結婚式や会社の忘年会・新年会、パーティーなどお客様の「特別な日」に立ち会うことのできるバンケットスタッフ。

礼儀を身に着けたり、お客様とのコミュニケーション能力を培ったりなど、何となく敷居の高いお仕事のような気もしてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

バンケットスタッフの仕事は、お客様の「特別な日」に立ち会えるからこそ、責任も大きく、やりがいもたくさんあります・

また、バンケットスタッフといってもそのお仕事の内容は多種多様です。

そこで今回は、バンケットスタッフにはどのような仕事があり、それぞれどのような内容なのかをご紹介いたします。

バンケットスタッフの仕事は大きく3個の役割に分けられる

デシャップ担当

デシャップは、お料理を出す際の司令塔のような役割を担っています。

できたお料理が厨房からホールへと上がってくると、それがどこのテーブルのお料理なのか、またどのタイミングでそのお料理を出すのかを把握し、それをホールスタッフに伝達します。

また、その逆も然りで、お客様のオーダーや食べるスピードに合わせて厨房にお料理を完成させるタイミングを伝えます。

つまりデシャップは、厨房とホールの橋渡しのような役割を担っているのです。

バー担当

バーはドリンクの提供が主なお仕事です。

お客様から直接注文を受けることもあれば、他のスタッフから頼まれてドリンクを作ることもあります。

披露宴など、もともとドリンクのプランが決まっているパーティーなどでは、プランに入っていないドリンクを頼まれた時など、その杯数を管理し、ドリンクの料金計算も行っています。

ホール担当

ホールはお料理を出すことが一番のお仕事です。

デシャップの指示に従いお料理を順に出していきます。

お客様と直接かかわることも多いので、コミュニケーション能力が必要となる場面もあります。

また、お料理を出すだけではなく、食べ終わったお皿を下げるのも需要なお仕事の一つです。

デシャップ担当3個の業務

開店前

開店前には、主に3つの仕事があります。

一つ目は、その日にいらっしゃるお客様の把握です。

何度もリピートされているお客様なら、その方がいつもどんなお料理を注文し、どのような要望を申し出ているかを再度確認します。

また事前に予約をいただき、アレルギー等を報告いただいているお客様がいらっしゃれば、それを厨房に連絡します。

二つ目は、一品目のお料理オーダーです。

コース料理の予約が入っているのならば、スムーズにお料理が出せるように一品目のお料理を作り始めるよう厨房に依頼をします。

三つ目は、ホールスタッフへの連絡です。

どのホールスタッフがどのテーブルを担当するのかを決定し、それをホールスタッフに連絡します。

そのテーブルにアレルギーを持っていてお料理が変更になっていることも伝えます。

そのほかにも連絡事項などがあれば、開店前のミーティングで連絡をします。

開店中

開店中は、どのテーブルにどのオーダーがあり、オーダーを受けてからどれくらい時間がたっているかなどすべてのテーブル情報を把握する必要があります。

コース料理の場合は、お客様の食べるスピードや、披露宴などの場合はプログラムの進行スピードに合わせて料理を出す時間を決定します。

ブッフェの場合は、お料理が無くなりそうであれば取り換えて常にお料理の量を把握しています。

閉店後

閉店後はお料理のロスの計算をしたり、コース料理・ブッフェの場合は、元のプランに追加で注文された分を計上します。

また、次の日の業務に備えて、予約内容の確認を行います。

バー担当3個の業務

開店前

まずはバーを準備します。

必要なグラスを磨いたり、ドリンクを冷蔵庫から持ってきて、すぐにドリンクを作ることができる状態にします。

また、披露宴やパーティーなどでは、ドリンクのプランを確認し、出すことのできるドリンク、あるいは追加料金がなければ出すことができないドリンクを把握します。

その際にプランに入っているドリンクは、初めにその数を数えておき、最終的にいくつお客様にお出ししたかを計算できるようにしておきます。

開店中

開店中は、バーでのドリンク作りに徹することになります。

そのため、カクテルなど割りモノの作り方はある程度把握しておく必要があるでしょう。

閉店後

閉店後は、バーの片づけを行います。

そして最終的に使ったドリンクの数、プランに含まれていない追加料金に該当するドリンクの数を計算してデシャップに報告を行います。

ホール担当の3個の業務

開店前

開店前は会場のセットを行います。

机の配置を変えたり、ステージを出すところから始まります。

そして、最終的にはナイフやフォークなどをつけて整えます。

その仕事が終わったら、裏ですぐに出せるように、コーヒーソーサーのセットや箸袋の準備などをします。

開店中

開店中はお料理を出します。

お料理を出す前には、お料理の見た目や異物混入を念入りに確認しています。

そしてデシャップの指示があれば、お料理をお客様のもとに届けます。

閉店後

使い終わった食器を下げたり、次の日の予約によっては、机の移動やステージの異動を行います。

またグラスを磨いて次の日に備えます。

レストランウエイターとの仕事内容の違い

バンケットスタッフはやはり披露宴やパーティーなどお客様にとっての「特別な日」をお手伝いするお仕事です。

お客様は他のレストランよりも高価な服を着ていたり、またVIPのお客様もいらっしゃることがよくあります。

そのためサービスにはより一層の注意が必要となるでしょう。

バンケットスタッフの仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

大変な面が多いバンケットスタッフですが、その分やりがいもたくさんあるのが特徴です。

色々な人と出会うことが出来る

いろいろな業界のお客様と出会うことができます。

中には芸能人や政治家の大物の方もいらっしゃいます。

また、業界によって余興なども色合いが変わるのでとても楽しいですよ。

食事マナーや接客マナーが身につく

お料理の出し方、話し方などの接客マナーはもちろん身につきます。

さらに、お料理を出すことで同時にお食事のマナーも知らず知らずのうちに身につくことが特徴です。

面白いポイント

毎回異なるお客様、異なる演出に立ち会うことができるので、一度もお仕事に飽きたことがありません。

特別なシーンに立ち会うことが出来る

結婚披露宴や会社の創業記念パーティーなど、関係者でなければ参加できないようなパーティーに参加することができます。

たまに各業界の裏話が聞けたりして面白いですよ!

一般家庭では見られない料理やお酒を取り扱う

いつもお料理を出しながら、私も食べてみたいと思っていました(笑)

お客様にお食事について質問されることもあるので、フランス料理に使われる素材など自然に覚えていきます。

またお酒もお客様が出身地に合わせてパーティーに持ち込まれることがあるので、普通だったら目にすることのない珍しいドリンクを発見することもできます。

まとめ

バンケットスタッフはお客様の「特別な日」に立ち会う分、とても重大な責任が伴います。

その代わりいろいろな人に出会うことができたり、自分の学びにつなぐこともできるのでとても価値のあるお仕事です。

ぜひバンケットスタッフとして、自分の知見を広げてみてくださいね。