今回のテーマは、在庫管理。

このお仕事内容について語っていきます。

在庫管理とは、商品管理とかカウント業務等の名称で募集がかけられている事もありますが、大体どれも似たような仕事内容だと考えて貰って良いと思います。

商品を仕入れたり、販売したり、保管したりする業務を行っているような会社は、常に自分の所にある商品の数や状態をきちんと把握しておく必要があります。

こういう管理がズサンだと、いざお客から商品の注文を受けたりした場合、在庫が無いとか言う事態になる訳です。

また、大量に抱えた在庫は単に場所をとるだけでなく、早く処分しなければ売り上げに悪影響が出るような物(食品や流行物)もあるので、自分の会社の倉庫には一体何が何処にどれぐらい存在するかという事を常に意識しておかなければ経営が成り立ちません。

在庫の管理を適切に行う為には、ひとつひとつの商品の数や状態を人の目と手を使ってチェックするという、かなりアナログで手間のかかる作業をしていかなくてはならないのですが、これらは欠かす事が出来ない重要なものです。

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在庫管理の仕事は大きく4個の業務に分けられます

数のチェック

会社にとって商品とはまさにお金と同様です。

経理がしっかりと会社の現金を管理する様に、商品の管理もきちんとなされる必要があります。

とりわけ商品の数が幾つあるのかをチェックする事は重要で、これが食い違うようだと後々問題も起きてくるので、商品の入出時やその他にも定期的に数のカウントは行われ、それらの結果はチェックシートやパソコンのデータに記録を付けておかなくてはなりません。

まずは搬入時からご説明致します。

商品は仕入先からトラック等で運ばれてきて、自社の保管倉庫に搬入されるようなケースが多いですが、その時に入ってきた商品数をカウントします。

ここでは、注文した数がきちんと送られてきているかどうか確かめるのが目的です。

数が合わない場合、取引先に連絡して調整する事になります。

ちなみに私の経験でしたが、アジア等の海外の取引先から商品を送ってくるような場合、こちらが注文した数とあちらが実際に送ってきた数はまず一致しません。

しかも、絶対に多く間違えるという事は無く、注文した数よりも必ず少なめに送ってくるのが不思議というか、意図的な印象を受けました。

次に在庫カウントです。

入ってきた商品はとりあえず倉庫等で保管しておきますが、注文が入る度に必要な数だけそこから取り出されていきます。

そして何ヶ月かに一度、倉庫内全ての商品の数を数える事になるのですが、この時に数が合わないという事が起きる場合があります。

物流業界に限らず物を扱うような職種において、データや書類上の数と実際の商品数が合わないというのはかなりの問題です。

原因は単なる数え間違えだったり、商品の出し入れの際のチェック漏れというのが殆どですが、人間がやる事なのでこういう事は実際は頻繁に起きています。

そして、最後に出荷時のカウントです。

商品の注文が入れば、それを発送します。

発送した商品は会社の売り上げ分としてカウントされます。

数のチェックは常にチェックシートやパソコンのデータに記録されますので、後で在庫の分と照らし合わせたりして確認が取れるようになります。

適切な保管

繰り返しますが、商品とは会社にとって大切なお金と同じです。

その大切な商品をずさんに扱ったり管理する事は許されません。

お客や取引先から注文が入って発送が行われるまで、商品は大事に保管される必要があります。

不良品や特に食品では賞味期限等のチェックは定期的に行われます。

在庫の調整

商品を適切に管理する事でその売れ行きや売れ残りの数を把握出来ます。

商品によっては追加の注文を頼んだり、在庫の処分を考えなければならないものも出てきますので、適宜対応していかなければ限られた保管スペースが手狭になってきたり、利益の損失に繋がる問題も起こりえます。

在庫の処分

商品の保管スペースは有限です。

商品は次から次へと入荷してきますから、売れ残りの在庫をいつまでも抱えておくとあっという間に倉庫はいっぱいになってしまいます。

新たな倉庫やスペースを借りるとなるとまた大きな出費となりますから、余った在庫はまとめて業者に引き渡したり、値段を下げたりして早め早めに処分します。

しかし、特に食品等の期限が切れてしまった場合にはもう売るわけにもいかない為、泣く泣く処分をする事になります。

が、時々ニュース等で大きな問題となるように、期限切れの食品がこっそりと流通する等というのはこの業界では全く日常茶飯事で、たまたま運悪くバレてしまった事例がメディアに取り上げられるだけの話。

正に氷山の一角であり、知らぬは我々消費者だけなのです。

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在庫管理の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

この仕事はアルバイトなら単に数を数えるだけのカウント業務程度しか任されませんが、これが正社員となってくると在庫の調整や、今後何をどれぐらい注文するかといった受注に関しての業務にまで関わってくる事もあり、そうした仕事を適切に行うことも在庫管理には求められます。

面白いポイント

面白いポイントとしては、消費の傾向が読めることでしょうか。

毎日在庫を管理する事で売れ行きの良いものや反対に良くないものが分かります。

そこから、マーケットの動向が掴めますので、次にどんな商品を仕入れるべきなのかという事が見えてきます。

もちろん最終的な決定は、ミーティング等で議論された後で上からのゴーサインにより下される事になりますが、ともかくこの仕事は数を数えたりするだけの単調な業務ではないと言えます。

まとめ

ここ迄お付き合い頂きましてありがとうございます。

在庫管理の仕事について簡単に書いてきました。

在庫管理の仕事というと、大抵は地味な作業を思い浮かべる人も多いかもしれません。

正にその通りなのですが、これは非常に大切な裏方のお仕事と言えます。

個人経営者や税金で運営するお役所ならばともかく、会社の場合はどんぶり勘定では経営がとても成り立ちませんから、こういう部分はしっかりとやっていく必要があるのです。

これを機に、あなたも是非在庫管理のお仕事にチャレンジしてみては如何でしょうか?