ここでは看護師の仕事とはどんな仕事なのか、良い面・悪い面やその後のキャリアなどについて紹介していきます!

病院に入院したことがある人でも、看護師ってどんな仕事をしてるかわからないことが多いくらい看護師の仕事は幅広いんです。

「え、こんなことまでやってるの?」とびっくりすることもあるかもしれませんね!

看護師とはどんな仕事?

看護師の仕事は「診療の補助」と呼ばれることが多いです。

また、看護師は患者が病院から日常生活に戻るときに、不自由なく入院前と変わらない生活が送れるような手助けもしていくのです。

外来の看護師は病棟の看護師と違って、医師の診察の補助が主な仕事ですが入院棟の看護師はそれだけではなく、患者の日々を観察していく必要があります。

看護師の役割とは?

患者に安心を与える役割

入院中の患者は常に不安を抱えています。

その不安を上手く吐露できる患者もいれば吐露できない患者もいて、様々です。

そんなときに看護師は患者にとって、不安のはけ口になることがあります。

看護師はそういう役割を担っているので、親身に聞くことが重要です。

患者と医師の架け橋

入院中の看護師は必ず毎日医師と会って話ができるわけではありません。

そのため、患者は医師に何か聞きたくても聞けないことは多々あります。

そんなときに看護師が患者と医師の架け橋になる役割が生まれます。

看護師の具体的な仕事内容とは?

看護師の具体的な仕事内容を紹介します。

病院によって色々業務が違うことはありますが、大まかなことは変わらないのでぜひ参考にしてみてください!

患者の情報収集

日勤でも夜勤でも、その日の業務を確実にかつ安全にこなすためには、患者の情報を集めることは必須です。

集める内容は患者によって違うことがあるのですが、年齢性別はもちろん、患者が飲んでいる薬、安静度、当日の検査の有無、手術の有無、食事形態、薬の飲む時間、特記事項などは確実に情報を取ります。

患者の清潔ケア

患者によっては手術後や重篤な状態、安静度が高い場合は自分で髪を洗ったり体を拭いたりすることができません。

そのような場合は看護師が患者の清潔ケアを行います。

ただし、ただ行うのではなく、患者自ら行える箇所に関しては自分でやってもらい、自立度を少しでも維持させることが重要です。

配薬

患者の中には認知症などが原因で、自分で薬を管理することが難しい場合があります。

私の働いていた職場では患者ごとに自己管理で大丈夫そうな患者か、1日分を渡す感じであれば管理可能か、すべて看護師サイドで薬を管理し規定の時間に渡したほうがよいかを話し合い、分析して決めます。

どのレベルになってもしっかり管理できるように情報用紙に必ず経緯を記載していきます。

点滴管理

術後の点滴や、栄養接種に不安がある患者や、電解質に問題がある患者には点滴が必要になります。

看護師は患者の点滴を管理し、適切な時間で落ちているかどうか、量や時間は間違っていないか、点滴を落としている間、患者に異常がないかなど細かく確認します。

また、翌日の点滴も注射箋(ちゅうしゃせん)という指示用紙と照らし合わせてラベルを貼っていきます。

採血

外来でも行うことなのですが、患者の血液データを見るために患者の腕から採血をします。

私の職場では主に採決は朝、夜勤の看護師が朝食の前に行うということになっていました。

多い時には看護師1人で20人以上の患者から採血をすることがあり、正確性と患者に苦痛を与えないような速さを身につける必要があります!

医師の診療の補助

患者が医師から呼ばれなにか処置をする場合、無菌操作をする必要がある機材は看護師が補助をします。

無菌操作の機材は何があっても無菌状態で取り出さないといけないので、慎重さが必要でかつ1人では難しいことが多いです。

看護師は医師の補助をすることで診療の補助をしています。

経管栄養作り

食事を口から直接摂取できない患者に関しては、経管栄養という鼻から通したチューブに栄養を流していきます。

配合や入れる栄養の種類、量などが決まっているので指示を確認して作成する必要があります。

夜勤巡回

夜勤の看護師は1~2時間に1度患者に異変がないか、患者がベッドサイドにいるかなどを確認します。

また24時間点滴を続けていないといけない患者は、寝返りを打ったときに点滴の滴下数が変わってしまったり針の位置がずれてしまうことがあるので、その場合は患者に苦痛を与えないように滴下を正常に戻したり、留置針を入れ直す必要があります。

