの無償スタッフもあります。

また、有償スタッフも期限付きの場合や常勤職員としての募集など様々ありますので、自分がどのような雇用形態で働きたいのか、しっかりと考えて働く必要があります。

【選び方②】職種から探す

NPO団体では、事務局長や一般の事務職員など、募集している求人が異なる場合があります。

一般的な事務職員の場合は、社会人の経験や一般的なパソコンのスキルがあれば、どのような人が応募しても問題ありません。

しかし事務局長などは、その団体の組織全体を考える業務内容となりますので、その道の専門的な経験や、NPO団体全体を見渡す力量が無ければ、務まらない仕事だと思います。

この様に、同じNPO団体でも職種によって求めている人材や人物像が異なる場合がありますので、しっかりと見極める必要があります。

【選び方③】会社の業態から考える

NPO団体には大きなものから小規模の団体まで様々な団体があります。

自分が働いてみたいと思えるNPO団体があれば、まずはその団体の活動内容や事業規模の大きさなどを調べる必要があります。

NPOと一言で言っても、環境系のNPOや教育系のNPOなど、様々な業態が考えられますので、自分が興味を持ったNPO団体の詳細を確認し、その中から選ぶとよいと思います。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

NPO団体は、事業規模や業務内容によって、給与が大きく異なります。

雇用条件として、一般の企業と比べて厳しい場合もありますが、きちんと給与が支払われているNPOもあります。

有償職員であれば、毎月の給与や保険などが保障されていますが、有償スタッフでも期限付きの雇用の場合は、保険などの保証が無い場合も考えられます。

自分が興味があるNPO団体の給与がしっかりと支払われるのかきちんと確認して納得してから応募する必要があります。

また働き方の一つとして、副業的にNPO団体で働くこともできるのではないでしょうか。

大切な家族がいる場合は、別の会社でしっかりとした給与を得ながら、自分のやりたい活動としてボランティアでNPOで働く等、副業として関わることも出来ると思います。

【選び方⑤】エリアから考える

都市と地方では、活動しているNPO団体が異なる場合が多くあります。

そのため、自分の働きたいエリアが決まっている場合、そのエリアには希望するNPO団体の仕事がないこともあります。

また、NPO自体の活動は海外で行っており、日本国内では事務局のみというように、実際の活動を行っていない団体もあります。

まずは自分がどんな活動をしたいのか…実際に困っている人に対して、直接力になりたいのか、そのような活動全体を支えるスタッフとして働きたいのかをしっかりと考え、それができるエリアはどこなのか、しっかりと調べる必要があると思います。

そして、そのエリアで実際に自分が働くことができるかどうか、環境や家族のこともよく考えて決めるようにしましょう。

人には向き不向きややりたいことなど様々あると思いますが、海外での活動に従事する場合は特に、NPOの仕事そのものは向いていても、環境面で自分には向かないなど、勤務地域がネックになることもあります。

しっかりと自分の想いや考え、身体のことも含めて総合的に検討する必要があるでしょう。

まとめ

NPOの仕事は、一人で様々な業務を行う必要があり、様々な能力が身につきます。

その反面、自ら行動出来たり、活動することが好きな人でなければ、続けていくことは難しいと思います。

自分から考えてどんどん動いていくことが好きな人は、ぜひ、自分の考えや理念に共感できるNPO団体で働いてみてはいかがでしょうか。