情報の整理、記載、申し送り

患者情報は1日ごとに変わっていきます。

良く変わることもあるのですが、悪い方向へ変わった場合は特に具体的な記載が必要です。

また患者がどの時間に痛み止めを使ったか、睡眠薬を使ったかを必ず記載します。

この記載がないと、もし万が一患者に異変があり訴えられたりした場合記録不備となり、裁判で不利になってしまう可能性があるからです。

また、日勤から夜勤の看護師に申し送りをするために、何を申し送ればよいのか整理する必要があります。

そのうえで必要だと思うもののみを申し送りの時に伝えます。

仕事の流れ

業務開始前:情報収集(日勤)

業務開始30分~1時間前に看護師はナースステーションで受け持つ患者の情報収集を行います。

電子カルテの場合も紙カルテの場合も必ず患者情報用紙を印刷しそこに情報を記載して、各自で持ち運べるようにします。

業務開始:夜勤からの申し送りと朝礼(日勤)

業務開始時間になると看護師は夜勤の看護師からの申し送りをもらいます。

申し送られる内容は前日の夜勤交代後からの内容で、主に観察者や注意者、重篤な患者の情報などです。

その後チームに分かれてチームごとの患者の情報を夜勤から聞き、現状を把握します。

申し送りが終了した段階で日勤の受け持ちに代わります。

午前中は清潔ケアや処置がメイン(日勤)

午前中に特に面会などがない場合は、看護師は自分で清潔ケアができない患者の清潔ケアを一斉に行います。

収集した患者情報をもとに患者に褥瘡ができていればその部位の観察、できていなくても新たに褥瘡ができていないか、関節は拘縮していないかどうかなどを確認します。

もし1人でケアを行うのが大変な場合は、先輩や同期に声をかけて2人で行うということも効率を考えるうえで必要です。

昼食時は確認と経管栄養作成がメイン(日勤)

食事形態は必ず看護師がダブルチェックを行います。

確認後、食前薬がある患者に関しては食前薬を渡し、自己管理をしている人は空のケースを残してもらい、飲んだかどうかも確認します。

経管栄養をつなげる患者に対しては、まず経管栄養のチューブが胃まで届いているか、確認します。

その後胃液などがチューブから引けるかどうか、聴診器を胃の部分にあてて空気が入っているかどうかを確認します。

そのうえで栄養を入れていきます、患者や入れる種類によって栄養を落とす時間が違うので点滴と同じでまめに確認する必要があります。

手術の予定がある患者の準備は午前中に済ませておく(日勤)

受け持ちの患者の中には当日手術の人もいるかと思います。

そのような場合は午前中に手術の患者の準備を済ませ、いつ呼ばれても良いようにしておきます。

手術場に送るときには必ずカルテや同意書などを用意しておき、病棟に取りに行くということがないようにします。

午後は術後の迎え、午前の残りの仕事、体温・血圧測定、記録など(日勤)

午前中までにできなかったことなどは午後に回して行うことは日常茶飯事です。

また手術も午後に終わったりするので、迎えに行ける準備も必ずしておきます。

すべて準備などが終わってやることがなければ、看護師管理にしている患者の翌日分の配薬をしたり、翌日分の点滴のラベルを貼ったりと雑務をこなします。

また病棟に処置室などがある部署は処置室の機材の数の確認、掃除なども行います。

記録はそれがすべて終わってから申し送りの時間までに行い、いつでも申し送りができるようにしておきます。

夜勤者への申し送り(日勤)&情報収集(夜勤)

夜勤も日勤と同じで業務開始時間前に受け持つ患者の情報収集を行います。

そして、夜勤の時間になったときに日勤のリーダーから日勤での出来事が申し送られます。

その後チームに分かれ申し送りを聞き、日勤者と担当を交代します。

食事の準備、経管栄養、配薬(夜勤)

夜勤の人数は日勤の人数よりも少ないので1度にまとめて出る業務はまとめて行うなど、効率の良さとスピードが求められます。

その中でも配薬などが忘れがちになるので必ず夜勤者全員で確認していくことが重要です。

就寝前の体温・血圧測定(夜勤)

就寝前にバイタル測定をする必要がある患者に行ないます。

退院間近の患者や、健康ではないけれども特に問題の見られない患者に関しては行わないことがほとんどです。

もしこの時間帯に体調の悪化がでるようであれば、要観察者としてリーダーに報告をして対処します。

消灯、巡回、記録、翌日の朝一に落とす点滴の準備(夜勤)

消灯したら原則として2時間ごとに巡回を行います。

前述したとおり患者の安全を守るために所在の確認しながら巡回します。

記録も日勤の記録を踏まえながら整理し書いていきます。

また、翌日の朝一に落とす点滴も消灯後から点灯前までに準備しておきます。

朝一の点滴をつなげる、バイタル測定、採血(夜勤)

朝は眠たさもあるのですが、一番注意が必要な業務が採血です。

採血は正確さとスピードが大事なので、休憩時間は必ず睡眠をとりましょう。

食事の配膳、経管栄養の準備、配薬、日勤者への申し送り(夜勤)

夜勤者は日勤への申し送りをするにあたって記録や情報を整理しておきます。

日勤の業務開始時間になったら申し送りをしますが、それまでは食事や薬の管理は夜勤者が行います。

以上が看護師の仕事の流れの紹介でした。

病院によっては手順や時間、やることが違うのであくまで参考程度にしてください。

看護師の仕事で良い面とは?

看護師の仕事で良い面を紹介します。

チームで協力して業務を行なえる

看護師はチームで動くので協力していく積極性が求められます。

協力して業務をおこなうのがチームプレーの大切さがわかったとき、良い面ととらえることができるでしょう。

業務の効率化が上がる

新人のうちは業務の効率化がわからずに先輩や同期に負担をかけてしまうかもしれませんが、業務をこなしていくごとになにをどうこなしていけば良いのか感覚がつかめてきます。

看護師の仕事で悪い面とは?

看護師の仕事で悪い面を紹介します!

看護師特有の人間関係のこじれ

看護師の世界のみなのかどうかは不明ですが、人間関係のもつれは業務に支障をきたします。

あまりにも人間関係がひどい場合は、必ず看護部などに相談をしましょう。

業務が患者に対してという姿勢ではなくなってくる

あまりよくないことなのですが、業務の量が多いときは患者に対してという姿勢よりも、業務を少しでも早く終わらせるための効率化を考えた仕事になってしまいがちです。

そうなると、患者の病態の変化にも気が付きづらくなるかもしれません。

看護師の仕事に就くためにはどうしたらいい?

看護師の仕事に就くためにはまず看護師の学校にいきましょう。

そこで看護師になるためのノウハウを学び、実習で実際に経験をしてください。

3年制や4年制の学校など色々ありますが、最終学年の最後には国家試験を受けて合格しないといけないので、学校に通っているうちは、色々と我慢をしないといけません。

覚悟が必要です。

看護師の仕事に就職するために

病院付属の専門学校などに入学すればそのままその病院で働くことはほぼ可能です。

それ以外の学校は会社員と同じで就職試験を受けないといけません。

看護師のその後のキャリアは?

看護師のその後のキャリアは、色々なところで役に立ちます。

特別養護老人ホームなどの施設での看護師や、クリニックの看護師、保育士の試験を受けて保育士資格を取れば管理者、看護学校の先生など色々なキャリアに回すことができます。

また、看護部長や看護協会でセミナーの講師なども可能なので、働きながらも自分がどのような道に今後進みたいかは考えておく必要があります。

まとめ

以上が看護師の仕事内容や仕事の流れについて、良い面・悪い面やその後のキャリアなどについての紹介でした!

看護師の仕事は意外と知られていないことが多いです。

裏でこんなことしてたんだ…など、びっくりすることもあったと思います。

また部署特有の仕事もあるので、今回紹介した内容よりももっと仕事は多いです!

看護師を目指す人の参考になれば幸いです。


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